人狼物語 三日月国


77 【ペアRP】花嫁サクリファイス 弐【R18/R18G】

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  やがて煙は晴れるだろうか。
  そうすれば、彼の姿を見ることが叶うだろうか。

  自分の頭より上に、彼の瞳の色と同じものが一対。
  こちらを見つめているのなら
  暗がりだとしてもわかるくらいの
  重圧がかかったような気になるだろう。
  
  
   「 ラサルハ、グ……? 」


  明るいのなら見えるはず、その大きな姿が。
  白い鱗を身に纏う、蛇の形をしたものが。
 



  いつかを思い出すように
  身体をガタガタと震わせてしまうのは生物としての本能。
  恐怖で座り込みそうになるのを、
  なんとか両の足に力を込めて
  壁に寄りかかることで耐えている。
  
  これが、神の本当の姿?

  血の気の引く顔は白くなり、
  目眩のするような心地に襲われる。
 


  
  ひくっ、と喉が鳴った。
  喋ろうと息を吸い込むつもりが、
  上手く吸い込めなかった。

  唇を噛む。

  話して欲しいと言ったのは私なのに
  こんなにも、弱くて、……悔しい。**
 

 そ、そうなのか……?


[めそめそ泣いていたら、かんぅ殿が知らないことを教えてくれた。
かんぅは物知りだ。
特にこのような閨のことは、自分が知らなかったことを次々と教えてくれる。
気持ちよすぎて出るものは、違うのか、とほっとした顔をしているが、真実を教えるものはいない。

髪を撫でられればほっとして、安心させる笑みい微笑み返す。
ちなみに濃い体毛も男らしいなぁ羨ましいなぁと思っているので胸毛もすね毛ももうまんたいである。
羨ましがるのだから、この白竜殿は生えている部分も銀髪だし、体毛もほぼないのが悩みなのだが]


 ああ、とても気持ちよかったの。
 ほう、相性なるものが。
 夫婦は相性がいいものなのか。


[それなら、かんぅ殿が言うように自分は相性がよいから夫婦なのだな、と納得する。気持ちよすぎて、失禁までしてしまうくらいなのだから、それはものすごいことなのだろう。
彼の雄々しいものが自分の柔らかく小ぶりなものを悪戯する度、ひくん、と呼応するように返事をする。
彼の手で尻を左右に開かれればこぽり、と落ちるかんぅの種。
それが太腿を伝う]


 あ……。
 零れてしまうから、あまり開かないでくれ。


[せっかく、もらったものだから、と囁く]


 かんぅ殿が喜んでくれるのなら、余も嬉しい。

 その、まだ、足りぬ……よの?


[ちらちら、ちらちら、と、こくり、と喉を鳴らして、雄々しいままのかんぅの青龍偃月刀を見ている。

賢い婿は覚えてしまったのだ。
この青龍偃月刀が自分に気持ちいいことをしてくれることを。
そして、自分も含めて摩羅が満足しない雄は、これが固くなってしまうことを。
自分のものは固くはなってはいないけれど、中がうずいて突かれる悦びを覚えてしまって、もっとしてほしいなぁなんて。

それを上手く伝えるのはどうすればいいのか、経験が薄い中、必死に考える]


 余はよい夫だから、この雌孔を使わせてやってもよいぞ。
 そちは余のここが、好きなのだろう?
 嫁を満足させるのも、婿の役目だからな。


[意味はほとんどわかっていない。
ただ彼がそういうのだから、そうなのだろうとそう言っているのだが、あやすようにされる口づけも好きだけれど、先ほどの荒々しいかんぅ殿も好き、と頬に口づけながら囁いた*]

── 或る日の丑三つに ──


  「だから言ったのさ」

     「誰かに拾われたくないものは、落としちゃいかん」

 「お前さんもあの子も、離れるには絆され過ぎたな」

……返す言葉もありません

[ 責めるでも慰めるでもない、窘めるような言葉。
 今となってはあの時の意味も分かる。
 従順な答えを返す一方、心地悪さを隠せない。 ]




   「万事上手く収まり喜ばしいと言ってやりたいところだが……」

     「気づいているな、紅鉄や。この山は痩せ細る一方だ」

──やはり、もう?

[ 何処か子を見守るような暖かさを含んでいた声は、
 一度押し黙った後に、固いものへと変わった。
 
 狩りを行う身には、山の変化は肌に感じる程身近なもの。
 他の同胞とてそうだろう。
 鬼は人であれ獣であれ他の生き物の血肉を糧とする存在。
 細る実りは決して無関係ではないのだ。

 故に驚きを見せることはないが、
 この男から直接語られるという深刻さには、息を呑む。 ]




   「村一つと餓鬼共を抱えて、これでも保ったほうだとも」


     「一先ずは春を迎えるまで、そこから苦しくなってこよう」

[ ふと男が目線を投げた先で茂みが鳴り、何かが遠のいていく。
 何らかの小型の獣が逃げていったようだ。

 この山に肉食の大型動物はいない、とうに鬼たちに食い尽くされた。
 しかしこうして意識せず残る生き物と遭遇することも、
 年々少なくなってきている。 ]




  「お前が結ばせた約束も、あとどれ程続けられるのか」

   「あれにはお前の我らと人間への想いが、よく表れている」



        「だが────非常に歪だ」

[ 男は──鬼の山の主は、色素の薄い瞳で紅鉄坊を見据える。
 静かでありながら、強く射抜くような力がそこには感じられた。 ]




 「山もお前も、変わってしまった」


 「選ばねばならなくなるぞ、覚悟をしておけ」


                 ……肝に命じておきます

[ 心中の揺らぎを見せることはなく、膝を付き深く頭を垂れた。 ]*

  世界は斯様にも美しい。
  如何なる理の上であっても在り様は同じであろう。


[人であれ、神であれ]


  そして鰻が旨いのも変わらぬさ。


[心を、情を、音とし詩とし伝えることは。
男自身の魂を奮わせることで発露し、その熱量を以て相手の魂を揺さぶれると吉であった。

その結果として身は魂によって焦がされるように疲れ果てるわけで――]


  むう、汗臭いと言われると少し嫌だぞ。
  この汗は予の勲章であるからな。


[ほれ、よく嗅ぐが良いと胸の内に顔を埋めさせて抱きしめると脇に撥と三味線を置いて立ち上がった。
風呂へ行こうと誘われるままに足を向ける]

  風呂は此方で良かったか。
  ではな、緋扇――リンを磨いてくる。


[――と扉を開けたままに部屋を後にし勝手に沸いているという湯舟へと向かおうか。
脱衣所にたどり着くまではリンは腕の中に納めたままである。

夜、想う詩は蟲の音のように。
静かに歌詞を伴わぬことなく口ずさむものだ。

そうしている間にも脱衣所へと辿りつけば抱き抱えていたリンを下ろした]


  服は自分で脱げるか?
  予が脱がしてやろうか?


[男自身は甚兵衛であるから着脱は楽なもので。
先にリンを脱がしてしまおうかと指をわきわきしてみせた*]

[そうである。とかんぅは言い切った。
そうじゃない、そうじゃないんだ。という声は婿殿に届かない。胸毛もすね毛も気にせず、絡む二人には必要ないかもしれないが、急募:つっこみ。である。銀色の髪を撫で。]


 ああ、夫婦の中でも
 我らは愛しあっているゆえ


[更に良い。のだと
納得する彼に刷り込んでいく。これは間違えではないだろう。互いを愛するが故に、思いあって交わりは深くなる。今もそうだ幸せそうに婿殿は腕の中にいる。触れれば、甘く。蕩けるような反応は、いやらしくも愛らしく。

悪戯をしていれば開かないでという言葉に
ぐっときた。下半身もぐっときた。]

[本来なら、開いて処理をする。
それを教えるべきだった。初めての交わり、それも婿殿は受ける側ゆえ、体力も随分消費しただろう。後始末を教えて、ゆっくりやすむべきだ。そう思ったが、彼の反応がそうさせてくれない。明らかに物欲しそうな目は性を覚えたばかり。
好奇心と快楽の塊で。

申し出に
……一度、かんぅは息を飲んだ]



 ほう?



[頬に口づけた婿殿をじっと見め]


 …使わせてやってもよい?
 婿殿。違うであろう。

 使ってほしいのであろう。


[あやすだけでは足りぬという彼の頬を掴み。
ちゅぅーと大人の口づけをする。先ほどよりも荒々しく咥内を舌腹で嘗めまわせば、上顎の部分を中からつつき。舌を吸って、甘噛みをして、惚ける肉体を褥へと戻そう。ただし、今度はうつ伏せに。交尾めいた体勢をとって]


 婿殿、素直にならねばならぬぞ。


[臀部を持ち上げれば、その尻を優しく叩き。]


 雌穴が疼くから
  かんぅの肉棒が欲しいと。


[諭すように言うのだ。
調子にのった旦那様をいさめるのもまた妻の務め。分かってもらわねばとひくひくとする雌穴を見て、其処に雄の先端をくっつけては突く。最もこれはいさめなのだから、挿入しても先端だけ、入り口をしつこく虐め。

ぬぷっぬっぷ。といやらしく苛み]



 かんぅも勿論まだ足りぬ。

  だが――

 婿殿も足りぬであろう。


[白い背を指腹で撫で、顔を背後より耳に寄せれば、おおいかぶさり。婿殿が喜んでくれるのなら、かんぅも嬉しいのだ。と先ほどの言葉に対する喜びを告げつつも、素直が一番である。といさめも伝え。

その腰を持てば、一気最奥を貫き]



 …… ふっ 
 婿殿っ、ちゃんと言いなされ。


[ぱんっと良い音で
好き勝手に腰を動かしだした。
先ほどまで雄を咥えていた花は驚く程に滑りがよく、それでいて此方をほしがり縋りつく名器だ。腰を上げさせ、上の方から落とすように身勝手に蹂躙するのはこれが妻としてのいさめであるため。(わからせでは)

妻として、夫の素直な声を引き出そうと
中を、最奥を強引に侵していった*]

【人】 鬼 紅鉄坊



[ その行いが既に約束の対価であるのだから、
 労いを欲したことは今まで無かった。

 しかし、千に向けられる言葉と表情には>>9
 何処か救われるような感覚が、確かにある。
 言葉少なく受けとめて、静かに頷いた。]


……ああ

[ 腕の傷に懸命に布を巻いていく花嫁
 その肩を通り背に流れる白はもう無い。

 幽閉されていようと元は育ちの良かった人の子
 自分でしたことはないのだろうと、
 器用ではない腕で慣れない道具での断髪を請け負った。

 しかし、首や耳を切ってしまったらと思うとなんとも恐ろしく
 すっきりと短髪にはしてやれなかったものの、
 ここ最近は寒がっていたのでそれで良かったのか。 ]
(18) 2021/06/26(Sat) 23:51:27

【人】 鬼 紅鉄坊



お前にはやはり隠し事は出来ないな

分かったから、どうか許してくれ
あの時の話はもうやめてくれと言っただろう

[ 嫌がり許しを請うのは言葉だけ、声は和らいでいる。
 千同様に夏の日の出来事は、既に消化していた。>>10

 自分のせいで焦り心配する姿を見るよりは、
 こうして軽口を叩ける空気のほうがずっと良いものだ。

 傷を負った家族を迎え入れた経験など無いだろう。
 もしかしたら、そこに何かを想う心も無かったのかもしれない。 ]
(19) 2021/06/26(Sat) 23:51:45

【人】 鬼 紅鉄坊



頼もしいな
本当に、──男らしくなった

[ 両頬に添えられる小さな感触。>>12
 二つと一つが至近距離で交わった。

 出会った頃と比べれば随分血色の良くなった顔を眺め、
 感慨深く落とす二言には、ずっと傍で変化を見ていた者として
 どうしても親のような響きが含むが。 ]

私のほうが励まされてしまうとはな
ああ、暫くは甘えさせてもらうとしよう
だが、出来ることはさせてくれ

[ 一時伏せた目を開いた後、ふと微かな笑みが浮かぶ。

 今は決して千を守られるだけの存在とは思っていない。 ]
(20) 2021/06/26(Sat) 23:52:08
── 回想 縁に残るもの ──


……そうだな。少し、気になるな

[ 何気なく交わされていた会話の最中、言葉少なくなったのは
 示された染みに対し、嫌な想像をした為に。

 当人は何も気づいていないか、深く考える理由が無いのか
 気にした様子が無いのなら、それ以上言及はせず終わる。 ]*

【人】 鬼 紅鉄坊


ところで、千……
その格好、外に出ようとしていたのか

[ 顔が離れた後か、ふと眉を顰め指摘する。

 見慣れぬ洋装は鬼にはどこか奇妙にも映ったが、
 千には不思議と似合っていて、素直に褒めた記憶。>>11
 それが家の中で纏う為のものではないことも覚えている。 ]

人間の賊にすらお前では危うい。馬鹿なことは考えないでくれ
次に同じことがあっても堪えろ、いいな?

大丈夫だ
私が死んでしまったのなら、伝えに来る者が必ずいるから

[ 他の同胞同様に人間の前には極力出たがらないあの男とは、
 未だに会わせたことはないけれど。
 かつては人間たちの事情に首を突っ込むことを咎めながら、
 千とのことには色々と気に掛けてくれている。 ]
(21) 2021/06/26(Sat) 23:52:40

【人】 鬼 紅鉄坊



あくまで可能性の話だ
そうならないように、私は必ず尽力する

[ 付け加える言葉、相手にそれでも気にした様子があれば

 傷の無い腕を伸ばし、いつかのように髪を撫でるだろう。 ]**
(22) 2021/06/26(Sat) 23:52:58

  世界は美しい──か
    そうだな、在り方は変わらぬ

   ただヒトにより捉え方
      見え方が変わるだけ


[ 何処かへ旅立った嫁達
 二人の瞳にはこの世界は
 どのように見えていたのだろう

 限られたこの空間が
 少しでも美しく見えていたら良い
 祈るよう、涙で沁みる目蓋を閉じ ]
 

  格好の良いことをと思ったが
      最後のそれは些か余分だぞ


[ 締め括る言葉に、ふっと笑いが漏れる
 
 汗臭いと言われたのが不本意なのか
 ぽふりと胸元に顔を埋めさせられたなら
 わざと手足をジタバタさせたりもして ]


  わ、ぷっ……
    茶碗か何かのように云うでない
      

[ 文句を言いつつも、逃げる気は毛頭ない

 抱き締める腕の力が弱まってなお
 頑なに冥桜の胸元に顔を埋めたまま 
 運ばれるままに風呂場へ、脱衣所へ──

 そうして、短い旅の先
 脱衣所の床へトンと下されたなら ]


  ふ、ふんっ
    それぐらい自分で出来る──が
   

[ 勿論出来はする
 そも、着替えられなければ
 風呂はおろか日常生活にも障りがある

 ここは一つ手際良く脱いで見せようかと
 帯に手をかけ、はたと思いとどまり ]


  お前が世話をしたいなら
     脱がせてもらっても構わんぞ
         ──ただし、くすぐりは無しだ


[ 両手を挙げ万歳の格好
 はよ脱がせろとばかりに相手を見る* ]
     

【人】 鬼の花嫁 千



 紅鉄様らしいね
 怠けて顎で使ったって、あんたの嫁は少しも怒りゃしねぇのによ

 損な性格してるぜ

[一つに注ぐ二つの眼差しが捉える笑みに肩を竦める。

今の鬼は此処にいない誰かを見ているわけでもなく、自分をその子供として親のように振る舞っているわけでもない。
千はそれを確かに理解している。故に、呆れたようなふりをするのはただ真っ直ぐ過ぎる言葉の数々がむず痒かっただけ。]
(23) 2021/06/27(Sun) 1:38:35

【人】 鬼の花嫁 千


[負傷した家族を出迎えた経験など無く、あったとして何か人間らしいことを思えたのかどうか。
身体を切れば血が出るのも、いつか死ぬのだって当然の仕組み。そんな思考の持ち主だ。

真っ当な生き物と呼んでいいのかも分からない存在が呼び起こした、亡くしていた筈の感情。
きちんと持ち合わせていたら、生き続けていることを村人に疎まれることも無かったのか。

可能性の話から生まれるものは無いから、鬼が憂うなら思考を流してやるのが千の出来ることだ。
今でも紅鉄坊以外に対して同じような感情を向けられる自信がない以上、やはり村人にとっては鬼子に違いはないのだから。]
(24) 2021/06/27(Sun) 1:38:50