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【人】 舞台役者 ヴィクトル─ 回想/プール・レストラン ─ [ プールで子供のようにはしゃいでいたのは、当然俺もだが やはりリーの方が一枚上手。 はしゃぐ姿を見て、奴が現役裁判官と誰が想像するだろうか。 多忙な中、身体作りを欠かさぬことは素晴らしいし 仕事柄ストレスも溜め込みやすそうだ。 故に発散切り替えも必要なのだろう。 正直に得すると言われれば>>141、喜びを隠さず 頭をくしゃくしゃと撫でておく。 水中に投げ出された時、互いが抱き締め合おうとした結果 当然のことながら肌同士が密着し、浮上した後も暫く 腕が離れること無く、挙句お姫様だっこ、額にキスを 受けたものだから>>141。] [ ──どくん。 ] [ 水も滴るいい男とは言うが、リーは普段より色気が遥かに 増し、艶やかな雰囲気が漂っていた。 それだけで無く、身体が密着し、厚い胸板が心臓と重なる。 心臓が高鳴らない訳が無い。 先程、ホテル室内でのことを思い出す。 思い返せば、心臓はどくりと胸を打ち──。 後、夕暮れと共に部屋に戻り、ディナーへと向かうことに。] (174) 2019/04/21(Sun) 22:43:40 |
【人】 舞台役者 ヴィクトル[ ディナーは恙無く、極上の料理を満喫した。 俺的にも少ないとは感じさせない量。 周囲の視線とざわめきも、一つの舞台の光景と考えれば良い。 口元に運ばれたステーキを咀嚼し、美味さ、嬉しさに 少年のような満面の笑みを浮かべた。 デザートのスイーツは味こそ文句無しだが、量的に 物足りなかったので、売店のお土産を買うことにした。 リーの分も買っておいたから、後で一緒に食うことにしよう。 ただ甘さ的に俺には少し物足りなくはあるが、 リーなら寧ろ丁度良いかもしれない。 そして、スイーツと一緒に買ったジュースを持ち、 その足で展望台に向かうことにした。]* (175) 2019/04/21(Sun) 22:44:29 |