【人】 双子 吹雪/雪菜─ 過去・204室内 ─ 『………………分かってますよ。』 [>>28御子柴の言葉には、少しツンとした声を返しつつも 人にうつさないように、と言う言葉に頷く。] 『……な。。なんですか。』 [頬をぷに、と突かれれば よく意味が分からないと、疑問符を頭に浮かべながら 今はされるがまま。 我儘を聞いてもらった側だから 少しの非礼には目を瞑るつもり。] 『そんな符丁があったんですね。』 [先程から 御子柴の雰囲気が違うのは 言葉遣いが変わったからか。 ふぅん、と思いながら 雪菜は手を彼の胸元に伸ばすとその服を軽く握る。 皺にならない程度に……とは思うが難しかったかも。 それから瞳だけを閉じ] (30) 2020/07/15(Wed) 22:12:22 |
【人】 双子 吹雪/雪菜『エイト………… くふ…………駄洒落じゃないですか』 [そう言って 雪菜は横向きに身体を寝かせながら ゆっくりと眠りに落ちていった。 すぅ、すぅ、と小さな寝息を立てて 服を掴んでいた指の力も幾らか弱まる。 それから何もなければ ──何かあっても、雪菜は夕方ごろまでは起きなかった筈だ。 異性と共に眠りながらも 手出しをしなかったのは、初めてのことだっただろう。 雪菜はそれから、4回目の催しで 8番のメニューが食べたい。と口にした筈だ。 その時雪菜は人が変わったように 御子柴の事を強く求めて、いつも通りの雪菜として 振る舞っただろう。 今この時の、風邪をひいた私は 夢か幻だったかのように。]* (31) 2020/07/15(Wed) 22:12:37 |
【人】 クルー 御子柴 詠斗−1日目のどこか− 204はどうしたらいい? 『もういっぺん行ってこいや』 [ 奥様との時間から暫くしてバックにいると コールが入って、部屋に向かった。>>21 A204は何かと縁がある。 以前に女性を介抱した部屋。 ノックをして、クルーだと名乗りをあげたが コールを入れた男性が言う通りに 眠っているらしく、返答はなし。 一旦バックに戻って、もし同じ部屋から コールがあれば行こうと思ったが、 まさかの上司に蹴られた ] 大体、自分の部屋に女残すから見に行けってなんだ? これだから、道楽は理解できねぇわ。 [ 小さな声でよく分からないことをオーダーした 人間のことをなじりながら、 彼はまた同じ部屋へ戻ると、 白手袋をはめ直して、呼び鈴を鳴らしてみる ] ルームサービスでございます。 [ もし彼女が起きていれば、出てきてくれるのだろうか。>>26>>27 よく分からぬまま、反応があるまで待ってみようと、 彼は部屋の前で大人しく待つことにした ]* (32) 2020/07/15(Wed) 22:29:27 |
【人】 天野 時雨[ 船内を歩く。 酒が飲みたいな、と思っていた。 さすがの防音性能のおかげか、楽しむような声は 聞こえてはこない代わりに妙にしん、としていて。 部屋から出て来た男性とすれ違えば、>*18 軽く会釈する。 目が合ったか、合わなかったか。 どちらにしてもこの客船では異質に思える雰囲気を 感じれば、ん、と軽く眉根を寄せた。 職業柄、人を観察してしまうのはクセのような物で。 その人の何というか、ギラついている、というような言葉が 相応しいような印象に一瞬目が離せなくなる。 がすぐにつ、と視線を外し。 まぁ、世の中には色々な人が居るのだし、仮にも この客船に乗っているのだから、身元に不審なことは ないよなぁ、と、なんとなく自分に言い聞かせた。]* (33) 2020/07/15(Wed) 22:32:15 |
卯波 慧は、メモを貼った。 (a22) 2020/07/15(Wed) 22:33:10 |
【人】 双子 吹雪/雪菜─ 1日目夕方・204室内 ─ >>32[呼び鈴が聞こえた。 吹雪は涙を流して スーツに染みを作ってしまっていたのに気付き 慌てて服をソファに下ろす。 それから、先ほど聞こえた呼び鈴の音。 まさか、と思う。 タオルケットで前面だけを隠した裸体で パタパタと素足で扉に向かう。 『ルームサービスでございます』……そんな言葉も 今の吹雪の耳には入って来なかった。 きっと外に、彼が待っているのだと思って 流行る気持ちを抑えるのに必死だったから。] ─────あま、の…… さん [けれど扉を開けた先にいた男の人は 期待していた男ではなかった。 それを目にした時、ぺたん、とその場に 座り込んでしまった。]* (34) 2020/07/15(Wed) 22:39:38 |
【人】 涼風 梨花[──めくるめくひと時を過ごした後。 シャワーを浴び、ノースリーブのロングワンピースに 着替えた女は、まだ火照りの残る頬を冷まそうと ゆっくり船内を歩いていた。 ハイヒールの足元がやや覚束ないのは酔いではなく、 まだ残る異物感のせい。 まだ見ぬ誰かも、いまごろ誰かと享楽のひと時を 楽しんでいるのだろう。 クルーズ船にありがちな他の客とすれ違うだとか 知人にばったり出くわす、なんてことも 此処ではきっとないだろう、と思った矢先。] (35) 2020/07/15(Wed) 22:46:18 |
涼風 梨花は、メモを貼った。 (a23) 2020/07/15(Wed) 22:50:26 |
【人】 花守 水葉―2日目・船内― [1日目を終えて船内を歩く水葉の心中に渦巻くものとは] (はっちゃけ過ぎた… 何してるんだろ私…) [遅れてきた羞恥心であった。 後になって冷静になった頭で思い返すと陶酔にも程があるだろう。 とはいえ、こんな筈じゃなかったかと言えば、間違いなくこんな筈だったのだが。]** (37) 2020/07/15(Wed) 23:15:46 |
【人】 曳山 雄吾― 1日目から2日目へと ― [ このクルーズ船内の設備もスタッフも、 雄吾が欲した水準を満たしているとは疑いなかったが、 中でも満足を覚えたのは食事や飲料といった 本能に直接訴えかけるものだった。 神戸の港の出発とあって、レストランでは 上質の神戸牛を用いたステーキやカレー、シチュー等を 取り揃えているのは勿論のことだったが、 小籠包や豚饅頭を始めとした各種点心が作り立てで 提供されると知って、足りている筈の腹がくぅと鳴くような 錯覚を雄吾は覚えた。 南京町で豚饅頭といえば老祥記が随一であるが、 小籠包となると各地に名店があって一つには絞れない。 百貨店のレストラン街に鼎泰豊を見つければ、 ランチの選択肢に必ず含めるほどの好物だったのだ。] (38) 2020/07/15(Wed) 23:28:54 |
【人】 曳山 雄吾[ そういう訳で空席のひとつを確保した大男の前には 湯気を上げる蒸籠が3つ並んでいた。 小籠包と豚饅頭、海老焼売である。 まずは小皿に黒酢を入れて、小籠包をひとつ箸でつまみ、 そっと上下を逆さにした。 黒酢は2個目以降につかうことにし、そのままを味わう。 逆さにした小籠包のもっちりとした皮の端を前歯で わずかにかじり取ると、中から旨味と滋味たっぷりの 熱々のスープが溢れ出た。 逆さにするのがポイントである。 上下をそのまま同じように齧ると、その時に スープが零れ滴り落ちてしまうのだ。 もちろん、一つまるごとを口に入れることも可能ではあるが あまり推奨されることではない。 いかに雄吾と言えど粘膜そのものを鍛えることは出来ず、 蒸して熱されたスープの温度は火傷を起こさせるに十分なのだ。] (39) 2020/07/15(Wed) 23:30:59 |
【人】 曳山 雄吾[ ともかく、ぱくぱくと点心を味わいつつ、 知った顔が辺りにないのを良いことに 雄吾はスマーとホンを取り出した。 短い内容のメッセージを考えて、二つの宛先に送信する。 といって、片方だけでも同じことかもしれなかった。 送信相手は同部屋に泊まっていただろうからである。] (40) 2020/07/15(Wed) 23:31:31 |
【人】 曳山 雄吾『 クルーズ船の1日目、どうだった? 楽しんでるか?』 [ アドレス帳の順番に、吹雪、雪菜と同じ文面を送信した。 何処かで誰かと楽しんでいる最中なのかもしれないが、 それなら少なくともマナーモードにはしているだろう、と 別段気にすることもなく。]* (41) 2020/07/15(Wed) 23:33:22 |
曳山 雄吾は、メモを貼った。 (a24) 2020/07/15(Wed) 23:42:32 |
【人】 天野 時雨[ 駆け寄る足音が近づいてくる。 次の瞬間ガシッと掴まれた感触>>36に心臓が跳ねた。 先程すれ違った男性がやはり殺人鬼かなにかで、 襲い掛かられたのかと思う程には。 んなわけないだろ、と自分で呆れつつ振り返れば、 己の名前ではない何かを呼びかけながら、 腕に手をかける、ワンピース姿の女性。 自分と目が合えば慌てた様子でその手を離し詫びる様子に 人違いをしたのだと理解するには数秒もかからなかった。] いえ。 綺麗な女性に触れて頂いてラッキーでした。 [ にこりと笑顔を浮かべて、そう返す。] どなたかと、お間違えでしたか? 道に迷った迷子さんでしたら、どちらかまで ご一緒しましょうか。 [ 彼女の返事を待ちながら、 左手薬指にちらりと視線を落として。]* (42) 2020/07/15(Wed) 23:50:00 |
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