情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [メモ 匿名メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
【置】 迷子の少女 竹村茜川遊びの終わった後、初日と同じように宿泊していた家に戻る少女の姿があった。 日差しにより殆ど乾いたTシャツと、湿り気を帯びた髪が重ために揺れて。 少女の入っていった先には年季の入った 『立花』 の表札がかかっている。「……戻ったよ、婆ちゃん。 今日も、いないの?」 誰からの返答もないことを確認すると、表情に影が差して。 "昔あてがわれた部屋" に向かう。家具も殆ど無い部屋はあの時よりも狭くなったはずなのに。 とてもとても、広く感じる。 この村に来てから、ずっと胸が痛くて。 心に穴が開いたような気持ち。 この痛みが何を表してるのか分からなくて ただ、寂しい気持ちが募っていく。 「……会いたいよ」 どこにいるの? (L1) 2021/08/13(Fri) 1:15:55 公開: 2021/08/13(Fri) 2:00:00 |
【人】 髪置【3日目 朝】 「ううー……べっくし!」 2日目に長時間濡れたままだったせいか、 うっかり風邪を引いてしまった髪置だ。 「なんか、くしゃみめっちゃ出る……噂されてますか?」 しかも風邪の存在をまだ知らないらしい。 ふらふらする体に首を傾げながら、 昨日仕掛けた虫用の罠を見に行った。 (14) 2021/08/13(Fri) 1:21:46 |
髪置は、今日こそセミに……勝てた。 (a13) 2021/08/13(Fri) 1:27:48 |
夜長は、ここにはいない誰かに宛てて呟いた。「俺は怒っているんですよ」 (t6) 2021/08/13(Fri) 1:54:15 |
【見】 天狼の子 夜長 まだ賑やかになる前の海辺。昨日よりはいくらか水場に向いた服装、足元は御山洗から借りたままのサンダル。そんな格好で、夜長は岩場を歩いている。洞窟がありそうに見えた場所へ向かった帰りだ。歩き慣れた場所ではないので、けっこう、おっかなびっくり。 それらしい場所は見つけられたのだが、歩いて向かえそうにはなかったため、一度戻ることにした形だ。海の家でボートは借りられるのだったかどうだったか。この際だ、水着を買ってしまってもいいかもしれない。 そんなことを考えながら、えっちらおっちら、岩場から 戻ろうとして塩だまりのナマコを踏んで動けなくなった。。 (@3) 2021/08/13(Fri) 1:54:19 |
夜長は、動きを止めた。足元のこれは何。 (t7) 2021/08/13(Fri) 1:56:23 |
夜長は、未知の感触への対応の仕方が分からない。 (t8) 2021/08/13(Fri) 1:57:56 |
夜長は、鬼走の腕を、ぎゅう。「ありがとう、ございました」 (t9) 2021/08/13(Fri) 2:40:10 |
夜長は、たぶんおいしいやつを両手に取りました。なまこ。 (t10) 2021/08/13(Fri) 3:36:47 |
【人】 学生 涼風【三日目 丑三つ時】 目が覚めた。 草木も眠る丑三つ時。生きる全てが眠りについて夢を見て、傍にある時計の針を進める音だけが部屋を満たしている。 秒針が進む音が今だけどうしてか怖くてたまらない。 暑さで少し乱れた寝巻き代わりの浴衣の襟や裾を整えて、広がる黒に慣れた目で辺りを見回す。眠れないのなら、眠くなるまで何かしていればいいかもしれない。 「……そうだ。呼子さんへ出す連絡、絵葉書にしたら楽しいかな。 こっちの村に着いたよって連絡は電話で簡単にして、楽しい話はモモと一緒に葉書に書こう」 ふと連絡を取り合っていた同い年の友人を思い出す。帰省の話になった時、小さな弟分を泊めたいと申し出たのは自分だ。 無事に到着した連絡くらいは済ませたほうが姉もきっと安心する筈。ただちょっと趣向を凝らして、帰省する前の連絡方法とは違うものを──。 「……。……?」 文机に伸ばした手がぽすりと自分の膝の上に落ちた。 何か、引っかかる。何故だろう? (21) 2021/08/13(Fri) 3:42:44 |
【人】 青嵐「ふあ。ねっむ。あっつ」 朝、寝苦しくて目が覚めた。 外では変わらずセミがジワジワと鳴いている。 寝起きてしょぼつく目をこすりながらベッドから降りる。 部屋ではカラカラと扇風機が回っていて申し訳程度の送風が少しばかりの涼をくれる。 ここはこっちに住んでた時の家。 俺の部屋はあの時となんも変わってなくて 傷のついた学習机もサイドフックに引っかかるくたびれたランドセルも、”ずっとあんときのまま。” …………………… ずっ と …………………? なんで。 「………ここ、俺の家、だよな。」 ……。 微かに感じる違和感に首を傾げる。 何かが、おかしい。…気がする。 (22) 2021/08/13(Fri) 3:46:52 |
【人】 青嵐「…まぁいっか。」 考えることをやめ、 大きく伸びをしてバキバキになった背中を伸ばした。 「今日は何すっか。アキラ誘って遊びにいくか、どうすっかな。 まぁ外出りゃ誰かしらに会えるか。」 (23) 2021/08/13(Fri) 3:47:04 |
青嵐は、とりあえず駄菓子屋に向かった。アイス食べたい。 (a14) 2021/08/13(Fri) 3:48:05 |
【人】 巡査部長 鬼走>>@6 >>t10 夜長 「両方赤か。見る目があるな」 引っ繰り返し腹部の色を確認して呟く。一般的に赤ナマコが一番市場価格も高く美味しいと言われているはずだ。踏まれたナマコやウミウシや毒性のあるニセクロナマコを採らないだけでも十分なのに良い目利きをしていると褒める。 それだけ告げて岩場を渡り、誰も使われていない海の家に戻る。最早秘密基地に近く開いてると言っても無人で、埃が被ってないのが幸いと言う最低限の器具としかない。何故か腐ってない調味料はある。目の前で淡々と採ったナマコを捌いて、皿にポン酢と一緒に置いて手渡す。 「お前が固まってた奴の正体だ。食えば恐怖心も消えるだろ」 (24) 2021/08/13(Fri) 3:50:21 |
【人】 学生 涼風【三日目 丑四つ時】 気を取り直して葉書を探す。泊まりに来てくれている百千鳥を起こさないように、極力音を立てないよう浴衣の端をそっと持ち上げて押し入れへ。 そっと押入れの戸を滑らせれば、かすかな埃と古くなった紙の匂いが鼻をくすぐった。 使わなくなった葉書を探す。用箪笥を開ける。小学生の頃のテスト用紙が出てきた。日舞のお稽古に使う扇子も見つかった。夕凪や夜凪に貸したすり減ったクレヨンもあるし、呼子鳥や百千鳥と一緒に触った幼児用のヘアゴムも姿を現した。髪置について行く時に持っていった虫かごの破片も取ってある。捨てられなかったのだろう。 押入れにしまった物を出しては思い出に浸っていたものの。途中で我に返って時計を見た。長針がそれなりに進んでいる。脱線しすぎだ。 「……あれ」 慌てて用箪笥の別の引き出しを開ければ、いくつもの古びたノートが飛び出した。 恐る恐る指先でめくれば、色褪せた紙の上に鉛筆で描いた世界が載っていた。 これはたしか、星を授業で習った時。森に囲まれた学校で、皆でお泊まりしながら星を見上げたら楽しいなと思って作った物語。 こちらはたしか、テレビで豪華客船を知った時。見た事のない煌びやかな世界に憧れて、大きな船で遊ぶ旅人の物語。 まだ無邪気に夢を見ていた頃の欠片が、手の中に納まっている。 【→】 (25) 2021/08/13(Fri) 3:55:50 |
【人】 学生 涼風>>25 いくつも物語を書いてきた。小さな子供の見る世界なんてとても狭かったから、周りの人間がモデルとなることもしばしばあった。 コートを着た冷静沈着な警察官が、昔からいる老婆と話を進めて不思議な事件を解決して行く話。 都会に憧れる村娘が、村を飛び出して都会を巡り、素敵な男性と出会う話。 大人しい青年が動物たちのために森の中でレストランを開く話。 金髪の青年と黒髪の青年が喧嘩をしながらも世界に音楽の魔法を届ける話。 ピアスが似合う金髪の青年が夜の街を駆けて悪い奴をやっつける話。 嘘つきな女の子が病気の子供のために優しい嘘と魔法をかけてあげる話。 わんぱくな男の子二人と元気な女の子の三人組が、小さい体ながらも大冒険する話。 無邪気な少年が小さくなって、森の中で虫たちと友達になりながら沢山遊ぶ話。 元気な姉と弟が、移動する服屋さんを開いてみんなをおしゃれにしていく話。 写真好きの少年が、触れた写真の中に飛び込んで色んな世界を見て回る話。 双子の姉弟が、色の無い世界をクレヨンで彩って救って行く話。 【→】 (26) 2021/08/13(Fri) 4:43:13 |
【人】 学生 涼風>>26 モデルとなった人物の中にはきちんと話した事のない人もいる。母や父、祖母から噂を聞いていたり、遠巻きにこっそり見ていたり。 百千鳥のように誰にでも無邪気に声をかけてみたかったが、幼い自分にその勇気はなかったようだ。 「……」 無邪気に好きな世界を空想していたあの頃。 忘れていた思い出が泡のように揺らめいては弾けて消えていく。 振り切るように頭を左右に振った。 都会に出て、色んなことがあって、決めたはずだ。夢を見るのは諦めようと。 諦めようと── W……ここにいる間だけとかでもいいのよ。W 「…………」 ここにいる間だけなら、夢を見ていられる? ここにずっといられたら、ずっとずっと……いつまでも夢をみていられる? 【→】 (27) 2021/08/13(Fri) 4:45:31 |
【人】 学生 涼風>>27 「……私はいったい何を」 ため息を吐き出す。ずっといられる筈がない。眠る間に見る夢はいつか必ず終わるもの。胸に抱く夢は諦めるか叶えるか、二つに一つの終着点にたどり着くもの。 少年はそう考える。そう結論付けてしまった。 何のために?誰のために? 友人へ送る葉書を探すのはまた今度にしよう。夜だからこんなに色んなことを考えてしまうんだ。 自分に言い聞かせ、数冊のノートを綺麗に揃えようと重ねて文机にトンと置く。その時だった。 ノートの端から、何かが見える。 おもむろに摘んだそれは…… 「…………ぁ」 ……夕凪と夜凪に描いてもらった物語の挿絵だった。 自分が物語を書いて、二人に絵をつけてもらう。そうして遊んでいた。 「………………」 引き出しの中にしまわれたあの頃の記憶。 挿絵の描かれた紙を握りしめ、少年は暫くそのままだった。 かち、こち。かち、こち。 時計の針だけが、ずっと響き続けている。 時計の針は、決して止まることなどない。 〆 (28) 2021/08/13(Fri) 5:01:39 |
【人】 青嵐>>+9 夕凪 「う、わぁっ!?」 駄菓子屋のクーラーボックスでアイスを吟味していたら突如顔を出した美人に驚いた。 嬉しいハプニングではあるが美人を視界に入れるのには心の準備が必要なのだ。その準備が出来てなかったせいで情けない声をあげてしまった。 「び、びっくりした。夕凪ねーちゃんか。ん、あっちーからアイス食べたくて。いいよ、俺これでもバイトしてるし。なんなら奢るよ。これ男子の見栄な。」 言いながらクーラーボックスを漁って引っ掴んだのはコーラ味のアイス。美味いんだよな〜これ。 夕凪ねーちゃんなにする?好きなの選びな。 「聞きたいこと?俺に?わかる事なら答えるけど。」 美人の頼みなら断れまい。 (29) 2021/08/13(Fri) 5:48:32 |
【人】 音楽家 宵闇「……あー……筋肉痛……」 朝、実家の古民家の一室、ベッドの上。 ほとんど10年前に使っていた時のまま。 昨日川ではしゃいだ名残。けれど悪くない体の痛み。 それが次の日に来たことに、男はやや安堵していた。 のろのろと起き上がり、寝ぼけ眼で支度をして── 男はふ、と曲を聴かせてあげる約束を思い出した。 なんとなく、短い曲なら即興で書けるのではないかと思い。 若い頃気合を入れて、かっこうつけて買った万年筆と シンプルな白い便箋を取り出し、机に向かい文字を綴ろうと、 綴ろうとして、綴ろうとした ──じわり、真っ黒なインクが影のように白に浸っていく。 ペンを握る指先が、固まる。 「………あ、……」 手元が狂って、こぼしてしまったと気づくのに間があった。 汗が頬を伝う。じわじわと響く虫の声。 (30) 2021/08/13(Fri) 6:40:35 |
宵闇は、今まで綴った曲に海の曲があったことを思い出した。 (a15) 2021/08/13(Fri) 6:41:30 |
宵闇は、それをまだ表には出していない、けれど田舎を想って書いたものだったはずだ。 (a16) 2021/08/13(Fri) 6:42:06 |
宵闇は、だから、今書かなくてもいいかと、やめた。 (a17) 2021/08/13(Fri) 6:42:25 |
迷子の少女 竹村茜は、メモを貼った。 (a18) 2021/08/13(Fri) 6:59:49 |
夜長は、ナマコをもきゅもきゅ。おいしいね。 (t11) 2021/08/13(Fri) 8:28:26 |
鬼走は、コリコリ音がするのを聞いている。雪子もナマコは獲っただろうなと物思いに耽る。 (a19) 2021/08/13(Fri) 10:05:37 |
夜長は、こくり、頷いた。おいしい。 (t12) 2021/08/13(Fri) 10:30:11 |
【見】 天狼の子 夜長>>32 鬼走 「……秘密基地探しを」 曰く、岩場の先に秘密基地になりそうなそれらしい洞窟を見つけはしたものの歩きでは行けず、戻ってきた道中にナマコの襲来(?)にあったらしい。 「海の家で、ボートか何かを借りられればと」 あとついでに、かき氷か焼きそばを食べようかとぼんやり考えていた。今のもきゅもきゅ海の味で満足したので、海の家の味のことをまた考えるのは探索後だろう。 「ここも秘密基地、ですか? モモチが、使われていない海の家の秘密基地があると」 さん付けが取れている。夜長が自発的に言い出すことはないから、百千鳥から言われたのだろう。 あなたは何かに違和感を覚えた。 (@8) 2021/08/13(Fri) 10:31:04 |
【置】 音楽家 宵闇"流石だな、カケル。おめでとう" "おめでとう、翔" "おめでと、翔兄!" メジャーデビューしたと報告して貰った言葉。 嬉しい。嬉しかった。嬉しくないはずがない。 10年前に見知らぬ都会へ独り立ちして、頑張ってきたのは 故郷での生活で音楽が好きになれたからだし そういう言葉だってほしかったからだろう? ──それなのに、何かが足りない気がした。 "夢は追えば叶う" そんな気持ちで翔けていたのはいつだったっけ。最初は音楽は好きでも嫌いでもなかった。この田舎だって、なんにもなくて好きじゃなかった。 誰かのためだったり、誰かに影響されたりして いつのまにか、音が鮮やかに聴こえるようになった。 今の自分は、誰かに影響を与えるような、年下が憧れるような 追いかけていきたいような背中をしているだろうか。 もしそうみえたとしたのなら、それは宵闇 翔ではなくて 覆面シンガーソングライター『YORU』のほうだ、そう思った。 (L2) 2021/08/13(Fri) 12:48:07 公開: 2021/08/13(Fri) 14:00:00 |
【人】 音楽家 宵闇>>鬼走 【3日目 夜時空】 男は、時間や約束にルーズだった。 母親が久々に会った人たちの話を持ち出さなければ 話があって人を招くことをなどとうに忘れていた。 「まずい、完全にくつろいでいた。 鬼走さんが話があるんだったっけ……」 酒を飲んで、だらだらとして、あやうく寝こけるところだった。 ただ待つのも寝そうだし、暇だったので、かつて教室にしていた 部屋に向かい、酔いと眠気覚ましにピアノを弾き始めた。 有名な音楽家のクラシック。酒を飲んだせいか、覚束ない演奏。 民家と民家の間が離れているから、夜に音をめいっぱい響かせても 誰の迷惑にもならない(防音はしているが)。 虫の声が音色に重なって、風に乗る。 (33) 2021/08/13(Fri) 13:04:47 |
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [メモ 匿名メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新