人狼物語 三日月国


77 【ペアRP】花嫁サクリファイス 弐【R18/R18G】

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   言葉を交わす意味など分からなかった。
   人間ではないラサルハグにはその重みを
   想像することはなし得ない。

   長い時の中で、ラサルハグは初めてその重みを知り
   同時に言葉にすることを求められる。







   ソフィアが歩み寄るその姿に応えるかのごとく
   ラサルハグは洞窟の最奥へ招き入れる。

   それからラサルハグは純白の煙に包まれ。







      そこで彼女の目に飛び込むは、
      青年とは程遠い大きな蛇であっただろう。*


[ 膝の上、冥桜の物語る声を聴く
 
 手指の動き一つ唇の動き一つ
 それだけで彩られていく世界を想いながら
 身動ぎすらせず、温もりに身を寄せて ]


  ────……


[ 何かを言うことはない
 心の中全てが音に塗りつぶされたよう
 鳴り響く音が、声だけが
 ただひたすらに己の中にしみていく
 
 撥を動かし三味線を弾く
 その姿は一心不乱に筆を動かすのに似ている
 ふと、そんなことを思った 

 ──その間にも音は続いていく
 音により作られた世界は季節を移し
 年を巡らせていき ]

[ この音の終わりを惜しめば
 次の音を聞くことは叶わない
 惜しんだ音も、次の音も同じほど
 深く心を奪っていく
 
 鰻の日が多ければ多いほど
 他の楽しみが減ると云う先の言葉
 こんな理屈かと口元に淡い笑みが浮かび ]

 
  あぁ……


[ 深く、ため息が漏れる

 黴臭い部屋の中
 最後の音の名残が薄れていき ]


  ……そうだな、冥桜
    緋扇も蘇芳も、旅立っても
      我が語る限りお前と我の中に


[ 目の痛みに初めて
 己が泣いていたことを知る

 いつの間に泣いていたのだろう
 手の甲で頬を拭おうとすれば、きつく抱きしめられ ]
  


  顔が汚れてべたりとする
     お前も汗臭くてかなわん

   だから、なぁ
      風呂へ行こう?


[ 涙の跡を見られぬように顔を下へ向け* ]

 

  花嫁とはいえ森の奥に住まう神へ嫁ぐのだ
  靴は比較的歩きやすいものを履いており
  彼に導かれるまま洞窟の奥へと進む

  それでもでこぼことした道は躓きそうになる
  こともあっただろう。
  いつかのように彼の手を借りることも
  あったかもしれない。
 

  
  
  そうして深くまで潜り込んで行き、
  彼の足が止まる頃、私も歩みを止める。

  明かりのない洞窟なら、見える範囲は
  暗闇に包まれているだろうか。
  それなら、壁に手を着いて平衡を保とうとして。
   


  
   「 ラサルハグ? 」


  洞窟の奥まで来てしまえば、簡単には逃げられない。
  それでも着いてきたのは
  彼を信じたいと、そう思ったから。

  立ち止まった彼の名前を戸惑いの意味を込めて呼ぶ。
  すると少しして、固い蓋を開けた時のような
  篭ったなにかが出てくるような音が響いた。
 



   「 !? ラサルハ、っ 」


  顔に当たった空気から、煙が出たようなのはわかる。
  暗くなくとも視界は白く染まり、
  何が起こっているのかはわからなくなる。

  壁についた手を離せば場所さえも見失ってしまう
  私は縋るように両手をついて、彼の姿を探そうとする。

  すると、……見慣れていない、けれど見慣れた
  あの水面のような色が見えた気がした。
 

 

  やがて煙は晴れるだろうか。
  そうすれば、彼の姿を見ることが叶うだろうか。

  自分の頭より上に、彼の瞳の色と同じものが一対。
  こちらを見つめているのなら
  暗がりだとしてもわかるくらいの
  重圧がかかったような気になるだろう。
  
  
   「 ラサルハ、グ……? 」


  明るいのなら見えるはず、その大きな姿が。
  白い鱗を身に纏う、蛇の形をしたものが。
 



  いつかを思い出すように
  身体をガタガタと震わせてしまうのは生物としての本能。
  恐怖で座り込みそうになるのを、
  なんとか両の足に力を込めて
  壁に寄りかかることで耐えている。
  
  これが、神の本当の姿?

  血の気の引く顔は白くなり、
  目眩のするような心地に襲われる。
 


  
  ひくっ、と喉が鳴った。
  喋ろうと息を吸い込むつもりが、
  上手く吸い込めなかった。

  唇を噛む。

  話して欲しいと言ったのは私なのに
  こんなにも、弱くて、……悔しい。**
 

 そ、そうなのか……?


[めそめそ泣いていたら、かんぅ殿が知らないことを教えてくれた。
かんぅは物知りだ。
特にこのような閨のことは、自分が知らなかったことを次々と教えてくれる。
気持ちよすぎて出るものは、違うのか、とほっとした顔をしているが、真実を教えるものはいない。

髪を撫でられればほっとして、安心させる笑みい微笑み返す。
ちなみに濃い体毛も男らしいなぁ羨ましいなぁと思っているので胸毛もすね毛ももうまんたいである。
羨ましがるのだから、この白竜殿は生えている部分も銀髪だし、体毛もほぼないのが悩みなのだが]


 ああ、とても気持ちよかったの。
 ほう、相性なるものが。
 夫婦は相性がいいものなのか。


[それなら、かんぅ殿が言うように自分は相性がよいから夫婦なのだな、と納得する。気持ちよすぎて、失禁までしてしまうくらいなのだから、それはものすごいことなのだろう。
彼の雄々しいものが自分の柔らかく小ぶりなものを悪戯する度、ひくん、と呼応するように返事をする。
彼の手で尻を左右に開かれればこぽり、と落ちるかんぅの種。
それが太腿を伝う]


 あ……。
 零れてしまうから、あまり開かないでくれ。


[せっかく、もらったものだから、と囁く]


 かんぅ殿が喜んでくれるのなら、余も嬉しい。

 その、まだ、足りぬ……よの?


[ちらちら、ちらちら、と、こくり、と喉を鳴らして、雄々しいままのかんぅの青龍偃月刀を見ている。

賢い婿は覚えてしまったのだ。
この青龍偃月刀が自分に気持ちいいことをしてくれることを。
そして、自分も含めて摩羅が満足しない雄は、これが固くなってしまうことを。
自分のものは固くはなってはいないけれど、中がうずいて突かれる悦びを覚えてしまって、もっとしてほしいなぁなんて。

それを上手く伝えるのはどうすればいいのか、経験が薄い中、必死に考える]


 余はよい夫だから、この雌孔を使わせてやってもよいぞ。
 そちは余のここが、好きなのだろう?
 嫁を満足させるのも、婿の役目だからな。


[意味はほとんどわかっていない。
ただ彼がそういうのだから、そうなのだろうとそう言っているのだが、あやすようにされる口づけも好きだけれど、先ほどの荒々しいかんぅ殿も好き、と頬に口づけながら囁いた*]

── 或る日の丑三つに ──


  「だから言ったのさ」

     「誰かに拾われたくないものは、落としちゃいかん」

 「お前さんもあの子も、離れるには絆され過ぎたな」

……返す言葉もありません

[ 責めるでも慰めるでもない、窘めるような言葉。
 今となってはあの時の意味も分かる。
 従順な答えを返す一方、心地悪さを隠せない。 ]




   「万事上手く収まり喜ばしいと言ってやりたいところだが……」

     「気づいているな、紅鉄や。この山は痩せ細る一方だ」

──やはり、もう?

[ 何処か子を見守るような暖かさを含んでいた声は、
 一度押し黙った後に、固いものへと変わった。
 
 狩りを行う身には、山の変化は肌に感じる程身近なもの。
 他の同胞とてそうだろう。
 鬼は人であれ獣であれ他の生き物の血肉を糧とする存在。
 細る実りは決して無関係ではないのだ。

 故に驚きを見せることはないが、
 この男から直接語られるという深刻さには、息を呑む。 ]




   「村一つと餓鬼共を抱えて、これでも保ったほうだとも」


     「一先ずは春を迎えるまで、そこから苦しくなってこよう」

[ ふと男が目線を投げた先で茂みが鳴り、何かが遠のいていく。
 何らかの小型の獣が逃げていったようだ。

 この山に肉食の大型動物はいない、とうに鬼たちに食い尽くされた。
 しかしこうして意識せず残る生き物と遭遇することも、
 年々少なくなってきている。 ]




  「お前が結ばせた約束も、あとどれ程続けられるのか」

   「あれにはお前の我らと人間への想いが、よく表れている」



        「だが────非常に歪だ」

[ 男は──鬼の山の主は、色素の薄い瞳で紅鉄坊を見据える。
 静かでありながら、強く射抜くような力がそこには感じられた。 ]




 「山もお前も、変わってしまった」


 「選ばねばならなくなるぞ、覚悟をしておけ」


                 ……肝に命じておきます

[ 心中の揺らぎを見せることはなく、膝を付き深く頭を垂れた。 ]*

  世界は斯様にも美しい。
  如何なる理の上であっても在り様は同じであろう。


[人であれ、神であれ]


  そして鰻が旨いのも変わらぬさ。


[心を、情を、音とし詩とし伝えることは。
男自身の魂を奮わせることで発露し、その熱量を以て相手の魂を揺さぶれると吉であった。

その結果として身は魂によって焦がされるように疲れ果てるわけで――]


  むう、汗臭いと言われると少し嫌だぞ。
  この汗は予の勲章であるからな。


[ほれ、よく嗅ぐが良いと胸の内に顔を埋めさせて抱きしめると脇に撥と三味線を置いて立ち上がった。
風呂へ行こうと誘われるままに足を向ける]

  風呂は此方で良かったか。
  ではな、緋扇――リンを磨いてくる。


[――と扉を開けたままに部屋を後にし勝手に沸いているという湯舟へと向かおうか。
脱衣所にたどり着くまではリンは腕の中に納めたままである。

夜、想う詩は蟲の音のように。
静かに歌詞を伴わぬことなく口ずさむものだ。

そうしている間にも脱衣所へと辿りつけば抱き抱えていたリンを下ろした]


  服は自分で脱げるか?
  予が脱がしてやろうか?


[男自身は甚兵衛であるから着脱は楽なもので。
先にリンを脱がしてしまおうかと指をわきわきしてみせた*]

[そうである。とかんぅは言い切った。
そうじゃない、そうじゃないんだ。という声は婿殿に届かない。胸毛もすね毛も気にせず、絡む二人には必要ないかもしれないが、急募:つっこみ。である。銀色の髪を撫で。]


 ああ、夫婦の中でも
 我らは愛しあっているゆえ


[更に良い。のだと
納得する彼に刷り込んでいく。これは間違えではないだろう。互いを愛するが故に、思いあって交わりは深くなる。今もそうだ幸せそうに婿殿は腕の中にいる。触れれば、甘く。蕩けるような反応は、いやらしくも愛らしく。

悪戯をしていれば開かないでという言葉に
ぐっときた。下半身もぐっときた。]

[本来なら、開いて処理をする。
それを教えるべきだった。初めての交わり、それも婿殿は受ける側ゆえ、体力も随分消費しただろう。後始末を教えて、ゆっくりやすむべきだ。そう思ったが、彼の反応がそうさせてくれない。明らかに物欲しそうな目は性を覚えたばかり。
好奇心と快楽の塊で。

申し出に
……一度、かんぅは息を飲んだ]



 ほう?



[頬に口づけた婿殿をじっと見め]


 …使わせてやってもよい?
 婿殿。違うであろう。

 使ってほしいのであろう。


[あやすだけでは足りぬという彼の頬を掴み。
ちゅぅーと大人の口づけをする。先ほどよりも荒々しく咥内を舌腹で嘗めまわせば、上顎の部分を中からつつき。舌を吸って、甘噛みをして、惚ける肉体を褥へと戻そう。ただし、今度はうつ伏せに。交尾めいた体勢をとって]


 婿殿、素直にならねばならぬぞ。


[臀部を持ち上げれば、その尻を優しく叩き。]


 雌穴が疼くから
  かんぅの肉棒が欲しいと。


[諭すように言うのだ。
調子にのった旦那様をいさめるのもまた妻の務め。分かってもらわねばとひくひくとする雌穴を見て、其処に雄の先端をくっつけては突く。最もこれはいさめなのだから、挿入しても先端だけ、入り口をしつこく虐め。

ぬぷっぬっぷ。といやらしく苛み]



 かんぅも勿論まだ足りぬ。

  だが――

 婿殿も足りぬであろう。


[白い背を指腹で撫で、顔を背後より耳に寄せれば、おおいかぶさり。婿殿が喜んでくれるのなら、かんぅも嬉しいのだ。と先ほどの言葉に対する喜びを告げつつも、素直が一番である。といさめも伝え。

その腰を持てば、一気最奥を貫き]



 …… ふっ 
 婿殿っ、ちゃんと言いなされ。


[ぱんっと良い音で
好き勝手に腰を動かしだした。
先ほどまで雄を咥えていた花は驚く程に滑りがよく、それでいて此方をほしがり縋りつく名器だ。腰を上げさせ、上の方から落とすように身勝手に蹂躙するのはこれが妻としてのいさめであるため。(わからせでは)

妻として、夫の素直な声を引き出そうと
中を、最奥を強引に侵していった*]