人狼物語 三日月国


42 【突発完全RP村】実になりてこそ、恋ひまさりけれ【誰歓】R18

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[重ねた唇は、多分同じ歯磨き粉の味。
 だけど、思ったよりも高い粘膜の温度とか、
 少しだけかさついた唇の感触とか、
 また知らない由人が見えてくるみたいで。

 腕の中に抱きすくめて、
 舌先で歯列を割ると、中はもっと柔らかくて熱い。
 ミントの清涼感なんかよりよっぽど強い、
 生々しい味蕾の粒の感触。

 ああ、この舌が「美味しい」と思ったもの
 アタシは毎日一緒に食べてるのかな、なんて。
 そう思ったら、もっと深く知りたくなった。]

[乾いた由人の声が、“俺”を呼んでくれた。
 初めて、呼んでくれた!]


  ゆうと。


[少しだけ甘えるみたいな口調で
 口の中で由人の名前を転がすと
 なんだかとっても安心する。
 ふと目があったから俺は「大丈夫だよ」って
 慈しむような目を向けただろう。

 由人の目の前にいるのは
 いつもの化粧もなく、
 ありのままの男の顔した俺。]

【人】 かみさま 尊龍

[赤い髪留めを届けた後は何事もなく祠へ帰り。
 また犬の体に戻ってごろんと明け方まで眠っていよう。

 そうしていれば、朝も早くからエリサがやって来た。
 私は犬の体を起こしてわんと挨拶]


 わんわんっ


[こんな朝早くからどうした?
 なんて犬語で聞きつつ、供え物をくれるなら喜んでばぐっといただこう。
 はぐはぐと咀嚼しているとエリサが眠そうな目で私をわしゃわしゃ撫でてくる。
 私は撫でられるままにエリサを見ていた]
(89) 2020/09/13(Sun) 14:42:04

【人】 かみさま 尊龍

[そうしていると、エリサが祠に向かって話しかけてくれる。
 何々、死ぬかも、だと!?]


 くぅーん……、くぉーん……?


[なぜだエリサ、昨日まであんなに元気だったじゃないか。
 まさか、何かの呪いか?
 いや、そんな気配はない。なら、どうして……。

 犬の私は心配げにエリサの周りをくるくる回って鳴いてみせては、労るように手や頬を舐めてやったりもした。

 死ぬな、エリサ。お前はまだ若い。
 顔色だって良いし健康そうじゃないか。
 死ぬな死ぬな、死ぬと私はすごく悲しい!]
(90) 2020/09/13(Sun) 14:42:40

【人】 かみさま 尊龍

[やがてこてんと地面に横たわるエリサ。
 まさか、ここで死んでしまうのか?
 はらはらと近寄るも、どうやら眠るだけのよう。穏やかな寝息にほっと一安心。
 (寝る前になにやら妙なまじないを口にしていたが、昨今の人間の作法なのだろうか?)

 なんにせよ、ひとまず元気そうで良かった。
 私が昔ほどの力があれば、エリサの言うその心臓の患いも治せたやもしれぬのにと思うと、やはり、今の己の無力さを痛感する]


 ……せめて、夢見は安らかであるように。


[ぽふりと犬の姿から人の姿になり、眠るエリサに膝枕をしてやろう。
 さらさらと髪を撫でてその身の健やかなる事を祈ろう。
 これからもエリサが健やかであるように、幸せであるように祝いを授けよう]
(91) 2020/09/13(Sun) 14:43:09

【人】 かみさま 尊龍

[そうして、エリサが目を覚ますまで人の姿のままそばに……、
 と、思っていたが。
 人間の感覚で10分?くらいで、エリサの持つ謎の道具が大きな音を鳴らし始めた]


 っ……!?


[私はその音に驚いてぽふりと人から犬の姿に戻り、落ち着きなく妙な音がする謎の道具を犬の鼻でくんくんしたり、前脚でてしてししたりして音が止められないかと格闘しだした。**]
(92) 2020/09/13(Sun) 14:43:45


 [ 神にとって 名前とは

    とても大切なものだから。


  わたくしには あなた様の名を呼ぶことは 


  叶わなかった ]



【人】 かみさま 尊龍

[寝ぼけ眼のエリサが眠り。
 私は労わるように膝枕をして頭を撫でよう]


 
……エリサ。



[夢心地にこちらに伸ばされる手を振り払う事もなく。
 その手が髪に触れれば柔く目を細めて微笑もう。
 愛し気に名を呼んで、エリサの頭を撫でて――]
(131) 2020/09/13(Sun) 22:45:29

【人】 かみさま 尊龍

[と、思うが。
 謎の道具が出す音に驚き、人から犬へと姿を変える。
 慌てたせいでエリサが地面に勢いよく頭をぶつけた。
 すまぬ、すまぬと思いつつ]


 ぐうぅー……


[謎の道具の出す音をエリサが止めて一安心。
 しかし、謎の道具への警戒心で短く唸った。

 なんだこの道具は。
 安眠を妨げる妙な道具だ。
 エリサは何故こんなものを持っているのだろう?
 人間の考える事はよく分からんな]
(132) 2020/09/13(Sun) 22:45:54

【人】 かみさま 尊龍

[謎の道具に目を奪われていれば、
 エリサは一緒にいていいかと聞いてくる。

 もちろん!好きなだけいるといい。
 ……と、鳴きかけるがどうやらダメらしい]


 くぅーん……? ……おんっ!


[そういえば、エリサは”大学”に行っていたのだ。
 そこで”絵本作家”になる勉強をしているのだ。
 だからサボりはよくない。
 ――と、こういう事情なのだろう。

 名残惜しいがエリサにも人間の生活がある。
 むしろ、人として生きていく為には通らねばならぬ道だ]
(133) 2020/09/13(Sun) 22:46:12

【人】 かみさま 尊龍


 
 
 ……おんっ!


[またねと走り出すその背に送り出すように一声鳴く。
 寂しいと思う、とてもとても。幾星霜ほども。

 やがてお前は私を忘れ、
 人の世を生きる道を選ぶやもしれぬ。
 祠への参拝もいずれ無くなるかもしれぬ。

 だがそれでも――、
 エリセには自由に生きて、選んで欲しいのだ。
 だから私は常にここからお前を見守り護り続けよう]
(134) 2020/09/13(Sun) 22:46:40
[お菊はずっと巫女として私に仕えていてくれたからね。
 その強い霊力ゆえ、
 神子以外の生き方が出来ない子だった。

 もしかしたら、
 外の世界に、人の世に、憧れた日もあったやもしれぬ。
 
ついぞ聞き出す事もできなかったが。


 ならば今のエリサは自由なのだ。
 人の生活も、神との縁も持つ稀有な子。
 そんなエリサからまた私が人の世の自由を奪う、など。

 
 嫁にするのだと、
 神域に連れ去り人としての生を捨てさせるのと同じ事。

 それが――、今の。
 しかも、力も弱まった私がしていい所業なのか。
 分からなかった]

【人】 かみさま 尊龍


 
 
 くおーん……?


[走っていく背を見守っていたが、その歩みが止まる。
 どうしたのかと小首を傾げ。

 再び足を踏み出そうとした、その時]


 
うおぉん! うぉん!



[私は引き留めるように大きな声で鳴いてみせた。
 振り返ったなら満面の笑みで尻尾を振ろう。
 振り返らずとも、構わない。

 くるりとエリセに背を向け、
 「ついてこい」と言わんばかり一度振り返り視線を送った後、
 エリセの向かうべき”人の道”と逆の方向に走り出した]
(135) 2020/09/13(Sun) 22:47:18

【人】 かみさま 尊龍

[てしてしと、田舎の山道を歩いて行く。
 整備もされていない細い小道。
 時折後ろを気にして止まりつつ、歩く。
 
もしエリサがいなくとも、やはり歩くだろう。
 なんとなく、今日はそんな気分だ。


 やがて山の奥、
 苔むして原型を留めていない石段を登り、
 やって来たのは見晴らしのいい小高い丘だ]


 ……わんっ!


[辺りには一面に野菊の咲く、里を一望できる場所。
 到着すれば満足げに一声鳴いた]
(136) 2020/09/13(Sun) 22:47:41

【人】 かみさま 尊龍

[エリサがどんな道を選ぼうとも、私は見守ろう。

 お前はもう充分に私を想ってくれた。
 弱った私が今までこの里に在り続けたのも、
 お前が残した祈りのお陰だ。

 
ほら、その証拠に――、
 この場所はこんなに美しい!


 ありがとう、エリサ。 ありがとう。
 幸せになりなさい。
 ――それを、伝えたかったんだよ]


 ふぅぅー……ん


[野菊の丘に寝そべり日差しを浴びてごろんごろん。**]
(137) 2020/09/13(Sun) 22:48:36
[「龍神さま」「おりゅうさま」「里神様」――、
 様々に人々から呼ばれ、信仰された。
 だが、真の名をついぞ人に明かす事などなかった。

 それは私に生涯尽くしてくれたお菊とて例外でなく、
 
呼んでほしいと乞うた時にはもういない。


 そう、例外ではないと――、
 ・・・・・・
 思われている、が]

かみさま 尊龍は、メモを貼った。
(a7) 2020/09/13(Sun) 22:53:18

【人】 かみさま 尊龍

[見晴らしの良い丘はかつて私の神社があった場所。
 今は特に野菊以外見どころも無いが、
 昼寝をするには絶好の場所なのだ。


 ごろごろごろりん、わんころりん。**]
(138) 2020/09/13(Sun) 23:03:47
 
[一度深く沈んだ意識が浮上していく。
 それと共に、むくりと反応するものがある。

 半ズボンの前立てを押し上げ
 窮屈さを訴えてくる其れは
 ごく一般的な女性にはないモノだ。]


   (ああ、……処理するか……)


[目を閉じたままもぞもぞ、
 自分で掛けた記憶のないシーツの下で身動ぎ
 下衣を寛げ、小さな掌でそっと握り込む。

 溜まるものはいつかは出さなくてはならない。
 生理現象で反応した時に
 処理してしまうのが合理的だとして
 ルーチンワークに取り入れたのはいつの事だったか。]
 

 
[黒のマニキュアを塗った伍本の指が
 熱を育て、硬く反り返らせる。

 こうして自分で弄っていると
 IQが200ほど落ちている気がして
 余り好きではないのだが
 溜めてしまうと知的活動に集中出来なくなるから
 もっと嫌だった。]


   
……ぁ、ン……、ふ……ッ



[何でボクはかわいい女の子なのに
 こんなモノが生えているんだろう――、
 そう思いもするから、処理に伴う快楽は認めがたい。
 故に、目を閉じたままの顔には
 不本意、と太字で大きく書かれていた。

 表情が苦しげだったからであろうか、
 見ていたものが起こそうという思考になったのは]
 

 
[それから青褪めた。
 赤くなったらう青くなったり忙しい。

 そうだよ、彼が居たんだよ。
 なのにボクったら、オナニーなんかして……]


   〜〜っ、つ、次の仕事だよ
   ホラ、これ処理して……っ


[シーツを捲って、
 フツウの女の子にはないモノを見せた。

 やけくそだった。

 ……それにいまの彼なら
 フツウじゃないものを見せられても
 変だと罵る声を持たないから。**]
 

【人】 かみさま 尊龍

[見晴らしの良い丘にエリサを案内すれば、喜んでくれたよう。
 撫でられ、抱き締められて満足げに尻尾を振る]


 わんわんっ! ……くぅー? おんっ!


[かみさまの使いかと言われて小首を傾げる。
 そうと言われればそうだし、
 私がかみさまと言われれば、そうだし。
 まあ細かいことはいい! エリサの自由に思うがよい。

 並んで座って、しばらく一緒に景色を眺める。

 
様々なものが移り変わっていく。
 だがそれでも、
 一番大切なものは今も隣にあった。

 それがとても嬉しかった]
(168) 2020/09/14(Mon) 13:50:57

【人】 かみさま 尊龍

[名前をつけてもいいかと言われ、わんと鳴く。
 さてさて、私はどんな名前をつけられるのやら。

 楽しみにエリサを見ていれば――、
 呼ばれた私の
真名
に、犬の身がざわつく。
 

 
ああ、ああ――、お前は、覚えていてくれたんだね。
 私とお前を結ぶ、呪いをその魂深くに]



 ……おん。


[ぎゅっと抱き締められ、短く鳴いて。
 昼寝でもしようにも気が削がれてしまった]
(169) 2020/09/14(Mon) 13:52:04

【人】 かみさま 尊龍

[寝転びかけた身を起こし、エリサからやや離れる。
 そうして景色が一等映えるだろう場所に立つ。

 ここなら、私の姿を”すけっち”しやすかろう。
 そう思い、
 スケッチを取り出し下を向くエリサが顔を上げるその刹那。

 ぽふん!

 
私の姿が犬から人間の青年の姿に変わる。


 
「たける!」

 そう真名を呼ばれれば、姿を見せぬわけにもいくまい。
 柔らかな日差しの中、
 野菊に囲まれエリサを見つめ、私は柔く微笑んだ]
(170) 2020/09/14(Mon) 13:53:00

【人】 かみさま 尊龍

 
 
 ……どうだ?
 これなら犬の姿より”すけっち”しやすかろう。
 絵が完成したら私にも見せておくれ。


[羽衣を陽に透かし、戯れにくるり舞う。
 エリサはどんな反応だったか?

 しばしその様子を見守っていよう。**]
(171) 2020/09/14(Mon) 13:53:14
[バターを手渡した時、ちょっと思っちゃった。


 「これ食べて、由人、なんて言うのかな」なんて。

 この先、生きていく気もなかったくせにね。]

[また来たいわ。


 ……なんて、言ったら笑われちゃうかしら。
 いいえ、アタシ自分で笑っちゃうわね。]


[ ひとに何か作ってもらうって
いつぶりだったんだろう。

まだ口に入れてないし、
ココットの中身はきちんと成形されてもいない、
不格好なただの白い塊だったけど、
それでもそれが、たまらなく嬉しかった。]
 



[ また来たいな、と

口から出かかったのを止めた。
……笑えそうにはなかった。]

 




    尊龍様……!



 




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