230 【完全RP/R18G】アダムとイヴにさよなら
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[腹立たしいな
、と思う。
その分だけ、苦い笑みを返し、吐息をこぼした。
好きにさせながらその緑を見上げる。]
猫さえ連れて来てくれたなら、
もっと小さくもなりますよ。
[お望みならば、ではある。
すっかりと兆したものを擦らせて揺すり上げ、綻びる花の幾何学模様を視るのだ。そうして直青は幾度も正気を保ってきた。身勝手なひとだ、と繰り返す。
わかり合えないことを、
赦し合うことを、
愛と呼びたかった。
彼我を隔てる薄膜のような着衣を、邪険に鼻先で搔き分ける。その赤も、白も、黒も、君には似合いだけれど。すべてを剝いでみたところで、届きはしないけれど。
君が、わらっているから。
今はそれで充分だった。
ねえ。わからなくていいよ。──わからないでいてくれ。]
[繋がることで。
何かを得た気分にさせてくれ。
与えたつもりにさせてくれ。
生きて、いてくれ。
希いを熱に代えて、
その身に移した。]
**
[
──久しぶりに『休息』を取った気がする。
活動限界まで稼働して強制で落として、が常となっていた時期を窘められてからは省電力モードを常用することで過ごしていたから。
目を開ければ、少し穏やかな青天のいろ。背ごと腕に抱えた君の項に鼻先を合わせ、鼻腔を充たす。
虫食いのキューブは、その青さを湛えた立方体として、
今や僕の中央で廻っている。
]
(言葉が うかばないな)
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