ランダム機能


ユーザ登録




人狼物語 三日月国


216 【半突発R-18】Magic school『Camelot』【飛び入り募集】

情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:

全て表示


【人】 3回生 スノウ


  …………はぁ。

  ……リリス、良かったね。

[どっ、と身体から力が抜けて
僕は両肩をがっくりと落としました。

すごく疲れた。
昔はもっと話して……いや、あんまり喋ってないけど。
会話するのに気疲れしたことはなかったのに。

ただそれでも、少し、楽になった気がした。
それはリリスが>>257お父さんに言葉をかけて
そして、受け入れられたように、思えるからでしょうか。

リリスの方にのろのろと動いて
それからその額に唇を落としました。

かちり。と。
寮の部屋にあった、壊れていたはずの時計が
その針を再び進めた音がした。]*
(266) 2023/06/29(Thu) 23:35:39

【人】 宝石人 リリス

−後日談・冬より少し前の日−

スノウのお父さんの目は少し怖いものでした。>>264
正直ドキドキしてしまいましたけれど、ポロスを撫でるその手は優しいものでした。>>265
それに、祝福してくれると確かに言ってくれたのです。>>264
リリスの方が、自分の未来を明るくしてもらったと言うのに。


「わ、私の方こそ明るくしてもらったの!
 スノウがいるから、幸せなの…。」


そう届けた声は伝わったでしょうか。
落ち着いたら、というスノウ>>265に反対なんてしません。
だって、スノウの生まれ育った場所にあってみたいですし、スノウのお母さんや兄弟にだって会ってみたいのですから。

けれどスノウのお父さんを見送った後は緊張が解けたからでしょう。
リリスもまた光の漏れ方が落ち着かないです。強まったり弱まったりチカチカとしています。
(267) 2023/06/29(Thu) 23:48:08

【人】 宝石人 リリス

「うん、良かった!
 …でも、生まれた後じゃなくて良かったね?」


もうヒトとして生まれた後だったならもう少し叱られていたかも知れません。
もっと早く相談していたら>>264ポロスが出てくる前だったかも。
でも結局は認めてもらえたことがとても嬉しいです。
何かあったら力になってくれると言ってくれました。
その絆があることがなによりも嬉しかったのです。

いつもの籠にポロスを戻します。
スノウを迎え入れると額にキスされましたので、こちらからも顎先や頬にキスを返します。
(268) 2023/06/29(Thu) 23:48:34

【人】 宝石人 リリス

「良かったね、スノウ。
 今度、お父さんにお手紙とか出して良い?
 なかなか会いに行けないかも知れないから
 お手紙でいろんなお話、してみたいな。」


もしそれを許してくれたら、四季折々に手紙を出すでしょう。
ポロスが生まれたらその成長も書き記すことでしょう。
そして日々の移り変わりのことも。
でも、今はなによりも、スノウをぎゅっと抱きしめてこう言いたかったのです。


「スノウありがとう。
 …がんばりました。」*
(269) 2023/06/29(Thu) 23:48:53

【人】 3回生 スノウ

──後日談・冬より少し前の日──

  確かに、生まれた後じゃなくて良かったのかも……。

[>>267父親はもっと早く知らせなさい、と言った。
子供がもう完全に生まれてました、だと
かなり遅くなっているのは間違いないだろうから。

リリスの光が強弱を繰り返してるのを見ると
彼女も大分緊張していたのでしょう。
いや、慣れない敬語を使ったり、喋り方から
とても緊張していたのは初めから分かっていた事ですが。

僕らは、2人でポロスを育てていくつもりではあったけど
両親に話して、ああ言われると
2人だけで育てていかなくても
助けてくれる人が居るのだと思うと少し肩の荷がありました。
勿論、ポロスの責任を一番に負うのは僕らですが
その荷を少し分けて良いと思えると、大分違うのです]
(270) 2023/06/30(Fri) 0:06:10

【人】 3回生 スノウ

  手紙?良いと思う。
  父さん、手紙の方がよく話せると思う。

  今回は来なかったけど
  母さんとかはもっと話し好きだよ。

[>>269先ほどは無口な父親でしたが
文章ではしっかりと会話をしてくれます。
四季折々の手紙や、子供の話、僕らの日々を綴れば
同じ文量の手紙を返してくれるでしょう。

母親は大分明るくて話好きで
リリスのことはきっと気に入ってくれると思っています。]
(271) 2023/06/30(Fri) 0:06:32

【人】 3回生 スノウ

 
  ……ありがとう。
  ……きっと、リリスがそばに居てくれたからだよ。
  リリスも、頑張りました。


[初めに父親との会話が詰まった事からも
リリスが居なければ、僕と父親の会話はあまり上手くいかず
そうこうしてるうちに父親の仕事の時間が
来てしまったかもしれません。

だから、僕が頑張れたのはリリスのおかげ、と。
彼女のことを抱きしめ返して、ありがとう、と
リリスにお礼を伝えるのでした]*
(272) 2023/06/30(Fri) 0:06:41

【人】 オーク フォボス

― いい笑顔に、いい笑顔を返して ―

 滞在中は概ねみんな笑顔だった。
ぱぱぴっぴだけが調子が悪いみたいだったので滋養強壮にと森の中で材料を獲ってきてお酒に漬けてプレゼントした。
男親の苦悩をフォボスが知るのはまだ先だがその時はタリィが慰めてくれるだろう。
割と早く番を見つけて巣だって欲しいと願うので苦悩しないまま終わるかもしれないが――滋養強壮・精力増強効果のある酒はぱぱぴっぴを元気にしてくれるだろう。

 食卓には冬の兎さんも並ぶようになったのは教えてもらった次の日からだ。
警戒心が強いうさぎさんだが捕まえると大人しい。
タリィみたいだと囁いて、またバニーさんになってとお願いしよう。
今夜もお楽しみなことは間違いない。
(273) 2023/06/30(Fri) 3:28:32

【人】 オーク フォボス

 サウナは一家に一台あるらしい。
とても便利で森の中での冷えた身体がよく温もる。
タリィと一緒に入ったときはよく温まったので卒業したら新居を近くに立ててみんなで入れるサイズで作りたい。
大きくなっても裸で付き合える、そんな家族にしよう。
フォボスは話し合いでこの隠れ里に住むことを決めた。
歓迎してくれるし自分にもできることはたくさんある。
タリィも安心できるだろうしよかったらそうしようと話そう。

 オークの子の妊娠期間は出典により様々だ。
数か月のこともあればヒトと変わらぬ場合もあり、子も一人の史もあれば複数がデフォの史もある。
ヒトの見た目に近しくなっているフォボスだとヒト基準になるだろうが、精霊種を宿した時などは変動するかもしれない。
双子、三つ子はありえるの話だ。
(274) 2023/06/30(Fri) 3:28:39

【人】 オーク フォボス


 長男のマッスルロードも女の子たちも基本は足腰の強化から始まる。
いっぱい走っていっぱい歩いていっぱい走る。
最近は夏場は猛暑になるらしく普通に泳げるらしいので夏は泳ぐのもいい。
足腰を鍛えれば女の子は安産になるらしいというお話だが体力はいくらあっても困らないのである。
タリィはすぐちょろたりぃになってくれるがあんまりにもうなぎ上りだと妹たちに嫉妬しないか心配である。
いい雄を見つけるといい。

 年末年始の長期休暇は充実した日々を過ごせた。
学園に戻る時はまた着ますと挨拶をして弟妹とママ様は高い高いしてぐるぐる回してあげた。
タリィと手を繋いで転移して数日たてば新年最初の授業が始まる。
(275) 2023/06/30(Fri) 3:28:46

【人】 オーク フォボス

― 三年に、『グランド』へ向けて ―

 長期休暇があけてあれよあれよと言う間に時は経過する。
そういえば九月スタートなのか四月スタートなのかはわからないが三年になるとまた後輩ができるので今度は手を出さないように気をつけて過ごしている。

 フォボスは既に木偶人形ではなくなっている。
肉体的には強いが技術が拙いので全体的には中の中におさまっている。
幼い頃より日々研鑽を続けてきた技術は見よう見まねで真似てもすぐに自分のものにできるわけではない。
もっともっと強くなりたい。

 アカツキとの日々は続いている。
アレなほうではなく手合わせの方だ。
定期的に開催している戦闘訓練ではいい勝負を繰り広げるようになっていただろうか。
アカツキと二人でとか聞いたらヨシツネもきそうな気がするが顔を合わせたらあの時の礼をまた言おう。
隷属から解放してくれてありがとう。よし、戦おう。
(276) 2023/06/30(Fri) 3:28:53

【人】 オーク フォボス

 タリィとステラは友達になったか。
リリスとはかわゆ連盟になっている気がする。
実に姦しい間柄である。
リリスは一足先にママになったらしい。
おめでとうと笑顔で伝えよう。

 ステラはプラチナ先輩を留年させることができたのか。
それはフォボスは気づいていない。

 そんなわけで飼育クラブの活動エリアの端っこで『グランド』に向けて準備が進んでいた。
企画進行タリィ、実行役フォボスというあたりだろう。
ポイズンフロッグを並べてパートに分けて歌を仕込む。
マンドラゴラも探せば学内のあちこちに生えていたので植え替えてシャウトの練習を仕込んでいく。
話をして突っ込み役不在のまま準備されているポイ☆毒輪唱隊はタリィと一緒に和やかに準備が進んでいた。


「ところで今回は、出店は、どーするのー?」


 今年もミルクセーキかな。
表の方の話を振ってのんびりと過ごしていよう*
(277) 2023/06/30(Fri) 3:29:04

【人】 宝石人 リリス

−エピローグ・私達の未来の話−

あれから、とても大変だったけれどリリスは何とかキャメロットを卒業することができました。
子供を育てながら勉学を納める事は普通に学生生活をするよりもとても大変なものでしたが、それでも周囲の協力があって何とかできたのです。
オベロン様やパウゼ学長も協力してくれましたし、時にはターコイズやステラ、フォボスたちにも勉強を教わったりジェイデンを見てもらったりしながら何とか課題をこなして行ったのでした。
何より、いつだって寄り添ってくれたスノウが一番の協力者なんですけれどね。
スノウは協力者であり仲間であり、文字通り家族なのですから。
(278) 2023/06/30(Fri) 7:25:06

【人】 宝石人 リリス

ジェイデンはすくすくと育っています。
あの後に男の子も生まれたのでグレイと名付けました。
こうして学生生活を続けながら思った事がありました。
リリスは幸い、スノウと巡り会えて幸せに家族を作る事ができました。
けれど、中にはキャメロットに着いた時点で望まぬ子を宿している生徒もいるかも知れません。
または、家庭を築いてからキャメロットで改めて学びたいと言うヒトも。
リリスは特段
"自分の血を"
"自分の種族を"
残したいと考えていたわけではありませんが、使命感に駆られて学生時代から子供を作ろうと考える生徒もいるかもしれません。
でもそうすると、協力してくれるパートナーがいても、勉学に励む事が大変になります。
だから、勉学に励む事もできるようにと、いわゆる保育園のような施設がキャメロットにあればと考えたのです。
学生たちが生き生きと暮らしていけるように。勉学に励めるように。
それでいて自分の大切なものを大切にしていけるように。
(279) 2023/06/30(Fri) 7:25:46

【人】 宝石人 リリス

一口に子供を預かると言っても簡単なものではありませんし、種族も生きてきた経緯も多種多様の十人十色ですから、さらに困難を極めます。
キャメロットでは一室を借りてその預かりのエリアを作り、子供達を見ながら時間が作れるとリリス自身も様々な種族の子育ての勉強や研究をしています。
まだ、預ける子も少ないですけれどね。
保健室と情報を共有する形で、望まぬ子望んだ子関係なく悩みを受け止められる機関として動きたいと考えています。
迫害された種族の子がいたとして、リリスの境遇は理解をしやすく理解を得られやすいものでもありましたからね。
その辺りは保健室や他の先生たちと相談しながら、生徒も、その子供たちも、心を守ってケアしていきたいのです。
(280) 2023/06/30(Fri) 7:26:02

【人】 宝石人 リリス

そして、スノウの家族とも仲良くさせてもらっています。
四季折々の手紙は勿論、スノウと予定があえば子供達を連れて遊びに行かせてもらっています。
そして宝石人の話を伝えたり、馴れ初めのことを話したり。子供の成長のことを伝えてりしたでしょう。
そしてスノウの家族のことも教えてもらいます。その土地の料理、冬はどんな風に過ごしているのか、どんなものが好きなのか、好きな花や季節のことも。
まだ少し緊張しますが、それでもだいぶ慣れてきましたし、ジェイデンはおじいちゃんのことも大好きなようです。
会いにいくたび、お父さんの表情が穏やかになっていく気がしているのは気のせいでしょうか?
クリスマスの時にはまたみんな一緒に過ごしたいですね。
(281) 2023/06/30(Fri) 7:26:20

【人】 宝石人 リリス

そして、またグランドの季節がやってきます。
スノウと遊んで、気持ちに気づいて、結ばれた思い出のイベントです。
あの日、スノウがリリスを見つけてくれなかったらどうなっていたのでしょう。
そんな事を考え、リリスは手紙を書いていたペンを置いて空をぼんやり眺めるのでした。
今は子供たちはすやすや、夢の中。**
(282) 2023/06/30(Fri) 7:26:34

【人】 2回生 ターコイズ

ー 三年生になる頃には ー

[多分、どきどきしながらも勇気を出して、
ステラに友人になって欲しいとお願いしただろう。
……臆病で自分に自信がなかったターコイズ・レムノは、
愛されることを覚え。愛することを覚え。
勇気を持つことを教わった。

序でに、口だけで果てさせる技術も身に付けた。
何をかは愚問である。

かわいい後輩がママになった際には、
お祝いにストレイトシープの毛で作ったぬいぐるみを贈った。
キャメロットで産まれた子供たちのために
託児所>>279がほしいという要望が、生徒会に提出されたのだとか。
親の学業の、子供のすこやかな成長のために是非認可して着手して欲しいものである。

今年もまた、グランドの季節がやってくる。
私はポイフロたちに輪唱を仕込みながら、
ゲリラライブを狙って君とこっそり準備に勤しんでいた。]
(283) 2023/06/30(Fri) 12:50:40

【人】 2回生 ターコイズ

今年は、ソフトクリームとチーズケーキの予定。
売り子は可愛い後輩らに任せて、
私は商品作りの方ね。

[流石に、少しお腹が……というのは内緒のはなし。
いつ言おうかしら。とタイミングを見計らう私は
匂いでとっくにバレバレなのを知らない。**]
(284) 2023/06/30(Fri) 12:53:12

【人】 3回生 スノウ

──エピローグ・僕達の未来の話──

[キャメロットを卒業した僕は教師としての道を歩むことになり
そのままキャメロットに研修という形で
仕事をする事になりました。
初めは様々な科目を担当していましたが
リリスが卒業する頃には僕はどうやら魔法生物学か
呪いに対する防衛魔法の科目を担当する事になりそうです。

>>278子育てにあたって
やはりリリスの学生寮と、僕の職員寮が別々なのは
厳しいと判断して学長と相談して
リリスが職員寮の僕の部屋に住めるようになりました。

思ったのは、僕らの周りには
助けてくれる人が多く居た事です。
彼らが居なければ、僕ら2人が仕事や勉強と両立して
子育てをするのは難しかったのではないでしょうか。

そんな中でもリリスは一番頑張って居ましたから
僕は出来うる限り、子供だけでなく
リリス自身にも気を配るようにしていました。]
(285) 2023/06/30(Fri) 13:29:19

【人】 3回生 スノウ


[ジェイデンとグレイ。
僕らには2人の子供が産まれました。
1人でも大変なのに、2人も……
そんな思いはあまりありませんでした。
リリスとの愛を育んでいく中で生まれた祝福のような子なのですから。目に入れても痛くないぐらいです。
それでも大変な時は両親にも頼っていたかもしれませんが。

グレイは男の子でした。
先に生まれたジェイデンと比べると少し身体は大きいです。
彼は白い肌に黒髪、黒い瞳でした。
思ったよりもあまり泣かない子で
すごく大人しいのを覚えていましたが
僕よりもリリスの方にひっつき虫のように懐いていたのを覚えています。ちょっと寂しくなってると、ジェイデンがひっつき虫してくれたので良かったです。]
(286) 2023/06/30(Fri) 13:29:37

【人】 3回生 スノウ

 
  託児所、保育園みたいなところ?
  子供の心のケアまで行くと
  相談所みたいな感じもあるのかな。

  いいと思う。
  リリスだから持てる視点だと思うな。
  オベロン様や学長に相談してみようか。

[>>279>>280リリスが未来にやりたいことを
明確にビジョンとして固めて来た時は
僕は嬉しそうに笑みを浮かべただろう。

彼女が自身の未来を自分で選択してる姿を見れたからです。
キャメロットのように多様な種族がいると
保育園と言っても、簡単に行くものではないでしょう。
種族の違いもあり、また僕らの子のように混血児もいる事だろう。
その子らをどう育てたら良いかの明確な方針が
分からないこともあるだろうから。

大変だとは思うけど
それをリリスも分かってると思います。
ただそれをやりたいと思ったら、リリスは我慢するような人じゃないだろうから。僕も全力で応援して、手伝おうと思う。]
(287) 2023/06/30(Fri) 13:30:03

【人】 3回生 スノウ


[家族との関係が良好に行っているのは
リリスのことを気に入られたからというのもあるけど
ジェイデンがお父さんを骨抜きにしているからではないでしょうか。
なかなか見たことのない父親の顔を見ています。

お母さんはリリスの境遇を
ご両親が居ないことを聞いてから
リリスの事をよく気にかけている気がします。
元々リリスみたいな明るい子は好きなのでしょうが。
時折、リリスと母が一緒に台所に立って
母が料理を教えている姿を見ます。

クリスマスではちょうど僕の弟、妹も来ることでしょう。
その時にリリス達を紹介するつもりです。]
(288) 2023/06/30(Fri) 13:30:19

【人】 3回生 スノウ

 
  ……リリス、2人とも眠ったよ。

[>>282手紙を書いていたリリスに後ろから声をかける。
ベッドでは2人の子供がすやすやと寝息を立てている。

グランドが近づき、少しずつ暖かくなっている時期。
思い出深い季節がやって来ました。
彼女の頬に軽く口付けをして、横の椅子に座りました。]
(289) 2023/06/30(Fri) 13:43:18

【人】 3回生 スノウ


  グランド、今年は一緒に回る?

[今年も1日だけ休暇を取れました。
本来キャメロットの教員であれば
なかなかこの祭りの日に休みを取れものではないですが

僕にとっては結婚記念日のようなものです。
周りに色々と頼んで、休みをもらったのでした]*
(290) 2023/06/30(Fri) 13:45:27

【人】 オーク フォボス

― 三年になる頃 ―

 フォボスには友はいない。
男女雌雄と性別が違えば生まれるのは友情ではなく欲であるのがオークである。
でも唯一友というべきか同志というべきか、服飾クラブの彼女は性別をかけ離れたところで意気投合している。
フォボスが考えたタリィに似合いそうな衣装が彼女の手により実現し一般化されたものを用意して『グランド』に備えているらしい。
友は居た。なんということだ。

 ただどちらにしても友の作り方は知らないのでタリィとステラに関しては見守るしかなかった。
お願いの言葉を言えた時は涙ぐんで拍手した。
だってずっと不安そうだったもの。
タリィに勇気をあげられたなら何よりだ。
(291) 2023/06/30(Fri) 13:49:30

【人】 オーク フォボス

 ところで、タリィは口遣いが上手になっていた。
なんで、とは思わなくもない。
自分もまた自然と激しくはしなくなっていた。
匂いでわかった、とは言うことはない。
そんな気がするし何となくお口での回数が増えたからそうしている。
その辺りはタリィが言い出してくれるまではフォボスから言うことはない。
ちらちらと様子を伺うことが増えたがタイミングはまだらしい。
気づいていない振りを続けようとしていたら飼育クラブの女の子たちに怪しいと言われた。なんてこった。
(292) 2023/06/30(Fri) 13:49:33

【人】 オーク フォボス

 もしも子が生まれても託児所もできているだろうし、タリィの身体は子を産み育てるのに適したようにされているから心配はあまりないと思っている。
オーク、なんて生物なんだ。
ちなみに文献には全ての女と書いてあったのでもしかするとライトカウなども対象なのだろうか。
とても怪しいが流石に確かめるつもりはなかった。今日もライトカウにシープ、どちらも雌に人気のフォボスである。
(293) 2023/06/30(Fri) 13:49:42

【人】 オーク フォボス

「チーズケーキ! ソフトクリーム!
 タリィのアイスは美味しいから、楽しみだなあ。
 でもタリィの売り子衣装が見れないの、残念だ。
 今年も気合入れたって、服飾クラブの子が言ってた」


 売り子の衣装担当も任せている。
お代は素材だ。獲ってこれるものならなんでもとってきた。
今年もえろかわいい衣装らしいからあとで着てるところを見せてもらおう、後輩たちに。
そしてタリィ用の衣装ももらおう、フォボス用に。


「タリィは無理しないでね、オレがいっぱい働くから!」


 にっこり笑顔で伝えてポイフロたちに上手にできたご褒美をあげていく。
二人で一緒に仕込んでいるものを披露できる日が楽しみだ。
フォボスはにっこにこで日々忙しなく働くのだった*
(294) 2023/06/30(Fri) 13:49:50

【人】 宝石人 リリス

−エピローグ・私達の未来の話−

ああ、なんと言う穏やかな日々なのでしょう。
昔はそんな毎日を夢見ることすらできませんでした。
生きる事に精一杯でしたし、他の世界も社会も知りませんでしたから。
自分が親になることすら想像できていなかったのです。

保育所に関しては、まだまだ勉強中です。
みんなの助けがあってもきっと学ぶ事は尽きないのでしょう。
でも、きっとそれは何事も同じなのだと思います。
スノウのように学問を教えるヒトも、その分野を究めるヒトも。
学んで、試して、試行錯誤して、より良い道を探していく。
それはやっぱりマーリン寮出身らしい気がしていました。
自分の子供達ですら、毎日が変化と驚きの連続で、日々研究とも思っているのですからね。
(295) 2023/06/30(Fri) 15:23:47