[ひっきりなしに奥に叩き込まれるズキズキした痛み、彼を迎えるための潤滑液はむしろ彼のストロークを助けるだけで奥に響く鈍痛を加速させていく]
いや………、もう止……めて……
痛い……よ!
[ ついに堪えきれなくなって彼を押し離そうともがき始めるもその腕は返されベッドで組み伏せられていく]
ゴ、ゴムつけよ……??
私つけてあげる……から……
だから……
ひっ………
[焦りだし、裏返りだした声があの手この手と痛みに悲鳴をあげながら彼を説得する言葉を探す、しかしいくら宥めてもいくら体勢を変えようとしても、彼は嘲笑うばかりでやめてくれず、痛みしかなくなった性行で卯波の目にも涙が溢れ出す。]
ひっ、い………いやあ……
も、やめ、てえぇ……
いたいの!!たすけ……て…
[彼をわかった気でいた。
ここは天国で嫌なことは快楽で忘れられると思っていた。
けれど今過ごしている時間は辛いばかりの死にたい世界と同じ、何もかわらない残酷な現実]