人狼物語 三日月国


188 【身内P村】箱庭世界とリバースデイ【R18RP村】

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視点:


【人】 XVU『星』 エト


[世界は滅びずに済んだようです。>>4:3

ただ、神は面白くなさそうな顔をします。
他の証持ち達がどう答えたのか
その殆どをエトを知りません。
神の口振りだと、皆が彼を否定したような感じです
ですが…どうなのでしょうか。
世界を滅ぼさないようお願いする人はいると思います
神の否定までする人もそんなに多かったのでしょうか?
実際の事情はエトに分かりません、分かりませんが]

 エトはあなたの否定はしていません
 世界を滅ぼす必要はないとの考えを伝えただけです
 あなたと居たくないとは思っていませんでした
 ……『星』は、エトとは少し違うようですけど

[エトが神を嫌と思っていないのは本当です。
ですが、心はなんだか空虚のような感覚です。
『星』は、神を好意的に思っていないのでしょうね。]
 
(37) 2022/12/22(Thu) 12:50:02

【人】 XVU『星』 エト


[希望とは何か
それはエトにもハッキリは分かりません。
エトの心が、おそらく『星』の心が
『塔』の君に対しては明確に意識を向けるので
それが希望…とも言えるかもしれません。

でも、それはエトだけの希望でしかないので
世界にあるだろう希望は、やはり分かりません。

ですが、世界が滅んでしまったら
あるかもしれない希望も消えてしまいます
それはとても寂しい結末に思うのです。
この世界には、星詠み様だって居ますから。]
 
(38) 2022/12/22(Thu) 12:50:27

【人】 XVU『星』 エト


[……希望かもしれない『塔』の君
あまり多くは話せていない…のですけど
気にかけているのは、本当なのです。

ですが、『星』は強い想いがあると思うのですが
エトは…親しくなる方法が分かっていないので
星を詠んで見付け出し、共に洋館に住み始めて以来
構いに向かったり、構いに行きたくなったり
そういう事は心の感情もあってしていたりもしますが
親しくなる方法が分かっていないのです。

『太陽』の子が、『塔』の君といたなら
より親しげなそちらに任せてしまう
そんな所は、おそらくきっとありました。
エトは、分からない事も多かったから。]
 
(39) 2022/12/22(Thu) 12:52:15

僕には、『塔』しか居なかった
君が関わりを持っている人が他にもいると知らなかった

君には僕以外にも居て、1人ではなかった
君の最期の言葉は、そこも関係しているのではないか
……分からない、想像するでしか分からない
君を見ているようで、結局自分の周囲以外を見ていなかった
独りよがりだった僕には分からない、分からなかった

僕が居なくとも1人ではない事への安心のような
僕が自分の事しか見えていなかった負い目のような

君を友として気にかけているのも嘘ではなかった
でも、自分が1人になりたくなくて縋っていた
そのくせ、助けなければ処刑されるというのに
君の願いを跳ね除けられず、見届けるに終わった
よりによって君の願いを聞き入れないなんて
自分が許さなくなりそうだったから

君に嫌われてしまうと思ったから

 



自分の事や周りしか見えていない
こんなにも独りよがりな情けない自分の姿

……気付いていたさ、自分の事だもの
『塔』という希望と共に在る為、蓋をしていただけだ
 
命ある間に、その蓋を開けられなかっただけ

 
 

【人】 XVU『星』 エト


[ ───何か、感情が
感じるものがあるのですが
何に向けてのものかは、分かるのですが

なんだか昨日までより
薄れて、遠くて、今までよりも
どうしてか、読み取りが難しくなっているような

……右手の痣は残っていますが
『星』が、消えてしまうのでしょうか
それはなんだか……嫌だなと。

僕の中にそれが居なければ、今のエトはありませんから。]
 
(40) 2022/12/22(Thu) 13:01:27

【人】 XVU『星』 エト


 ………おや

[息苦しげな声が聞こえました。
声の主は『吊された男』の君のようです。>>4:183
どうしたのでしょうか。]

 大丈夫です?
 エトは治療とか分からないのですが…

[背中をぽんぽん、軽く叩きながら
『吊された男』の君の視線先を見てみます。
先ほど倒れた神…いや、『世界』の君がいました。
『世界』の君を心配しているのでしょうか?
或いは、"神"を気にしているのでしょうか?
既に傍へ駆け付けている人も何人かいたようですが]
 
(41) 2022/12/22(Thu) 13:04:05

【人】 XVU『星』 エト


 一先ず落ち着きましょう、ユグ
 ヴェルトは他の人達が看てくれそうですが
 君も倒れては大変です

[背中ぽんぽん、ぽんぽん
こういう時に合ってる方法かは分かりません。

ただ、エトが1人で夜空を見ている時
星詠み様が背中をぽんぽんしてくれていました。
どうしてか、今それを思い出したので
少し真似てやってみているのです。

この後どうするがいいのか、何も考えていませんが
見ているだけよりはいいかなと思ったので。]**
 
(42) 2022/12/22(Thu) 13:06:34
 
 
   ――おおい! 『神様』

   今から『正義』と一手仕合うんだが
   立ち会ってくれないかい?

   見ているだけより楽しいかもしれない
   なーに、どうせ暇でしょ

      ホラ おいで。
 
 

 
 
  『神様』もやってみる?

  持ち方にもこう、コツがあってね
  気になるかい? 気になるだろう
  そうかそうか気になるか〜

  なら手取り足取り教えよう――『正義』が!
 
 


 
  実は向こうに新しい花が咲いてね。
  そこでのんびりしようと思うんだ――が

  お供に膝まくらが欲しい気分になった

  どうだい?
  『女帝』様も一緒に、あちらまで
 
 

 
 
  知っているかい『女帝』様
  この花、紫苑と名をつけたらしい


   ふーむ……

     へえ 少し甘―――いや? 
           なん だ これ

    苦 ……ぐ ぇ
  
 

 
 
   お前が平等を追い求める『正義』なら
   俺は不平等を司る『悪』にでもなろうか

   なんてね。
 
 

 
  
   お前なりの平等を俺は否定しない
   お前の平等は俺が保ってやる

   だから 自分を見失ってくれるな

        ――振り回されるなよ 『正義』
     
 

 
 
  不思議だな

  こうして空を見上げていると
  まるで全部 夢にさえ思える

  『女帝』様を横に転がすというのも
  風情があって 悪くない
                  ――ふふ
 
  

 
 
 
   ここがいつか崩れ去るとしても 
   俺は最期まで貴女の傍に居るよ

              ――― "約束" だ 
 
 

 
 
   ……。
   今ほどお前を哀れに思った事は無い

          ――…馬鹿だね、『正義』
 
 

 
 
 
      
――――…餓 鬼  



 
[ こんな所で 使ってやれる命ではなかったのに ]

 

 
 
    
  ご  めん、     な

 
  

 
[ ――――
 『魔術師』が『恋人』の
 最期の表情を見ることはなかった
 目に入っていなかったというのが正しいのかもしれない。

 ――有り得ない、と否定して、
 『恋人』のことを見ようともしなかった。
 最初から理解などしようとしなかった。
 本質的な不快で遠ざけるのではなく、
 智慧者として、もっと深く突き詰めても良かったのだ。
 不快を我慢してでも、先に進むという手もあったはずだ。

 『魔術師』はその時に既に思考を止めていた。
 『魔術師』はそれに気付くこともなかった。]
 

【人】 XVU『星』 エト


 はい、エトです
 いえいえ、気にしないでいいんですよー

 ……あら?
 ユグ、大丈夫です?

[エトに気付いて、お礼を言ったと思ったら
くったり座り込んでしまいました。
力が抜けた様子だったので、心配になりましたが
先程までより意識はしっかりしていそうです。

それなら少し待っていれば、いずれ落ち着き……]
 
(186) 2022/12/24(Sat) 2:41:27

【人】 XVU『星』 エト


 お、おぉ??

[落ち着きそうかと思ったのですけど
今度は涙を流し始めてしまいました。>>49

……泣かぬよう、堪えていたのでしょうか?]
 
(187) 2022/12/24(Sat) 2:42:03

【人】 XVU『星』 エト


 ユグ、ヴェルトは大丈夫ですよ
 彼は看てくれている人達がいます

 神も、きっとエト達の答えが予想外で
 ちょっと悲しくなってしまっただけです

 エト達がしっかり生きている姿を見せて
 少しでも安心してもらいましょう

[彼の背中をさすさす、よしよしと撫でてあげます。
服が濡れるのは特に気にしませんが
ただ待つより何かしてあげたかったのです。

かける言葉も、そんな確証はありません。
いえ、『世界』の君は大丈夫だと思っていますが
神の真意は、心は、正確には分かりません。
エトの想像でしかないのです。

何故涙を流しているのか
それも、エトには確かな事は分からなくて
だから思い付いたこれらの話をしてみました。
少しでも心落ち着く助けになればいいと思って。]
 
(188) 2022/12/24(Sat) 2:43:17

【人】 XVU『星』 エト


[このまま落ち着くまで待ってあげよう
そう思いつつ、皆の様子が気になり
少し、辺りを見渡してみる事にしました。]

 …………、ん〜?

[視線の先には、『塔』の君と『太陽』の子。
二人が共にいる、それは珍しい事でもありません。
そう、何も珍しい光景ではないはずです。

それでも感じた違和感
その出処は……彼らの表情。>>72>>103]
 
(189) 2022/12/24(Sat) 2:45:23

【人】 XVU『星』 エト


[『塔』の君は、一見何でもない様に見えるのに
『太陽』の子は、悲しげな表情をしているようでした。

何があったのか、分かりません。

どうして彼の、彼女のその表情に
既視感や、共感の様なものを感じるのでしょうか。]
 
(190) 2022/12/24(Sat) 2:46:16

 ………僕には分かる

 最期の言葉を告げた時の君の表情
 抵抗しない『塔』を見ていた時の僕の表情
 
 そういう時の表情に、それぞれ似ていた

 似ていて、同じ匂いを感じる
 そんな表情だって、それだけだったけど
 あまりにも、似ているように感じて

 『塔』、君はまさか
 また……
逝こうとしているのか?

 

【人】 XVU『星』 エト


[───また何か、感じました。
とても、不安な気持ちに包まれるような。

やはり感じるものは遠くはありますが
『星』の意志……なのだと思います。

消えてしまったのではと思いましたが
まだ残ってくれていたようです。
或いは……意地の残り、でしょうか?

そんな事あるのだろうか?とは思いますが
あるとすれば…『塔』の君への、未練から?]
 
(191) 2022/12/24(Sat) 2:51:20

【人】 XVU『星』 エト


 ……ユグ、すみません
 様子が気になる人達がいるので
 少し、話をしに行ってきます

 人は呼んでいきますが
 落ち着くまでは、ゆっくりしているんですよ?

 今度、星を見ながらお話でもしましょう

[背中をぽんぽん、お別れの挨拶代わりにした後
近めの所から見ていた職員に手を振ってあぴーる
彼を託して、エトはその場を離れました。

星見の話については、深くは考えていません。
元気になってほしさから出てきた言葉でした。]*
 
(192) 2022/12/24(Sat) 2:55:38

【人】 XVU『星』 エト


[そうして向かった先は、件の二人の元です。]

 こんにちは、プロセラ、ヒナギク
 少し…様子が妙に見えたもので
 ふらっと来ちゃったのですが…

[すたすたと二人の目の前まで歩いていき
一先ずは、話しかけてみる事にしました。

……漸くにして、話す機会が訪れているのですが
どう話して行ったらいいのか
ここに来ても、まだ纏まってはいなくて。]
 
(193) 2022/12/24(Sat) 2:58:12

【人】 XVU『星』 エト


 
ん〜〜


[※ちょっとだけ思考回しちう、少々お待ち下さい]
 
(194) 2022/12/24(Sat) 2:59:47

【人】 XVU『星』 エト


 どうしてヒナギクは
 そんな悲しげなのでしょうか

 どうしてエトは
 今の君達を見ていて、こんなにも不安なのでしょうか

[思考タイム終了後
どちらに聞くでもなく
出てきた言葉はそれでした。

どうしてこんな言葉が出て来るのか
エトにもよく分かっていませんでした。]
 
(195) 2022/12/24(Sat) 3:01:18

【人】 XVU『星』 エト


 エトは、プロセラと友達になってみたいと
 初めて会った時から、思ってはいました
 『星』の心があるから…ではないんです
 知り合うきっかけはそれかもしれませんが
 エトが、そうなりたいと思ったのです

 でも、どうやったら友達になるのか
 やり方が分からなかったのです

 だからヒナギクはすごいです
 君とよく一緒いるの、知っています
 それに安心したり、ちょっと心がきゅっとしたり
 とにかく、良いなと思うんです
 
(196) 2022/12/24(Sat) 3:02:11

【人】 XVU『星』 エト


 でも、そのヒナギクが
 今はとても、悲しげな顔をしています

 エトも、そんな顔になる気持ちが
 どうしてか、分かりそうな心があります

 "また"行ってしまうつもりなのか?
 何故か、そんな言葉が頭に浮かぶんです

[何を言っているのか、分からないかもしれません。
エトも、どうしてこんな事を言っているのか
よく分かっていませんでした。

でも、考えていても上手く話せない気がして
思うままに話してみる事にしたのです。]
 
(197) 2022/12/24(Sat) 3:02:41

【人】 XVU『星』 エト


 ねぇプロセラ
 もし…もしも、ですが
 黙って、何かをしようとしているなら
 それを話してみるだけでも
 ヒナギクは、悲しくならないかもしれません

 エトも……
 浮かんだ言葉は気のせいだと思いたいんです
 君に、どこにも行ってほしくない

[事情も、何も、把握しきっていないまま
途中から混ざり込んで、勝手に話してしまっていて
もしかしたら二人をぽかんとさせるかもしれません。

それでも、これまで色々が
何か違う形となって放出された結果でした。]*
 
(198) 2022/12/24(Sat) 3:04:09
[それは『箱庭』が平穏だった頃の記憶─]

 新しい花…?

 良いでしょう。
 付き合いましょう。

 …こう膝枕をしていたら、
 あなたは花を愛でられないのではないですか?

 ………別に嫌と言ってはおりません。

 紫苑…、良い名ですね。

 
………『力』!! 大丈夫ですか?

 無茶は、しないでください。

………横になるのも悪くはないですね。

 空が遠く、花が近くみえます。
そうして、あなたが近くに感じられます。


 夢…なら、誰の夢かしら?…神様?

 …あなたはいつも楽しそうね。
ふふ…もちろん私も……。



[ ずっとこんな日々が続くと信じていました。]


[ 神さまは私たちを愛してくださいました。
 私たちも神さまを愛していました。
 いえ、他の人のことはよくわかりませんが、
 少なくとも私は。

 与えられた幸せに満足していました。

 微かな不協和音に気づかない振りをして、
 小さな綻びがやがて崩壊へと広がっていくのを、
 為す術もなく見守るばかりで。

 諌めはしました。
 でも、私の声は届かなかったのです。]

不吉なことを言わないで。

 でも、ありがとう。……約束、ね。

[ どうして、どうして、どうして。
 あなたが死ななければならなかったの。

 誰かが『正義』を止めなくてはならなかったとしても、なぜあなたでなくてはならなかったの?]

 …約束、したのに。

[ 止められなかった、護れなかった、
 もう一緒にいられないなんて……!]






 ………『星』、あなた、なの?

[『力』が『正義』と相打ちをして果ててからは、
 打ちひしがれる日々を過ごした。
 
 眼の前で起こる出来事は何も目に入らず、
 俯いて、悲しみにくれるばかりで。

 そんなある日、後頭部に衝撃が走った
 不自然に跳ね、地に倒れ伏した。
 霞む視界に、見慣れた姿を認識した。]


( あなたが私を嫌っているのはわかっていました。
  ここまでするほど憎まれていたのですね…)

 ああ、でも、もう彼のいない世界で、
 泣いて暮らさなくていいのね。よかっ……**

 
  きみが深刻な時はだいたい深刻なほどおかしくって
  堪え切れずに笑いだすわたしにきみが拗ねて怒って
  おさまらない笑いに滲む涙を拭いながら
  心にもない「ごめん」をくりかえせば
  余計怒ったきみがつかみかかってきて
  よろけて一緒に転げて、いつの間にか一緒に笑って

  わたしたちの過ごした時間は
  話せない秘密を抱えた苦悩の時や
  別れの瞬間だけじゃない。
  そんな風に二人笑いあった時間の方が圧倒的に多かった。
  そんな暖かで幸せでなんでもない記憶を
  ふたり、幾つも積み重ねた。

  お互いに言葉にした事は無かったけれど
  わたしたちはきっと親友だったから。
 

 
  きみにだけは知られたくなかった。
  知られる訳にはいかなかった。

  けどほんとうは

  無理矢理にでも問い詰めて欲しかった。
  きみになら暴かれたってよかったんだ。

  そんなの甘えた我儘だってわかってたから
  きみに甘え過ぎだったわたしがこれ以上、って
  最期まで言えなかったけど。
 

 

  『神様』に向かって、暇でしょなんて、
   なんてことを言うんだ『力』……

   って、ちょっと待って、
   僕?僕なの???
   僕が『神様』に教えるの??

   あ、こら、逃げるなって、
   あ〜〜〜〜もう。

   ……すみません、『神様』、
   『力』に逃げられましたので……

   お付き合い願えますか?

 
   ねぇ、『運命の輪』。
   頼むから、あんまり危険なことはしないで。

   予定通りにいかない、
   運頼りのことがこの世にたくさんあるからこそ、
   それを司る君が居るんでしょう?

   ……心配なんだ、君のことが。
   
   せめて、何かあったら
   僕のことを呼ぶんだよ……

   手遅れになる前に。
 



……貴方のこと、もっと沢山呼べばよかったねぇ。

喋れなくなってから、気づくなんて……

  

 

 
[ 正しき道を示し、その道程を作ることが『教皇』の役目。]

 
 



[『太陽』は動かない。

 空にある限り、地を照らし続ける。
 その場にあり続ける。

 道に迷えば、太陽が影を作り方向を示すように。
 時に迷えば、日が時を刻むように。

 いつも、空から見届け続ける。
 まっすぐに進む、それぞれの道を、
 『太陽』が照らし続けるから。]

 

 
  きっと、
  誰より早く
  誰より正しく
  始まりの兆候を理解していた。

  突然起こった変化は避けようがなく
  けれど悪い事ばかりでも無い。

  破壊は新たな創造に必要なもの。

  一刻の混乱の後に、また新しく始まる。
  ただそれだけのことだった。
 

 

[ 君を守れなかった過去。

 選択を誤った結果
 君も、私も、全てが消失してしまった。

 だから、もし、次があるなら

 
やり直せるならば────……。
]

 
 

 
〜 * 〜 * 〜 * 〜 * 〜 * 〜 * 〜 * 〜 * 〜


 神は『力』に大いなる右手をお与えになりました
 一つ拳を振るえば、大地には大きな穴があきました
 あまねく艱難を穿つ贈り物です

 『力』は贈り物を大切にしまうことにしました
 傍らの温もりを慈しむ手のひらへ
 刀を握る拳へと変えました

 愛する『女帝』をあらゆる困難から守るため
 刀を振るう仲間と研鑽にはげみます

 刀は大地に穴をあけることはできません
 開いた拳は、何をも穿つことはできません

 『力』は不自由を愛しみました
 『力』は不完全を愛しみました

 『力』は神から贈られた完璧を愛しみ
 『女帝』との安寧を愛しみ
 『正義』と最期を共にしました

 『力』は とうとう狂うことはありませんでした *


〜 * 〜 * 〜 * 〜 * 〜 * 〜 * 〜 * 〜 * 〜
 

【人】 XVU『星』 エト


 ………?

[『塔』の君が急に噎せました。
それに、顔も逸らされました。>>300
調子が悪い……訳ではないでしょう。

実際に調子の悪い人がこの様になる事もあるでしょう
ですが、彼はそうではないとほぼ確信していました。

その振る舞いに、見覚えがある気がして。]
(555) 2022/12/25(Sun) 23:58:49

『塔』は、僕が深刻な時に笑い出す
こっちは至極真面目だというのに
何がそんなに可笑しいのか、涙が滲むくらい笑う
笑うなよ!と大人気なく拗ねて怒っても
何も反省してなさげの「ごめん」が飛んでくるから
カッとなって掴みかかるのだけど
取っ組み合いなんて慣れてもいないから
よろけても体勢を立て直せないし
よろけられても踏ん張れずに一緒に転げて終わり

なぜ笑うのか、理由を聞いたりはしなかったが
『塔』のそれは少し腹が立ちつつ、それが良かった
器用ではなく、おそらくお堅く見える僕に
そうして遠慮なく振る舞ってくるのが君だけで
だから、僕にとって唯一の親友になった
 


本当はあの時、君の願いを飲まずに
どんな事でも力になるから抵抗してくれと言いたかった
僕の為に生きてくれと言いたかった

だけど、死を受け入れた君に縋って
自分本位で押し付けて
生きて失望されるのも怖くて
君が逝く最期まで、それは言えなかったんだ
 



ただ、それは
"僕"がそうだったという話だ
 
 

【人】 XVU『星』 エト


[エトの言葉が届いてくれたのか
或いは『太陽』の子から想い等が伝わったのか>>281
『塔』の君は、願いを語ってくれました。>>303>>304

辛い目、が何を指すのか
エトは世界の事を伝え聞いた範囲でしか知りませんが
今回の件から想像出来る事は…あります。>>403
『塔』の君も、近しい想定が浮かんだのかもしれません。

二人が親しい仲であるのは分かります
でも、何を経てその仲に至ったかは分かりません
ですが、その関係の力添えが出来ればと思いました。
羨望のような感情も何故か感じましたが
それ以上に、『太陽』の子への感謝の心がありました。
なのでエトも、彼の願いの助けになりたいのです。]
 
(561) 2022/12/25(Sun) 23:59:52
 




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