人狼物語 三日月国


224 【R18G】海辺のフチラータ2【身内】

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【人】 Isp. Sup. s. U.P.S. ヴィンセンツィオ

>>36 テオドロ 0日目

「小言めいてしまってすまないね。上に立つとどうしても揚げ足取りが得意になる。
 切り分けができない人だとは思わないが、必要に迫られた時に君は自分の身を切る方を選んでしまいそうな気がしてね。思い違いだったなら申し訳ないけど」

言葉が重すぎてしまわないように、少し茶目を含んだ笑いを添える。
厚意など軽薄に感じられるくらいがちょうどいい。
ずうっと年の離れた若者を見る目は、年嵩から比べれば傾斜の掛かって水平ではないもの、
多少の取り違えがあって然るべきくらいの認識だ。

「ははは、いいんじゃないかな?
 私だって私生活でまで気を張っているばかりじゃあないし、
 四角四面に肩肘張った警官に胸襟開ける市民も多くはないだろう。
 彼らが見ているのは制服だ、まあ……君のような活動をしていると顔も覚えられるだろうけど。
 警帽をかぶれば顔も違って見える。警察が"これ"でも、構わないだろうさ」

曲りなりにスーツを来て歩く姿は、洒落者としてスーツを扱うこの辺りの風土では珍しくないもの。
尤も市場まで紛れてしまえば目立たないといえば嘘にはなるものの。

「それとも。君のなりたい警察の理想とは違った?」

#街中
(95) 2023/09/13(Wed) 8:05:59

【人】 Isp. Sup. s. U.P.S. ヴィンセンツィオ

>>78 ロメオ

視線が寄せられたなら、男は人好きのしそうな笑みで返した。慣れた仕草だ。
同じように見上げられることは貴方も多いだろうし、きっと覚えのある対処だろう。
そうした馴染みの有るふれあいは当然、特異と見做されることもない。

「ありがとう。熱心だね」

おすすめを添えられたならば気軽な一言と共に礼を返した。
ゆっくり、ほかも見て回りながらに店の中を楽しんで、ようやくカウンターの前まで来た。
だいぶんゆるくなった人の流れに沿って選んだのはシンプルなアーモンド・コルネート、
それにピッツァ・ビアンカと、焼き上がって適温になった品があるならパネットーネも。

#パン屋
(96) 2023/09/13(Wed) 8:50:06

【人】 門を潜り ダヴィード

>>88 イレネオ

うんと幼い子どものようにジェラート屋の前で足踏みをしていたかもしれない。
気がはやり過ぎておつりを忘れかけるなんてこともあったかもしれない。
そこにあるのは絵本のような、なんともやさしい想像だろう。

「ふふ、溶けちゃう前にどうぞ。
 こちらも進呈いたしましょう」

上目遣いにくすくすと笑い、恭しく腰を折って貴方にレモンのジェラートと木匙を手渡す。
悪戯が終われば隣に座り、二人でデザートの時間だ。

#商店街
(97) 2023/09/13(Wed) 8:51:48

【人】 Chiavica テオドロ

>>86 ルチアーノ

「あんたとデートする趣味もないんですって」

方便と分かっていても釘を刺さずにはいられなかった。
趣味は無かろうと付き合ってしまうのだが。どうせ遊びの予定なんか無いし、直近の非番の日を調べてそこに滑りこませる形で。

「生憎、俺の周りに集まる愛しの人Amoreどもは、
 それこそ他を優先させるようなお優しい子ばかりなので。
 色好い返事を期待しててください、恋する伊達男」

腰に手を当てて、言葉と表情はまるで一致しない。
真摯な男の周りには真摯な奴が集まる。大したことじゃないか。思って言うこともない。

「全く、お人好しの多いことで」

#街中
(98) 2023/09/13(Wed) 8:57:37

【人】 渡りに船 ロメオ

>>96 ヴィンセンツィオ

笑みを向けられれば、ロメオは一回、二回。
ぱち、ぱち、と間を開けて大きい瞬きをして、きょとんとした顔になり。
熱心の言葉に「どーもぉ」と今度はこちらが薄く笑って返した。

……本当に熱心かどうかはさておき、出勤の度に当然の如く今日はどのパンがおすすめなのかを選んで覚えているのは事実。
店長に言われたわけでもないが、その方が客とのコミュニケーションが円滑に運べるだろうという考えだった。
それに味見をして決めているので、ハズレはないと自負している。

トレーに乗せられたパンがカウンターに置かれ、会計の途中。

「お客さん、あんま来ない人っすよね。それともオレが非番の時に来てたり?」
「誰かの紹介とかー……」

ふとそんな事を尋ねてみる。
店員としての話題作りもあるが、ここにはあんまり新しい客が来ることは少ないから、興味があった。

#パン屋
(99) 2023/09/13(Wed) 9:35:23

【人】 陽光の元で ニーノ

>>77 カンターミネ

からかうと面白そう、などと考えられていることも勿論知らず。

「──────……」

貴方の態度に何がしかの反応を示してビュンッと顔を逸らしていた男は、それでも。
唐突な早口には目を瞠って驚いたかのようにそちらを見上げた。
え、なんて?ついていけてません。

「ちょっ、……あの……???」

口を挟む隙がこれっぽっちも見当たらないから。
目の前を大股で歩いて行く姿にぱくぱくと唇を動かしながらも、言葉をただただ受け取るばかり。
とりあえずは最後教えてもらえた名を記憶し、それから、おまわりさんって。

「なんで知ってんの……?」

残されたウインクと投げキッスにはげえ〜の顔をしつつ、既に貴方は去った後。
零した疑問を拾い上げてくれそうな誰かは今のところちいさな毛玉しかいない。
危機、去りました…?と言わんばかりに顔を出した子猫を、そうっと抱きかかえてはその後頭部にほんの少し鼻先をくっつける。

「ぐ〜…………」

「…………苦手なタイプだ……」


情けない声をあげる大きな生き物に擦り寄られながら、子猫はようやく「みゃぁ」と鳴いていた。

#路地裏
(100) 2023/09/13(Wed) 9:52:37
「あ!ロメオさん!」

貴方が到着したのを見ればぱっと顔を輝かせた男は、そのまま駆け寄っていく。
こちらの服装はシャツにスラックスにベストと、ジャケットを外したスーツスタイルだ。
もっとラフな出で立ちをしていることもあるが、職業柄か家柄かきっちりとしていることも多いのであまり珍しくはない。

「ちゃんと迷わないで来れた!
 でも普段入らないからそわそわしてて、来てくれてよかった」

「い、胃薬はいるほど飲むかなぁ。
 わかんね〜けど……っていうかお金も!
 オレ働いてるからちゃんと出すよ」

えいと腕を小突くのは普段のじゃれ合いのひとつ。
一先ずは此処で立ちんぼしているのもなんだからと、二人で店内へと足を運ぶのだろう。
けれど入ってすぐこちらは足を止める。
昼間の店とは異なる薄暗さ、その中に漂う大人な雰囲気に圧倒された様子で店内を見回して。

「おっ……オレ、場違いじゃない……?」

先程の腕の小突きとは異なり、今度はちょん……と貴方の服の裾を握った。

【人】 陽光の元で ニーノ

>>82 リヴィオ

反応は予想出来ていたものだった。
滅多なことで怒ったりもせずにいつも微笑みを返してくれる。
そんな寛大さだって男が貴方を憧れている要素のひとつ。
それでも礼儀というのは大切だから、訂正は自分の意識を正すための儀式だ。
……とはいえ。

「かっ、からかってたんですか!?
 っていうか後輩かあ、そっか、なるほど、な〜んだ……」

正したところですぐにまた崩れるのだが。
勝手に変な想像しちゃったな、なんて肩を落とす。
にしても誰だろうなと考えて、なんとなくわかるような、わからないような。

「でもそうやって毎日着けてくれたら渡した相手もうれしいだろうな。
 オレもせんぱいに何か渡したくなったら、渡しますね!」

サプライズにならないような言葉を添えて、今度握り直した拳はやる気から。
仕事を邪魔してしまっていることに関しては気にしなくてもよいみたいだけれど。

「あ、そういえばリヴィオせんぱいに話したいことがあって……
 またえっと、ご飯とか行ってくれたらうれし〜んですけど……」

それでもやっぱり引き留め続けるのは悪い。あんまり約束を取り付けられるタイミングも多いわけではないから、最後にそれだけ、と。男はちらり、貴方を見上げていた。

#街中
(101) 2023/09/13(Wed) 10:24:07
「カクテルって度数強いからさぁ、油断してると来るし……」
「いーだろ。払いたいってんなら割り勘でも」

小突かれたら小突き返す。いつものやりとりだ。
ドアを開けて店内に入れば、薄暗い空間に雰囲気の良いBGMが流れていた。
それに混じって聞こえるのは先客の談笑、シェーカーのフラれる音、グラスが置かれる固い音。

「場違いなもんかよ。あんたちゃんとしたカッコしてんだから」
「どうせならカウンター座るべ〜」

こちらはそんな空気に気圧される様子はない。
むしろ慣れた様子で裾を握られたままカウンター席を指さし歩き出した。

「マスターどーもぉ。チーズ貰える?」

先につまみの注文も。カクテルは二人で選ぼうと思って。

【人】 Chiavica テオドロ

>>95 ヴィンセンツィオ 0日目

「他人に身を切れと強いる手間を考えると、自分が切った方が早いですから……どうしても。好きでやってるわけではありません。
 必要に迫られることがなければいいくらいは思っています」

茶目っ気が伝わったからか、此方も気兼ねなく拗ねたような物言いで。地位、年季、それらの差が縮むことはなく、対等でこそないが、対等でないなりに肩の力を抜いて居られている。

「……問題なければ、特には。
 拘りらしいものはありませんし、他の皆に迷惑が掛からなければそれでいいんです。命じられればプライベートでもある程度気を付けようと思うだけ」

「俺は何にも理想を抱いたりはしませんが、
 そこ行く市民や、同じ警察の人間はどうか分かりませんから」

一人鯱張ったところで、それこそたいして世の趨勢は変わりはしないのだろうけど。それ一つで誰かの溜飲が下がるなら吝かではないとも思う。

「俺は多少の骨身くらいは惜しまないんですが、
 周りの方々はどうも便宜を図ってくれるというか、お優しい人ばかりで。
 ……皮肉ではなく。言った通り、楽にしていても構わないならその厚意を喜んで甘受します」

言葉面こそ素直ではないが、やはり必要を越して抑圧する必要がないのは助かってはいる。不器用ながらもそう伝えたい様子だった。

#街中
(102) 2023/09/13(Wed) 11:37:47

【人】 無敵の リヴィオ

>>101 ニーノ

「おや、随分と残念そうだ。
 スクープがある方が好ましかったかな?」

何を言ったところで残念ながらスクープは生まれてこない。
変わり者の男には浮ついた話など存在しなかった。

「さぁ、どうだろう。直接思いを問いかけたことがないからね。
 それでもそうならいいね、せっかく続いている縁だ」

詳しいことはお互いに語らないし、語る必要もないが。
それでも今尚続くその行為にそうした感情があればいいね。
サプライズにはならないであろう言葉には頷いてお礼を添える。
別にサプライズにすることが全てではないのだから、
何かを渡したいという気持ちだけでも有難いものだ。

「…話したいことか。うん、勿論構わないよ。
 夜はそれなりに空いているからね、いつでも連絡してくれ」

見上げるその瞳を見つめ返し、また笑みを浮かべる。
後輩からのお誘いにはいつだって乗ろう。

#街中
(103) 2023/09/13(Wed) 12:15:04

【人】 Chiavica テオドロ

>>74 ダニエラ

「ふむ。あなたがいるということは、
 このジェラテリアは中々上等そうですね」

ピスタッキオの色もナチュラルに見えます、と呟く。
後方から緩く覗き込むように見ていた男は素敵なオフタイムを邪魔しに来たわけではなく、気まぐれに甘味を摂りにきただけ。

「私はミルクの花fior di latteにでもしましょうか……」

特に気後れすることもなく頼むあたり、
食の楽しみは万人共通、といったところだ。
(104) 2023/09/13(Wed) 12:33:21
じゃあ割り勘!と元気な返事を返したりしていた店前。
その快活さは店内に入ってすぐ、ひととき鳴りを潜めていて。

「え、え〜でもぉ……あっ、待って、待って」

店を教えてくれた辺り貴方はこういう場に慣れているのだろう。
さすがだな、なんて内心感心しきる前に歩き出してしまう。
それで指先を離すということはなく、ちゃんと着いていけば隣り合ってカウンター席に座ることになるのだろう。
すぐにつまみの注文をしている辺りも"慣れ"を感じて、今度こそ素直に感心しながら。

「こんにちは〜……こんばんはか。
 えっとドリンクメニューはこれで……」

テーブルに備え付けられていたメニューを開けば、視線を落として文字を追う。
文字を……追う……お洒落な響きがたくさん……並んで……。

「………………」

「……なっ、名前だけじゃ何がなんだかわかんね〜んだけど……!?」


どうしたら……!?みたいな顔で貴方を見上げた。適当に選んで博打するのかなって思ってる。

【人】 花浅葱 エルヴィーノ

さて、今日は何処を見回ろうか。
欠伸を噛み殺してその足は、ゆっくりと歓楽街を通りスラムの方へ向かう。
治安の悪いそこは、犯罪の温床になりやすい。
途中、体を売る少女が声をかけてきたけれど、一瞥して断った。
こういうのは、必要があるときだけで十分だ。

食事をまともに採れないスラムの人間たちは皆細い。
負けず劣らず……というほどまではないが、食事をあまり摂らない自分もまた、平均よりは随分と細身だ。
服装さえ合わせてしまえば、この中に潜り込んでしまえそうだなと、何故かそんな事を考えて頭を振った。

「……ばかばかしいね」

#スラム
(105) 2023/09/13(Wed) 13:21:23

【人】 陽光の元で ニーノ

>>103 リヴィオ

「好ましいとかそういうんじゃないんですけど、えっと……
 そゆ話あんまり知らないから……あったらどきどきしたなって感じです」

とはいえ人の色恋話題でそわつくのも失礼な話かもしれない。
反省からか頬を掻きながらも苦笑して、次には瞬きを二度。
そしてすぐ苦味の伴った笑みをいつもの微笑みに変える。
どれだけ自信に溢れていたとして、人の想いまでを決めつけることはしない。
あくまでも自信を抱き胸を張るのは己の手の届く範疇であると示す、貴方の態度がやっぱり好ましかったから。

「きっとそうですよ!
 そういうの直接確認してみるのもいいって、この前聞きました。
 オレは恥ずかしくてまだできないけど……」

「……わ、ほんとうですか?
 ありがとうございます!
 じゃあまた連絡しますね!」

貴方にだから聞いてみたいことがあったけれど、中々機の得ることができなかったもの。
ようやく尋ねる一歩を踏めたことにもそれを快諾してもらえたことにも笑みを深め、感謝を言葉に載せた。

「仕事中に話してくれてありがとうございます!
 見回り、がんばってください!」

そして最後にはそう声を掛けて、見送る姿勢だ。
ついでにぶんぶんと手だって振っていることだろう。

#街中
(106) 2023/09/13(Wed) 14:04:19

【人】 陽光の元で ニーノ

>>105 エルヴィーノ

じゃあな〜、と遠くから聞こえてくる声。
誰かに手を振りながら駆ける人影は元気に前方不注意状態。
ようやく進行方向に顔を向けた頃には──貴方の姿がそこにあった。

「あっ、」

立ち止まるには時すでに遅し。
ひらりと躱されることさえなければどんとぶつかることだろう。軽くではあるが。
そして直後貴方を見上げはちゃめちゃに慌てながら口を開くはずだ。

「わ〜〜〜っ!
 ごめんなさい!大丈夫ですか!?怒んないで!!!」


突撃した、或いは突撃しかけた相手が職場の上司と知るのは、そこまでを伝えきってからだ。

#スラム
(107) 2023/09/13(Wed) 14:22:55

【人】 花浅葱 エルヴィーノ

>>107 ニーノ

「うわ、危ないな」

路地に出たその直後。
何やらドンっとした衝撃が腕を襲う。
出会い頭だったから避ける余裕もなくぶつかって、少しばかりよろめきながらぶつかってきた人物を支えると、見覚えのある金髪と大きめの瞳が見上げてきた。

「……キミはこんなところで何をしてるのかな?」

毎日みかける職場の後輩だ。
2,3度まばたきをしてみたが、それは変わらず。
ここにいる理由など、自分と同じものでしかない……とは思うが、天真爛漫な彼の印象はこのスラムにはとても似合わない。

ぶつかられた事自体は別に怒るほどのことでもないから、熱のないままの花浅葱はあなたを静かに見下ろしている。

#スラム
(108) 2023/09/13(Wed) 15:09:10
エナメルを剥がし終えた手を保湿する。
そうして漸く視線が上がった。鮮やかなミントブルー。

「…倒れませんよお。」
「そんな暇、ありませんしい?」

声に、多少の笑みが乗る。
お金のためであったとしても、その言葉は少し嬉しかった。
それでもその笑みに寂寥が乗ったのはきっと、続いたボヤきを聞いたからだ。
瞬きとともにその寂寥も、塗り潰して消えてしまったけれど。

「そお。あたしたちの可愛い後輩クン。」

さすが、名前くらいは知ってるんだねえと。
続いたその声は、少し明るい。

「新人だから、御しやすいとかあ。」
「同じことを署長代理お上も思ってるかもしれないとかあ。」

「…いろいろあるけど、1番は」
「ちょっと、個人的な事情。って、ことでえ。」

それに巻き込まれるあの子は本当に不憫だ。
だけど、煙が立つ前に日は消さねばならなかった。

【人】 日差しにまどろむ ダニエラ

>>104 テオドロ

背後の声に振り返る。
見知った黒髪を認めると、へらり。

「テオドロさんじゃないですかあ。」
「ふふー。そちらを選ぶとはお目が高い〜。」
「あたしも大好きなんですよお。ぜひぜひご賞味くださいませえ。」

実際に、暫く同じ味ばかりを注文していたらしい。
そんな女も最近はイチゴfragolaに浮気しがちだったりする。

「今日はお休みでしたかあ?」
「それとも、休憩中でしょうかあ。」

そのどちらとも違う、ピスタッキオを戴きながら。
こういうことを聞いてくる時は、女のだる絡みの予兆である。
仕事中だと巻き込みにくいあなたのことも、オフなら巻き込めてしまうのではと、狙いを定めようとしている。
(109) 2023/09/13(Wed) 17:41:34

【人】 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネ

>>ネロ

「さて、さて」

スラムを抜けて近道をした甲斐があるのか、ないのか。
とある場所にある、ちょっと怖いお兄さんの住処に到達した。
こんな所に寄ってるのを見られたら言い訳が面倒だな。
歴史の授業の資料って事にするか。

そんな事を考えながら、コンコココンコン、コンコン。
実にリズミカルに拷問部屋の扉をノックした。

「ネ〜〜ロくん。調子はいかがかな?聞くまでもないか。
 明日から忙しくなると思うからさあぁ、あ、これ勘な。
 とにかくそういう訳で今のお仕事まだ残ってるなら、
 ASAPでよろしく。それとも手ぇ貸した方がいいかい?」

この女、ただの勘で人の拷問を急かしに来たらしい。
もしくは暇潰しの類で。こういう事はままあるのだ。
尚、実際その勘が当たる確率は2割も行かない。

#拷問部屋
(110) 2023/09/13(Wed) 17:47:33

【人】 陽光の元で ニーノ

>>108 エルヴィーノ

衝撃の後と謝罪の後。
罵声も暴力も飛んでくることはなく、身体を支えてもらえたので目を丸くした。
更にぶつかった相手が見知った上司だったので、瞳はさらにまあるくなる。

「エルせんぱい……!?
 わっ、えっとすみません前方不注意気を付けます!
 せんぱいこそなんで──あ、見回り中か……」

答えを聞くでもなく解は導き出された、記憶していたシフト的に。
チェスを教えてくれるときと様子としては変わらない、ので怒っていなさそうだと判断すれば息を吐いてちゃんと立った。

「えっと、オレ今日は休みで。
 この前来たとき調子が悪そうな子が居たから、大丈夫かなって。
 里帰りついでの様子見、みたいな……そう、あ〜」

「……ここで育ったんです、ある程度まで」

特別必死に隠していることではないので告げてみる。
それでも毎度少しだけ緊張するのは事実だ、見上げる瞳は花浅葱の色が変わるだろうかと少し、窺うように。

#スラム
(111) 2023/09/13(Wed) 18:30:51

【人】 Chiavica テオドロ

>>109 ダニエラ

「そのどちらでもあなたには関係ないことでしょう?」

だる絡みの気配を察知し、反射に任せて突き放しに入る。
とはいえそういう対応を取るのはどちらかといえば、仕事モードらしい、休憩中にありがちな挙動ではあった。

「……」
「……図らずとも、良い店が知れたのは収穫ですね」

届いたコーン付きジェラートを一口含んでからの一言。
頭脳労働後の身体に沁みる。どうやらお気に召した様子。

「早々……何度も足を運ぶことはないでしょうが。
 覚えておいて損はない程度で……」
(112) 2023/09/13(Wed) 18:32:38

【人】 コピーキャット ペネロペ

「アレさーん、やってますかあ〜」

朝を過ぎ、昼の前か過ぎた頃。或いはその他の都合の良い時間。
看板が出ている事を確認すれば、迷わず店内へ入っていく。
そこにドライブ中のボードが掛かっているかはさておいて。

先客が居る可能性も考えて、一応のうわべを被りつつ。
連れ
はともかくとして。この猫被りには、店主が居なくとも
戻ってくるまで居座るだけの胆力はある。

#Mazzetto
(113) 2023/09/13(Wed) 19:16:40

【人】 日差しにまどろむ ダニエラ

>>112 テオドロ

「ええー。そんなあ。」
「冷たいのはジェラートだけで充分ですよお。」

大袈裟に嘆くような物言いで、その実けらけらと笑っている。
あなたの反応から察しはしたのだろうが、しっかりだる絡みは開始されていそうだ。
多分、当社比、軽度。

「そんなこと言わずう、ぜひぜひ常連さんデビューしましょうよお。」
「おいしいものって元気が出ますよお。」
「実際に毎日おいしい物食べてるあたしは、こんなにも元気ですしい〜。」

日々気怠そうに業務にあたる女を当然あなたは知っているだろう。
女が元気なのは、休憩時間と定時の間際くらいのものだ。
(114) 2023/09/13(Wed) 20:00:12
並んでカウンター席に座れば、マスターの向こうのボトルや道具なんかが良く見える。
探せばキープボトルに付けられたタグに見知った名前があるかもしれないが、まあ、それはそれとして。

貴方が開いたメニューを覗き見る。
何にしようかね、と並ぶ名前に指を滑らせ──、

「……フ」
「アハハ!や、そーだよな。わかるよ、オレも初めて来た時そうなったから……えーと?」

その反応に声を弾ませて笑った。
それもそうだ。ここはファミリーレストランじゃないのだから、ご親切に全てのメニューに写真が付いている訳じゃない。
ましてやどんな酒で何が入っているかなんて説明が書かれていることの方が少ないし。

「何が気になる?わかる範囲なら教えるよ。
 オレもわかんなかったら……一緒に飲むべ」
「ラムコークとかホワイトルシアンとかもいいぞ。あれ殆どコーラと生クリームコーヒーだから」

【人】 黒眼鏡

>>113 ペネロペ

ドライブ中のボードはちゃんととっぱらわれているが、
だからといってカウンターにいるわけではない。

「おー。
 待ってろー」


…だがどうやら奥にはいたようで、そんな声が聞こえてくる。

「おう、珈琲飲むよな」

カウンターの裏の扉から顔を出す。
つまり飲めということだが、…いつものことだ。

「そこ、クラッカー抓んでいいからな。ビスコッティも。
 ちょっと待ってろ、片づけてくる」

カウンターの上にあるものを指さしながら、手に付けたままの軍手を外してどこかに放り投げている。
車いじりの最中だったようだ。

#Mazzetto
(115) 2023/09/13(Wed) 20:14:15

【人】 コピーキャット ペネロペ

>>115 黒眼鏡

「あいよ」

他に客は居ないらしい様子を見れば、うわべは取っ払われた。

投げ掛けられた二つには一つの返答で返しつつ。
椅子に座り、カウンターに肘を付きながら
我が物顔でクラッカーを抓み始めた。

「ダヴィード、お前どっち食う?」

クラッカーを一つ抓み、思い出したように連れに声を掛ける。
クラッカーとビスコッティ。
(116) 2023/09/13(Wed) 20:33:29

【人】 花浅葱 エルヴィーノ

>>111 ニーノ

そういえば、今日は署内で姿を見てなかった気がする。
シエスタの時間になればよくチェスの勝負を挑んでくる青年だが、非番だったのならなるほど、そうだったかと納得して、見回りという言葉に小さく頷いて返した。

「里帰り? ……へぇ」

語られる過去の話には少しばかり意外そうな表情を浮かべる。
同僚の過去の話などあまり聞いたことがなかったから、これも初めて聞いたこと。
明るく元気で、スラムなどとは無縁で愛されて育ってきたのだろうと思っていたのに、実のところは少し違うようで。

「今はどこかに養子にでも?
 警察にまでなるなんて、随分と努力したようだね」

これは別に偏見などではない。
スラムとなると学校に通う事すら厳しいのだから、そのハンデを乗り越えたことに対する称賛だ。

#スラム
(117) 2023/09/13(Wed) 20:33:55

【人】 Chiavica テオドロ

>>114 ダニエラ

「仕事中にも用意してあげましょうか、美味しい物。
 なけなしの元気がどちらに傾くか見ものです」
「俺も別に、美味しい物が好きでないって訳ではありませんけどね。あなたのように食い意地が張ってないだけなので」

嫌味を交えながらも苦笑半分で、どことなく軟化した態度を見せる。しょうもねえという自嘲を得てしまった時点で形勢不利だ。

「ましてや好きだから同じ店に通い詰める、というほど、
 強いこだわりがあるわけでもありませんしね。
 気が向いたら来る程度が丁度いいです、俺にとっては」

「……そう言うあなたは行きつけのお店とか多そうですが。
 飽きないんでしょうねえ、色々な場所の常連だと」

到底真似できる気がしないな、と印象に過ぎない話で勝手なことを言っている。男なりのちょっかいだ。
(118) 2023/09/13(Wed) 20:41:02