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【人】 甲矢 潮音[かったるいバイトの終わりかけ。 もう暗いな、英語の宿題一人でやったかなって 何気なく見た窓の外に流歌の姿を見つけた時は 慌てて白黒ウェイター服のまま飛び出した。 友達と帰るって言ってたし連絡きてたから 安心してしまってたんだけど……。] ちょっ……兎に角中に入っ…… どうしたのその恰好!? [上から三つ目のボタン開いてるのに気づいて 顔面蒼白になった。誰かに襲われたのかと。 閉めながら聞いた感じそうではなかったようで。 だけど角度によってチラリと覗く肌や下着は ここに来るまで一体何人が見たのだろう……。 ムカつくなぁ。 この天然ドジっ子、心配すぎる。 一度トイレに攫われかけたこともあったけど その後危機感だとか警戒心だとかは……、 自分がつきっきりなせいで芽生えなかったのか? ありうるな。未然に防いできた事件もいくつか。] (0) 2022/05/22(Sun) 10:38:10 |
【人】 甲矢 潮音[こんな時ばかりは親なんかと違って 魅了の効かない彼女の身体が厄介だ。 真っ直ぐ帰って家から出るな、って命じれないのが。 早く会いたかったって聞けたら 悪い気がしないのがまた複雑なんだけど。 かわいいなぁ、もう! 僕がついていたらこんな事には。 と思えば決断は早かった。 過保護と言われようと流歌の身の安全ほど 重要なものはないからね。 待っててね、と空いてる席に座らせて 流歌のすきな飲み物出して待たせてる間に 着替えを済ませると「辞めます」って伝えて出てきた。 売り上げが……とか言われても知らないし。 お金稼ぐ方法なんていくらでもあるし。 家の近くにオープンするコンビニとか。 あそこなら一緒に帰れるな。] (1) 2022/05/22(Sun) 10:38:14 |
【人】 甲矢 潮音お待たせ、帰ろ。 宿題学校に忘れたら 教科書は見せるしプリントはコピーするから。 遅くに一人で出歩かないでね? どうしてもって時はついてくから呼んで。 [手を繋いで流歌の家に帰宅して 宿題片付けて、スイーツを頂いたかな。 前に好きだって言ってあったチョコ味のやつ。 僕の分までしっかり用意されてて、 プラスチックスプーン咥えながら そんなに会いたかったんだ……って むず痒いような気持ちになって。 もう、……好き。離れたくない。 バイト辞めてきてよかった。 贈り物も盗んで来れば良いかな、って少し考えちゃう。 怠惰は僕らの代名詞みたいなもんだし。 ファミレスのことは明日しれっと 飽きたからやめちゃったとでも言って また一緒に下校するようにしよう。 そうやって流歌専属警備保障をしてたら 何事もなくひと月後を迎えた……筈。きっと。*] (2) 2022/05/22(Sun) 10:41:23 |
【人】 魔法使い ミンナ・コンスタンツェ[空き家だと彼は言う。 確かに人の気配はしないし、そうなのかもしれない。 それでも、勝手にお邪魔するのは少しだけ気が引けてしまうけれど。 寝室も、勝手に借りていいのだろうか。 確かに玄関周りには家具が残っていたけれど、 ベッドまで残っているのかどうか。] ……ん?寝室を探すっていうことは、 今日はここに泊まるってこと? ……勝手に借りちゃっていいのかなぁ。 なんだか、申し訳ないけれど…… [と、言いつつも確かに服は乾かしたい。 動き出す様に思わず縋ってしまった手を引けば、 代わりに彼が差し伸べる。 お言葉に甘えて、ぎゅっと手を握りこんで隣に並んだ。 さすがに一人で探索するのは怖かったから、ホッとする。] (3) 2022/05/22(Sun) 13:47:15 |
【人】 魔法使い ミンナ・コンスタンツェ[灯りはないから、代わりに野営で使うランタンを使った。 先立つ彼に手渡して、進む先が見えるようにしてもらう。 自身は、怯えるように彼の後ろをついていく。 人気の居ない家屋では、盗賊が居るかもしれないし、 生きた人間以外のものが居ないとも限らない。 冒険者といえども、怖いものは怖いのだ。] ……そ、そうなの? だ、だったら、ちょっと借りちゃってもいいのかな。 灯りが、少ないのが心もとないけれど……、 盗賊だったり、お、おばけとか、 居たり、しないよね……? [びく、びくと背を丸めてテンガンの後ろに隠れるように ぴとっと張り付くようにして歩みを進める。 彼が思考の裏で何かと戦っているとは気づかない。 むしろ、尚更煽るように濡れた衣服を張り付かせながら、 彼の左腕にきゅうっと縋り付くようにして、 きょろきょろと辺りの様子を伺っていた。*] (4) 2022/05/22(Sun) 13:47:33 |
甲矢 潮音は、メモを貼った。 (a0) 2022/05/22(Sun) 19:12:51 |
【人】 乙守 流歌……ごめんね。 つぎからは、そうする、というか そのような事態にならないよう努めます [ 反省しながらも 繋がる手にとっても安心する私がいる。 潮音の手には何か幸せのなにかが溢れてるのかな。 それからバイト辞めたってきいたらびっくりはするよ。 ……あれ、そういえばどしてバイトしてたのかな? そうして相変わらずほわほわしながら、 潮音と付き合って、三ヶ月めと。 私の誕生日を迎えるんだよ * ] (7) 2022/05/22(Sun) 20:37:32 |
乙守 流歌は、メモを貼った。 (a1) 2022/05/22(Sun) 21:34:03 |
【人】 魔導騎士 テンガン・カルシャック「こんな大雨だし、道もぬかるむだろうから 大人しくここで晴れるまで待機兼ねて休もう。 そのほうが、風邪をひく心配もないし、 安心できると思わない?」 ソファなどの家具が殆ど残っていたことを 考慮すると、寝具もきちんと残っているとみた。>>3 それに、この濡れた服では移動もままならない。 乾かしてしまえば、晴れも呼び込みそうだと あまり分からない理論を頭の中で広げているが 彼女の手を握るとそれはすぐに止まった。 柔らかい。艶があるというか、触って飽きない。 住人がいた場合怒られた時はその時で。 (8) 2022/05/22(Sun) 21:59:21 |
【人】 魔導騎士 テンガン・カルシャックランタンを渡されたなら、ありがとうと告げて 彼女の行先を照らす役目を買って出る。 やけに何かに怖がっている彼女が 可愛いと思ってしまったのは何か彼の瞳に フィルターがあるのだろうかと考えてしまう。 「おばけは………どうだろうね?」 腕にぴたっとくっつく濡れた彼女の服、と それ越しに伝わる彼女の体つき。>>4 おばけはいないとしても、人ならざるものはいる。 それは2人の背後に、距離を置いて。 いくつか部屋を回ると広い部屋を見つけた。 寝具もあったので、この屋敷の主人の部屋のよう。 暗いままだと何かと大変かと、 魔法でつけられないかと部屋の灯りをつけることに挑戦。 うまくいったなら、良かったね、と離れようとし、 うまくいかなかったらランタンを渡して、 後でまた、と告げて離れていこうとする。 それは彼の中で最後のセーブだった。 部屋の外には、うにょ、っと何かを待つものが。* (9) 2022/05/22(Sun) 22:00:36 |
【人】 魔法使い ミンナ・コンスタンツェ[テンガンは既にここを宿に決めた様子で。 確かに、雨は一向に止む気配はなかったし、 先を急ぐような旅路でもないので、雨の中走り抜ける必要もない。] ……そ、そっか。 じゃあ、仕方ない、のかな……。 なんか薄暗いから、私は、ちょっと怖いんだけど……、 テンガンくんは、お、おばけとか平気な方……? [ここを宿にすることは了承したものの、 無駄に広い館に二人きりというのは、妙に不安でもある。 だって、なんか出そうじゃないですか?ここ。 思わずテンガンの手を握り込むにも力が入ってしまう。] (10) 2022/05/22(Sun) 22:58:05 |
【人】 魔法使い ミンナ・コンスタンツェ[言葉を濁されてしまえば、余計存在するのではないかと想像してしまう。 ぶるっと身体を震わせて、思わずぎゅっと彼にくっついた。] ……や、やめてよっ……。 本当に出てきたら、どうするのっ……!? 話題にしてたら出るっていうし、 やっぱり、この話やめよ、ねっ……!? な、なにか明るい話とかしないっ? そうだ、今日の晩ごはんとか、どうしよっか? テンガンくんは、食べたいものとかある? [慌てて話題を変えながら、努めて明るくなりそうな会話を向ける。 背後に何かが存在するとは気づかない。 というか、振り向きたくなくて必死に彼に視線を向けた。] (11) 2022/05/22(Sun) 22:58:15 |
【人】 魔法使い ミンナ・コンスタンツェ[寝室はゆったりと広いスペースに大きなベッドが置いてあって、 彼が魔法で灯りを試してみれば、精霊が上手く反応を示して ぽう……と、薄暗い部屋に灯りが着く。 灯りがついたことで一瞬、安堵を覚えて腕の力が緩んだが、 離れていこうとする彼を見ると、 つい追い縋るように、ぐっと腕を取って引き止めた。] ……えっ、どこ行くのテンガンくんっ!? どっか行っちゃうの……!? [こんな場所に一人で置き去りにされたくなくて。 不安を隠せずに見つめてしまう。*] (12) 2022/05/22(Sun) 22:58:26 |
【人】 インタリオ[ 人に落とされることを許されなかった翠の星が、 悪魔の導きで闇の中へ堕ちていく、沈んでいく。 深く、深く、最奥 へと。 人の世で朽ちる権利を手放したのは魔術師本人の意思だ。 ] (13) 2022/05/22(Sun) 23:00:12 |
【人】 インタリオ[ 意識を取り戻した魔術師は、星一つ無い宵闇の空の下にいる。 視界の殆どが黒で構成されていた。 古びた作りの館の玄関に灯る翠色のランプだけが、 彼の視覚を保証する灯りとして存在している。 倒れていたのは敷地の中、振り返れば門は既に閉じられている。 その向こう側は魔術師の視界では何も見出すことは出来ない。 ――――暗黒の裂け目が口を開くばかりである。 庭園に植えられた葡萄の木の群れはどれも葉一つ付けず、 幹の形すらねじ曲がり歪んでいるというのに。 血のような鮮やかな色彩を持った鈴成りの実りを誇っていた。 遠くから見ればそれは、 巨大な赤蛇が木々を取り巻いているようでもある。 ] (14) 2022/05/22(Sun) 23:00:28 |
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