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【見】 AI[ 辺りが明るくなり、太陽を背に歩き出す。 廃ビルは物言わず、その背を見送る。 いつか、再び何者かが訪れるその時まで いつか、崩れ去って失くなるその時まで 行き場のない思念体を影に潜ませて。 その廃ビルに限らず 目に付く建物は役目を終えた物ばかり。 一部の設備が機能している場合もあるが 本来の役目を果たしている建造物はきっとない。 目的地とする場所も、その可能性が高い。 それでも、私達は歩き続ける。 ジャラジャラ、カンカン、カランコロン。 彼が身に付けるガラクタの音を聞きながら この静かな世界を進んでいく。* ] (@37) 2019/04/09(Tue) 15:14:24 |
AI は、メモを貼った。 (t9) 2019/04/09(Tue) 15:34:37 |
【見】 AI[ 人々が行き交い、活気があった。 そんな場所でも、今では思念体しか存在しない。 響く声は、私達のものだけ。 データにない情報は、私も知りたい。 だけど、それは危険がない場合での話。 彼を危険に晒してはいけない。 少しでも危険を避ける為 思念体に接触をしようとする彼を止めた。 この近辺には地下鉄が存在し 線路が走っていて、空間がある。 そうデータが示したから。 けれど、制止したところで間に合わなかった。 彼の足元が音を上げて崩れるのが分かっても 私にはどうする事も出来なくて。 日の光にさえ照らされない闇が広がる空間へ 彼と共に、落ちていくしかなかった。* ] (@68) 2019/04/12(Fri) 5:28:28 |
【見】 AI[ 数刻前のシステムリンクにより この後の情報は映像データが残されています。 大人の事情により今までのト書きは暫し休止で 保存されている映像データを再生します。 ] (@69) 2019/04/12(Fri) 5:29:25 |
【見】 AI[ ちなみに 彼が目を覚ました空間の正体が 大きなゴミ箱の中だった 、とか頭や肩にゴミ屑が乗っている 、とかというのは、なんとなく黙っていました。 ちょっと、言いづらかったもので。* ] (@70) 2019/04/12(Fri) 5:33:58 |
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