人狼物語 三日月国


23 【完全身内】Días preciosos【R18RP村】

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( それでも今は…きみがいるなら────
 
     僕は僕を見失わずにいられるだろう )


 

 

【人】 教皇 リュシルド

─ 聖都・白亜の宮 ─


[ 教皇リュシルドが住まう宮へ足を運ぶ
 多種多様の不可視の魔術様式に囲まれ

 自動展開されている。

────…コツン


 足音が、した。
 護衛の者では無い足音。

 深い眠りに入っていた教皇の眠りを妨げる。
 異質なる気配────。  ]

  ………だぁれ……?
  こ…ど  、は…どこ?



[ やや舌っ足らずの拙い喋り方
 邪気も無く無垢なありさまは

 まるで片手に満たぬ幼子のよう
 彼の教皇の自我の強弱は


 組み敷かれた魔術の働きの波にも寄る。 ]
(5) 2020/03/04(Wed) 2:58:31

【人】 教皇 リュシルド

[ きょろり。焦点の定まらない瞳
 次元の違う向こう側を
 見つめているような────幽冥なる視線

  ひたり、と。
  藍髪の女性に定まる。

 ( あなた は だぁれ

    ……ああ…
         …アリオトの……ひと )
 ]*
(6) 2020/03/04(Wed) 2:58:36
[────コツン
白。白と青を基調とした
理力で作られた白亜の宮を歩く

枢機卿の権威をも持つシルビアは、
無論のこと研究員にも手飼いの者を置いている。

現教皇の心拠り所である────狂人。
目論見如何は推測の域を出ない。

だが、互いが違いの弱点となりえる限り
切り札が此方にある。]


  ご機嫌麗しゅう、教皇猊下?

  貴方の魂は未だに
  貴方の肉の器に留まっているご様子。


  ……此程までに長く保ったのは、
  歴代でも貴方ぐらいだけでしょうね。


[くすり。女は笑む。]


 貴方の片割れたる魂も一緒に
 魂を喰わせてしまえば私の成果もきっと成る。
 
 ────聖遺物

 数多の聖力と魔法力を吸い込み続けた魔性なる道具
 そう、その器に最も相応しい。

 完成すれば今度こそ真祖を永遠に葬ってみせる。
 でもね、未だに貴方が邪魔をするのね。


[ 此程までに弱り果て
 此程までに己を失っても

 コルド──魂の片割れを守護するから完成し得ない。
 双つに分かたれた魂を取り込まさせぬように。

 眠れる力を封じてまでも


 その邪魔立てをし続ける。
 強靱な精神力をこそ見込んでいるのだが────。 ]


────時間稼ぎにしか過ぎなくてよ。

教皇猊下、
いいえリュシルド




 貴方が貴方の魂の片割れを守ろうとも
 他の候補が覚醒すれば貴方は用済み。

 折良くも凶悪な吸血鬼の元へ向かってくれたもの
 この好機は逃せないわ。


[ 聖教会でのコルドの権力も名声も高く
 教皇の守護が厚く手を出せないが────…。

 聖都から出れば薄れる  ]
  

 聖遺物に全てを捧げて
 次の器をこそ完成品にしてみせるわ。



[────片割れたるコルドの魂の片割れも取り込んで
より強力なる真祖に対抗する人型兵器をつくってみせる。


それこそがシルビアと呼ばれる女の永の目的 ]




  真祖を殺すのは、人間でなければならない。


 

[
 そうでなければ、ならないのだ

  女の瞳には狂気と混沌を映していた

 ────カツン


 半吸血鬼の護衛は何も見えぬかのように振る舞う
 残された教皇はうつろな目をしたまま

  女の背を追うこともない  ]*

【人】 教皇 リュシルド



──────……ゆがみの もと


[翡翠の双眸は無粋な来訪者によって
遮られた睡魔へと誘われる。

 僅かな 自我を 奮い起こして────…]*
(7) 2020/03/04(Wed) 2:59:50
─ ??? ─

 [ 意識が混濁する

   痛みと苦しみと…後は何だろうか
   自分では正体のわからない感覚
   真っ暗でも真っ白でもない
   灰色の空間。夢の映像ひとつすら流れない

   何もない場所に
   ぽつん、と1人で居る感覚は
   とっくに慣れたものだったけれど

   見えない何かが頭を触れた
   穏やかで優しい手つきで、
どこか懐かしい
 ]
 



   「僕、これ好きなんだ」


 [ 知らない誰かが、そう言った気がした

           
眠り続ける僕の、細やかな寝言
 ]**

 



  
どうして、君は
あの時私を庇ったのだろう……



 [ その答えはもう、返ってきやしない ]**
 



お兄ちゃんが一体
どれだけ辛い思いをして
苦労してそれでも優しさを忘れないで

  ここを築いてきたと思ってるのか。




   無事であってくれよ。妹……**


 




────…今度こそきみをまもりたい *





 [ きっと私はまだ
   誰かを信じる事ができなくて
   自分を信じる事ができなくて

   恐れの心を糧に動いていたから…… ]**


 




……お兄ちゃん…






  
でもね、私は
他に何を失っても、大事な妹がまだ居るから

力に飲み込まれずにいられるんだよ



 [ 秘密にしている研究の、代償
   強くあるからこそ、心も強くなければならない ]
 


  こんなとこで…こんなとこで死んでたまるか!


[  僅かでも少しでも
  僕もきみも未来を馳せ始めたこんな時に!

  痛みを堪えて体を捻り、剣を受け流す
  気絶をさせるには、力量が足りない。

薬が届くまで
  この子に誰も殺させはしない! ]*



────もう、知ってる人が死ぬのを見たくない…



 
   [ 僕に関わるひと達が
     みんな、いなくなっていく ]*

【人】 教皇 リュシルド

─聖都・白亜の宮─





────────────………。



 
(73) 2020/03/05(Thu) 17:19:20

【人】 教皇 リュシルド

[ 深き眠りから覚醒する。

  目覚めずにはいられぬ程の
  理知を宿した双眸が深く深く


  例えこの精神を削ろうとも
  例えこの生命を削ろうとも 


   貴方が譲れぬように
   僕が僕で在る為に為さねばならぬこと ]
(74) 2020/03/05(Thu) 17:19:24

【人】 教皇 リュシルド



────────────…



 
(77) 2020/03/05(Thu) 17:20:56

【人】 《憑依》 リュシルド

[ 強き繋がりがあろうとも
 他者の肉体に憑依するのは至難の業

 目的はふたつ
 彼の弟の力をより強い封印を掛ける

 もうひとつ
 弟の身に危機など及ばせない
────…絶対に


 それは憑依したてであったせいか
 狙いが薬であったせいもあっただろう。


 薬が奪われ、指示の元に剣を奮われる刹那

 コルドが身につけている教会の証が
 己とも呼応し強力な結界をドーム状に作り出す 


 あの子のお気に入りに

 少々怪我をさせてしまったが
 これは意想外なのでお許し願おう ]
(79) 2020/03/05(Thu) 17:23:45

【人】 《憑依》 リュシルド

……成る程。
 力の推測の察知の良さは褒めましょう。



[  吸血鬼を退治できるのは
  人間でありながら屠る力を持つ唯一なる者

  お飾りであるとさえ呼ばれようとも
  身に抱く魔性の力と
  世界に通じる理力は真のもの


  赤き吸血鬼にのみ
  聞こえるように囁く声は
  穏やかさの中に威厳に満ちていた ]*
(80) 2020/03/05(Thu) 17:24:20

【人】 《憑依》 リュシルド

[緊急事態であったが────…

 この方法は余り使いたくない。

 封じ眠らせたコルドが目覚めるまで
 この身体に憑依していなければ

 彼の身体が衰弱してしまうからだ。

  幾重にも魔術を施し
  幾重にも身体にも術式を組み込まれている

  自分の身体とは異なる。

  故に意識を奪えば目覚めるまで
  コルドの振りをしなければならない、が。]

 ( …年々難しくなってるのですよね )


[一番、バレない方法を知っているだろうか?
フードを目深に被り喋らないことだ。]*
(88) 2020/03/05(Thu) 20:49:27

【人】 《憑依》 リュシルド


────…今にして思えば

   作戦会議を耳にした時点で
   理由をつくって離れたほうが良かった気もします。 
(92) 2020/03/06(Fri) 18:56:27

【人】 《憑依》 リュシルド

[  莫大な力を発揮すれば
  詰問は当然の理>>87>>90

  ラトゥールに至っては
  コルドとの付き合いも長い。

  明確に奇異さを察知している>>91
  コルドが起きる気配もない  ]


  僕がコルド以外の誰かに見えますか?


[  目深に被っていたフードをずらす
  居直れば誤魔化せるとも思っていない

  第一コルドが目覚めれば答えるだろう
  あれは自分の力ではない────と

  だが試してみたくなるのも人の心
  ここ数年はコルド以外との接触もなかった

  緊急事態故に底深く囚われている
  思考も感情は常ならず明瞭だ。 ]
(93) 2020/03/06(Fri) 18:56:33

【人】 《憑依》 リュシルド


  あの吸血鬼は人間を操ることなど出来ませんよ
  ヘルシャさん

  強いて言うなら、霊薬の作り直しに
  材料をまた見繕わないといけないことと
  連れ攫われた彼について思案していたところです。


  ですが。
  ミゲルさんが向かわない限りは彼も安全でしょうとも。


[  穏やかながらも淡々と告げる
  出来得る限りはコルドに似せてみたが

  二人の反応は如何程かと視線を向ける。 ]*
(94) 2020/03/06(Fri) 18:56:47

【人】 《憑依》 リュシルド

[  渾身の弟の振りで見習いが混乱してしまった>>95
  視線をそろりと場を仕切っている彼に視線を向ける

  懐疑的なのが有り有りと理解できた
  なお兄の主観では弟はそんなことは…言うけど

  見ただけで吸血鬼の能力など
  弟にはありませんが千里眼持ちの僕にはあります

  僅かに魂を繋げたのでもう見えてました! ]


 
 ……そうでしたね、失礼しました。



[  いえ、その話。私も聞いてましたよ?
  ただ弟が混乱しているのを宥めるほうに専念してまして?

   二人から警戒されているのでお手上げですね 
 
 邪悪の真反対の清廉な気配を纏わせていることなど
  
まったくこれっぽっちも気づいてないのである


  ついでに弟のことを邪悪とは思っていません
  あの子は一途で純粋だから
  ちょっと突っ走ってるだけですって言います
  ええ、言い張りますが。聞こえないのである!  ]
(98) 2020/03/06(Fri) 20:49:06