人狼物語 三日月国


43 【完全RP】音の鳴る瞬間の相手は【R15】

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【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

[しかし目を数度瞬いたかと思うと、>>227
つとその顔を上げ賞状を受け取ってくれました。]


  ……あら、どうしたの。
  あなた達でも緊張することあるのね?


[震えるような手、揺れ霞むような瞳。>>228
何だか舞台で私に呼びかけた彼と
同一人物には思えないような態度の違いに。

誰にも聞こえぬよう、まずそっと小声で
態と囁くように言葉を告げました。
もし緊張由来であれば、少しはほぐれるかと思って。]
(253) 2020/09/30(Wed) 8:48:25

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

[そして]



  あなた達がこの国を、国民を。
  そして私達を信用し、
  遥々此処へと訪れてくれた。


  理由が何にせよ、
あなた達が演奏で示した

 「自分達」の実力という問いに
  私から返すあなた達への答えがこれよ。




[これまた誰にも聞こえぬよう、
小声でそっと呟きながら。]
(254) 2020/09/30(Wed) 8:49:14

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

  とにもかくにも、おめでとう。
  我が国初の快挙を成し遂げた
  若き英雄さん達。

  ──────また明日、会いましょう?




[最後まで小声のまま、
明日の演奏の約束も楽しみにしていると
6人組へ暗に告げて。


そして次の審査員へ授与を交代するために>>154
その場を譲ろうと、左足を後ろに下げた。]*
(255) 2020/09/30(Wed) 8:49:58

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

─表彰式翌日朝・居住区─


[表彰式から一夜明け、
ぐっすり睡眠をとったおかげで
疲れも然程残らず快適な目覚めとなった。]


  おはようファラリス。
  今日は何を食べるの?


[いつものように朝食を作ろうと
台所に向かい、ファラリスとともに調理をする日々。
一軒家とはいえ大きさは屋敷と言えるほど大きくもない。
使用人もそういないのだからこれで十分。

フライパンを熱し、バターを入れれば
溶いた卵にチーズを混ぜて
チーズ入りのオムレツを焼き上げます。]
(266) 2020/09/30(Wed) 11:46:37

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

[隣では燕麦の粥が煮える匂い。
今日は牛乳を入れ、そこにアカシアの蜂蜜を加え
甘くして煮るようです。


干した杏に干し葡萄を刻み、
ファラリスが鍋をかき回しながら
くつくつと弱火で煮込んでいきます。]


  ファラリスはそれだけで足りる?


[表彰式終わり、審査員控え室に届けられた
無花果のジャムを乗せたクッキーや
椎の実を入れたパンも出しましょうか?と
それぞれ提案して。]
(267) 2020/09/30(Wed) 11:46:51

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

[飲み物は梨を発酵させて作ったペリー酒を加熱し、
酒精を飛ばしたものに炭酸水を加え割ったもの。
季節の恵みに感謝し、食事を終えたところで
届いたのは配達人の声。]



  (宮廷か、生徒達かしら。)



[ファラリスが勝手口の方へと向かい
幾つか手紙を持って来る。
予想通り宮廷と、留学先や
国内を回る生徒達の手紙が大半。


ただ、一つだけ違っていたのは
『グランソ・シュトランド』という
1日目の会場に近い宿から届いた手紙。
>>-264>>1:106>>1:65]
(268) 2020/09/30(Wed) 11:47:06

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

[この宿から手紙が届く心当たりに思い浮かばず
慎重に手紙を開け、中身を取り出し>>-260
内容を読み解こうと目を見やれば]


  (嗚呼……あなたね。)



[差出人の正体は、直ぐに分かったわ。>>10>>-260
審査員特別賞及び4位入賞の拝受。


私が彼らに指摘したことについて>>-260
見破られたと感じ、
空恐ろしささえ感じたこと。


しかし良い経験でもあったということが
そこには書かれていて。
素直に述べられた感想のようにも思え、
若者を見守る老人のように(実際そうなのだけど)
手紙を眺めていた刹那。]
(269) 2020/09/30(Wed) 11:47:28

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

  (もう褒章決めたの!?

   まだ3ヶ月の猶予があるのだから
   ゆっくり決めていいのよ!?)


[『国内巡業公演』を選ばせて欲しいという一文に
思わず心の中で突っ込んだら、>>-205>>-261
その続きには尤もと思えるような理由が綴られており、


  考えずくの彼ららしいと、>>2:248>>2:258
  今度は一転して愉しみを覚えた。


何より彼ら自身が地方を巡ってくれるのであれば
こちらとしても願ったり叶ったりよ。]
(271) 2020/09/30(Wed) 11:47:58

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

[けれど、次の内容には>>-262]



       ────えっ?




[思わず素で声が出てしまったわ。
リジィ第三王子殿下に音盤をお貸ししたこと
(※ただし返ってきていない)
>>0:51>>0:52>>0:53>>0:54>>0:55>>0:56


まさか殿下とお話ししてそれを知っていただなんて。
けれど音盤と彼らの結び付きの経緯により
殿下の招聘の一要因になっていたと聞かされても、
覚えが無さすぎてピンとこない。]
(273) 2020/09/30(Wed) 11:48:30

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

  ……えっ……えっ?
  そう、だったの?



[何だかよく分からないけど、私の行動が
結果輝かしき才能を此処に連れて来れたのであれば
当時の私と第三王子殿下お手柄だわ、と
心のうちで褒めて。>>-262



   彼が書いた通り、もしかしたら。
   1つでも欠けたら成り立たない要因が
   重なりに重なって引き起こした
   一つの運命……奇跡だったのかもと




運命という言葉に、不思議としっくりくるかのような
そんな心地を覚えたのでした。>>-262]
(274) 2020/09/30(Wed) 11:48:57

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

[最後にはまるで私の今までの行動と
これからに対する小さな声援のようにも思え、>>-263
無意識に顔が綻んでいたことには気付きません。]



   (ええ、任せて頂戴な。)



[第三王子殿下の手助けも、>>-263
才能の拾い上げも……
行けるところまで行ってみせる。

殿下が我が国と新たな才能達に必要なのは
私も全くの同感だもの。]
(275) 2020/09/30(Wed) 11:49:31

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

  アレキシ・イングヴァル・ベルイマン……
  その名前、覚えたわ。


[一見すれば誰のことなのか分からない名前。
けれど追伸を見れば正体は確定したも同然。>>-264

奇しくも吐いた一言が彼と同じようになってしまったけど
午後に向けて私の闘志に火をつけるには十分過ぎた。>>10
私もまた書斎に向かい、真っ先にペンを取り
彼らに……彼に向けた手紙を綴る。]
(276) 2020/09/30(Wed) 11:49:50

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

[例え彼らが好敵手などとんでもない。>>235
そう感じようと、私の心に対し
ここまで火をつけたというのもまた事実。


まだ至らぬと感じていようとも、
超える可能性など0ではないのですから。]*
(277) 2020/09/30(Wed) 11:52:53

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

─表彰式翌日・舞台付き屋外庭園(午後)─



[予定通り開催された、1日目の舞台。
この舞台付き屋外庭園に私は
3番目の奏者として演奏をする。>>1:1>>1:2


場所は屋外なので華やいだ印象の曲は必須、
しかし宮廷にも程近いので
昨日のような楽曲はさすがに不向きでしょう。
と言いつつ昨日はホールで演奏してしまったのですけど



午前のうちに微調整を済ませ、天候と風向きを考慮し
当初予定した曲を変更しながら
脳内で構成を組み立てていきました。]
(278) 2020/09/30(Wed) 12:37:37

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

[思い出すのは昨日の表彰式。>>263
最後に口角を上げて微笑ったあの顔。
少しばかり視界が潤んでいたように見えたけど、
最後はあの目付きが戻ったような気がして]




    (────いよいよね。)



[果たして、彼らの姿は見つかるかしら。
見つけた時はまたあの不敵な笑みで迎えましょう。>>30
カーテシーをして私は竪立の元へ。]
(279) 2020/09/30(Wed) 12:38:07

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

[私の登場は3番目、この演奏最後の出演者。
歌劇の終幕のような華やか且つ人々が体を揺らし
リズムに乗れるような曲を。


  まるで歌劇歌手が最後の大団円を
  高らかに歌い上げるように。


しかし、最後の箇所にいつもとは違う
合言葉のような掛け合わせの箇所を取り入れて。]
(280) 2020/09/30(Wed) 12:38:26

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

[次には打って変わって変調を加え
不穏な要素を入れた旋律を。
これもまた、彼らの影響。>>2:231



    まるで暗い森に迷い込み、
    暮れゆく日に不安を抱えながら
    延々と彷徨い混んでいるかのように。




周囲の観客が何やら不安げに
そわそわする様子を肌で感じる。
心にふと過ぎる思いを別の伴奏で加え、
突如────不安定なまま、止めた。]
(281) 2020/09/30(Wed) 12:38:53

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

[1拍置いて、次にゆったり奏でるのは
ある意味宮廷楽士らしい優しい奏で。
これは本日の天候を見て考えた即興曲。



    遥々この地を訪れた彼らへの労い。
    その才能に出会えた喜びと、
    あの手紙を読んでこそ感じた

    ────彼との約束。>>-263




あの、運命のようなものを感じた。>>-262
その言葉を噛み締めていくかのように。
やがて最後の音を優しく弾き終えれば……] 
(282) 2020/09/30(Wed) 12:39:22

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

[最後に響くは音色の推移と階調。
スタッカートによる迫り来る音を入れ、
大胆でありつつも宮廷音楽としても
十分に入れられる範囲を模索した1つの試作曲。



    この国はどうだったかしら?
    この国の音楽は、人々は────
    私の音楽は、あなたたちにどう影響したかしら?




────気を付けてお帰りなさい。
また会いましょう、敬愛なる好敵手のあなた方よ。
あなた方の地でもどうぞお元気で。]
(283) 2020/09/30(Wed) 12:40:11

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

[私もいつか、あなた方の地へ!]
(284) 2020/09/30(Wed) 12:40:34

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

[こうして全ての演奏を終え、
カーテシーをして舞台を降りたのでした。


昨日のように口々に声を掛ける観客の方々、
6人組の姿を確認すれば会釈して


「私の演奏はどうでした?」と言いたげに
その眼差しを真っ直ぐに向けて。]**
(285) 2020/09/30(Wed) 12:40:57

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

─表彰式─


[頭を下げるエヴィに、裏方はしっかりと頷き>>286
子供達ににこやかに笑いかけました。


(途中「えらいひとってだぁれー?」>>286の声と
 吹き出してしまった彼女を見遣った裏方が
 『今、あちらにいらっしゃる宮廷楽長様。
  あなた達のお姉さんの才能を、
  一番素晴らしいとお認めになったお方です。』



  苦笑しつつも丁寧に教え、その後も質問があれば
  これまた一つ一つ丁寧に答えてくれたことでしょう。)]
(315) 2020/09/30(Wed) 19:12:23

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

[宮廷楽長は、傷だらけの顔を見ても>>287
眉毛一つ動かしませんでした。
宮廷楽士となった様々な経緯に出会ってきた方です。]



  (え、あの子の傷……)



[平台で演奏した時は恐らく距離のせいで
看破出来なかった顔の傷。>>190
むしろ内心動揺したのは私の方でした。


一部からも「あの傷、痛そうだわ……」「大丈夫か……?」と
気遣わしげな声が聞こえてきます。
他の審査員達も心なしか心配そうな様子で見つめています。]
(316) 2020/09/30(Wed) 19:12:39

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

[宮廷楽長様が胸章を授与し>>287>>288
彼女の頭上に掲げたティアラ。>>289

それが頭上へと飾られた瞬間、
ひときわ大きくなる拍手。
裏方も子供達の面倒を見ながらも
惜しみない拍手を送ります。]



  (嗚呼、いいのよ。幾らでも泣いて……。
   おめでとう。この国はあなたを見つけ、
   そして選んだ。)



[一筋伝い落ちた雫を見て、>>289
笑みを絶やさず私は彼女を慈しみながら見つめます。]
(317) 2020/09/30(Wed) 19:13:01

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

[こうして係の裏方が彼女を誘導しようと
近づいた時のことでした。>>290]


 『周囲への感謝の気持を持てるのは良いことだな。
  ……これは君が実力で勝ち取った結果だ。
  存分に誇ると良い。』



[彼女の言葉を聞き、学長は満足したように笑うと>>290
私達や王族の方々に彼女が体を向けました。
その視線は逸らされることなく、
まるで射抜くようにも見えました。]
(318) 2020/09/30(Wed) 19:13:14

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

[ですが、次の言葉を耳にした瞬間。>>291]


   (──────!?)


[周囲がどういうことだ?と言いたげに
少しばかりどよめきます。>>291]


  (あなたに歌を教えた人間は、
   あなたに傷を与えた人間なの……!?)


[彼女の才能を開かせた者が同時に、
彼女を傷付けた者だというような物言いに
学長はおろか、審査員達の顔色も一気に変わります。
>>291>>292]


     (何ということ、私は。私達は。)
(319) 2020/09/30(Wed) 19:13:41

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

[でも、彼女は自分なりの結論らしき言葉を告げると
一層深く頭を下げました。>>292]


   『……あなた達のお姉さんは、
    ご立派な方ですね。』



[裏方が無意識に子供達へ呟きます。]


   『────君の強さと勇気も
    追加で賞賛されるべきだな。』



[楽長の言葉に、私含め審査員全員が一斉に頷きます。]
(320) 2020/09/30(Wed) 19:14:00

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

  (この歌は…………)



[ふと、彼女の歌声が小さくとも
確かにホールへと響き渡りました。>>293
1日目の歌声を知る者、知らぬ者もその歌声に魅了され
ため息をつく声が聞こえてきます。



   咎めるものは、誰もいませんでした。




楽長は歌う姿をじっと見つめておりましたが、
やがて一つ頷くと]
(321) 2020/09/30(Wed) 19:14:20

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

  『俺にその人物へどうこうする権限は無いが、
   俺個人として心に留めておこう。

   君の訴えが此処に控える方々へ
   届くことを願う。』



[楽長はそう口にして、元いた場所に戻ろうとする
あなたを見送ったことでしょう。]
(323) 2020/09/30(Wed) 19:14:35

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

[環境と周囲が一人の才能を押しつぶすことは
決してあってはならないこと。>>0:48


ですが、彼女に傷を負わせたらしき人物は
彼女の才能を此処に立つまで確立させた。
彼女の言葉を信じるなら、
そういうことなのでしょう。>>294


私は、この場でどんな顔をすれば良いのか
全く分かりませんでした。]
  
(324) 2020/09/30(Wed) 19:14:52