62 【ペアRP】ラブリーナイト【R18】
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[そうして刻限が来る頃に問いかけるのだ]
どう? 私を彼氏にしない?
私は朔月を手放したくないよ。
[精も魂も満たし尽くした後、朔月はそれでも悩んでしまったろうか*]
| ― 次の日 ―
[ぐったりしている彼から離れるのは少々気が引けたけれど。 そのままブティックに入るとタートルネックの薄手の長袖シャツを買う。 自分のサイズで買えば、彼なら入るだろう。 肌触りを意識して、綿のものを買ったけれど、高級品はいいお値段がして。 でも自分でプレゼントするのには無理ない程度の値段でよかった。
自分の方は破れた片袖のままジャケットを上に着こむ。このシャツはどうせもう着られないだろうから。
チェックアウトぎりぎりまで彼を寝かせてあげたくて、意識が朦朧としている彼に自分が服を着せてあげた。
昨晩は寝る間も惜しむように彼を何度も確かめるように抱き寄せていた。 肌を擦りすぎたら痛むから、肌で優しく撫でるだけにとどめ。結局は自分が彼を丁寧に風呂に入れてあげたのだが。
タクシーを呼んで彼の家まで連れ帰るが、自分の方もそのまま一度自宅に行き、着替えてから学校だ。
授業中も考えることは彼のこと。 大丈夫だったのだろうか、後で見舞いに行こうか、と考えていたら、メールが入った] (52) 2021/03/28(Sun) 21:01:28 |
|
………学校来てたんだ。
[相手からしたら噴飯ものだったかもしれない素朴な言葉。 どこにいるか言ってないということは、彼は部室にいるということ。 そのいつもの調子なのが嬉しいような不安なような。
学食の定食を部室まで運ぶのは大変なので、学外に一度出て、販売されている焼き鮭ノリ弁当を自分のを含めて2つ購入して]
要さん?
[部室に入れば、中に置かれたボロボロのソファに彼が寝そべって眠っているようだった]
(53) 2021/03/28(Sun) 21:01:45 |
| ………。
[大丈夫かな。そう思いながら、彼の頬にそっと手を当てる。 無理をさせたかもしれない。 そういえば、昨日縛った痕はどうなっただろうか。 つけたキスマークは誰にも見られないようにしておかないと。 彼の腕を持ち上げて首を確認し、そこにそっと口づけた*]
(54) 2021/03/28(Sun) 21:02:05 |
| [寝ぼけた目がゆっくりと自分を見つめる。 >>56起こしてしまいましたか?と声をかけようとしたら、先に彼が声をあげた。 まだ、昨日の続きをしているのか、と思う。 彼がまだ夢の中だなんて気づかなくて。 誰かが部室に入ってきたら、なんのことだと思われてしまわないか、と周囲を見回してしまう。 昨日の今日でもう会いたかったなんて、とくすぐったい思いをしながら言葉を聞いていたら、どこか子供のようなどこか、甘えたような声音で彼が爆弾発言を落とした >>57] (60) 2021/03/28(Sun) 21:38:26 |
|
好きな人?
[声が一気に低くなる。 彼が話しているのが、思い出の人だとわからなかったから、自分に言われたのかと思っているから。 昨日、情を交わしてあんなに熱い夜を二人で過ごしたというのに。 昨日の今日でもう好きな人できたというのだろうか。 でも答えは決まっている]
(61) 2021/03/28(Sun) 21:38:49 |
| 絶対手放さないですから。
[貴方が手を出した男は嫉妬深くて優しさがないということを、誰よりも知っているでしょう?とどこかぼうっとした瞳で自分を見上げてくる彼に囁いて。 そのままソファの上の彼の両手首を掴めば押し倒すように。 他の人を見ないでと懇願するように彼の唇を奪い、熱い舌を絡めて吸っていった*] (62) 2021/03/28(Sun) 21:39:11 |
[ 引いた手が、微かに震えていることには
こぼされた笑みには、気づいていたのだけれど。
その理由には、気づくはずもなく。
気づいていたとしても、なにもいわない。
握り返された手。
ゆっくりと引いて出ていけば、
バスローブに袖を通した。
先ほどよりも少しマシになっていたから、
流石に壁伝いにしか歩けない、などという
ことはなかっから、手伝いは遠慮した。
ソファに座り、メニューを開けば、
ラーメンの種類に目を流して。
「塩でいいー?」と彼に尋ねてみるのだ。
ぺらぺらと捲って、俺も炒飯追加しようかな、
と思ったことを口にして、他のページに広がる
フレンチやイタリアンのメニューに、
こういうの食べるのもいいんだろうけど、
と思いながら閉じた。
他に欲しいものは、と続けて尋ねられたら ]
あ、アイス食いたいです、バニラのやつ
[ と挙手してお願いしておいた。
机の上に置いたままのペットボトルを
手に取って、蓋を開いて飲み込む。
熱った体と喉に、生ぬるい水が
沁みていくのを感じる。
はぁ、と息を吐いて天井を仰いだ。
受話器を置く音の後、足音が続いて、
ソファが少し沈んだ。
あ、ありがとうございます、と
感謝を伝えようと体を少し起こす。
けれど、それよりもはやく
切り出された言葉にゆっくりと顔を元に戻し
首を傾げて尋ねるその人を見つめた。]
───買い被りすぎですよ
[ そう、眉尻を下げて。
───昔は、いた。
共に夜を過ごす恋人。
───あの人が、いなくなったのも
シーツに温もりも残さず、消えたのも
月のない夜だった。
手のひらをぎゅ、と握って、開いて。]
1人に絞ってしまうと、
依存してしまうから。
───男同士なんて、不安定な関係で
結婚も大々的にできない、子供もできない、
繋がり持ち続けるのだってむずかしい。
そんな中で、誰か1人に絞って、依存して、
別れるってなったら、きついし、
そんな思いはもう、したくないなって。
[ だから恋人は作んないんですよ、と笑った。]
あなたは?
───真面目だし、無愛想だけど
仕事も───できるし、顔も、体格も、
モテない要素ないとおもうけど。
───女の人もいけんなら、
結婚とか、かんがえなかったの?
*
| うぐぅっ! ………っつぅ…… [足をばたつかせた彼に腹を蹴られた。 >>63しかし、それは抵抗されると、もっと組み伏せたくなるという男の加虐趣味を増させる結果にしかならなくて。 蹴られた拍子で合わせていた唇が離れ、歯で唇を切ってしまう。 ぺろ、と唇を舐めて、目の前の彼を冷ややかな目で見据えた] (65) 2021/03/28(Sun) 22:13:27 |
| 夢? 誰の夢ですか?どんな? [好きな人ができる夢ですか?と鼻で嗤うような言い方をしてしまう。 驚きと困惑に揺れた彼の瞳。 >>64自分が不機嫌で怒っているという感情を隠すことができない。そんな自分が激しく嫌いだ。 手をどけて、とお願いをされても、話が先だとばかりに無視を………しようとしてできなかった] (66) 2021/03/28(Sun) 22:13:46 |
| [そう言って手を離してやり、彼の上からも体をどける。 それは傍目からしたら彼を諦めるという格好に見えたかもしれないけれど、自分と彼の間に主従関係が続いているとしたら、自分は姫の願いはできる限り叶えるという存在なのだから、仕方がない]
そうですね………夢の中なら自由ですからね。
[そこでの浮気くらいは大目に見ますか、と自嘲する。 自分の方は夢ですら、彼以外を抱くことはもうあり得ないと思うけれど*] (67) 2021/03/28(Sun) 22:14:50 |
[ 仲良く料理を注文するという行為は、
少し親密になったような気にさせるから不思議だ
食事をすると、親密になると
言った人の言葉の意味を、今初めて理解した
――だから、接待などがあるのだろうかね
塩ラーメンに炒飯を二人前
それから、バニラアイスとレモンのシャーベットを追加した
アイスと聞いて、自分も食べたくなってしまったから]
[ なんとなしに、尋ねると
彼の眉が下がるのに気づいた
性別という問題に、依存してしまうという言葉
語られる言葉から、以前、愛した人がいたのだと
察することくらいはできたから、
それ以上、彼に追及するのは、無粋と思っていれば
彼からも、同じ質問を、問いかけられた
二度、瞳を瞬かせれば、
身体を起こして、隣の彼の瞳をじっと見つめた
何か、言いかけて―― 一度、やめて、]
…… そうですね、
女性とも、男性とも、
お付き合いをしたことはありますが
友人以上の感情を、持てなかったんですよ
どうも、私は情緒が欠けているらしくて
[ 家族を愛すること、友人を愛すること
それは、理解できるのに、恋愛感情として、
人を愛する気持ちを抱けなかった
かつての恋人に、情緒がない、感情がない
そんなことを言われたのを、思い出して、
自嘲気味の乾いた笑いを、小さく漏らす
それに、と、――]
父親に、なれる気がしないのです
兄は、既に結婚していて、幸せそうにしているのですが
真っ当な父親に、なれるイメージが湧かないんですよ
[ あの男と、同じ血が流れている
それだけでも、良いイメージが湧かないというのに
情緒まで欠けていると、称されれば、
自分は、人を愛することなどできないのだろうと、思った]
仮面を被ること、演じることならできるのですが
本当に、人を愛することは、よく分かりませんからね
[ 母が、父を想う気持ちも理解できなかった
そんな母を受け入れてあげることもできなかった
きちんと、
愛
されて育ったはずなのに
きちんと、
愛
する人間になれなかった
そこまで、話して、
なぜ、ここまで、彼に話してしまったんだろうと、
急に、おかしくなって、くすりと笑ってしまう]
ヒイラギさんは、不思議ですね
あなたの隣にいると、何でも話してしまいそうです
ミヤビでいようと、思うのに、
[ 気が緩んで、仮面が剥がれ落ちてしまう
不思議ですね、ともう一度、呟けば
前かがみになって、自分の膝に肘を着いて
横目で、隣の彼を見つめていた
そこに浮かんでいたのは、作りものではない
無意識に浮かんだ―― 仄かに
甘い
微笑みだった**]
[後ろから抱きしめられ、倒れる事は免れた。
けれどそれは吐精からは逃げられないという事。
全て中に放たれ、ゆっくりと引き抜かれる。
未だ固い熱が抜けた反動でお尻を叩く。
蜜口からは白濁が零れて腿を伝っていくのがわかった]
わたしも…きもちよかった、です。
[呼吸を整えながらも、同意の言葉を返した。
もっとしようという言葉にはこくり、頷いたけれど。
時間が過ぎても、という言葉には返事が出来なかった。
落ち着いたらお風呂から上がって、身体を拭けばお姫様抱っこで再び運ばれる。
軽食を食べ、飲み物を飲んでからはずっと。
時間いっぱいまで愛されて快楽の波に呑まれてしまった]
[太陽が再び真上に昇った頃]
あ…えっとえっと…少しだけ考えさせてください…。
[心も身体も満たされ尽くしたけれど、それとこれとはまた別で。
一夜の夢と思い込もうとしていたのに、この人は許してくれないらしい。
そもそも、今まで心を通じ合わせてから身体が繋がる事はあれど、身体を繋げてから心を通じ合わせた事はない。
だから彼への気持ちが愛情だとハッキリと言えない。
ここは戦略的撤退の為に、考えさせてほしいと答えたのだった*]
| 幼馴染? [ん?と彼の話を聞きながらあれ?と首をかしげる。 >>69じゃあなんで自分に話していたのだろうと思い、寝ぼけた彼が幼馴染と自分を間違えたのか、という結論に陥る。 うひゃあと声を上げたくなるような勘違い。そして八つ当たり。穴があったら入りたい] つまり、初恋に別れを告げたってことですね。 ごめんなさい………完璧に勘違いしてました。 [彼がまさか、自分が嫌われたのではないか、と思っているなんて考えつかなくて。 自信満々な彼が自分ごときに怯えるなんて思ってもみなかったから。 だから、どこまで独占欲を剥き出しにするんだと思われていそうだと怯えてしまう] (71) 2021/03/28(Sun) 23:17:29 |
| [しかし、彼の話を聞きながら、結構同じことをする子供って多いんだなぁと思ったり。 彼の幼馴染はきっと女の子で、その子には要の方が騎士の役をやっていたのだろう。 それなのに、自分に対してはお姫様の役を引き受けてくれた彼の優しさが嬉しいな、と思う]
俺もまだ、どこか初恋を引きずってて、それであんなマッチングにも頼ったりしてたんですよね。 ま、俺の場合は要さんみたいにバイじゃなくてゲイだから、俺の初恋も男の子だったりするんですけど……。
[あの子は今、どこにいるのだろう。 後悔ばかり残した唐突な別れと、子供すぎてできなかったたくさんの苦い思い出。 それがあるから今、後悔しない選択ができたのかもしれない。 あの子にきっと俺は色々と育てられていて、そしてこれからは要に育てられるのだろう] (72) 2021/03/28(Sun) 23:17:48 |
| 俺の夢にも、あの子が出てくればいいのにな………。
[そうすれば、自分は君がきっかけで、こんな素敵な恋を始めることができたとお礼が言えるのに。 君としていた思い出がキーワードとなって、恋をすることもできずに掛け違っていた憧れの人と、見つめあうきっかけとなったのだから。] (73) 2021/03/28(Sun) 23:19:11 |
| 俺の幼馴染も男の子なのにお姫様ごっこするのが好きな子でしたよ。 しかも喜んでお姫様役をやるんです。
[面白い子でしょ。とくすくす笑いながら遠い目をする。 ああ、初恋を忘れられないって本当だ。 特に離れてから気づく恋は、どんどんと記憶の中で美化していってしまって、いつまでも消せない*] (74) 2021/03/28(Sun) 23:19:28 |
少しだけ?
[朔月を見つめて、瞳で問いかける。
それは本当に少しだけなのだろうか。
きっと、今を逃せばそのまま逃げてしまう。
そんな予感がしてしまっている]
うん、良いよ――。
[暫しの逡巡の後に、言葉の上では是と繋ぎ――]
[ゆるりと朔月の頬を撫でる。
柔らかく笑みを浮かべ――]
その代わり、次のお休みの日。
私とデートの約束をしてくれる?
[少しだけ考える時間をと約束する代わりに別の約束を結びにゆく。
元はと言えば此方から投げかけた話だが約束として結ぼうと推してゆく。
時間は作れるが約束を違えればもう一方の約束も守られるはずもない。
そうして約定で縛れたならば、後はじっくりと約束を重ねてゆけば良い。
心を通じ合わせても関係は長く続かないことも多いのだ。
だが、自分と朔月は身体の相性は良いとは思っている。
それならばそこから愛情を紡いでゆけば良いだろう。
ねぇ、約束を交わす?
細めた赤い瞳は愉しそうな光を宿し揺れていた**]
は、はい…。
[瞳で問い掛けられ、頷いた。
本当に少しだけ、とは勿論思ってなくて。
出勤時間や帰宅時間をズラして逃げようと思っていた。
逡巡の後、是の言葉が返ってきてほっとするのも束の間]
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