人狼物語 三日月国


47 【半再演RP】Give my regards to Jack-o'-Lantern【R18】

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[ その後、
  どれだけの時間が経ったのだろうか。

  何度となく花芯を、
  花弁の奥をその指で弄られ、
  その度に気を遣りそうになるのを
  堪え続けていた。


  しかし我慢するのにも限界はあるもの。

  身体を震わせつつ、これ以上は無理だと、
  そんな考えが頭に過った、丁度その時。

  仲居から投げ掛けられる声と
  扉の閉まる音が耳まで届いた。]
 

 
[ ようやくほっと一息、
  緊張から解放されるのと同時。

  身体を小刻みに震わせて、
  白い喉を反らしては]


   ふ…あ、 は ぁ… ん……


[ 彼の腕の中でその身を
  くてりと果てさせるのであった。]
 

 
[ 意識がぼんやりとする中
  彼が横から覗き込んでくる。

  獰猛な肉食獣の、猛禽類の瞳。
  それが此方を見据えていた。]


   
いぢわる……。



[ 唇を尖らせて、
  少しばかり不貞腐れたような声音で。

  けれど上気した頬、とろんとした瞳は
  彼の行いがこの身にとってどうであったか。
  雄弁に物語っていただろう。]
 

そりゃ構いませんけど。

[何となくいつもの予定確認とは違う
歯切れの悪い物言いに疑問符が浮かびつつ答える。
その後、何をするって言葉が続かないのも違和感がある。
何もしない日だって当然あるのだけど
わざわざ空けとけなんて断定的な言い方をされた事はない。

続いた言葉も要領を得なくて、
いまいち野球に集中出来なくなってしまった。

勿体ぶるものでなくて、早いうちの方がマシな事。
…全然分からない。

遡ってその前の文脈から考えてみたら
何となく明言を避けた言葉の内容が見えてくる。
でもあまりにも都合が良すぎて
現実らしかぬ答えだったから飲み込むのに苦労して]

…あの。

本気ですか?

俺の勘違いだったらすみません。
抱かれる覚悟決めた、みたいに聞こえたんですけど…。

[なんて聞いたら怒られてしまっただろうか。]

[それから連休までは気が気じゃなかった。
抱きたいと思うのかと聞かれたわけだから
俺が抱く側、って事で間違いはないとは思う。

しかしそれが問題なのだ。
なんせ、俺は今まで誰かを抱いた事がない。
セックスの経験は多いが童貞だ。

抱くってどうやるんだっけ。しかも相手初めてで。
自分がどうやって抱かれていたか思い出したくても
結構前の事だからいまいち思い出せない。
そもそも入れるのに慣れた尻と初めての尻は別物だし。

痛い思いさせたらどうしよう。
それがきっかけで関係に亀裂が入ったらどうしよう。
プレッシャーで胃がおかしくなりそうだ。
多分、人から見ても明らかに落ち着きがなかっただろう。

けれど時間は容赦なく進む。
約束の連休はすぐにやってきた。]

[コンドーム、予備を含めてローション三本。
指と陰茎の間くらいの太さのスティックディルドと
万が一傷付いた時用に軟膏を鞄に入れる。

いくら確認しても準備万端とは思えないし
不安と緊張は強まるばかりで
セックスってこんなんだっけと虚無になりかけたりして。

それでも一年越しに彼が踏み込んでくれたから
それを無碍にしたくない一心で喝を入れる。

まあ、あの人は信じられないくらい可愛いし
めちゃくちゃかっこいいから
多分目の前にしたら自然に欲情するだろう。
自慰してる時みたいに。

…そうやって無理矢理思い込もうとしないと緊張で吐きそうだった。]

お、お邪魔します。

[まるで初めて部屋に呼ばれたみたいに
よそよそしい声で呟いて鞄を抱えたまま
借りてきた猫みたいに縮こまって床に座った。]*

 
[ 彼がこの程度で終わるなど
  これまでの経験から思う筈もなく。

  けれど、今回無理をさせてしまったし。
  それに、愛されるのは嫌いじゃないのだ。

 
今回亡霊たちによって離れ離れになる事があった。


 
それはとてつもない恐怖と心細さを己に齎し。

 
同時に改めて彼への愛おしさと、

 
傍にいてくれる有難さを知った。


 
気付けば、もっともっと彼と愛し合いたいと。

 
自分からも彼を求めるようになっていた。


 
今だって身体の奥は

 
彼が欲しくてじんじんと疼いては、

 
とろりと甘い蜜を溢れさせている。


  とはいえ、食事前からこんなにも
  積極的になるのは予想していなくて。

  そこは少しばかり
  考えが甘かったのは言うまでもない。]
 

 

   ふぁ……?


[ 此方を気遣う様子を見せつつも、
  自分もお腹が空いている事を伝えてくる彼。

  その言い草に、
  何を考えているのだろうと思いはすれども、
  回らない頭では深く考えるまでもなく。

  ただ、目の前に
  無防備になった姿を曝け出すばかり。]
 

 
[ 腕が腰に回ってきて、
  軽く浮かすように抱き上げられる。

  運んでくれるのだろうか。

  そう思い、
  大人しく身を委ねていれば
  突然両脚が割り開かされた。]
 

 
[ 熱の籠った、蜜で濡れた花弁が外気に触れる。

  少しの間の後
  熱く昂るそれが脚の付け根に
  けれども何時もとは少し違う場所に触れて]


   へ…? ちょ、ちょっと、まっ……!


[ 止める間もなく、剛直が
  柔肉を押し開きながら突き進んでくる。

  その圧迫感に息が詰まりそうになる。
  背筋にぞわぞわとするものが走る。
  脂汗のようなものが全身に浮かぶ。

  揺さぶられる度に身体がふるふると震えた。]
 

 
[ 気付いた時には
  目の前には美味しそうな料理。

  普段であればこのようなご馳走。
  目を輝かせながら口に運んだだろう。


  けれど、今はそれどころではなくって。]
 

 

   ふぁ……ぁ、 ぁん…… あぁぅ……


[ 箸で口に運ばれる食事はどれも美味しい。
  しかしゆっくり味わう余裕など無きに等しく。

  彼が腰を動かせばその度に上半身が跳ねる。

  自分の意志とは関係なく、後孔は収縮し
  身体の奥に感じる剛直がぶるりと震えたかと思えば
  その直後、奥に熱いものが迸るのであった。]
 

 
[ そうして、座卓の上に並んだ料理が
  すっかり姿を消す頃合い。

  何度となく欲望を注がれる事はあっても
  蜜を滴らせる花弁に触れられる事はなく。

 
身体の奥はいまだに疼いていた。

 
彼が欲しくて欲しくて堪らないと。


  彼の方に振り返り、
  物欲しそうな眼差しを向けながら]


   
お風呂、いきましょ……?



[ 切なげな、けれど甘さを含んだ声音で
  問い掛けてみるが……]*
 



[ 硝子の外側から、いつも小さな姿を見つめていた。 ]


[ きちんとした形になる前、
 指の先にも満たない小さな球体にしか見えなかった頃から。
 漸く大きくなり始めて、
 透けた表皮から骨格が見て取れていた頃も当然。 ]

────殿下。
俺は早く貴方に会いたい。早く俺達のことを知ってほしい。
貴方の父上と母上がどのように生きたのかも……。

[ 時間を見つけては食い入るように眺め、
 未だ名前も無いその方に譫言のように呼び掛けていた。

 旧き時代の技術とは畏れ敬うべきものだ。
 人の子が母に抱えられている時間よりもずっと短い期間で、
 産まれる筈は無かった命が、花開く。

 完全な形態が作られ、開いた四つの目が外を見た日を
 誕生日として定めると我々は決めた。
 その日、彼と共に幾多の魔族の命が救われる未来が産まれた。]


[ 性別が分かったのは外に出した後だった。
 何しろ竜族は絶滅してしまったもので、水人族が苦心して特定に至る。

 あのように集団に身体を眺められ何度もひっくり返され過ごすのは、
 きっと中々に居心地が悪い。
 必要な行為と分かりながらも、可哀想に思わずにはいられなかった。
 思っていたのに、もっと酷いことをしてしまった。

 ────あの日。
 幾重にも重ねられた防御魔法に包まれた彼を、
 民衆の前へと連れて行き、よく見えるように掲げた。

 ベアによる魔族の民、そして人類への宣言の最中。
 光の珠のような魔法の中で、もつれ合う身体は酷く暴れていた。

 今までは円柱の中とその機械がある研究所しか知らなかったのだ、
 彼を見る目の数も桁が違う、物も語れない赤子には怖かっただろう。
 戻ってきた後、二つ頭を押し付けるように甘え俺から離れなかった。

 しかし、思い至ることは無かったがもしかすれば
 怯えた原因は他にもあったのかもしれない。
 その頃から既に悪意の視線が存在していたのかもしれない。 ]



[ 人型になったのは彼が40歳になった頃だろう。
 いつものように水槽から出し、室内を散歩させて差し上げようとした。
 未だ足は未発達の、こちらに向けて這い寄る御方が
 唐突に金髪の幼児に姿を変えたのだ。

 ああ、本当に王子だったのかとぼうっと眺めてしまって
 気づいたオルフェウスに殴られ
 早く服を持ってこいと怒鳴られたのをよく覚えている。

 騒々しい俺達を見て笑っている姿も愛らしかったが、
 幼い頃からウロボロス様は既にウロボロス様だったと今は思う。

 悪い意味ではない。我々は皆、王の全てを愛している。
 その気まぐれさも、掌で転がすような物言いも。
 向こう側に存在するいじらしさを知っているから。

 そんな風に楽しげな姿を眺めていられることが、
 どれ程尊い時間なのか、すぐに思い知らされることとなったから。 ]



申し訳ございません、陛下……。

[ その年、戴冠式の後のこと。
 凍土には決して降ることなど無い筈の雨が、
 ついに我々の王となった小さな御方の上に降り注いだ。
 抱き締める腕は今日ばかりは加減が利かなかった。

 ────暗殺を目的とした、襲撃事件。

 未遂に終わった。ウロボロス様には当然、傷一つ付けさせなかった。
 しかし、犯人は拘束され連れて行かれる間最後まで陛下を罵り
 決して認めないと叫んでいた。

 彼の知らない時代を寝物語に毎夜聞かせ続け、
 その生まれも隠すことなく教えてある。
 それでも、今まで周りには彼を愛する者しかいなかった。
 否定され、加害を試みられるのは初めての経験だった。 ]



[ きっと、神を真似るような所業への報いだったのだ。

 産まれた幼子に罪はない、しかしそれを目論んだ者は
 純粋な愛ではなく、周囲の為に一つの命を創り上げた者は────

 人の姿は見目良くとも、竜としては異形だと奴は言った。
 その見目すら王と王妃の面影一つ無いと奴は言った。

 我々もそのことに気づいていない筈は無かった。
 恐らくそれは、産まれ方が影響していると結論を出していた。

 彼にはどうしようもない、他の誰かの行いのせいで
 きっとこれから何度も、同じように詰られる。 ]



 どうしてあやまるの。ボクは、どこも痛くない。
 みんながボクを守ってくれたから。
 ……辛いのはボクじゃなくて、フォークでしょう?


[じっと目の奥を覗き込み、白く柔らかな手は頭を撫でる。
人の形となる前から、何度もされていたものを真似るように
ぎこちなく、優しく、雨が止むまで何度でも。]


[ 女神も聖木もこの世界にはありはしない。

 救いを差し伸べたのは、罪を赦したのは
 小さな小さな、人造の魔王だった。

 遥かな寿命、唯一の竜。
 その身に永きに渡り降りかかることとなる苦を思えば、
 決して許されてはならない。

 それでも雨は勢いを増して、暫くの間優しい子を濡らし続けた。
 真に尊き、光のような御方だと知った。 ]


[ 裏切りが教会に知れた後、故郷の村は焼かれてしまった。
 復讐を志した、同じ孤児院で育った少年が
 変わらない姿の俺の前に、成長した男として現れた。

 彼の命を摘み取った時の虚しさが、何百年経とうと忘れられない。
 仲間達の亡骸と同じく、死に顔が目に焼き付いた。

 目的が存在した。仰ぐべき御方と、仲間達がいた。
 そうでなければきっと心も喪っていただろう。

 異能を見に宿し、しかし魔族のようには変わらない姿。
 人の寿命を遠く過ぎて、誰にも分からない終わり。
 その日が来れば魔物へと成り果ててしまうと定められた運命。
 これは人類でも、魔族でもないと言うべきではないか。

 俺は何なのだろう、どうして存在しているのだろう────
 胸に空いた穴は、一人きりになると開いてしまう。 ]



[ 君は我々の血を受け入れ王に仕えたまごうこと無き魔族だ。
 守るべき方に逃される苦渋を共に味わった仲間がそう語った。

 あなたは教会と戦争の真実を暴き、未来で喪われる命を救った。
 やはり勇者と呼ばれるべき人間だと、聖都で助けた人類が言った。

 元より我らは一つであったのだから、お前はどちらでもある。
 そんなことを口にしたのは水人の研究者と迫害された者達であった。

 その全てがこちらを想っての、心よりの言葉。
 それでもどうしても、受け入れることが出来ずに今に至る。 ]



[ だが────、 ]



  
「ふぉーく?」


いいえ、フォルクスですよ殿下。

  
「ふぉる……う」


その調子。フォルクス、です。

  
「ふぉううぅ」


ああ、遠のいたな一気に……

  
「……んっ!」


いてっ、痛い痛い!分かりましたフォークでいいです!いいですから!
……フォーク、か。なんだろうな、これも、運命ってやつかな。



[ 培養管の中からこちらを見つめていた四つの目が、

 巻き付き噛み付き、言葉にならない愛情を示した異形の身体が、

 抱き上げた腕の中の幼子の笑顔が、

 優しく頭に触れたその光が、

 果てしない時間の中、穏やかな流れで美しく成長していく姿が

 共に未来を見据える時間が。

 己が何者か定めることすら出来ない男に、
 この方の従者であるという一つの答えを、与えてくれた。 ]

【人】 エガリテ

 
[週末で人気の少ない大学。
 その一室、資料室の窓が
 時折ポワリと明かりを漏らす。]


   mh... .....liom.. ....guise......
     .... ..m’f.. ....cé...e a fh.. ....áil.


[置かれた資料の一つ一つに淡々と
 防御魔法を付与していた。

 死者の魂が帰ってくる日が近く
 歴史ある道具は魔を宿し易い。
 取り憑かれることのないように、とは
 本来の職務の枠を越えた雑務であるが
 負うことを厭わなかった。

 古今東西の術を試すのに良い機会だし。]
 
(12) 2020/10/31(Sat) 22:31:37

【人】 エガリテ

 
[受け取っていたリストの
 最上段からきっちりと施していき
 最下段に届けば、はて、と首を傾げる。

 リストに載っていない品が
 部屋の片隅には在った。]


   ……おかしいな


[一度見聞きしたものは忘れない。
 忘れることが出来ない。
 灰色の布で覆われたそれは随分と大きく
 去年は確実に無かった。
 その様なものが搬入された話も聴いていない。]
 
(13) 2020/10/31(Sat) 22:31:40

【人】 エガリテ

 
[けれど、そのシルエットは
 どこかで見たことがあった気がした。
 そうここでは無いどこかで。

 ――頭がズキリと痛み米神に右手を添える。
 手にしていたリストに皺が寄った。

 忘れる筈がない頭脳と記憶が矛盾している。
 整然としないことは気味が悪くて仕方ない。]


   ……、記憶を弄られたか……?


[一体誰に。何のために。
 決して、敵が居ないわけではなかった。
 認識できていないものもあるから
 直ぐに当たりをつけられそうにはない。]
 
(14) 2020/10/31(Sat) 22:32:01

【人】 エガリテ

 
[手が伸びかけるが、恋人の言葉が過り、拳の形とした。

 知的好奇心で飛びつきたくなるのを
 何度抑えられ、また何度救われて来たか。

 布で覆われた謎の品がどんなものか
 気になって気になって気になって気になるが
 下手に手を出さない方が良いだろう。

 愛おしい人を傷つけたく無い。]
 
(15) 2020/10/31(Sat) 22:32:47