人狼物語 三日月国


29 【2IDソロル+ペア混合】交換日記【完全RP村】

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          ( この話を書くにもなあ。 )



 



 [ ─── 例えば 喉元に 牙が食い込む瞬間、
      足元を掴む、踏みつけた相手の 呪う聲、

  大した血族でもないくせに、
  その日、その日、確かに一度、
  誰かを奪った 代わりのよに、死んでいく夢を見る。

  時折人の手が締め上げてくるから無節操だ。私が!
  毎夜死に続けるとか 、ほんとうに、 ]


 

【人】 部隊長 シュゼット

>>0:390僕はもう少し延期にならないかと思ってたのに。
非常にも、検査は自由の身となった次の日からだ。
そりゃあ僕はうんざりな気持ちにもなったけど
目の前で、ペンギンにああまで喜ばれてしまったら
延期を願い出る気持ちも霧散してしまった。

その日はそれで、目を輝かせるペンギンに苦笑しながら
「ぶどうは。僕の、二番目に好きな味だ。」
そう言って、頭を撫でてあげた。

この基地内で過ごす兵士たちは、
ペンギンをただのお手伝い端末として扱う者の方が多い。
>>0:63気難しい上官であれば、少し不調を感じたら、
すぐに廃棄を命じてしまうことだってある。

―――僕だって、どんなペンギンに対しても
毎日自分の飴を配り歩いているわけじゃない。
最初に飴をあげた理由は、今もはっきり覚えてるし、
今も飴をあげ続けている理由も、変わらない。]
(81) 2020/05/18(Mon) 23:07:54

【人】 部隊長 シュゼット

[誰にも言っていないから、
こんな理由、当のペンギン本人だって知りゃしないだろう。

右腕や、痛覚や、記憶が欠けていることの不便さ。
取り戻したいと強く思うわけではないけれど
それでも、欠けたものが埋まって周りと同じようになれたら
僕はどうなるのだろうと考えることはあるし。
時折。皆とのどうしようもない違いを感じて、
自分だけ違う世界を生きているような気持ちにもなる。

……どうにかできればなぁ、と。
ペンギン君を見ていて思ったのがきっかけで。]
(82) 2020/05/18(Mon) 23:08:36

【人】 部隊長 シュゼット

[僕は医学の知識にはてんで疎いから。
腕の怪我ぐらいで完全に飛べなくなるとは思ってなかった。
彼が皆と同じように"飛べる"ようになるには、
何かきっかけがないと駄目なんだと思っていて。
きっと、栄養が足りないんだと思っていた。]
 
[僕はあのペンギンを、
  飛べるようにしてあげたいんだ。]
(83) 2020/05/18(Mon) 23:10:26

【人】 部隊長 シュゼット

[医務室のペンギンは好きだったけれど。
軍医の中でも、ルークは苦手な方だった。
……いつも、苦い薬をわざと処方される気がするし。
………僕は甘いのがいいって、言ったのに。

でも、彼のことが苦手ではあっても嫌いになれないんだ。
皆は彼のことを血も涙もない"葬儀屋"だの
"目をつけられたペンギンは捨てられる"だの言うけれど。
僕はその噂を、全然信じちゃいない。

だってそれが本当なら、
普段は隠れてるとはいえ医務室にペンギンが居座ってるのを
ルークが放っておくはず、無いと思うから。]
(84) 2020/05/18(Mon) 23:17:45

【人】 部隊長 シュゼット

− 検査が始まって数日後 ―

[―――医務室のドアを、軽くノックする。
今日、医務室に居るのはどの医者だろう。

数日前から処方されているのは、やっぱり苦い薬。
こうして毎日、経過観察にきているけれど
やっぱり記憶が戻る様子は何もない。

今回の薬を飲んだ後も。
機能停止した機械の怪物の側で倒れる以前の記憶……
基地で生活していた頃の記憶や、
怪物と直前まで戦っていたはずの記憶は
欠片も思い出す兆候は見られなかった。

もし、何か変化はないかと言われたとしても。
"最近になって変な夢を見る頻度が増えてきた"なんて
とても、話す気にはなれなかった。

ポケットの中にはぶどうの飴玉が数個。
自分の分と、ペンギンの分と。……それから。]
(85) 2020/05/18(Mon) 23:18:23

【人】 部隊長 シュゼット

  第一攻撃部隊の部隊長……シュゼットです。
  『検査』のため、ここに。

[ドア越しに簡潔に用事を伝える。
何も変わってないと僕は思っているのだが。
今回の薬で、脳波の測定結果では、
少しずつ、記憶が回復している兆候が出ているらしい。

本当にそうなのだろうか。
回復なんて、しているのだろうか。
今日も、中から返事があれば医務室へ入り、
指示されるまま検査を受けるつもりではあるが。
僕は半信半疑のまま、ため息をつくのだった。]*
(86) 2020/05/18(Mon) 23:20:41
部隊長 シュゼットは、メモを貼った。
(a11) 2020/05/18(Mon) 23:30:31

部隊長 シュゼットは、メモを貼った。
(a12) 2020/05/18(Mon) 23:30:43


[ ──人の味を知った獣は、そればかりを食すというが
  毎夜 例えば 見知らぬ誰かの喉元に牙を立て、
  味も知らないというのに“美味い”と想うのならば

  最早獣に近しいと言っても、過言では無い。

  大体、誰とも知らない被害者の瞳は胡桃色で、
  光の無い眼に映る顔を見ている。]
 



     ──今日も、 僕ではなかった。

 



[ いつか、“見知った”顔を夢幻に観たとき、
  きっと映るものは薔薇色の瞳を見開いた 獣なのだろう。]

 



      ( 枕元の日記には、
          濃いインクで一行。 )

 



   [ 喰い殺した獣か、
    絞め殺した誰かが見るのは、
    何時だって 陰る碧の おんなひとりだ。 ]


 



 ( あなたたちを踏みつぶした時、
    きっと私は 獸同然の顔をしていたのでしょう。


   それと おんなじ。
   いっそ全部"おかしく"なってしまえば、
   楽 だったのか、さあ どうだか、知らない。 )


 

 
 
  はじめまして!
 
  このノートを手に取った、そこのあなた。
  私と交換日記しませんか。
 
  私は、この中学の3年生です。
  日記といっても、たまにしか図書室に来ないので
  月1ぐらいで出来たら嬉しいです。
 
  名前とか隠したままで、
  悩みとか色んな話ができたらいいなって思います。
 
  P.S.
  どうか、このノートが先生には見つかりませんように。
 
 

【人】 部隊長 シュゼット

>>93返事が聞こえてすぐに、
扉を開けて、医務室に入る。

昨日は大勢に取り囲まれての検査で、
"一度だけ試させてほしい"だの言われ
色んな新薬を試されて、かなりキツかった。
幸い、後に残るような薬はなかったのだが
投薬直後の気分の悪さは『最悪』の一言だ。

そんなことがあったから、
僕は、今日も昨日と同じで大勢いるかと思ってた。
入ってすぐ、そわそわと医務室内を見渡して、
ルーク一人しかいないのを確認して、
見るからに安心して、ほっと息をついた。]
(119) 2020/05/19(Tue) 1:32:09

【人】 部隊長 シュゼット

[―――が。]

  ……今日は、ペンギンを診察するのか?

[机の上で包帯を絡ませもぞもぞしているペンギンを指して
あまり気にしていない様子のルークに思わず聞いてしまう。
……それとも、なんだろう。
最近のこの医務室の軍医ルークの趣味は、
包帯ぐるぐる巻きのペンギンを眺めることなのだろうか。]

  おかげさまで。
  あの薬。苦いだけのことは、あるみたいだ。
  背中も、もう"痛い"感じはしなくなった。
  ぴりぴりする感じは全く。ない。

[ペンギンをちらちらと気にしながらも、
>>100"座って"と言われれば、言われるがままに座り。
聞かれた事を思い出しながら答えていく。
前回に比べて、体は完全に治ったと言っていい。
背中も、実際、医師の目から見ても完治してるのだが
答え方がこれで正しかったかどうかは、僕にはわからない。]
(120) 2020/05/19(Tue) 1:39:31

【人】 部隊長 シュゼット

  体調……そうだね。
  昨日の副作用は最悪だった、けど、
  すぐ収まって、よかったよ。
  
  毎日飲んでる薬の副作用は、慣れたみたいで
  今は、少しは、マシになったかな。
  
[マシになった、と言いながら膝の上の両手をぐーぱー。
昨日は酷い副作用の手先の痺れのせいで、
投薬直後は、ここまで指を滑らかに動かせないぐらいだった。]
(121) 2020/05/19(Tue) 1:40:49

【人】 部隊長 シュゼット

  ……あぁ、ほら、
  それじゃ、もっと絡まる。

[(最近、変な夢をよく見ること以外)
質問には正直に答えてはいたのだけれど。
横の机でペンギンがもがくのが気になって仕方なく。
ついに、見ていられなくて、手が伸びる。

ペンギンが無事抜け出すことに成功したなら
それはもう、自分のことのように喜んで。
頭をわしわしと撫でて。]

  ほら。ぶどうの飴。
  包帯は絡まるから。あまり近づいちゃ、駄目だ。

[手を取れば、包み紙一つ。
ペンギンがそれを持って、少し離れたところに行くなら
僕は軽く手を振って彼と別れ、
軍医の診察へと戻るだろう。]
(122) 2020/05/19(Tue) 1:41:05

【人】 部隊長 シュゼット

[ただ―――診察の続きを、と思って
ルークの方へと椅子の向きを戻した時に。
医務室の光の加減のせいか、
さっきはあまりよく見えなかった顔がよく見えた。
>>93どんなふうにすればこんな痣がつくかなど
長く兵士として経験を積んでいれば、すぐわかることだ。

一気に、慌ててしまった僕は、]

  ……!!!
  ルーク、その顔、どうしたんだ。
  手当を……そうだ、氷で冷やして、
  
  僕、この後は何もない、から、
  他にもできることがあれば、なんでも……!!
  
[打撲の治療には冷やすことが大事、なんて、
軍医であるルークが知らないわけがないのに。
氷はどこにあるだろう。
そうだ、ここには、遺失技術の冷却装置を使った
冷蔵庫が備え付けてあったはずだ。]

  君も、手伝って……!

[ルークが止めることが無ければ、
静観していたペンギンにも声をかけて、
僕はその場に立ち上がり、氷を取りに行こうと。]*
(123) 2020/05/19(Tue) 1:41:44

【人】 部隊長 シュゼット

>>85検査の前日:夜の見張り台―

[新しい薬の投薬が始まってから数日後。
最初の数日は、拒否反応が凄くて。
頭痛はするわ食欲もなくなるわで慣れるまでが苦労した。

顔色の悪い僕を見た部下達にも心配される始末で、
僕は「大丈夫」と笑顔をなんとか作るのが精一杯。
戦闘訓練は一応こなせてはいたけれど、
いつもなら全弾避けられるゴム弾が数個頬を掠めていき、
明らかな調子の悪さに、軽く舌打ちもしたものだ。

数日経って慣れてくれば、マシにはなってきた。
こんなに酷い副作用が出るなら、
早めに薬を変えて貰おうと僕は思っていたが。
これが、>>93"少しでも無理がかからないように"との
軍医の計らいのお陰で"この程度"で済んでいるのだとは
まだ僕は、気づいちゃいなかった。]
(124) 2020/05/19(Tue) 1:42:20

【人】 部隊長 シュゼット

[ここ数日は頭痛も酷くて、
見張り台に来ても、日記を書く気にもなれなかった。
でも今日は、やっと体調が戻ってきたし、
丁度、また、変な夢を見たところだった。]

  ……日記、って。数日空いても、いいのかな。

[付け始める前に誰かに聞いておくべきだった。
少しの間、引き出しを開けた体制でうーんと考え、
元々、形式など何も気にせず書き始めたことを思い出せば
まあいいか、で済ませて、タブレットを取り出す。

前と同じようにして、暗証コードを打ち込んで。
さあ、いざ続きを書こう。と。
……身に覚えのない文章を前に、尻尾がふるりと揺れた。]
(125) 2020/05/19(Tue) 1:43:02

【人】 部隊長 シュゼット

  え、……僕の、日記、見られ……
  コード、そんな簡単だった……?
  いや、でも……

[混乱しつつも、2ページ目に増えていた文章を目で追う。
このタブレットを開けられた理由として、
相手が『軍医』であると予想はしていた。
その予想が当たっているかはわからないが、
見られたことについては、嫌な気はしなかった。

僕は、タブレットの操作履歴の見方を良く知らない。
見てしまったことなど、黙っていればバレないのに。
丁寧な言葉で綴られた謝罪に。
"遺されている物が無いかと思って"なんて
亡き父親のかつての所持品を見つけてしまったから
開けてしまったという、日記を見た理由。

親切で優しい人なんだなあと、顔も知らない相手を想像した。
理由を見たら、怒る気には全くなれなかったんだ。

でも……知らず、配給されたまま使ってたとはいえ
これは、このまま僕が使っていていいものなのだろうか。
誰かの遺品であれば、渡してあげた方がいいのではないか。
そう思うと、なんだか胸のあたりが辛くなってきて、
僕以外誰も居ない、深夜の見張り台の中で
一人、しょんぼりと項垂れる。]
(126) 2020/05/19(Tue) 1:45:53

【人】 部隊長 シュゼット

[少しして、先を読み進める。
最後まで読んだ時にこみ上げてきたのは、高揚感だ。]

  ……ほし……星、かぁ。

[綴られていた言葉を何度も何度も読み返しては
そこに書いてある、今まで知らなかった言葉を呟く。
一緒に増えていた、音楽のファイルを開くと、
辺りには、穏やかな響きのメロディが満ちていく。

僕は、『ほし』と『ほし』をつなぐ、という言葉の通りに
外に輝く、この世界の星……光る草花を指先で追って、
世界を旅するような気持ちで、夢中になって繋いだ。

―――今まで聞いたことなどないはずの、
星々を旅する歌だという、そのメロディは。
何故か、昔に聞いたことがあるような、そんな気がした。]
(127) 2020/05/19(Tue) 1:46:42

【人】 部隊長 シュゼット

[見張り台の引き出しを開けた当初の目的は、
日記の続きを書くことだった。
そのことを思い出し、僕はまた日記を書き始める。

前に日記を見て、謝罪と意見をくれた人が。
また、引き出しを開けてはくれないだろうか。
そう思いながら、日記の最後を締めくくり。
僕はまた元通りに引き出しにタブレットを仕舞い、
その日の見張りが終わるまで、
光る草花を『星』に見立て、旅人の道を指で紡ぎ続けた。]*
(128) 2020/05/19(Tue) 1:47:41
[ノートには、僕が最初に書いた一ページ目。
誰か(ルークだ)が書き足した二ページ目に加えて。
この日、三ページ目が書き足されていた。

書き始めは、一ページ目と同じように。
"日記は本日の日付から始める"という
そんなルールだけは何故か僕の中にあった。]

〇月△日
  日記をつけるのは、今日で二回目だ。
  間が少し空いてしまったのが悔やまれるが、
  日々の仕事や訓練もあるから、仕方ない。
  あれ以降、妙な夢は見続けているから。
  日付が空いたとしても、できるだけ、
  ここに書き残していきたいと思う。
  
  夢はいつも、ぼんやりとしていて、
  はっきり見える場所とそうでない場所がある。
  思い返してみれば今回も、近い場所や一部分だけが
  妙にはっきりと見えるようだった。
  
  最初、そこは、真っ暗な場所のように見えた。
  けれど、目が慣れてくると、
  上の方に開いた、窓のような場所から
  光が差し込んでいることに気が付いた。
  最初に真っ暗だったのは、夢という空間に
  僕がまだ慣れていなかったということだろう。
  
  僕は窓から差し込む光の眩しさに、
  思わず、目元に手を翳した。

  段々と、目が慣れてくる。
  
  色とりどりのガラスでできた、
  ペンギン…?の、ようなものが飛んでいるような、
  そんな絵がそこにはあった。
  
  ガラスで絵を描くなんて、僕は聞いたこともない。
  今まで、どこかで見たことだって、なかった。
  
  誰かに聞こうと思って辺りを見渡したけど
  そこには誰も居ない。……そうだ、これは夢だった。
  近くにある、細長い机や椅子が、
  風化して崩れてしまっている様子も、
  ガラスの真下にある、軍の講義にでも使いそうな
  机のあたりで、誰かが倒れているのも、
  全部、僕の妄想が生み出した、意味のない物だ。

[日記の終わりに、間を空けて。
数行、付け加えてある。]