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【人】 舞台役者 ヴィクトル ─ 回想・室内 ─ 確かにそうだけどなー。 おっ、でも悪くないな。 [ 隠さない撮り>>69は、結構上手く撮れたように思える。 撮影技術は並だと言ってたが、これならばすぐに 上達するのでは無いだろうか。機会があれば、SNS撮影用に 俺の分まで撮って貰いたいと思う程に。 可愛らしく撮れた写真を見せた反応は、想像以上のもので。 顔を被っている姿を見てよしよしと頭を撫でる。 写真に残されている姿も可愛いが、 やはりリアルタイムで動き、反応があるのが一番良い。 腑に落ちなさそうな反応も、本人は不本意かもしれないが 可愛らしさに拍車を掛けている。 ご要望のポーズで撮影とあらば>>70、普段より恰好をつけ 片方の手を肩に回し、俳優らしく、映りを意識しポーズを取る。 出来上がった写真はすぐに送って貰い、 自らの携帯でも確認し大満足。 背景には真珠ソファが、隣には最愛の人が。 ──紛れもなく、今此処に存在している証拠の画像を残して。] (130) 2019/04/21(Sun) 4:54:16 |
【人】 舞台役者 ヴィクトル─ プール ─ [ 普段よりも一際楽しそうな声が響き渡る>>71。 思えば29才児のプールにかける情熱は 出発前から本気だった>>0:446>>0:826。 こんなに本気だったと知っていたのなら、 棚の奥で眠っていた、景品のエビの浮き輪や、 スイカのビーチボールを持ってくるべきだったか。 ウォーターガンを向けられていることに気付いたのは >>60次のこと。 普段なら「やられたぁ〜〜」と付き合い、倒れていたことだろう。 普段から触れ合っている故、通常は許可など取らないのだが、 思わずその美しさに見とれ、許可を取っただけのこと。 久しぶりに見たのも手伝い、以前より逞しく感じられた。] ははっ、サンキュ。 リーこそ仕事で忙しい時期が続いてたと聞いたが、 前よりもがっしりしたんじゃないか? 俺の身体を触っても、別に得はしないと思うがな。 (131) 2019/04/21(Sun) 5:08:58 |
【人】 舞台役者 ヴィクトル[ 勿論断る理由は無い。 ぺたぺたと触れられるだけならまだしも、 胸から腹へと指を伸ばされれば むず痒さに「……ん、っ」と声は漏れてしまったが。 体力の無さに関してはさすがに否定出来ない。 過去の苦い記憶の発端も其処だ。 しかし、これでも過去に比べると筋肉はついているのだが。 新しい自転車も、引越しを機会に買うのはいいかもしれない。 進呈、というより共用的な意味でなら。 時間が経つと、リーの方が先に泳ぐのを止め、 持参した道具で遊び始める。 その様子を見れば、真面目に泳ぐのも一段落。 一緒にフロートのくじらに覆い被さってみたが、 くるりとフロートが反転し、二人仲良く沈んだり、 西部劇ごっこに付き合い倒れこんだりと。 おもちゃのあひると共に撮影した分は、 さぞSNS映えすることだろう。 投稿すれば、一気に拡散されるかもしれんな(自惚れ) 共に沈み込んだ時、結果身体が密着し、 そのまま水中で身体を抱き締めていた。 浮き上がってからも、暫くは腕を離そうともせず。 身を密着させている間に、先程の件を思い出し、 胸の鼓動が一瞬蘇った。 ────まだ、早い。 ] (132) 2019/04/21(Sun) 5:09:03 |
【人】 舞台役者 ヴィクトル[ 日が沈み始めると、マジックアワーの色彩も 忘れずにカメラに収めておいた。 ふと横を見ると、リーが俺の方を見ていたような気がして>>73] ……綺麗だな。 この景色を二人で見ることが出来ただけでも、 此処に来れて良かった。 [ 顔を近付け、恐らく乾いていたであろう左頬に そっと口付けを落とした。 だが確かに長時間泳ぎ、身体を動かしていたが、 頭の中にはまだ他のことを考える余地はあったぞ。 レストランに着けば、食一色になるだろうが。 ] (133) 2019/04/21(Sun) 5:09:07 |
【人】 舞台役者 ヴィクトル[ 部屋に戻り、髪を乾かして貰い次の予定に頷く。 髪はセットもせず、乾かすだけで済ませたので、 普段とは違う雰囲気に見えていたかもしれない。 今度は交代でリーの髪を俺が乾かす。 指の櫛だけで通るさらさらな髪に心地良さ、 同時に羨ましさを覚え、今度は自分自身の髪を指で梳き、 途中で止まってしまうことに内心ショックを抱きつつ。 同じく、ブラッシングだけで済ませておくことにした。] そうだな、食い終わったら運動がてら散歩にでも行くか。 海もだが、月や星もよく見えるだろうな。 [ プールから見える海も絶景だったが、 当時よりも空の色は暗く──既に空の色は暗黒色となっていた。 夜の海、星の美しさは都会とは比べ物にならぬ程、格別だろう。 小高い丘の、鐘と十字架が在るスポットはどうだと提案し。 プールから見えていた碧い花畑に関しては、 夜目が利いたとしても見え難く、 撮影しても綺麗に残せない可能性もありそうだろう。 故に、そこは夜明け前後に行こうと提案をしておいた。 起きられるかは別問題であるが。 ] (134) 2019/04/21(Sun) 5:09:10 |
【人】 舞台役者 ヴィクトル─ レストラン ─ [ こうしてレストランにて、念願のディナータイムが始まる。 俺は基本質より量派だが、高級ホテルのディナーとあらば話は別。 サーロインステーキを、新鮮な魚介類を味わいながら食した。] ……ん、美味い。やっぱり、たまには良いものも 食わないとだな。ほーら、これ食うか? [ フォークで焼き魚の身を突き刺し、リーの口元へと運ぶ。 周囲の視線を感じるような気もするが、お構い無し。 リーが恥ずかしいと感じるならば止めるが。 二人で居ると、人の目が集中するのは昔からそうだ。 故に慣れているのもある。 最初は人との対応が上手くなかったリーも、 思えば随分上手になったものだ、と懐かしい顔で見ていたり。 舞台俳優とはいえ、俺を知っている客は居なかっただろう。 気付かれていたとしても、髪のセットもメイクも無いままだ。 人違いで押し通せる。 地酒も瓶数本開け、〆のデザートまできっちりいただき完食。 去り際には「ごちそうさま、有難う」と二人で笑顔で挨拶を。 離れていく際、背後で女性定員のざわめき (と書いて黄色い声と読む)が聞こえたかもしれない。 そして、そのまま景色が良く見える見晴台へと向かおうか。]** (135) 2019/04/21(Sun) 5:12:46 |