人狼物語 三日月国


202 【ペアRP】踊る星影、夢現【R18/R18G】

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 うん……、

[大好きと返されるのに照れくさいのと嬉しいので、喉の辺りに押し付けられた胸に、ぐり、と顔を押し付けて擦り寄せる。

聞こえる鼓動の音と確かに感じる柔らかさに心地良さを感じていると、不意に耳に走った甘い痺れと注がれた言葉に、心臓がひとつ大きく跳ねた。

密着した体の間にある屹立がひくりと跳ねてしまったことも、伝わっていることは明白だったけれど。]

 っ……、柚樹……、
 また、したくなるから……

[“愛してる“も“とら“も嬉しくはあるのだけど、今ばかりは煽ってる?とは聞けないまま、胸元に軽く唇を押し当ててから顔を上げると、下肢へ伸ばされた手に、僅かに肩を跳ねさせる。]

[挿れたいと告げる前に、“挿れていい?“と問うのに頷けば、手の伸ばされた先に視線を落とした。]

 ……ふ……、っ……、大きくしてくれる……?

[いくらか芯を失いかけていた雄芯が滑る指に合わせて固く張り詰めていくのに、若干の羞恥を覚えれば頬が余計に熱くなる。

充分な硬さを伴えば、跨ぐように促そうと腰に手をかけようとした……、のだけど。]


 ……ッ………、

[新たに滲んだ液を掬った指先を赤い舌が拭うのが視界に映ると、腰を掴んで固く勃ちあがった屹立の上に引き寄せていた。

濡れた切っ先を白い筋を零す脚の間に押し付けて腰を突き上げれば、柚樹の側からも腰が落とされたろうか。

根元まで突き刺さって肌がぶつかるのと同時、ばちゅ、と重い粘質の音が響いた。

電気が走るような刺激が背を駆け抜けるのに堪えるように背を掻き抱く。]

 ……あんまりえろいことされると、困る……、

[詰めていた息を吐くと、胸元に顔を押し付けて刺激の余韻が去るのを待って。

止められないかも、と小さく囁いて顔を上げれば視線を合わせて、噛みつくようなキスをした。

そのまま緩く腰を突き上げれば、重い水音が響いて深く埋まった肉茎が脈動する。

荒い息を吐きながら口内を貪ると、腰に手をかけて持ち上げると下へと押し付けるのを幾度か繰り返して。]


 は……、っ……、ゆず、き……、
 かお、みせて……、

[呼吸が苦しくなると唇を離せば、熱でぼやけた視界の中、瞳を覗き込んで。

腰を押し上げて奥に先端を押し付けると、上に乗せた体を前後にがくがくと揺さぶった。

目を伏せそうになるのを堪えて柚樹の顔を見つめると、手を取って指を絡める。

呼吸が荒いで快感に眉根が寄りそうになる中で、指の根元にある金属の感触に、強く手を握り締めれば、薄く笑みを浮かべた。]*

[苦笑に、冗談めかした笑みに、優しい笑み。
アスルの表情は空のように移り変わっていく。

なぁんだ、そんな顔できるんじゃん、なんてね。

アスルなりに甘やかしていてくれたのかもしれないほんのり甘いお茶で身体を内側から温めて。
頼みがあるという言葉に、一気に飲み干してコップを置いた。

強い光を放つ瞳。勝ち気な笑み。
初めて見るはずなのにアスルだとしっくりくる笑い方。
こちらの心も高揚してくるのが分かる。]

 任せておいて!

[期待に応えてみせる、と。
アスルの懐に仕舞われていた大切そうなコインを受け取り、その温度を手のひらに感じながら、ぎゅっと握りしめた。]


 良いじゃん。
 アスルさんはそうするのが似合う感じするよ。

[こちらも強気な笑みを浮かべて。
それからアスルを応援するように柔らかに目を細めた。]

 こっちだって、アスルさんを信じて此処まで来たの。

[彼の瞳をまっすぐ見据え、頷いた。
コインを握った拳を胸の前に上げたなら彼へ差し出そう。
拳同士をぶつけ合い、笑みを交わし合えるだろうか。]

[そんな時間の後。
あっ、と大事なことを思い出したかのような声を上げて。]

 とてつもなく重大なことがひとつある。

[じいっとアスルの顔を見つめた。]

 
 その髭! 剃りなさい! ほら今すぐ!

[守り人してるときもそうだったとか、ペルラさんの好みがそっちとかなら何も言わないけどね、と付け加えつつ。
格好から入るのも大事!と手を腰に当てたのだった。**]


[武藤をお姫様抱っこ?
持ち上げてみたいというよりは、持ち上げられるのは確定だしな?……なんて。

超かわいい格好をしている時に武藤をひょいと抱え上げたらけっこう愉快な絵面だよね?なんて。

そんな愉快を披露する必要……というかシチュエーションがいつどこで訪れるものなのかは皆目見当がつかないけれど。

ふわふわとそんな事を考えてしまうくらいには、私はすごく御機嫌で。

口付けたり囁いたりする合間、甘噛みするみたいなのも混ぜ込むあたり、満腹している肉食獣のじゃれあいに近いものだったかもしれない。]
 


 …………うん。
 したくさせてる。

["また、したくなる"の声 には、しれしれとそう答え。

それはもう、今は正しく意識的に煽ってるよと目を細めた。

こういう時の"とら"呼びの効果も十二分に解った上で甘く囁き、期待通りに下腹に当たるものがひくりと震えるのを望み通りと笑いながら受け止めて。

武藤と思いを通わせたばかりの頃は、好かれているのは理解しつつも、でも私を抱くとかは無理では?と本気の本気で思っていた。

足の間にあるものの有無こそ女性のものではあるけれど、それ以外、筋肉質な手足も細いとはいえない首も、女らしからぬ肩幅も。

贅肉がないのくらいが取り柄で、いや、贅肉がないからこそ触れて楽しい胸だの尻だのでは無いわけで。

武藤が、男も抱ける性癖とかならともかく、そうでなければ無理なのでは?と思っていた。]
 


[まさか、蓋を開けば、一晩に3度4度は少ないくらい、酷い時には5度6度……いやそれ以上の回数してしまうほどに、互いにやみつきになるとは……、だったわけだけど。

だから、伸ばした手の内側で、武藤が再び元気を取り戻すのには何の疑問も持たなかったし、ひたすら愛おしいと感じていた。

────なんなら、もう一度身体を引いて、武藤のを再びしゃぶりたいなと思ってしまったくらい、だったのだけど。

でも私も、欲しかったので。]

 …………ッ!?ぁ……っ!う……、ふ、……ッ。

[ぺろ、と先走りを舐めてしまったのは武藤にとっては相当な爆弾だったようで、性急に抱き寄せられ、貫かれた。

浮いた腰のバランスを取りつつ、重力に引かれるまま、私も繋がりを深くするように身体を落とすと、身体が勝手にのけぞるほどの快感が足先から頭頂へと突き抜けていった。]
 


 ふ……ふふ、ねらい、どおり……っ。

[えろいかなと思ってしたことだし、"止められない"も期待通り。
止めたらむしろ嫌だよと、噛みつくようなキスにはこちらも同じ風にお返しして。

あれほど恥ずかしかった重い水音も、今はもう、全部が快楽に繋がっている風な有様だった。

深くを貫かれると、どうしてものけぞるように背筋が伸びて、顔が上向きがちになってしまうのはどうしようもなくて。

深いキスの合間、息継ぎの時には自然と顎が上がってしまっていた。]

 ……っん……、……か、ぉ…………?

[唇を外した直後の武藤に乞われ、かお?と鸚鵡返しして。

欲に濡れた、ぎらぎらした武藤の瞳が見えて、そこに映る自分の顔も同じくらいにあさましいことになっていた。

それを嫌だと思うこともなく、奥をこれでもかと抉るように屹立を突き立てられて、快楽に顔をゆがめる。]
 


 ぁっ……もち、いい……きもち、い、よ……とら。

[武藤の右手指が探るように薬指に触れてきたことに気付いて、目を細め、お返しとばかり、武藤の左手を持ち上げる。

一度は消えていた武藤に似合いの金の輪に口付けた後、愛おしげに頬を擦り寄せた。]

 私を……っ、

 好きになっ、てくれて、ありがと……、……っ。

[揺さぶられ喘ぎながらでは、ちゃんとした声にならなかったかもしれないけれど。

以前は"私を"という言葉が、"私なんかを"になっていた。
私でいいの?私なんかで良いの?とずっと思ってた。。

でももう、思わないよ。

この強引で繊細で優しい雄は、私だけのものなのだから。*]
 


[とうの昔に、答えは出ていたのだ。
 誰に望まれなくてもいい。
 せめて自分だけでもいい、
 ここにいていいのだと思いたかった。
 けれど、一人ではそれすら叶えることができなくて。
 誰かにそばにいてもらわなければ
 自分の足で立っていることさえできなくて。
 たとえ残りわずかな時間であったとしても、
 こんな自分に手を差し伸べてくれたひとのために
 生きられるだろうか、生きていたい。
 他には何も望まない。ただ、それだけを。]
 

 おう…任せた。

[ミツキらしい勝気な笑みを浮かべてコインを受け取るミツキ。
胸の上にコインをもった拳を向けるのに対して、自分もまた拳を作り、そっと拳同士をぶつけ合い、これ以上の言葉は不要と通じ合うように笑みを交し合た。

―――のだが一つばかし通じ合っていないところがあったようだ。
重要なこと?と首を傾げ]

 お、ぉお。

[ミツキに初めて気圧されたように困ったように眉を寄せる。]

 独り暮らしも旅中も気にするようなことはなかったからなぁ。

[ペルラが特にとやかくはいわなかったが、すっきりしてるときのほうが嬉しそうにしていた気はする。
儀式が行われるのが今日かどうかはわからないが、用意をしようと、無精ひげを綺麗に反ったり]

 そういえば、ミツキがたまにもってた長方形のやつって、なんなんだ?

[小屋ですっきりとさせて合格点をもらえば、改めて待つ間にスマホについて聞いてみたりとしながら夜が訪れるのをまった]

 いくぞ、ミツキ。

[刻が満ちる。外を闇が覆い、空にのぼる三日月の月光が湖を照らす時間帯。
必要な荷物を持ったならば、ミツキをつれてもう一度飛行機へと乗った。]

 いつもこの辺でペルラは儀式をやっていたからな。

[どこまで可能性があるかはわからないがやることは全てやっておきたい。
飛行機を動かして水面を滑るように湖の中央部へと向かった*]

[触れた手も、頬も、唇も、
 受けた傷すらもが熱を帯びた。
 何度もくちづけを求めて、かえして、
 抱き合ううちに、あたたかな夜を迎える。
 夜明けとともに夢は終わり、
 新しい朝の始まりを迎える。
 たとえその先に何もなかったとしても、
 今この時のぬくもりはきっと、消えることはない。]**

[裸で抱き合って唇を食んだりとするのは、満腹している肉食獣のじゃれ合いに近いものだったにしても、肌を重ねて睦言を囁き合ううち、まだ足りないという思いが擡げていたのも確かだった。

一度の行為で連続して片手で足りない回数を求めてしまうのはあまり一般的ではないのかもしれない。

実際のところ、柚樹とした後に賢者タイムになったこともなければ、体力がもたなかったということもない。

お互いに初めてで他を知らない以上、それが当たり前のように思ってしまっているし、この先もその認識が改まる機会はなさそうではある。]


 ……ばか、

[“したくてさせてる“とか。

柚樹が煽ってきたせいで理性がどっかにいって止められなくなるようなことも一度や二度ではない。

知らないからなと言おうと、それを望んでいると言われてしまったら抑止力になるものなど何もなくて。

事あるごとに“私なんか“と卑屈な反応をされることに当初はやきもきしていたのだけど。

今はそんな様子も感じられないことが嬉しいのも確かで。

柚樹を抱きたいと伝えたのはあの美術館から現実に戻ってきてすぐのことだ。

その時は病室だったことや状況的にも最後まではしなかったものの、ただ抱き合っていくらか触れただけなのにオレの身体が反応することは示したというよりは伝わってしまったのだけど。]

[今は随分オレの扱いに慣れた……というか、わかりやすく反応してしまう此方に問題がある気はしつつも、求められることは嬉しいし興奮もする、ので。

それでも多少は理性的にとか、優しく抱きたいとも思ってはいるのだけど。

手のひらの中で熱が育てられるの間もなんとか堪えていたものが、追い討ちをかけられては最後の糸が切れてしまうのもいつものことだった。

性急に貫いてしまった先、大丈夫?と声をかける余裕もなく、いや、その必要がないのは“ねらいどおり“なのだと笑う顔からもわかってしまえば、体が動いてしまうことも自明の理で。]

 っ……、ん……、ゆずき……、
 かお、やらし……、かわいい、よ……、ッ……

[快楽に蕩けた顔をもっと見たいと、熱を孕んだ瞳を見つめて身体ごと揺さぶるように突き上げて。

気持ちいいと告げられれば、此処?とか、もっと?と、聞かずともわかっていることを、声が聞きたい、求めてほしいという欲求に駆られるままに言葉がついて出る。]


 ……っ……ぅ、もっときもちよくなって……、
 ゆずきのえろいとこ、ぜんぶみせて、

[絡め取られた左手が持ち上がって、薬指の金色に唇が触れるのに、心臓が高鳴った。

頬を寄せる仕草に小さく笑って、「すきだよ」と呟こうとしたら“好きになってくれてありがとう“と告げられたことに、一瞬眉を下げたけれど。

でも、それがいつか告げられた意味とは違って、その前に“私なんかを“とも隠れていなければ純粋にそのままの意味だとわかったから]

 ……ん……だいすき、だよ……、誰より……、
 ゆずきがオレを、すきになってくれて、よかった……、

[一度は拒もうとした手を取ってくれてよかったと繋いだ手を強く握り締めて、頬に添えられた左手で肌を軽く撫でる。]<del></del>


 ぜんぶ、おぼえてる、から……、っ、

[柚樹のことは全部。
言ってくれたこと、してくれたこと。
些細な会話も、向けられた笑顔も。

この半年の間に数えきれないほど体を重ねたけれど、一回一回の行為も全部。

つ、と指を下へと辿らせていけば、そっと結合部に触れると赤く腫れた肉芽を指腹で押した。

此処も最初は刺激が強すぎるのか嫌がってたなって。

腰をずらして固くなった其処に恥骨が当たるようにすれば、陰核を押し潰しながら腰を揺すって。

好きなところを全部確認するように、首筋から胸元に唇を落とす。]


 ちゃんと、ここに、いるよ……
 ずっと……、いっしょにいる、

[繋いだ両手を引いて前後に揺すっていた腰を浮かせると、引いた腰を上方に貫くように打ち付けて。

跳ね上げた腰が落ちる度に下から突き上げると、迫り上がってくる吐精感に息を詰めた。]

[アスルにスマホのあれこれも教えてあげた。
どうにか充電が残っていたから、雅空の写真も見せたり、湖の写真を撮ってみたり、アスルが良ければ彼の写真も。
まあ世界を越えてもデータが残るかは分からないけれど。

そうして、飛行機で湖の中心部へ向かう。
深い青のワンピースに手の中にコインを握りしめて。

三日月に満天の星が踊るように瞬いている。

自分が現れたのが空中だから、きっと呼ばれるなら空だ。
そんな予感がしてずっと上を見上げていた。]

 
[時を忘れて彼女と抱き締め合ううちに、理解した。
 彼女に抱く“食べたい”の意味を。

 この夜感じたぬくもりは、心に深く刻み込まれた]*
 

[目覚めたのは使い慣れたベッドの中。
 腕の中にあったのはカナリアの抱き枕だった]


  椿……!


[思わず飛び起き、名を呼んで辺りを見回す。
 簡単に目が行き届く自室の中には、当然ながら彼女の姿は無い。

 目覚める前とは違い、飢えは感じなかった。
 月齢は上弦の次の日ぐらいだろうか。
 それだけで簡単に思い浮かぶ。目的を果たして旅から帰った翌日なのだと]

[実に呆気なく日常に戻るものだと思いながら、ベッドを出る。
 急いでペンを取り、よく使うメモに書き留め、ボードに貼り付けた。彼女に見せてもらった地名を。

 彼女の元へ向かいたい気持ちは少しも薄れていなかった。
 共に過ごした数日間を、このまま幻にはしたくなかった。

 とはいっても今すぐ出発とはいかないのが現実。
 顔を洗って着替えを済ませて、朝食の支度に移った]

[トースターに食パンを放り込んでベーコンと卵を焼き、合間に豆を挽き、卵を裏返し、コーヒーを淹れる。
 サニーサイドアップは好物だけれど、食べられるのは休日だけなのだ。トーストに挟んで手早く食べてしまおうと思ったら、ターンオーバーのほうが食べやすいから。
 だからこれは“いつも通りの朝食”。
 なのに、味気なく感じられて仕方がなかった。

 こうしていつも通りの日常に戻ったかのようだったけれど、これはもう“変わらない日々の繰り返し”ではない。この日々を終わらせて、旅に出るのだから]

[この暮らしにしがみつくのをやめる。
 そう思って職場に向かってみれば、妙な気楽さがあった。

 もう、不安に駆られる必要は無いだろう。自分が重ねてきた罪が暴かれ、仲間や友達に誹られて殺される不安に。
 ずっとそれが怖かったのだ。
 それなのにこの暮らしに囚われていた。
 彼らの記憶の中ではきっと、ずっと人間のままでいられる。そう思えば解放感すらあった。

 辞意を伝え、途中になっていた仕事を片づけていく合間、目的地を定めるのに調べ物を繰り返した。全ての仕事を終えて最後の給金を受け取るのと、彼女が近くと言った村を地図上に見つけたのとは同じ頃だった]

[その村へたどり着くまでには、夢から覚めた後それなりの月日が経ってしまったけれど。

 果たして彼は彼女の時間に追いついただろうか、
 それとも追い越してしまっただろうか]