人狼物語 三日月国


180 【R15RP村】月影のさやけさ、 秘めたる願い

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 ── To:彩葉ちゃん 個人メッセージ ──
 
 
  僕も今、1階にいるよ。
  そっちに行くね。
 
  うん、もう迷わない。  …… たぶん。
 
 
[ 代わりに命を寄こせって言われたら
  流石に断るからね。だから、" たぶん "。 ]
 
 

【人】 天ヶ瀬 青葉

 
 
 軋む階段をゆっくりと上がり、2階に着けば
 廊下で彼女の姿を見つけられた筈で。
 
 
 「 ひとりでここまで来ちゃうなんて、

                勇気あるね 」
 
 
 僕がにっこりと浮かべた笑みは
 暗くて見えなかったかもしれない。
 けれど、普段教室で話すのと変わらない声のトーンは
 僕もまた、怖がっていない事を指していた。
 
 もし、手に持つ花束が見えたのなら
 「 うん、買ってきた。
   幽霊さんにプレゼントしようと思って。 」
 僕は、そんな言葉を返しただろう。
 
 
(331) 2022/10/23(Sun) 11:14:57

【人】 天ヶ瀬 青葉

 
 
 「 こんばんは、幽霊さん。
   これ、僕からのプレゼント。
 
          中秋の名月の頃に咲くから
          十五夜草って言うんだって。 」
 
 
 
淡い紫色
を花弁に纏ったその束を
 僕は貴方の足元にそっと置いて。
 
 願いを言うのはどちらが先だっただろうか。
 時間の約束をした時に、
 彼女が言っていた事をもう一度思い出す。 >>295
 だったら、僕が言うのが先なんだろうな ───
 
 
(332) 2022/10/23(Sun) 11:14:59

【人】 天ヶ瀬 青葉

 
 
 こうやって貴方を直視しても、やっぱり恐怖を感じない。
 優しい声だから ? 会話が出来るから ?
 なぜそう感じるのか、わからないけど ───
 
 
 「 幽霊さんは ……
   どうして、願いを叶えてくれるの ? 」

 
 ダンマリ。

 
 「 未練があるから、今も此処にいるの ? 」
 
 
 ダンマリ。
 
 
 「 お腹は空かないの ? 」
 
 
 うん、って言った!? 話せるんじゃない。
 
 
(333) 2022/10/23(Sun) 11:15:01

【人】 天ヶ瀬 青葉

 
 
 未練のある幽霊が願いを叶えてくれるらしい ──
 そんな噂が立つという事は、
 既に叶えてもらった人がいるのかもしれない。
 だけど、貴方は此処に居る。
 
 誰かの願いを叶えても、未練は消えない ?
 それとも旧校舎に囚われて動けない ?
 
 僕たちの願いを叶え終わったら ────
 また、誰が来るとも分からない旧校舎で ひとり ?
 
 
                
そんなの、ってさ

 
 
(334) 2022/10/23(Sun) 11:15:03

【人】 天ヶ瀬 青葉

 
 
  「 幽霊さん、僕の" 願い " 聞いてください 」
 
 
(335) 2022/10/23(Sun) 11:15:06

【人】 天ヶ瀬 青葉

 
 
 「 みんなの願いを叶えたら ……
 
      貴方は やすらかに成仏してください 」

 
 
(336) 2022/10/23(Sun) 11:15:08

【人】 天ヶ瀬 青葉

 
 
 情がうつった ?そうだよ、その通りだよ。
 誰もいない旧校舎で、ひとり。
 来るかも分からない探索者を待って、願いを叶えて。
 そしたら、また。
 
 
 「 幽霊にだってね、
   夢の向こうはあると思うんだ。
 
   幽霊さんが
   今まで幸せだったのか、不幸だったのか
   それも分からないけど ……
 
   僕は、幽霊さんが此処にいたコト
   ずっと憶えているから、だから …… 
 

           次の幸せに向かって欲しいな 」
 
 
 十五夜草。別名、紫苑。
 " 君を忘れない "。そんな意味もあるんだって。
 
 
(337) 2022/10/23(Sun) 11:15:11

【人】 天ヶ瀬 青葉

 
 
 こんな願い、叶えて貰えるかどうかも分からない。
 もし叶えて貰えなかったら ?
 
 そうだね、月に一度は遊びに来るよ。
 
 
 僕は、彩葉ちゃんの方を向いて、
 「 ごめんね 」ってまずひとこと。
 
 
  「 土壇場でかえちゃった ……

    だから、彩葉ちゃんも好きに願って。
    僕の為でも、自分の為でも。 ね? 」
 
 
 僕は申し訳なさそうに苦笑いして、
 それから 今度はにっこりと笑った。 **
 
 
(338) 2022/10/23(Sun) 11:15:14

【人】 金海 叶冬



[ 思えばボクらは喧嘩もした事がなかったね。
  ボクはせなちゃんの後ろで立ち止まって>>0:292
  こころに入るのを諦めた。
  きらいにならないでほしかった。 

  ボクは、――ボクは。 ]

 
(339) 2022/10/23(Sun) 13:18:42

【人】 金海 叶冬

 


 『 
違わないよ



 [ せなちゃんのこえは冷たかった。
   怒ってるのかな。

   泣きたくなった。
   でもボクは泣かないんだ。
   今度はちゃんと目をひらいた。

   例えボクの目が雫をためていたとしても
   絶対落としてやらないんだ。


   ボクが消えるとか、消えないとか
   そんなことは 今のボクには大事じゃなかった。

   本末転倒かな、そうともいうのかな、
   でもボクは

   諦めてしまいかけたけれど
   ずっと願いごとをかかえてきたボクだから ]
(340) 2022/10/23(Sun) 13:19:42

【人】 金海 叶冬





  『 ボクはいやだ 嫌いだ 』


(341) 2022/10/23(Sun) 13:20:40

【人】 金海 叶冬




 『 誰にも知られないまま
  ボク一人で、ボクを消してください。 』




  ボクが願えば
  ボクと同じ願いごとを叶えてください、
  そう言ったせなちゃんの願いごとは叶うんだよ。>>260
  

  誰かのためじゃないのに
  誰かに選択肢を委ねてる、
  自分自身に決定権がなくて、
  言い訳できてしまうような

  そんなずるい回答はボクはきらいだ。
  
  
(342) 2022/10/23(Sun) 13:21:38

【人】 金海 叶冬


 

 [ せなちゃんが一緒にいたい って
   ボクが消えるなら一緒に消えたいって

   嬉しいな、かなしいな。
   消えてほしくないから、
   そんなずるい言い方するんだよね ]

 
(343) 2022/10/23(Sun) 13:22:39

【人】 金海 叶冬




 [ どんなに苦しくても、
   やなことがあっても、
   不幸のアイドルって呼ばれても

   いつか夢の向こうに!って叫び続ける
   そしてみんなに手を差し伸べてくれる
   そんなアイドルに憧れたボクだから

   ボクはねがうんだ、
   


   ……そうだった。
  願い事って本当は 
  とてもキラキラしてるものだった。 ]

 
 
(344) 2022/10/23(Sun) 13:23:22

【人】 金海 叶冬




  せなちゃん、ボクが誘ったから
  きっと旧校舎に来てくれたんですよね。


[ 神様じゃないから>>0:31
  その聞こえない声は ボクにはわからないけれど 

  ボクが感じた僅かな隙間は
  せなちゃんが言わない事なら 

  わからないけれど>>0:208 ]

 



 
(345) 2022/10/23(Sun) 13:25:10

【人】 金海 叶冬



  願いごと、たくさんあったんですよね
  ボクは 消えません。
  
  時々…………頻繁に?
  落ち込むことも、あるかもしれませんが
  ボクは 、ボクでいます。


  だから、
 

 
(346) 2022/10/23(Sun) 13:26:42

【人】 金海 叶冬






  せなちゃんも、自分の願いごとを叶えてください。
  わからないなら、見つからないなら

  ゆっくり探せばいいと思います。
  ボクもいっしょにいます。
  ボクのかなえたいこと、
  せなちゃんが応援してくれると うれしいです。


[ 進路はもう決まっている……気はします。が。
  ボクはボクの勝手なことをいいました。


  幽霊さん。
  ありがとうございました。


  ボクはきっとも一度幽霊さんに会うことはなく。
  この場所を、後にしようとするでしょう。 ]*
  
 
(347) 2022/10/23(Sun) 13:32:52

【人】 未國 聖奈

 


 「 かなちゃんにとってはずるいのかもね。 」


 あたしは短く言う。>>342


 「 ほかの選択肢が思いつかなかった。
   かなちゃんの願い事がわからない以上、
   かなちゃんと同じ道をたどる方法が他になかった。 」


 あたしの声が、震える。

 
(348) 2022/10/23(Sun) 14:07:15

【人】 未國 聖奈

 


 「 じゃあかなちゃんならどう願ったっていうの?
   かなちゃんがあたしだったら、どう願った?

   かなちゃんが先に願えばいいじゃないか、って?
   そしておんなじ願い事をすればいい?

   先に願って叶ってしまったら。
   その時には、あたしはかなちゃんを
   忘れてるかもしれないじゃん。

   一方的に居なくなって、忘れてほしい、なんて
   自分勝手すぎるんだよ

   どういうつもりでメッセージを送ったの?
   あたしなら許してもらえると思った?
   あたしがそういう願い事を持つなんてことを
   想像すら。してくれなかった? 」

 
(349) 2022/10/23(Sun) 14:07:28

【人】 未國 聖奈

 


 あたしの声はまだ怒っていて、
 まだ悲しんでいて、
 どうしたってすれ違うそれを、
 埋められないのだ、って気づいた。

 だってそれは
 あたしとかなちゃんのずるさの基準が
 多分圧倒的に違うから。

 やめてよかなちゃん
 あたしにかなちゃんを嫌いにならせないで


 
(350) 2022/10/23(Sun) 14:07:58

【人】 未國 聖奈

 


 こんなに話すつもりはなかった
 こんなに気持ちを届けるつもりはなかった

 旧校舎の幽霊は、きっとどこかで見てるんだよ
 かなちゃんの願い事は、叶ったんだよ。
 だからもう、この次はないのだ、って
 あたしは心のどこかで、分かってる。

 二度も叶えてもらおう、なんて都合が良すぎる。
 二度も叶えてもらったら、罰が当たるよね、きっと。

 
(351) 2022/10/23(Sun) 14:08:17

【人】 未國 聖奈

 


   でも、あたしの願いは叶っていないのかな
   かなちゃんの心の声は聞けていないのかな
   それとも、聞けたのかな。

   もう、……わからないや。


 
(352) 2022/10/23(Sun) 14:08:31

【人】 未國 聖奈

 


  ── そうだよ、かなちゃんが誘ってくれたから
     あたしは旧校舎に来たんだよ。 >>345

  願い事、たくさんあるけど、
  叶えて欲しい願い事なんてひとつもなかった

  ううん、今はもう全くないよ
  大切な人に気持ちも届かない、すれ違って、
  それでいて、もう、言葉にする気も失せた


    あたしの願い事は、
    大事な人にも届かない
    大事な人に、あたしの想いは
    願い事として認められることもない



 
(353) 2022/10/23(Sun) 14:09:08

【人】 未國 聖奈

 


 「 そうだね 」


 あたしはかなちゃんの
キレイな提案

 短く、答える。 >>347

 
(354) 2022/10/23(Sun) 14:09:29

【人】 未國 聖奈

 


 そして、ひときわ大きな声で言うのだ


 
「 この三日間のこと、何もかも忘れられたらいいのに 」



 ふたつ目の願い事を叶えてもらうのは、だめかな。
 ひとつ目の願い事が叶った保証もないから
 もしかしたら、なんて思うんだ。

 今度こそ、あたしはずるいね。
 昨日は絶対に願わない、と心に誓ったお願い事だ。
 あたしは今度こそ、あたしの心を守るためにお願いをする。


 清く澄んだ月影に、秘められることのない想いを告げて、
 あたしたちはその場を後にした。 **

 
(355) 2022/10/23(Sun) 14:10:40

【人】 未國 聖奈

 

── 夜 ──


 ふたつ目のお願い事が
 叶えられる保証はどこにもなかったけれど
 あたしは、それでも、
 何もかもリセットしたいって思ったんだ

 世良とのことも、かなちゃんとのことも、
 願い事、なんていう
があったからこそ、
 あたしたちの関係はきっとこじれた。
 こじれたなんて思っているのも、
 あたしだけかもしれない


 三日間に送ったメッセージは
 すべて、スマホから削除することにした
 グループを抜けなかったのは、
 それでもどこか繋がっていたかったから、
 そう思ってしまったからかもしれないね

 三日間、いろんな人といつもよりも話して
 いろんな人といつもよりも悩んで
 普段よりもずっとずっと大切な時間だった。

 ── それくらい、あたしにもわかるよ。
    わかるけど………… 辛いんだよ。


 
(356) 2022/10/23(Sun) 14:37:18

【人】 未國 聖奈

 


 ふと世良の言ったことを思い出す。

 
 人ならざるものに願う程の
  いくらの代償を支払っても叶えたい願い
  そんなもの、普通はないんだよ



 ああ、そっか。これが
 代償を支払っても叶えたい願いなのか、って
 家に帰ってから、思い出して、小さく笑うの。

 
(357) 2022/10/23(Sun) 14:37:39

【人】 未國 聖奈

 


 最初から、分かってたじゃないか。
 あたしの願い事は、最初からずっと変わっていなかった


  
『 あたしは、あたしで在りたい 』
>>1:-51


 欲だらけだけど願いのないあたし。
 かなちゃんのことを好きなあたし。
 友達と馬鹿やってばかりなあたし。
 あたしは、そんなあたしのことが好きだった。

 毎日、平和で、充実していて、幸せだった。
 そんな暮らしを、ただただ、守りたかったんだと思う。

 どこまでも、自分勝手なお願いごと。
 代償を支払っても叶えたい願い、あったじゃん。
 ……あたしにも。

 
(358) 2022/10/23(Sun) 14:38:03

【人】 未國 聖奈

 


   ……自分を優先しすぎて、
   罰が当たったのかもしれないな。


 
(359) 2022/10/23(Sun) 14:38:53