[ バレンタインの成り立ちを聞いた時には思わず首を傾げただろう
とはいえ、甘いチョコが貰えるイベントならやぶさかでもない
――と、すっかりもらう前提だったオレは
「別に男女関係なく渡せるのだ」と知るのは
シロさんが何故かシーフードカレーを手渡してきた後だったか
暫く「orz」としてたオレだが、「ホワイトデー」という
挽回チャンスを見つけ、上手く利用しお返しできたのである。
――え?何をあげたかって?
シロさんの刀型ちょこだよ!
(とある武将が送ったらしいちょこのアイデアをお借りし、
(2)1d3日徹夜して作った一品です。
食べれるかは――お察しください)
]
[ 家政婦ならぬ「アルターエゴは見た」なんだよシロさん…
でも、思えばアレは特例中の特例だ
記憶を無くしたシロさんは不安がって心の拠り所にした訳だし
オレがちゃんと隣にいる今は、起こる筈もなく
――だから、シロさんに説き伏せられれば
彼を異常性愛者みたいに考えすぎていたオレは
猛烈に反省するのである。orz]