人狼物語 三日月国


72 【R18RP】エロトラップダンジョン村【誰歓】

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舞姫 イクリールは、メモを貼った。
(a32) 2021/05/05(Wed) 23:06:42

――回想――

[その家に生まれた男児が真っ先に叩き込まれる家訓が『悪は躊躇いなく斬れ』である。
これは何も悪人を処することだけを示しているのではない。
己の心に生まれた悪もまた躊躇いなく斬れということである。

狡い行いをしたくなった時、
嘘を吐きたくなった時、
邪なる欲を抱いた時。

これら心の内の邪悪の一切を切り捨て、真っ直ぐに生きよという教えである。
テンガンはこの教えに従い真っ直ぐに生きてきた。
生家においては一欠片ほどの悪の心を持つことも許されていなかった。

両親との確執がある訳でもなく、また長兄との才の差に劣等感を覚えたりとかいったこともなく、末の妹には尊敬できる兄として慕われて、何の問題もなく実に健やかに愛されて育ってきた。

そんなある日、自分の家庭環境を知った友人の一人に『そんなに正しさばかりを押し付けられて息苦しくはないのか』と尋ねられたことがあった。
テンガンにはその言葉の意味が分からなかった。]


 何故? 正しく生きることは気持ちがいいのに。


[ただ真っ直ぐに答えると、友人はそのことについて尋ねることは二度となかった。]**

舞姫 イクリールは、メモを貼った。
(a38) 2021/05/06(Thu) 17:40:57

【人】 舞姫 イクリール

  ぁ、あ゙ぁああっ!

[二重の催淫を受けてなお身体が訴える苦痛が、人間としての断末魔のようで、昏い興奮に息が乱れる。

悲鳴に時折混じる甘さは、まだ肉体より精神によるものが勝っていた。スピカの瞳に、口端に、苦悩と快楽が歪んで表れる、そのさま]

  っあ、やぁああ……♡

[これから起きる冒涜を象徴するように神父服>>150が裂かれて乱暴に胸を弄ばれ、歯を立てられ――痛い、と訴える声は、ただ男を甘く擽るだけの手管にしか聞こえなかっただろう。

脂汗をかきながら、女は待ち受ける暴虐に微笑む余裕すらあった。このときは、まだ]
(176) 2021/05/06(Thu) 21:15:52

【人】 舞姫 イクリール


  ふ、ぁ……冗談、が……おじょうずね…。

[欲に塗れて、"スーくん"が褪せていくのを感じる。背筋がぞくぞくした。>>151

女は、一瞬滲んだ怯えを隠すように、雌を組み敷き、我が物にせんという本能を嗤って鼻を鳴らす。

妊娠は、"イクリール"にとっての禁忌だった。
母になること。母のようになること。自由な心身を縛られてしまいそうな、根源的な恐怖感。避妊の術は得ていたし、手練手管でリスクを減らすのにも慣れていたのだ――ダンジョンの外では。

それに、この奇妙なダンジョンと休憩室で見た夢、聞こえた声によって淫魔の実在を知った女は、堕落が決定づけられてから逆に安心してもいた。伝承通りなら、自身は快楽に沈むだけで済む]
(177) 2021/05/06(Thu) 21:16:34

【人】 舞姫 イクリール


  ――…、

[暴虐に不似合いな口づけ>>152に、束の間苦痛と悦楽に上気した女の顔があどけなさを帯びる。

けれど、ほんの一瞬のことだ。

ベッドが、致命的な音をたてて軋む。
まるで情愛に満ちた睦みあいのように口づけを落としながら、暴力そのものの剛直が女をシーツの海に突き落とす。零れた悲鳴は、微かだった。意識が途絶え、すぐに回復する。気絶を許すまいと共鳴するように淫紋が輝いていた]

  ぁ、あ――――……♡

[もう手遅れだと言うのに健気に侵入者を拒む子宮が先端を包み、目を剥きそうなほどの異常に引き起こされた快楽によって、中が雄の形がわかるほどきつく波打つ。

――淫魔の素質豊かな肉体ゆえか、直感的な不安が過った]

[ほんとうに、こどもができてしまうのではないか?]
(178) 2021/05/06(Thu) 21:17:31
舞姫 イクリールは、メモを貼った。
(a42) 2021/05/06(Thu) 21:18:29

【人】 舞姫 イクリール

[誕生のとき>>n0が近づいていることが漠然とわかる。

深い深い繋がり、交わしあう体液がスピカの濃厚な魔力を伝えてくる。堕ちていく者同士の壊れる寸前の境界のあやふやさを、この男が突いてくる可能性がないと言えるのか――?

確かな情報>>154と起こりうる淫魔の手助け>>155を知らないながら、思考を進めようとしたところで、大きく揺さぶられる。何度も、何度も――]

  あぁ、ぁ、あ……やだ、やだっ…出さな、でぇ……!

[無意識に零れた"イクリール"の言葉が、大浴場の時とは逆を意味するのに気づかれたかどうか。

この時、雫>>164が落ちてくることがなかったなら。狂うような快楽のなか、結果は変わっていたかもしれない。

しかし、決壊したスピカの瞳に宿る感情を読み取ったとき――女の腹を焼いたのは、怒りだった]
(182) 2021/05/06(Thu) 22:05:08

【人】 舞姫 イクリール

[その涙に、彼自身を労り憐れむ色が僅かでもあったなら、絆されて与えてしまったかもしれなかったけれど。相変わらず、この男は人のことばかり想って自己を差し出すような真似をする。

そんなところが、ずっとずっときらいだった。
手を触れて汚すまいと思う光だった。

女の肉体を暴く容易さに、多くの男は過ちを犯す。与えられていることを忘れるまでならいい。憐れにも苦しめることまで容易いか弱いものかのように扱う――女の心ほど恐ろしいものはないというのに。

女の手が力なく伸びて、スピカの髪を掴んで引き寄せた。淡く開いた唇を合わせ、今出せるだけの力をこめて男の舌を噛む。甘噛みにしかならない口づけの中、味わうように唾液を飲み下す]
(183) 2021/05/06(Thu) 22:06:35

【人】 舞姫 イクリール


  いたくて…泣いちゃったの……?
  弱虫。

[そんな人に種付けなんて出来るはずない、と怯えを隠すように語尾を震わせたのは、意図的な煽りだった。

――我が子を授けてやろう、彼に。
けれど、その意のままになる気は失せて、奔放な夢が新たに女の胸を満たしていた。

スピカより早く堕ちることが出来たなら、叶うはずだ。
このまま行為を続ければ、不可能ではないと女は思っていた。>>1:165

飴玉を噛み潰したがるような女の手許に、堕ちてくるのが悪いのだ。ひくひく震える身体を差し出したまま、スピカの心をより深みに堕とそうと、女は瞳を潤ませた*]
(184) 2021/05/06(Thu) 22:08:14
舞姫 イクリールは、メモを貼った。
(a50) 2021/05/07(Fri) 6:55:37