人狼物語 三日月国


188 【身内P村】箱庭世界とリバースデイ【R18RP村】

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【人】 ]]『審判』 チェレスタ

―― 1週間前 ――


[皆で歌えれば素敵だと口にできる、>>0:590>>0:626
その澄んだ心持ちこそいっとう素敵だ。

かくいう私はその心持ちを素直に持てなくなってしまった。
それはいつからだ?
分かっている。分かっているよ。

私が洋館に住み始める1年は前に。
“あいつ”がここに来てからだ……]
 
(24) 2022/12/14(Wed) 1:09:49

【人】 ]]『審判』 チェレスタ


[……物思いに囚われる時間は幸い一瞬で済んだ。
指導役を二つ返事で引き受けるヒナギクに、>>0:628
ついに彼女も教える方になるのか、と思いつつクスッと笑い。
アリアとシトラを見送った後、ドラムセットを引き受けさせまいと動いたわけだけど。
こっちの考えなどお見通しというわけか。やっぱり。>>0:629]

  ……むむ。
  ヒナギクこそ、私よりコドモなんだから、
  年長者の言うことは聞いた方がいいんだよ〜?

[歳上であることをかさに着たアタックをしようと言葉を紡ぐのだけれど、
いやいやをするような様子に、結局、
“また”チェレスタの方が折れてしまうわけだ]
 
(25) 2022/12/14(Wed) 1:10:20

【人】 ]]『審判』 チェレスタ


[かくして、洋館の扉を開けるまで、よりは、
幾分か軽い荷物を抱えて歩き出す。>>0:630
ヒナギクがよろめくのを見れば、
こちらも荷物持ち中ゆえに、とっさに支えることはむずかしく、]

  あっ……だから言わんこっちゃないって。

[と言いつつあからさまに心配そうにちらちらり。
それから、もう何度目になるか分からないことを思う。

たとえみんな揃って歌うことが叶わぬ夢でも、
世界がいかに理不尽に覆われていようと、
この子が笑ってくれるだけで、己の『大丈夫』が強くなるんだって。

  だから無理しなくていいんだよ。

と、告げたい気持ちをシャボン玉のようにぱちんと弾けさせ、
チェレスタはヒナギクの望む話をたくさんするのだった*]
 
(26) 2022/12/14(Wed) 1:11:03

【人】 ]]『審判』 チェレスタ

―― 邂逅/『太陽』との場合 ――


[笑うことのない子、だった。>>0:679


そのことに真っ先に違和感をおぼえたのは、
私ではなく私の奥底にいる『審判』に違いなく。
目の前の光景への疑問、それから強い悲しみ、
何より「やっと会えた!」という強い歓喜が、
たちどころに意識を塗りつぶしていった。

  気がついたらその子の前に立って、
  手を伸ばしていた。

抵抗の様子がなかったなら手を引いて、
どこかへ連れ出そうかと衝動的に思い――
実行に移す前に我に返った。あやうく誘拐犯になるところであった。
連れ出す先なんてせいぜい、洋館の外の花畑くらいしか思いついていなかったけれど]
 
(27) 2022/12/14(Wed) 1:11:39

【人】 ]]『審判』 チェレスタ


  …………。
  あ、い、いきなり、ごめんね。
  私は。……チェレスタ。
  『審判』の証持ちだよ。

  といっても、ここには住んでなくて、
  お外で歌を歌ってるんだけど……。

[箱庭に時折遊びに来るようになってからというもの、
様々な『証持ち』を見てきた。
とはいえここまで初対面で感情が揺さぶられるのは初めてで、
戸惑いながら、名前と立場を名乗り。
やがて、当時の自分が十八番としていた歌を紡ぎ始めた。

目覚めの鳥が夜明けの森を抜け、高く羽ばたく様を。
その鳥のように心の翼をはためかせれば世界は変わるだろうという意思を。
声は現代の箱庭の中に溶け。
歌い終えた時、私は泣きそうな顔で笑っていた]
 
(28) 2022/12/14(Wed) 1:13:30

【人】 ]]『審判』 チェレスタ



  心配しないで、『太陽』。
  
は――いつでも
の味方だよ。

 
(29) 2022/12/14(Wed) 1:16:14

【人】 ]]『審判』 チェレスタ


[それからというもの、洋館に遊びに来るたびに、
『太陽』の子のところには顔を出すようにしていた。
時には『塔』の子と一緒だったところに押しかけたこともあったかもね。
表情の変化がないと言っていい少女の前で、
身振り手振りも交えつつ、外の世界の話をした。
……綺麗なものの話ばかりして、綺麗な歌を歌って、]


  空、綺麗だね……。
  眠くなっちゃいそう。

[時には真面目に何もしなかったりした]
 
(30) 2022/12/14(Wed) 1:16:46

【人】 ]]『審判』 チェレスタ


[ヒナギクが太陽の如く、明るく真っ直ぐ笑っていられる今が、
ずっと続けばいいなんて、無邪気なことは思えない。
なぜなら、彼女が思うよりずっと世界は不条理だ。

世界は“そういうもの”だと、ほぼ直接的に言葉にしたことは一度、あった。
確か、彼女が広告塔のお仕事をするってことになった頃に]

  私は……あんまり賛成できない。
  『証持ち』の広告塔という存在に、
  嫌な感情をぶつけるひとが出たっておかしくないんだよ。
  まわりに『証持ち』がいないからそうしないってだけで。

[もし、ヒナギクに嫌な感情をぶつけられたら……、
そう思うと寒気がする。指先が震えそうになるから自分で自分の手を握った]
 
(31) 2022/12/14(Wed) 1:17:41

【人】 ]]『審判』 チェレスタ



[そんな一幕もあったけど。
今、世界のどこかでは機械の放つ波に乗って、彼女の声がする。
彼女自身が世界のどこかに赴くこともある。>>0:145>>0:146

どうかその輝きが曇ることがないように。
願うだけでは不条理を崩せないから――守るのだ。
今度こそ。最期まで。
*]


(32) 2022/12/14(Wed) 1:19:29

【人】 ]]『審判』 チェレスタ

―― 1週間前 ――


[自室に荷物を置いて身軽になったのなら、
食堂に赴いて無事お茶会と洒落込めたか。

チェレスタはお茶のブランドには詳しくなく。
また、うんちくを聞かせられながら飲めば美味しさがわかる……と思っているので、
アリアには「今日のお茶はどんな感じ?」と訊ねもした]
 
(44) 2022/12/14(Wed) 1:37:57

【人】 ]]『審判』 チェレスタ


[くつろぐ時間を終えたら売店に顔を出そうと考えていた。
シャルレーヌに歌のことで用があるのが半分、
1日半ぶりの顔出しついでに何か買っていこうかというのが半分。
出張お手伝いの出演料の使い道といえばささやかな買い物くらいしかないので。

ゆえに、シャルレーヌに声をかけられた時には、>>0:562
半分の用事が済んじゃうかな、とは思うものの、
まずは向こうの話を聞くのが先決]

  シャルレーヌも。ただいま。
  ふむふむ……。

[もしも話が推薦の件ならば、>>0:561
「よろしいまずはオーディションよ」と軽いノリで告げる。
オーディションといっても歌を聞くだけだし、
それこそ、
すっっっっごく下手
>>0:462でない限りは、
あっさり採用しちゃう運びとなるだろう**]
 
(45) 2022/12/14(Wed) 1:46:49
]]『審判』 チェレスタは、メモを貼った。
(a6) 2022/12/14(Wed) 2:00:02




  なぜあなたがいて
  だれもすくえないのですか?

  すくうきもちは ほんとうにありましたか?


 [ 死神は叫びました。
   穏やかで、平穏な箱庭。

   教皇の存在は、死神にとって
   

   意味のない、自分とは違って



   まるで箱庭そのもののようだと、感じていました。
   
   慈愛の聖者。
   死神は、信じていました。

   あなたを ]

 

あの子
『運命の輪』
が、幸運と不運を繰り返す存在なら、

 
『正義』
は、幸福と不幸を裏表にさせる存在だった。

 それら
幸不幸
二つは常に釣り合っていなければならない。

 誰かの
幸福
不幸
と、別の誰かの
幸福
不幸
もまた、
 釣り合わなければならない。

 均衡が崩れることが、どうしても赦せなかった。

 22人でバランスよく保たれていたはずの均衡が、
 一人を欠いて崩れ始めた時、

 
『正義』
『正義』
公平の定義
った。]

[例えば球体を作ろうとした時。

 粘土や張子で作るなら、
 足りない部分を補えば良い。

 けれど、例えば木片から削り出した球が、
 凹んで欠けて、歪になってしまったら?

 足すもの
代用品
も存在しなかったなら?


 反対側を、削るしかない。

 そうして反対側を削ったならば、
 歪になった球体が、
 余計に歪さを増すだけだとしても。



 そうして、かつて、『正義』は────、]

[もしも、『正義』が『運命の輪』のように、
 変化を受け入れることができたなら、

 もしかしたら、『正義』は────、


 なんて、
 そんなたらればは、何の意味もない。

 その不寛容さこそが、
 『正義』に与えられた性質のひとつだったのだから。

 『正義』はかつて、
 均衡が崩されることを、ひどく嫌悪し……


               
れていた。]

 
[ 箱庭に居た『教皇』デセスパール
 
自らを失う瞬間まで

 自分自身を、神を恨んでいたことを。
 
 
理性を失ってからは

 ただ破滅のみを願ったことを。

 憎んでいたはずの神と

 同じ願いを持ってしまったことを。]

 


[ それは深い闇だった。

 とうに温度を失った抜け殻を抱きながら、
 ずっとずっと考えていた。

 考えて、考えて、考えて――

 そうして思った。

 死とは唯一の不変。永久の安寧。魂の救済なのだと。
 あの子にとって救いはもうそこにしかなかったのだ。
 
そう結論付けてなお、受け入れることなどできなかった
]
 


[ 世界はとっくに壊れているのに、
あの子はもういないのに

 どうしてそれでも回るのか。

 失われた命を、あの子を、僕を置き去りにしておいて。
 どうしてどうしてどうして。
 くだらない混乱はいつまで経っても終わる気配もなく
 取り返しの付かない死はやがて過去になり風化する
 誤りも罪も罰も忘れられてしまえばただ死んだだけだ
 そうやってただあの子の存在が消えていくこんな世界で
 のうのうと生きて息をする有象無象の全てが憎くて、
 疎ましくて羨ましくて妬ましくて妬ましくて妬ましくて――


 ふっと気付いた。

 どうせ混乱は果てまでも転がり続けるだろう。
 どうせ壊れる世界なら、僕が壊したって変わらない。 ]
 


[ わかってほしかった。
 この闇を。痛みを。絶望を。

 …… もしかしたら、

 彼女なら、彼女だけは、理解してくれるかもしれない。

 
の眼をした怪物はそう思った。
 何故って、彼女もまた、自分だけの光を持っていたから。

 けれど――少なくとも、
 彼女はその手で、怪物と成り果てたそれに幕を引いた。

 当然だったのかもしれない。
 だって彼女の「光」は、まだそこに生きていたのだから。 ]
 



 
『僕は僕の、君は君のなすべきことをした。それだけだよ』


 


[ それはかつて友であったきみへの、最期の贈り物。
 たとえ落ちる砂をひととき止めただけだとしても、
 きみの決断は正しいのだと保証する肯定。

 …… でも、僕の言葉なんかでは
    きみの心を軽くすることはできなかったらしい。

 まあそれは、当然といえば至極当然のことなんだけどさ *]
 

【人】 ]]『審判』 チェレスタ

―― アリスの誕生日においては ――


[一緒にお祝いの歌を歌うという企画について。
あくまで各人の自主性を尊重するスタイル――、
言い換えるなら「やりたい人この指とまれ!」でゆるく協力者を募集していくスタイルだ。
途中で練習から足が遠のいてしまう者がいても、>>231
深く問い詰めたり、追っかけて引き止めたり、なんてことはしてなかった。

とはいえ、ヒナギクらとのやりとりでちょっとだけ前向きになったこともあり、
出張お手伝いから帰還した日、食事の集まりかどこかで、確かにこう言ったのだ]

男のひともオルガン以外の楽器も……、
賑やかしもまだまだいてくれると嬉しいかな?

[賑やかし、といったところでパンパンと手を叩いたのは、
手拍子オンリーでもいいと言いたかった、というやつ]
 
(248) 2022/12/14(Wed) 23:56:54

【人】 ]]『審判』 チェレスタ


[それからだろうか、『吊るされた男』の青年――ユグが人集めに積極的になったのは。>>195
時折垣間見える彼のスタンスについては否も応も唱えず、
一歩引いた見方をしているチェレスタだが、
そのスタンスから来てるのであろう彼の行動については、素直に感謝したい心境であった。

  ゼロはまあ、
  いつか私の前でほんのちょっとだけ浮かべかけた顔を、
  今度はものすごい勢いでするかもね。>>0:533
  ……と思いはすれど口には出さず。


その一方で、形に残るプレゼントも用意していた。
穴に息を吹き込んだり、逆に吸いこんだりすると音の出る楽器だ。
アリスが初めて触る楽器になるのだから、直感的に音が出せるものが良さそうと思ってのこと]
 
(249) 2022/12/14(Wed) 23:57:50

【人】 ]]『審判』 チェレスタ



[高い音、低い音、オルガンの伴奏。歌に合わせて鳴らされる音。
さまざまな音が混じり合って、ひとつになっていくのを、
夜ごと夢想した。それだけでも十分楽しかった。

一座のルーツである地ではこの、様々な音が一つになったものに、
「音」を「楽しむ」と書いて「音楽」という名前がついている。
まさにぴったりな名前といえよう。

……大丈夫、私はちゃんと、音を楽しむことができている]

 
(250) 2022/12/14(Wed) 23:59:29

【人】 ]]『審判』 チェレスタ


[――やがて、夢想は現実となった。


様々な個性あふれるプレゼントが並び、
この日のために組まれた合唱団の演奏に、
彩りを添えるかのように明るい色がくるくると踊り。>>242
いつしか歌声がもうひとつ増えて。

最後の一音まで、明るく。
伸びやかに。かろやかに。華やかに。涼やかに]


   ……改めて。誕生日おめでとう、アリス!
   今日という日が一生の思い出になりますように。*

  
(252) 2022/12/15(Thu) 0:02:49

『どうして僕たちはひとつになれないのでしょう』

 




  わかりません。
  わかりません、……わかりません。


  ……どうして、
  
  



 君たちは完璧気の毒だったのに。
 すごく美しかったのに。

 最後が相打ちだなんて、
 まるでそいつが片割れみたいじゃないか。

 ちょっと妬けるな。
 せめて俺に殺されてほしかったな。
 その首に鎖をかけて、
 どこにもいけないようにして、
 幸せのままに、 ……… なんて、

 もう何を言っても無意味なんだけど。
 ざ〜んねん。

 一人で死ね服毒自殺でもすれよか完璧だったのにね。
 

 
[ 崩壊の鐘の音を鳴らしたのは『悪魔かれ』でした
 それは構いませんでした

 彼がどれだけ血に染まろうと罪に塗れようと
 わたしたち 
──それに彼
がいればどうでもいい
 
 最後に三人ふたりが残ったなら
 きっと完璧なままに終わらせてくれる
 彼がそれを望むなら それでもいいと思っていました ]