28 【恋愛RP】星降る宴の必然を【R15】
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[自分の兄が先ほどの店で、
王室の人間としてあるまじき脅迫をしているとは、
露知らず。愛しの婚約者とふたりで、
街中デートを楽しんでいるフィオーレ。]
ムーティ……あぅ、ごめんなさい……
"今は、違うだろ?"
え、っと、……旦那様?
[いつもは、ここまで遠くなることはない。
離れていると、外野がうるさいから。
フィオーレは、少し恥ずかしそうに
まだ婚約者のはずの彼を"旦那様"と呼んだ。
恐らく、設定としては
商人と、その従者というところか。
ふたりは、一定の距離を保ったまま
横に並んで歩いている。]
"お、お姉ちゃん美人だね〜!どこからきたんだい?"
えっと、ヴェーネレから……!
"ヴェーネレにしては、服装がここだなぁ。
もしかして、隣の兄ちゃんに買ってもらったのかぁ?"
え、と、えと……
"悪いな、おじさん。うちの使用人は他人と話すことに
慣れてないんだ。なんか、用?"
[困っているフィオーレが、
このムーティジェンティーレの助太刀に
きゅんと来ているのは察しがつくとは思う。
さらっと、使用人と呼ぶことができる王子は、
役者向きでは?とフィオーレは思ってしまったようだが。]
"とりあえず、飯屋……"
あの、ありがとうございました……
"やっぱ、お嬢様って呼んでやったほうが
いいんじゃねぇの?"
だめですよ!私は、旦那様の従者です!
[いつもは、王女様、と呼ばれる側だからなのか。
ただただ、この設定を楽しんでいるようにしか見えない。
ムーティジェンティーレは、近くにパスタ屋を見つけて
入ろうか、と彼女に声をかけた。]
"みーつっけた!ご飯?ご飯?
[シュラーフェンがなんとか追いついたらしく。
ムーティジェンティーレたちは店の中に入る前に
捕まった。なので、3人で入ることにした。]
|
―― 二日目、朝 ――
[ 窓から差し込む日差しと、 朝告げ鳥の囀りに包まれながら 鏡の中で、女が悠然と微笑んでいる。 頬と唇に紅を差し。 長い髪は、少し高い所で一つに結い上げて。 スカートは裾があまり広がらぬものを。 日除けに、リボンのついた白いボンネットを被った。 いつかの貴族令嬢を模した豪奢なドレスは トランクケースの中にしまってある。 今日は“仕事”ではないのだし。 国を渡るには、あれは動きにくい。 ] (13) 2020/05/16(Sat) 1:30:20 |
| [ 直ぐ発てるように、 宿のチェック・アウトは既に済ませた。 トランクだけはロビーに預けて 身軽な格好で、宿の外に出る。
清涼な朝の空気を、胸いっぱいに吸い込んで。 最後になるブーヨプスキュリテの景色を、 目に焼き付けるように。 アダムは待ち合わせ場所までの道を ゆっくりと歩いた。 ]**
(14) 2020/05/16(Sat) 1:30:34 |
| (a5) 2020/05/16(Sat) 1:36:14 |
"あ、レッタだ。"
レッタ?まさか……
"ヴェーネレに軍事訓練で滞在してた時に
知り合ったこの国の騎士団に所属する騎士だよ。"
"へぇ。休みなんですかね"
[どうやら、スカーレット・アルジャンが
誰かと食事をしていた時間に3人も来ていたらしい。
妹に浮気を疑われた兄は、懸命に弁明をする。
彼の婚約者は、今回の遠征に不参加だったのだ。
故に、フィオーレが監視役のようなものをしている。
彼らのテーブルに来たウェイターにオススメを聞いて、
フィオーレは、カルボナーラ。
ムーティジェンティーレは、トマトのクリームパスタ。
そしてシュラーフェンは、ボンゴレ・ビアンコをオーダー。]
"賑わってるねぇ。"
シュネーヴェとは、また違うねぇ…
テールエールデは、どうでしょう?
"結構あるぜ、こういうところ。"
| ♪♬ お星様 きらきら 金銀…… 五色の短冊 わたしが……
……空から、見てる ♫♩
(78) 2020/05/16(Sat) 18:23:00 |
| [ 歩きながら口ずさむのは七夕の歌だった。 道中、客引きをしていた露天商に教えてもらった。 お礼に幾つか商品を買い 歩きながら調べを紡げば。 最後に伸びやかな音を空に響かせて 曲を終える。
そうすれば、待ち合わせ場所が見えてきたか。 ]
(79) 2020/05/16(Sat) 18:23:07 |
| もう、来てる。 [ アダムも決して遅く起きたわけではないのに。 当然のようにそこにいる人に、苦笑して。 >>3 お待たせ、と声をかけながら。 一歩一歩近付いていく。 ……ああ、そういえば。 歩を進めながら、思い出す。 露天商はこんなことも言っていったっけ。 ] (80) 2020/05/16(Sat) 18:23:13 |
|
[ 七夕とは、 離れ離れになった男女を謳う 別れの物語なのだと。 ]**
(81) 2020/05/16(Sat) 18:24:07 |
| (a25) 2020/05/16(Sat) 18:28:54 |
[3人は、誰にも邪魔されずに食事を楽しんだ。
政治的な話でも、国の話でもなく、
ただただ、それぞれの近況報告のような。
食事を楽しんだ後は、また露店を見て回ろう]
旦那様!これは、……わぁ!!
”こら!はしゃぎすぎると、ぶつか……あぁ…”
[はしゃぎすぎてぶつかるという、王道の展開。
相手は騎士団の人間のようで、
フィオーレは、小さくごめんなさい、と呟いた。
相手は、フィオーレのことを認識しなかったようで、
大丈夫、と反応があった]
”悪いな、うちの従者が…”
“いや、こっちも見てなかったし……”
すみません……
初めてのおまつりで、胸が高鳴って……
“なら仕方ないね!気をつけるんだよ?”
……まぁ…
[騎士の彼は、フィオーレの頭をぽんぽんと撫でた。
流石のフィオーレも、彼の行動に驚きを隠せない。
シュラーフェンは、剣を持っていたなら
首を掻っ切ったかもしれない。
ムーティジェンティーレは、耐えた。
理由は”フィオーレのことを気付かれないようにするため”]
”よし、行くぜ。そろそろ時間になる。”
は、はい!旦那様!
”名前を聞かせてくれるかな?”
[怖い兄は持つものではない。
楽しんだ3人は、晩餐会に向けて王城へ戻ろうか]
終わった…………
”お疲れ様、ユウェル。後は晩餐会だね”
そこが、最大の難関……
[彼が髪を撫で、ご褒美にと撫でた髪に口付けてくれた。
何年も望んでいたこの交わり。
恋い焦がれていた人間なら、当たり前。
王族ではあるが、誰にも見られていないのなら、
2人は手を繋ごう。
この後待ち構えている晩餐会という、
的に立ち向かうにはそれくらいさせてほしい]
”そういえば、兄さん達は街に行ったらしいよ”
なんですって?!
わたしもいきたい!!!
”ダーメ。……でも、陛下に聞いてみよう。
明日の夜なら、許されるかも。”
…………そう、よね。ごめん。
”だから、今日と明日の謁見まで頑張ろう?”
分かったわ。お父様も、最後くらい許してくれるわね。
あなた達、わたしを置いて……
[着替えを済ませて、晩餐会の入り口に
待ち構えていた客人達にムッと表情を見せる。
案外、ユウェルはそういうところで子供っぽい。
まぁまぁ、と隣でシュテルンポレールが
そんな彼女を宥める。
2人の様子を見て、3人はくすっと揃って笑った]
もう……いい?明日の夜、
あなたたちも私たちと一緒に行くのよ。
”まだ、許可は下りていないけどね”
”じゃぁ、許可取り出来たら、行こうぜ”
[シュラーフェンは、別件があるから行けないと
先出しで言った。フィオーレが不思議そうに見つめると、
お仕事だから、と何も教えてくれなかった。
そうした和気藹々とした身内話も束の間、
この国の貴族たちが陛下をはじめ、
王族たちに挨拶をしてホールへ入っていく中、
アルジャン家の夫妻も、登城した。
スカーレット・アルジャンがいない。
お気に入りの彼女がいないことに、
ユウェルは、声をかけずにはいられなかった]
あら、スカーレットは?
……そう。あの人らしいわ。
明日は、連れていらして?
| まだなの。 せっかくのお祭りだから。 いろいろ屋台を回れたら楽しそうかなと思って。 [ 相好を崩す様子に、こちらもふふっと笑顔を向けて。 挨拶を交わした後、朝食に言及されたのなら >>97 正直に答える。 そう、偽りは述べていない。 ただ言わなかっただけ。 誰かと一緒に食べるご飯の味を >>1:242 思い出したから。 共に食べることを期待した。 なんて、ことは。 ] (146) 2020/05/17(Sun) 11:13:01 |
| さ、行きましょうか。 急がないと、貴方のお腹がなってしまうもの。 [ 小さく笑いながら、慣れた動作で手を伸ばす。 彼と手を繋ぐのはこれで三度目か。 そう、男性と手を握るなんてこと。 アダムにとっては茶飯事で。 >>0:73 ] (147) 2020/05/17(Sun) 11:13:22 |
| ………………。 [ 繋いだ手から伝わる体温の意味。 今は考えない。 ]
(148) 2020/05/17(Sun) 11:13:29 |
|
何が美味しいのかしら? フルーツタルトsweet、ハンバーグfood……
あれは飲み物みたいね。ヨーグリートストロベリーソーダsakeですって。
[ 今日は楽しい一日にすると決めていた。 だから握る指先に力を込めると。
はしゃいだ声を上げて、アダムは彼の手を引いた。 ]**
(149) 2020/05/17(Sun) 11:14:03 |
| 大変、このくらいにしておかないと。 わたしが意地悪なのがバレたら 貴方に嫌われてしまうもの。 [ そんなことを言いつつ >>158 浮かべた笑みは消さないで。 彼と二人でいろんな店を回る。 巷で密かに話題らしい「たこ焼き」も試してみた。 しかしアダムが選んだたこ焼きは、 某国のルーレット方式の名を冠した品で。 なんでも一つだけ当たり(激辛)が入っているらしい。 引いたのはアダムか彼か。 バジルの方だったかもしれない。 ] (187) 2020/05/17(Sun) 16:15:22 |
| [ ある店の前で足を止める。 アダムは、銃の訓練など受けたことはない。 例え玩具と言えど、狙った的に当てる自信はかった。 よって、質問には首を横に降ったが、 目の前の彼はどうだろうと興味はあった。 ] 頑張ってね。 ブーヨプスキュリテの守護騎士様。 [ 目は口ほどに物を言うが、 何とも分かりやすい態度に、また笑って >>160 店主から受け取った銃を、青年に手渡した。 ]** (189) 2020/05/17(Sun) 16:18:41 |
[長い1日が終わった。
晩餐会も無事に終わり、湯浴みを済ませて、
女子会というものをしよう。
ユウェルは薄い翡翠のワンピース、
フィオーレは薄桃色のワンピースを着て、
ユウェルのためのサロンで3人で。]
ねぇフィオーレ様?
”どうされました?
ムーティ様とご結婚は?
”次の春に……!
ドレスを、調整しておりまして……”
”すっごく可愛いんだから!
フィオーレの美人度をさらにあげちゃうわ”
”ビ、ビアンカさん!
あら、具現化を敬称つけて呼ぶなんて……
本当腰が低いのね…
”ほぉんと、不思議な子よねぇ……”
[他愛もない話で盛り上がる。
お菓子と紅茶を摘んで、恋に服に食べ物に。
話題は尽きない。
なのに、時間は来てしまう]
”マイプリンセス、おやすみの時間だよ?”
まぁ……
”フィオーレ、俺らも寝るぞー”
“はぁい!”
[ユウェルとフィオーレの反応は
真逆というほどではないが、差があるように見えた。
ユウェルは駄々をこねるように、
“まだダメ?”とシュテルンポレールに尋ね、
フィオーレは擦り寄るように、
“明日は何をしましょう?”とムーティジェンティーレに尋ねた]
”ダーメ。
兄さんたちも寝なきゃいけないから、
僕らも……ね?”
”明日は顔見せがあるだろ。
それが終わったら、ユウェルとシュー待ち。
で、夜は街に行く。”
“はいっ!陛下も、許してくださって良かったですね!”
確かにぃ。お父様とお母様も、快くよ!
珍しすぎるわ!!!
”僕らがいるからだよ?”
”抜け出したりしなきゃ、簡単に許されただろ”
| あら。 そんな意地悪なことを言うのはこの口? [ ぷくりと頬を膨らませ、 店で買った林檎飴を押し当てることで >>194 彼の唇の蓋をする。 そんな一幕もどこかにあっただろう。 たこ焼きの事件の時は、 >>195 あまりにも苦しそうだったから アダムも少々慌てて。 自分が飲んでいた水コップを そのまま差し出した。] (221) 2020/05/17(Sun) 22:57:07 |
| [ 的が外れるごとに着実に精度を増していく。 >>198 弾が描く軌跡を、 アダムもいつの間にか手に汗握りながら見守って。 ] おめでとう。 ……いいの? [ 見事弾が商品を射抜けば、喝采の声を。 確認しながら、星が煌めくネックレスを受け取った。 ペンダントトップを、見つめながら しばらく無言で指先で弄ぶと。 やがて、自身の髪を一つに纏めていた >>13 髪飾りをほどけば。 ――――しゅるり。 布地が擦れる微かな音と共に、 長い髪が、風に乗ってふわりと舞った。 ] (223) 2020/05/17(Sun) 22:59:00 |
|
……お返し。 他にあげられそうな物、思いつかなくて。
[ 手にした髪飾りを器用に折りたたみ 小さな蝶ネクタイを作る。 それから膝を少し折ると、俯いて 彼の胸元に付けた。 ]
(224) 2020/05/17(Sun) 23:00:00 |
| ……………。 [ だからその時、アダムがどんな表情をしていたか。 彼はきっと、見ることができない。 ]
(225) 2020/05/17(Sun) 23:00:08 |
| この髪飾りね、大切な物なのよ。 [ ……初めて会った頃にも 同じ言葉を告げた覚えがある。 >>0:47 その髪飾りは、母の形見となり。 >>0:30 親友と贈りあった思い出の品であり。 幼い少女の頃からの宝物だった。 実際は、名すら忘れた男からの贈り物。 質の良いものだったから 身分を偽るのに使っていた。 ただ、それだけのもの。 ―――だった。 ] (226) 2020/05/17(Sun) 23:00:20 |
| ……私を、とある人と 巡り合わせてくれた、大切なもの。 [ 飾りが、男の胸元に色を添えたのを確認したら。 ゆっくりと顔をあげて。 髪飾りに理由をくれた人へ向けて >>0:47 アダムは穏やかに微笑んだ。 ]* (227) 2020/05/17(Sun) 23:00:31 |
| (a71) 2020/05/17(Sun) 23:59:52 |
[夜になり、やっと落ち着いた王族は、
素直に寝ると言ったり、
湯浴みとマッサージを所望したり、
着替えを急いでと頼んだり。
三者三様だった。
その様子を見ていたフィオーレとムーティジェンティーレは、
本当に街に降りるのか、なんてシュテルンポレールに聞いたとか。]
“大丈夫。僕が飛びっきりの魔法かけてあげるよ”
”お前そういや…変化魔法お得意だったな”
そうなのですか?知らなかった…
“とりあえず、フィオーレの近くにいるなら
私が守ってあげるわ”
”まぁ、俺らが剣持ってると怪しまれるし…
そうなっても仕方ない。
フィオーレと、ユウェルはお互い側にいろよ”
分かりました!ビアンカさん、よろしくお願いします。
”可愛いフィオーレの頼みなら喜んで♡“
[ビアンカは、フィオーレ中心に半径2メートルまでなら
保護対象として守り抜く。
彼女自身が、フィオーレの魔法。
故に、フィオーレが願うことは全て叶える。
先かな魔法にかけられたテールエールデ次期国王夫婦。
フィオーレの綺麗なロングの金髪はショートの黒髪に。
くりっとした二重の瞳は、たれ目気味に。
そして何より、豊かな胸はボリューム抑えめに。
ムーティも、金髪ショートは紺色ミディアムに。
少しだけキリッとしていた瞳はぱっちり一重に。
そして何より、身長がプラス10センチくらいに。]
”えっ……まじかよ……”
”フィオーレが、フィオーレじゃなくなった…?”
まぁ!動きやすいです!!
“よかったよかった。後は、ユウェルっと”
[ふふんっと鼻歌を歌っているシュテルンポレールも、
兄も一緒だった金髪ショートがオレンジセミロングに。
瞳はあえてそのまま、翡翠色で。
身長は寧ろ10センチほど減らしただろうか。
青年とも少年とも取れる人物に、大変身。
そんな3人の元に、この期間最高に笑顔のユウェルが戻ってきた]
| どうしたの……? [ 不意に繋がった指先に向けて 不思議そうに問い掛ける。 >>264 しかし答えは曖昧なまま。 >>265 …………それでも、 彼がその手を離すことはなく。 私がその手を離すことはなく。 ]
(289) 2020/05/18(Mon) 12:19:14 |
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