T『魔術師』 シンは、メモを貼った。 (a6) 2022/12/18(Sun) 0:38:10 |
【人】 T『魔術師』 シン[ 笑って、楽しそうならいいことだね!というのがひとつ。 フォル兄さんのこともあるし、笑ってるからと言って、 心はどうなってるかなんて、分かりはしないってこと、 知ってるのにね。 それから―― 『恋人』を殺した『魔術師』を、 『悪魔』はそう憎んでもいないんだな、 というのが、ひとつ。 その普通に見える反応に、ちょっぴり安心した。 ]ベルちゃんに笑顔で接するぼくという例があるのにね? (98) 2022/12/18(Sun) 18:42:31 |
【人】 T『魔術師』 シン[ 洋館育ちのぼくは、人に接するという経験値なんて 圧倒的に足りてなくて、 だから、ゼロくんが、笑顔の向こうで 何を考えてるかなんて、図れやしない。 ゼロくんが笑顔を作るのが上手いならなおさら! だからぼくは見える笑顔だけを見て、 ゼロくんは楽しそうだね、だから大丈夫、 なんて、思うんだよ。 表面上の調和だけを見て、そうやって思い込む。 ]ぼく自身、笑顔の向こうに、何も隠してないとは 言えないのに。これは秘密だよ! (99) 2022/12/18(Sun) 18:43:21 |
【人】 T『魔術師』 シンそう思う? ありがとう! [ だから、名前を褒められたなら素直に嬉しかったよ! だけどゼロくんは、『悪魔』って、証の名前を言うから。 ……自分の名前が嫌いな人もいる、名前がない子もいる。 それは知ってるから、 それならそれで、引き下がらなくもないんだけど、 だけどね、いつかの名前で呼ぶこと、 それは、ぼくは嫌だった。 だから、名前を尋ねただろうね。] じゃあゼロくん! よろしくね! [ ゼロくんが証の名前で呼ばれたがってるっていうのは、 今日までの洋館暮らしでよく知ってるけど、 ぼくはずっと彼のことは、ゼロくん、と名前で呼んでいた。] (100) 2022/12/18(Sun) 18:43:55 |
【人】 T『魔術師』 シン[ ゼロくんがベルちゃんと一緒にいることが多いなら、 ゼロくんに近寄っていく頻度も、 もしかしたらそう多くはなかったかもしれない。 「ベルちゃん」って呼んでるの、 きみはもしかしたら、聞いたことがあったかもしれないね。 ぼくはぼくで、仲良い二人を見て、 少し、複雑な気分になっていたかもしれない。 歩み寄らないんだから、 当たり障りのない距離を保ったまま。 ぼくはゼロくんの笑顔が、ずっと好きだよ?* ] (102) 2022/12/18(Sun) 18:44:50 |
T『魔術師』 シンは、メモを貼った。 (a54) 2022/12/19(Mon) 0:13:00 |
【人】 T『魔術師』 シン―― 回想・7年前・とある邂逅 ―― あれー? どしたの、フォル兄さん、……と、 [ その時通りがかったのは本当に偶然で>>0:456、 片付け途中の廊下の有様を見れば、 何かあったのかなと少し心配にはなったけど。 フォル兄さんの笑顔と、 それから渡された小瓶を見たら>>0:456、 そのまま笑顔を保ったまま、 「わかった!」なんてあっさり引き受けた>>0:457。 フォル兄さんの笑顔の向こうを察することはなく、 単純に「気分の優れない子がいた」、それに納得をして、 ……だけど、どうして自分で渡さないのかな?って、 小さな疑問は持ったまま。 扉の向こうを見たら――その訳は、 なんとなく分かってしまった。] (244) 2022/12/19(Mon) 1:47:57 |
【人】 T『魔術師』 シン[ 最近洋館にやってきた、『正義』の証持ちのマドカくん。 教典の内容を知っていれば察することの出来る話、だけど、 ……証持ちたちが、過去に振り回されてしまうのは、 やっぱり、ちょっぴり、 哀しくなる。 ]マドカくん! 大丈夫? これ、あげるね! きっと美味しいから、気分も良くなると良いけど [ でも、そう、これくらいの嘘くらいはぼくには簡単で、 それはフォル兄さんの言うことを叶えるためでもあり、 マドカくんに受け取ってもらうため、だった。 そうすることが、きっと良いんだって、思ったから。 後日。闊歩する大型犬……?を見たら、 ]うん、たぶん、正しかったね、って、 思うことになったんだけど。 (245) 2022/12/19(Mon) 1:48:29 |
【人】 T『魔術師』 シン[ マドカくんは、よくヴェル兄さんについて回っていた。 それが、……なんというか、 ヴェル兄さんを取られた!みたいな 思いもなくもなかったんだけど、 ぼくももう、ヴェル兄さんにくっついて回るような 歳じゃなかったからね。 むしろ、年下の子が洋館に増えて、 自分にも兄という意識が、 芽生えてきていた頃だった。 ぼくの父さんは島群系の人で、 マドカくんも島群の方から来た、って聞いたから。 父さんから教わった折り紙に、 きみを誘ったこともあったかも? 島群風の衣装を頼んで、きみの前で着たこともあったかな。 あ、でも、島群も文化は色々らしいね。 だからマドカくんにはぴんと来なかったかも。 結局その服は、ぼくがなんとなく気に入ってしまって、 今でも着てるっていう、そういう話、なんだけど。] (246) 2022/12/19(Mon) 1:49:10 |
【人】 T『魔術師』 シン[ どころか――ちょっと、考えた。 例えばぼくが幸せなら、 ぼくにもいずれ不幸がやってくるのかな? ぼくだけが幸せなのはいけないから、 ぼくも不幸にならなくちゃいけない? ――『証持ち』は、不幸でなくてはいけない? ] (248) 2022/12/19(Mon) 1:50:34 |
【人】 T『魔術師』 シン[ すぐ答えられなかった、ぼくの 罪 。ずっと笑っていることで、 ぼくが不幸でないと思わせられたなら、 きみの考え、すこしは晴らすことができる? そんなぼくと、マドカくんの今がどうなってるかは、 さて――?* ] (250) 2022/12/19(Mon) 1:51:46 |
【人】 T『魔術師』 シン[ ……だけどね、その世界の中にいるのは、 『証持ち』だけじゃない。 父さんや母さん、職員さんみんなが居て、成り立つ世界だ。 考えてみれば、分かる話。 それをこの世界の危機に、ふと、思い出す。] (254) 2022/12/19(Mon) 1:54:06 |
【人】 T『魔術師』 シン[ ――でも、それが世界を存続させる理由にならないぼくは、 どこかおかしいのかな? 生まれた時から、普通の人間でもなければ、 証持ちとして普通じゃないぼくには、分からない。] (255) 2022/12/19(Mon) 1:55:18 |
【人】 T『魔術師』 シン[ ぼくと、父さんと母さん。 ……普通が何なのかよく分からないけど、 ぼくはこんなだから、ずっと二人と一緒に暮らしてた、 という感じではなくて。 時々三人で過ごすことはあったけど、 むしろヴェル兄さんの部屋に 居座ってた夜の方が多いと思う。 二人がぼくを大切に思ってるのは知ってるけど、 ぼくから見ると、……職員さんたちが向けるものと、 区別がつかなくて、 でも別に、それが寂しいと思ったことはない。 ぼくにとって、"普通"だから。 ] (256) 2022/12/19(Mon) 1:56:12 |
【人】 T『魔術師』 シン[ みんなが幸せならそれが良いし、 みんなと一緒に居られるなら、 それは幸せなことだ>>1:434。 例えみんなが仲良くないとしても、 それがきっと、ぼくの幸せではあるんだろう。 だからね、ぼくはここでぼくを終わらせることだけは、 選ばないだろうね。 でも……世界の滅びと一緒に終わりたいと思う子も、 中にはいるのかもしれない。 だけど、ぼくにはきっと、 ……それを止めることが出来ない。 ぼくのような人間を見て、不愉快だと思う人は、 あんまりいないのかもしれない。 だけど『信』じられるかどうかは別じゃない? ぼくが何かを言ったところで、 心の内を打ち明けてくれる子の方が、 もしかしたら少ないのかもしれない。 ……うん、だから、カルクくんと話せたことは、 良かったなってこと! 閑話休題! ] (257) 2022/12/19(Mon) 1:57:24 |
【人】 T『魔術師』 シン[ ……さっき、カルクくんに話して思ったけどね、 もし、世界が滅びなかったとして、 「22人が揃っても世界は滅びない」というのが、 外の世界の当たり前になったとしたら、 ――みんなは、洋館から居なくなってしまうのかな。 でもぼくには、行く場所も、帰る場所もない。 "外の世界"にぼくの居場所なんて、最初からない。 "外の世界"はぼくのものじゃない。 やっばり、世界の行く末なんて、 ぼくにとっては他人事でしかないんだ。 崩壊する世界を知ったところで、それはそのまんま。 そこに暮らす人々のこと、……よく分からないから。 ぼくが会うことがない人たちに、特別傾ける心もない。] (258) 2022/12/19(Mon) 1:59:10 |
【人】 T『魔術師』 シン[ みんなが離れていくこと、 みんなから取り残されること、 それが一番、 寂しくて、怖くて、苦しくて、嫌だな。 じゃあ、やっぱり、いっそ――? ] (259) 2022/12/19(Mon) 2:00:10 |
T『魔術師』 シンは、メモを貼った。 (a62) 2022/12/19(Mon) 2:09:15 |
【人】 T『魔術師』 シン[ ――――思考を止めたことを後悔している、というのは、 つまり『魔術師』の断末魔のようなものだ。 『女教皇』と一緒に居られないと、 分かってしまったから『魔術師』は絶望したし、 そして後悔した。 つまり……この罪に向き合うということは、 『魔術師』の『女教皇』への 想いが絡まってくることになる。 ――今度こそそばにいたいという、 妄執のような何か。 それがとっても、厄介だ。] (328) 2022/12/19(Mon) 15:41:21 |
【人】 T『魔術師』 シン[ ……けれど、『魔術師』が後悔しているのは、 それだけじゃない。 『恋人』を殺したことにも掛かっている、ようで。 自分の望む結果が得られなかったのだから、 意味もなく『恋人』の命を奪ってしまったことに対しては、 ちょっと後悔してる……らしい。 もしも『魔術師』が思考を止めていなければ? 敵意を向ける『恋人』に対して、 もう少し違う接し方もあったのかもしれないね。 ……結局、終わりは同じだとしても。] (329) 2022/12/19(Mon) 15:42:04 |
【人】 T『魔術師』 シン[ ――ベルちゃんを「ベルちゃん」と呼んでたのは、 結局のところ、彼女に対する嫌がらせみたいなものだ。 二人の時しか呼ばないのが、証拠のひとつだ。 一応、初めて呼んだ時に笑顔で拒否されてからは、 二人のときでも「クリスタベルちゃん」と 呼ぶことはあった。 でもどちらで呼ぶかなんて気まぐれぐらいの差でしかない。 そうやってきみを傷付けてきたことに、気付きもしない。 無意識の嫌がらせは、きっと『魔術師』であるが故だけど、 もうすこし、気付けていたなら、 もうすこし、違う関係になれていたのかもしれないね。 ぼくたちに違う未来があるのかは……さて? ] (330) 2022/12/19(Mon) 15:43:11 |
【人】 T『魔術師』 シン―― 部屋できみとのお茶会にて ―― [ キュリアちゃんの部屋へ行く道中、 売店に寄ったなら、支払いは キュリアちゃん任せだったかもしれない。 基本的にぼくは、手元にあまりお金がない でもさすがにキュリアちゃんの持つお金も 無尽蔵ではないだろうし、 お茶会にお邪魔するときぐらいは、 手土産を用意した方が良いのかもしれない。うん。 キュリアちゃんが紅茶を容れてくれる>>296。 それも、この洋館ではよくあることだったかな? キュリアちゃんの得意なこと、いくつか知ったなら、 ぼくはその度に「すごいねー!」って 褒めていたかもしれない。] いいんだよー [ お礼を言われれば、首を横に振る。 ぼくは、迷ってる子がいるなら力になりたいし、 ……きみが相手なら、なおさらだよ。 ……それって、誰の気持ちなんだろう? ] (332) 2022/12/19(Mon) 15:45:35 |
【人】 T『魔術師』 シン[ なんと応えればいいかわからない、 というのがキュリアちゃんの今思うこと、らしい。 ……キュリアちゃんはキュリアちゃんで、 小さな世界で生きてきたらしい、 っていうのは聞いてたかな。 だから、さっきのことはちょっと刺激が強すぎたんじゃ? キュリアちゃんが迫られるには、難しい問題なのでは? みたいな思いが湧く。 だけど、キュリアちゃんは そこで頭が真っ白になるんじゃなくて、 色々自分の考えを、言ってくれたかな。 ……ちゃんと考えるキュリアちゃんは、すごいね。 ゆっくり、少しずつだったか、 それともひとまず言いたいことは話し切ったか、 紅茶に口を付ける彼女を、じっと見た>>297。] (333) 2022/12/19(Mon) 15:46:07 |
【人】 T『魔術師』 シン[ キュリアちゃんと初めて会った時の、 どこか呆けたような表情>>2:342。 それから、遅れて出た挨拶。 その時はそれどころじゃなかったけど、 キュリアちゃんの方も、何か感じることはあったのかな。 ぼくはというと、その声のひとつひとつに、 どうしようもない衝動が駆け巡っていた。 だけど、名前を聞いたら、 すこし、ここに戻ってこられた気がした。 「キュリアちゃん」と、名前を繰り返す。 それが 今の きみの名前なんだね、と、今目の前にいる彼女を、はっきりと捉えることができた。 だから、「ぼくはシンだよ」と名乗り返すことができた。 『魔術師』じゃなくて、 ぼくをぼくとして見てほしかったから。 ぼくが「キュリアちゃん」と名前をたくさん呼ぶのは、 きみは『女教皇』ではなく、きみなのだと、 ぼくがちゃんと認識するためでも、あるんだ。] (335) 2022/12/19(Mon) 15:47:32 |
【人】 T『魔術師』 シンキュリアちゃんが、自分で考えたいなら、 それで良いんだ ぼくは、その手助けをしたいなって思ってる だけど、ぼくの意見に合わせることはなくて、 キュリアちゃんが、自分で決めていいからね! [ ぼくは、ぼくの考えに キュリアちゃんを巻き込むつもりはない。 そもそも、はっきりとした意見はぼくにはないのだし。 言わなくても、分かるかもしれないけど、 この洋館に来た今は、ぜんぶ自分で選んでもいいんだよ。] (336) 2022/12/19(Mon) 15:48:20 |
【人】 T『魔術師』 シン[ キュリアちゃんは……なんというか、素直な子だな、 って、思うことがある。 洋館での暮らしの話とか、 教えたら素直に受け入れてくれた、というか>>295。 ぼくが構い過ぎてた? 聞こえない! ぼくの話を、たくさん聞いてくれるキュリアちゃん。 いつかの『魔術師』が、『女教皇』に 自分の考えをたくさん話していたように。 ぼくの話をたくさん聞きたくなること、 キュリアちゃんが言ってくれたことはあったかな? キュリアちゃんの出会いや気付きのことも、 話してくれることはあったかな? 初めて会った時から――キュリアちゃんは、 とても変化しているように、ぼくには見える>>2:359。 その心の内まで話してくれていなくても、 アリスちゃんの誕生日に、 歌を歌おうと誘ったときの反応>>2:360。 そして素直に歌を聞いてくれた時、 聞いているきみと目が合った。 ――きみが楽しそうにしてたから、 ぼくもとっても嬉しくなった。] (337) 2022/12/19(Mon) 15:48:55 |
【人】 T『魔術師』 シン[ 歌に合わせて手を叩くキュリアちゃん。 新しいことに触れて、楽しそうなきみ。 あのね――これは、 『魔術師』が『女教皇』に向ける気持ちとは、 違うんじゃないかな。 今まできみが知らなかったのは、現世のきみだからで、 新しい世界を知るときのきみの気持ちは本物で、 ――その本当の気持ちを、尊く思うのも、 ただ、ぼくだけの本心だ。] (338) 2022/12/19(Mon) 15:50:16 |
【人】 T『魔術師』 シン[ ――だったらこれも、ぼくの本当の気持ちかな。 『魔術師』と『女教皇』ではなくて、 ぼくとキュリアちゃんとして、の。] (339) 2022/12/19(Mon) 15:51:11 |
【人】 T『魔術師』 シンあのね、キュリアちゃん ……ひとつだけ、ぼくの気持ちを言っても良いかな? [ どちらにするのか、決めるのはキュリアちゃんだけど、 きっと直接は関係ない、ぼくの願いをひとつだけ。] (340) 2022/12/19(Mon) 15:52:10 |
【人】 T『魔術師』 シンぼくはね、キュリアちゃんが世界を知っていくのを、 これからも見ていたいなって思う キュリアちゃんの知っていく世界を、 一緒に見たいな、って思う ……そう出来たら、嬉しいな [ "外の世界"に向ける思いなんて何も無いけど、 キュリアちゃんの目に映る世界は、 これからも見ていきたいと思う。 例えこの世界に留まるとしても、 新しい箱庭に行くとしても、 新しいことを知るキュリアちゃんの、 そのそばにいられたら、とても嬉しいと思う。] (341) 2022/12/19(Mon) 15:52:28 |
【人】 T『魔術師』 シン―― 回想・姉というひと ―― [ 昔々の思い出、 涙を流す女の子と、 その子を抱きしめるフォルを見ていた。>>0:376 ……初めて見るその子とは、その後改めて会ったかな? その子は新しく会う証持ちだった。 シャルレーヌという名前のその子が、 年上の子だって分かったら、 ぼくは無邪気に「シャル姉さん!」って言って 笑いかけたかな!>>0:552 ぼくの知ってる証持ち、 ヴェル兄さんと、フォル兄さんと…… だから、"姉さん"と呼ぶ人が出来るのは初めてで、 とても嬉しかった。 シャル姉さんにはすぐ懐いたし、 四人で洋館を駆け回るというのも、 フォル兄さんとシャル姉さんが来た日には、 よく見掛ける光景になったかもしれない。] (349) 2022/12/19(Mon) 16:40:27 |
【人】 T『魔術師』 シンわ〜〜〜すごいね! [ シャル姉さんが普段やってること、 それを聞いたらぼくは、笑顔でそう言った。 ……だけどもしも、それを話すシャル姉さんが、 浮かない顔をしていたなら、] ……シャル姉さんは、たのしくない? [ 顔を覗き込んで、そう聞いたことも、 もしかしたら、あったのかもしれない。] (351) 2022/12/19(Mon) 16:41:42 |
【人】 T『魔術師』 シン[ 『証持ち』が何かしら特別視されるものである ということは、このときは全く知らなかった。 フォル兄さんも、シャル姉さんも、普通だったから。 子どものうちから洋館と親元を行ったり来たり出来る ということは――少なくとも『証持ち』としては かなりまともな生活環境だからこそ、というのを、 知ったのはいつの頃だったか。 余談だけど、ぼくの痣も背中にある。 右の背中の、肩の辺り、杖の形をしたそれ。 自分では見えないし、触ることもすこしむずかしくて、 鏡を見れば、自分が証持ちであることは分かるけど、 ……常に自覚させるような、そんな痣じゃないんだよね。] (352) 2022/12/19(Mon) 16:42:30 |
【人】 T『魔術師』 シン―― 回想・少し前のこと ―― シャル姉さん〜 ちょっといいかなー? [ それはたぶん、そんな幼い頃の思い出からしてみれば、 わりと最近の話だ。 シャル姉さんが、前回故郷に帰る前、ぐらいの? シャル姉さんの前でも、笑顔のぼく〜という感じ ではあるけど、 同性の友達で、近くて遠い、そんなのがない分、 素直に甘えている感じは、あるのかもしれない。 シャル姉さんを誘えたら、 なんとなく花畑が見えるところまで連れて行って、 問い掛けた。] (353) 2022/12/19(Mon) 16:43:23 |
【人】 T『魔術師』 シンあのね、 シャル姉さんは、フォル兄さんのこと、 どんな風に思ってる? [ 普段通りの笑顔で、普通に問い掛ける ……ことはできていたと思う フォル兄さんとシャル姉さんのことを 揶揄する気持ちとかは一切なくて、 それは純粋な質問だった。] (354) 2022/12/19(Mon) 16:44:29 |
【人】 T『魔術師』 シン[ ……あの日、出会ったフォル兄さんとシャル姉さん。 だから、聞いたら少しぐらい分かるかと思った。 この心の中で苦しみを訴える愛のこと。 ぼくは『魔術師』が『女教皇』に抱く気持ちを、 どう処理したら良いのか、分からなかった。 だから、……だから、 『女帝』の証持ちのシャル姉さんなら、 この気持ちの付き合い方が分かるんじゃないかなって。 もしもシャル姉さんが抱く思いが、 誰かのものじゃなくて、自分のものと思えるなら、 なおさら、話を聞きたいと思った。 ……ということは話さずに質問だけ投げたから、 シャル姉さんにはどう受け取られたか分からないけど! ……もしも答えを聞けたあと、理由を聞き返されたなら、 キュリアちゃんとの向き合い方に悩んでることは、 話したかもしれない。** ] (355) 2022/12/19(Mon) 16:46:07 |
T『魔術師』 シンは、メモを貼った。 (a76) 2022/12/19(Mon) 16:53:37 |
【人】 T『魔術師』 シン―― そのひとの前で ―― こんにちは、神様! [ 選択の時、神様が目の前に姿を現したなら、 いつものぼくと変わらないみたいに挨拶をした。 そして、選択を聞かれるのなら、] あのね、神様 ぼくは神様と一緒に箱庭に行ってもいいと思ってるよ? [ 結局、ぼくは"外の世界"を選ぶことは出来なかった。 キュリアちゃんの見る世界を見たい、というのは別にして、 だから、ぼくの意見としては、 神様の意に沿って、そちらに行っても構わない。] (442) 2022/12/19(Mon) 23:32:16 |
【人】 T『魔術師』 シン……だけどね? それには、ヴェル兄さんもいないと嫌だよ [ ただし、条件……のようなものがある。 行くなら、みんな一緒がいいな、という、そんな願い。 みんな。それは叶わない、とは思ってるけど、 ] (443) 2022/12/19(Mon) 23:32:40 |
【人】 T『魔術師』 シン――きみは、誰? [ ヴェル兄さんの姿をしたそのひとを覗き込む。 普段、誰にも見せないような、 笑みの消えた顔で、少し睨んでやる。] (444) 2022/12/19(Mon) 23:33:11 |
【人】 T『魔術師』 シン[ 少なくとも"今"はヴェル兄さん、 その人ではないのだと思う。 だけど、もしもきみがヴェル兄さん そのものだというのなら、 その顔を現してほしいと思ったし、 もしも姿を借りているのなら、 ヴェル兄さんを連れて行くかは、きみが選べるはずだ。 と、思う。 またいつもの笑顔を作る。 それでも答えが返らないのなら、 ぼくもきみに歩み寄る気はあんまりない。 結局行く末が同じだとしてもね! ]気の持ちようの問題だ。 (445) 2022/12/19(Mon) 23:33:55 |
【人】 T『魔術師』 シン[ "外の世界"なんて、どうでもいい。 ただ、ぼくの小さな世界があれば良かった。 だからぼくが神様に告げる願いというならば、 それは、ヴェル兄さんが帰ってくること、だった。*] (446) 2022/12/19(Mon) 23:34:22 |
【人】 T『魔術師』 シン―― 回想・取った手と、撫でられる手と ―― [ 昨日、玄関ホールを離れる時、 ぼくはタナトスの手を取って、声を掛けた。] わ、 [ そうしたら、ぼくの頭に 優しい感触が降ってくるものだから>>2:87、 嬉しくて、へへ、と笑う。 タナトスが頭を撫でるようになったのは、いつからだろう。 みんなを撫でてるみたいだけど、 その中でも、ぼくはきみに撫でられることが 多かったんじゃないかな! そう、ちょうど癖が、噛み合ってしまうから。] ……うん! ありがとう! あは、その呼び方、とってもいいね! [ 背中から聞こえる声に振り返って、笑顔を向ける。 初めての呼び方、それ、とっても嬉しかったな! ] (467) 2022/12/19(Mon) 23:49:48 |
【人】 T『魔術師』 シン[ ……結局、ぼくはきみが倒れた時には 助けてあげられなくて。 あとで、様子を見てきみのところへ 訪ねるしか出来なかっただろう。 切ったリンゴを持っていった。 そう、ヴェル兄さんが教えてくれたので リンゴなら綺麗に剥けます! だけどね、ユグくんと二人、寝ている姿を見たら、 リンゴだけ置いて、声を掛けることなく部屋を出た。] (469) 2022/12/19(Mon) 23:50:37 |
【人】 T『魔術師』 シンよく分からないから、 それは判断が出来ない……かな! [ 箱庭にいる方が幸福なのか、 それとも世界を守りたいと思うのか。 でも片方がどうやっても片側に乗りさえしないなら、 フェアじゃない天秤では、量ることは不可能だ。 これでいいかな?って、 きっと、いつもみたいに、笑った。 ……頼れないのは、やっぱりぼくの方だったかな? もし世界が滅びないのなら――まだ、間に合うことも、 あったりする、のかな。 **] (471) 2022/12/19(Mon) 23:52:31 |
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