(a0) 2021/06/22(Tue) 19:55:01
婿殿っ
[気づけば抱きしめていた。
押し倒さなかったのは理性の最後。ただ、もう青龍偃月刀はすさまじい事になっていて、抱きしめる体を閉じ込めるように強く引き寄せれば、その唇を再び奪っていた。今度は強く吸うようにして]
口を開けられよ――
[もはや我慢が効かぬ。と
舌先が口の中に侵入する。唇の中、歯列をなぞり。舌は彼の舌を絡めて吸い。気づけば掌は彼の両頬を包んでいた。唇をはなすのは婿殿の息が苦しくなるころ。
其れまで溜まらぬとその咥内を
愛おしさを紡ぐ口を味わったであろう*]
その程度で怒りはせぬよ。
蹴り飛ばせぬ体勢で寝るのも良いが。
それではお主に負担がかかりそうだからな。
嗚呼――
お漏らしは布団が一組しかないなら止めてくれ。
ちゃんと予を起こすのだぞ。
するまで付き添ってやろう。
事前に恐ろしい人間が来たことは
伝え聞いていても
妙に威圧感のあるその人本人を見なければ
一体なにが起こったのか、把握することなんて
出来ないだろう。
報告に来た者は、大勢のものが彼にやられたことを
伝えてくれるだろうか。
小さな悲鳴のようなものが友人の口から出た。
私はぴくりと眉を動かせば、一歩前に踏み出し
神様に話しかける。
向けられるのは先程までとは違う、柔らかな笑み。
立派になった、なんて成長を喜ぶ言葉は
普段掛けられればくすぐったい気持ちになっただろう。
けれど、現状も、現実も、忘れてはいない。
私は笑みを浮かべることなく、彼の手に手を重ね
覚悟は決まっている。
ならば、後はただ運命の輪を回すのみ。
「 きゃっ!? 」
どこから力が出ているというのか
消して軽い訳では無い私を軽々と抱きあげれば
村の外へと向かう彼。
私が『神様』と呼んだからもあるだろうか、
村人たちは未だ驚きに満ちた顔でその様子を見守り
ただ神の起こすことを受け入れるしかない。
落ちないように、慌てて彼の首に腕を回す。
見上げたその顔はどんな表情だったろう
子供の頃に見たものとはまた違う色に見え、
私はぱちぱちと目を瞬く。
そうか、我の肌は少々やわいでの。
かんぅ殿は丈夫なのだな。
[裸族の先輩かんぅの言い方に、素直にうなずいて話しを聞いていながら、何かはわからない心のざわつくような気持ちを、かんぅにしがみつくことで昇華して。
そう、ヤオディの場合、形にならないもやもやなので、その程度で終わらせられるものではあったのだけれど、色々と大人の経験をしているかんぅはそうではなかったようで]
「 感謝?
あの、えっと、説明を、 !? 」
一体何に対する感謝なのか。
幼き私との約束とはなんなのか。
いくら記憶を留めておきたいと思っていても
私は『ただの子供』でしかなかったから、
記憶は忘却の彼方へといってしまっていて。
思い出せないものに眉を下げながら
白いドレスを着た姿で彼に運ばれる。
木々の枝を渡ることなんてしたこともなければ
想像さえもしていない。
もしかして、こういう覚悟が必要だったのだろうか。
ようやっと止まったかと思えば木の上に降ろされる。
バランスの取り方がわからない私は
みっともなく彼の腕を借りるしかない
「 あの、ここは? 」
視界に映るのは自分の村とは違う、別の村。
一体なにが目的でこんな所へ来たのだろう。
伺うように、前よりも距離の縮まった
彼の顔を見上げた。*
……っ!??
んぅうっ
[思いがけず力強く抱きしめられる。そして激しく唇を、彼の分厚く大きな唇で奪われていて。
息ができなくてじたばたし、そしてしばらくしては酸欠でくたっとしそうになる。
彼に言われたことを聞いたというより、言われた内容を理解することができず、え?と聞き返そうとしたら彼の舌がいそいそと入ってきて。
唇の中を舐めまわされ、歯まで1つ1つ丁寧に清められるように触れられて。
気付けば頬をがっちりと押さえこまれて思う存分彼に舌を吸われていた]
んふ……っ
[ようやく唇を離してもらった時には、彼の青龍偃月刀には相当劣るが、しかしヤオディの美しい刀も恥ずかしい事になっていた。
過去にそういうのは自らを慰めるというより、深く眠った拍子に精がこぼれることがあるのみで、そういう形状になった自分を見たことがなかった。
どちらかというと、そういう状態の人や牛馬を見ることがあるのみで]
ひえっ
[自分がそういう状態にあることが、生々しくも恥ずかしくて。
慌てて傍にあった布をとり、慌てて自分の体を隠そうとしながらも、かんぅの立派な青龍偃月刀には、しげしげと視線を送ってしまうのだった*]
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