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人狼物語 三日月国


170 【身内RP村】海鳴神社の淡糸祭

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[一人になんて、させない。

その力に勢いがあったとしても、
抱きとめた身体を手放しなんてしなかった。

…そうやって、また。
あれだけ言っても、
俺を優先しようとするんだから。]

 
 

 


( ……"それ"って、いつ言ったんだっけ? )



o 。.゚               .゚.。. 。o゚  

      
♫……♪ ♬──…


        。゚ ゚ o
。o゚.゚.。.     ゚

[ 海の底だというのに、歌がやめられない)

その音が全て泡となろうと、
お前なら、聞いてくれるだろう? ]

[引きずり込まれていくお前が、
そのまま何処かへ行かないように。
口づけで翻弄されたままの、
燻る熱が、水の冷たさに奪われないように。

抱きしめ続けながら、離れる地上を見上げる。

 ──…ふと。

 視界に、『糸』が揺れた。]

 

[ ただ伸ばした筈だけの糸 
 どうしてそれが都合よく目の前にあるかって?

 
 …さぁ。
 魚か海月でも通り過ぎた・・・・・・・・・・・のではないですか?

 神に意志があるように
 この世の全ての命だって、気まぐれなのですから ]


 

[糸は、いくら沈もうと自分の周りに漂い。

 その糸を照らしているのは、二つの
黒い光



 黒が光っている……なんて、
 普通なら、驚く筈だったのだけど。




 ―――俺は、海音に思い出させてもらったんだ。]

 

 ………ありがと、親父、おふくろ。

 

[片手を差し出す。
光が、泳いで、糸を小指に絡めてから、
掌でもしっかりと握る。

同じ様に。俺とお前は対等であるというように。

光は、海音の手にも近づいて。
同じ様に、糸を絡めてくれる。

赤くはないけれど。運命の糸、って奴か?
海音の意識はどうだったか。
自分の力で結えないのなら、俺が代わりに結ってやる。

繋いだ『海音』も、歌は歌えるようになっていた?
……まだだったとしても、
俺がお前を間違えるはずがないけどさ。]

[まだ、底に沈む力が。
何か可笑しな力が残っているなら。

お前に、抗う力を与えてやるよ。
なんとか1000倍って、あんぱん食べながら、
よく言ってたろ?

あげるものがキスしかできないけど。
潮が気にならなくなるくらいの、とびきり
甘やかな口づけを。

それから糸をたどりながら、地上にあがるまで。
水の中だろうと、心で、歌ってやる。

音の方へ。俺の声の方へ、
いっしょに、着いてきてくれるよな──?]**

― 与太話 ―  

[人間から、私達わたしは『火の玉』と呼ばれている
けれど、その本質は違うのです
火の玉はそもそも妖よりも格下であり妖ですらなく
ヒトの概念なんて由無きもので「火」とは違う
地上に上がれば風に飛ばされ、切られれば体液を零す
脆いものだが、個体をもってはいるのです

往昔は地上に顔を出していたのだけれど、
『此方』うみの方が身体を大きくするのが丁度良い

『気にしている』か、って?
『気にしている所もある』と言わざるを得ませんね

私達わたしは個の集合体
この形を維持する為の手段で、
「繋がり」の真似事を繰り返すのです
自我、存在価値、孤独、愛、自己顕示
皆、ヒトだった頃の様々な遺恨を残している

感じているとすれば、それはきっと此の中の誰かの願い]

 
[故に──

 誰とも繋がれず、誰とも切れず
 それを私に願われた所で
 私達わたしになるしかないのです

 本来別々に持っていた願いを
 寄せ集めて、離れられなくなる

 それが私達わたし
 共通すべきことといえば、
 海の何処かに魂があるということ   ]

 

[ 繋げるものなら、と煽るのも、
 またソレの言葉が本気とも思っておらず

 
結局永久に『真似事』の範囲を抜けないのでしょう 


 それでも――それでも。

 貴方の方が、羨望という欲を、感情を
 私達わたしのひとつにしてくれるなら
 
 応えるように、指先に管を滑らせて差し上げましょう
 貴方の『糸』は私が触れるには大きすぎる

 触れるならその手くらいがちょうどいいかと ]**




  ( 泣いて、る……  )



[ 君の涙に目を丸くする ]


  ( それはどんな感情? )


  
[ 戸惑いながら泣く君
  手は離したくなくて、
  舌先で優しく舐めていく。 ]


  ( 教えて、どうして泣いているのか
    君の体に何が起こっているのか。 )



[ 君の涙の味、君の味。
  少ししょっぱくてそれなのに甘い。
  俺の好きな味。 ]

 




  ( 君の幸せは俺がいること
 
    君の願い
    俺しか叶えられないじゃん。 )



      [ ごめん、君だって辛かったのに
        全然わかってなくて


        だからさ俺にも頑張らせてよ。 ]

 

                    𓂂𓏸◌𓈒𓐍‪ 𓈒𓏸‪‪
                   𓈒𓏸 𓈒𓏸◌‬
                    ◌𓈒𓐍
                    𓈒 𓂂

  ‪‪𓈒𓏸◌‬𓈒
(  歌が、聞こえる  )
𓈒 𓂂𓏸

   𓈒𓂂𓏸
 𓂂𓏸◌𓈒𓐍‪ 𓈒𓏸‪‪
  𓈒𓏸◌‬
  ◌𓈒𓐍
  𓈒 𓂂
𓈒 𓂂𓏸



[ 俺の好きな歌
  俺の好きな君の歌声。

  口を開く、
  歌声は空気を揺らすだけ
  唇を噛み締める。

  悔しい。
  声が出ないと
  歌を重ねることもできない。

  力一杯息を吸い込んだ。
  声を出そうと息を吐く。 ]


 


 足を引っ張られ体は海へと向かう

  怖くなかったよ、君が歌ってくれるから。

  俺も歌いたい
  声を出したい

  
君と声を合わせて歌いたいんだ!!
 ]



        [ 波に攫われ
          海に沈む。

          俺は声を出したくて
          海水を自ら口に入れた。 ]


 

─  **  ─    

 𓋪◌  ◌𓈒   𓈒𓐍 𓈒𓏸     
 
  𓐍𓈒𓏸◌𓈒 . 𓈒𓂂𓏸



  俺伝えたいんだ、歌で




 



       やめておきなさい
       奪われた声を使うのは神の領域
       何が起こるかわかりませんよ
       神に、彼に受け入れられなかった場合
       あなたはこの先ずっとを失うことになりますよ


 



  それでもいい
  それに宵稚は受け入れてくれる

  今、宵稚の歌に合わせられないのなら
  伝えられないのなら
  言葉なんていらない
  声がなくても良い


 




        愚かですね
        声を取り戻してからでしたら
        いくらでも伝えられると言うのに



 



  タイミングってのがあるんだ
  それが今
  俺しか知らない歌
  俺だけに向けられた歌だ
  誰にも渡したくない


 




         わたくしは止めましたからね



 



  うん、ありがとう
  アンタ、優しいとこもあるんだな

  それになんだかんだ言って
  アイツもさ
  気にしてくれてるんだろうなって


 



        それでもやめないのですから
        どうにでもなれです

        そちらは当人に伝えてあげたらどうですか?
        存外喜ばれるかもしれませんよ


 



  
嫌だね
、俺アイツのこと
  まだ許してないから

  でも宵稚の両親のこと
  俺じゃどうにも出来なくて
  アイツが眷属にして守ってくれるのなら
  両親に宵稚を見せてあげているのなら

  次会った時に礼くらいなら言うさ
  ”嫌い”だけどな


 




        それは楽しみが増えましたね。

        ……どうしても、やめないのですか


 
 




  歌うよ、俺は
  
歌いたいんだ!



 




         人間とは複雑で理解できないものです



 




  いつかまた
  お話ししような