118 【身内】光の向こう側【R18】
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視点:人 狼 墓 恋 少 霊 九 全 管
| [これを最後の一杯にするつもりで頼んだカクテル。
赤味がかったそのカクテルは アルファベット最後の三文字。 特徴的な名前には確か―――究極、とか、そんな意味があった。]
……ん、綺麗、だね…
[頼んだジューシーなソーセージと共に ゆっくりと味わうように堪能した。 帰る時間を少しでも遅らせたくて。
すっきりとした大人の味のカクテルは 確かな甘さを口の中に残していく。] (0) 2021/12/27(Mon) 23:05:39 |
| [それでも、終わりは来てしまうから。 お会計をし、名残惜しく思いながらも BARを後にしただろうか。
彼の表情に寂しそうな色は窺えたかな。 自分もきっと離れがたそうにしていて、 出る足はやや重たかった。]
今日は会えて良かった。 …今度は、カウンターの外でね。
[帰る前にはそんな風に言い残して。**] (1) 2021/12/27(Mon) 23:08:33 |
| [立ち上がると足元がくらりとした。 知らない間に結構酔いが回っていたのかもしれない。 夜のひんやりとした風が火照った頬に気持ちいい。 もう少し、居ても良かったかな。 でも、居れば居るほど別れ辛くなりそうだし… ふるりと首を振り、息を吐いて歩きだす――] ―――ん、えっ?? 仁志くん!? [後ろから駆け寄って来る足音。 何事かと振り向けば彼の姿があって。 どうしたの?店に忘れものでもした? 頭にはてなマークを浮かべて口にしかけたものの 追いつくや否やぎゅっと抱きしめられて狼狽する。] (4) 2021/12/28(Tue) 10:30:42 |
| え、ちょ、あの、 ………んん、………っ [ここは往来で、ちらちらと人の視線だって感じるのに。 触れ合う唇に、一瞬で頭の中が桃色に染まる。 抗うことなんてできる筈もなく、なすがまま暫しキスを重ね。 唇が離れる頃には彼を見る瞳も とろんと色めいて潤んでいた。] はぁ、… …… も、もぉ……… [抗議の声は弱弱しくて形だけ。 誘いにアルコールで火照った顔が更に赤くなって。 ――離れたくないのがばれてしまっていたのだろうか。 それとも彼もそう思ってくれていたのだろうか。両方かな。 何にせよ、酷く嬉しくて。 一気に心が弾んでしまうのだから単純だ。] (5) 2021/12/28(Tue) 10:32:42 |
| ― 自宅 ―
[彼が家に来るのであれば、だ。 待っている間に明日の分の朝食を作っておこう。
ニンジン玉ねぎブロッコリーにキャベツ、 余った野菜をざく切りにしてオリーブオイルで炒め トマト缶と水を投入。 コンソメと塩胡椒で味付けし、 チーズウィンナーを入れてコトコト煮る。
具材に火が通ったのを確認し、 後は温めて食べるだけの状態にして 鍋に蓋をして置いておく。
その間にゼラチンをふやかし、 インタスタントコーヒーと砂糖を入れて溶かす。 カップに流し入れて粗熱を取り、冷蔵庫へ。 牛乳と練乳を混ぜ、こちらも器に入れて冷やしておく。] (9) 2021/12/28(Tue) 13:15:39 |
| [こういう時、料理は良い。 手を動かしていれば待つ時間も苦にならない。
下準備を終えたら風呂に入ってメイクを落とし ボディミルクを塗った後に 薄くファンデーションだけし直した。
ゆったりしたシャツとズボンの カジュアルなルームウェアに着替え 寝室を片付けたりしながら。
どことなくそわそわと落ち着きなく彼を待っていた所 真夜中のチャイムが鳴る。] (10) 2021/12/28(Tue) 13:18:02 |
| [一応のぞき窓で確認し、 彼の姿を見てチェーンを外した。
息を切らした彼は、本当に急いで 駆けて来てくれたのだろうか。 そう思うとじんわりと胸が温かくなる。]
どーぞ、いらっしゃい。 寒かったでしょ。
[あがって、と促し前と同じように彼を部屋に招き入れる。 キッチン内にはふんわりとトマトの匂いが漂っていたことだろう。**] (11) 2021/12/28(Tue) 13:28:20 |
|
ひゃっ、…もー 仁志くんは冷たいなあ。
[彼を招き入れた後に鍵とチェーンを再び閉める。 ぴたりと冷たい手が頬に当てられて、 咄嗟に身を竦めた。
そのままじっと双眸が此方を見つめて、 まるで見透かされるようで ドキドキと心臓が早くなる。
きみの考えてることは読めないけれど、 ―――もしもあたしと同じだったら嬉しい。]
(14) 2021/12/28(Tue) 18:43:52 |
| ン………
[そっと唇が寄せられて目を閉じた。
そこもひんやりしてて、柔らかくて、 自分の体温と熱が混じりあって溶けていく。]
…仁志、くん………
[ぼうっと見つめ合い、熱に浮かされたように名を呼んだ。 先程は店だったし、往来だったけど。 今なら誰も咎める者はいない。 彼の微笑みも、声も、自分だけに向けられたもの。]
(15) 2021/12/28(Tue) 18:44:35 |
ん、ふ……あたし、も…… んんっ……
[両手が捕まり、押し付けられるように唇を塞がれて。
咥内を舌が這い回り、
じっくりと貪るようなキスに
たちまち身体の芯が熱を帯びていく。]
すき、
仁志くん、……すき……
ンンンっ………
[会いたくて、顔を見たくて。
顔を見たら触りたくなって。
…触ってほしくなって。
欲望は際限ない底なし沼のようだ。
こちらからも首に腕を回して抱きつき
舌を絡めて深いキスを交わせば
もう我慢なんて出来なくて。
はあ、と切なげな吐息が零れる。]
[上着を脱いで、首を振りながネクタイを緩め、シュルリと取り去って床に放る。ベストを脱いで、それからシャツも。
パンツも、下着も脱ぎ去って全部を晒け出す。]
羽衣恵さんも、脱いで。
[どうしてこの人はこんなにも自分を惹きつけるのだろう。
既に猛った自分のそれにゴムを着ける。]
キスだけで……もう準備できてるの?
[意地悪く尋ねた。
顔を見ればわかる。熱に浮かされて、蕩けた顔。
すごく官能的でかわいくて、とても素敵だ。]
脚……開いて。
[羽衣恵をベッドに横たえて覆いかぶさる。
彼女が恥ずかしがり躊躇うなら、やや強引にでも足を開かせてしまおう。そうして身体を入れて、先端を押し付ける。]
お店で見たとき、綺麗だって思ったよ。
でも、今もすごく綺麗。
[キスだけで、碌な愛撫もしていない。
それでもきっと準備はできているだろうから。
ぬぷっと先端が沈み込む。熱くて火傷しそう。]*
[少し強く手を引かれ、寝室の方へ。
促されるままシャツのボタンを外し、ズボンを脱いで。
ブラジャーはつけていない。
すっかり濡れて濃く色づいたショーツを脱げば
女の匂いが辺りに漂う。]
......な......っ、それは、......だって......っ
仁志くんのキス、きもちいいから......っ
[意地悪い響きにもごもごと言い淀み、
顔を更に赤くする。
本当はキスの前。
彼がここに来るのを待っていたときから
期待に身体を熱くしていた。
あの夜ここで抱かれた日から、
変なスイッチが入ってしまった気がする。]
あ、ちょっ......、
した、あんまり、見ないで......
は、 恥ずかしい、から......
[仰向けの体勢でベッドに寝そべったものの
足を開くように言われて少し惑った。
もじもじしていると強引に手がかかり、
太股を大きく開かされたか。
下生えの方まで
愛蜜でどろどろに濡れた花弁は
ひくりと震えて媚肉を覗かせていた。
抱かれたかったのだと雄弁に語る下肢に
うう、と小さくうめきつつ。]
うん、仁志くん、も......
お店の姿もかっこよかったけど......でも、
やっぱりいまのほうが、
......どきどきする、
[セックスの時の顔もそうだけれど。
目の前で見せてくれるいろんな顔。
それらひとつひとつを知るたび、すきだなと思う。
自分だけの、特別な彼が。]
っ、
あぁんんっ......!!
[と。ぬぷりと先端が沈み、
甘い声をあげて腰が浮いた。
媚肉がやわやわと収縮し、
彼を誘い込むように蠢く。**]
[全部を納めきる瞬間に、ズンと、突き入れた。
────強くされるの好きでしょ?]
入った、……よ
[繋がった、深く。
ぎゅっと羽衣恵を抱きしてめて、唇を繋げる。
そうして、奥の方をゆっくりとグリ、グリと押し付けながら、唇と舌を絡めあう。抱きしめてふれあう肌。上も下も繋がってひとつになったみたいに思う。]
[甘い声、甘い顔。自分にだけ見せる顔、聞かせる声。]
羽衣恵さん、可愛い。
[誘い込まれる、引き摺り込まれる様な感覚。
一気に突き込みたくなるのを抑えてゆっくりと。]
俺を、感じてください。
[絡みつく肉襞、熱い柔肉に包まれて、熱が混ざり合う。]
[腰の動きは緩やかに。]
もっと?
激しい方が好き?
[あえて聞くのは少し意地悪したいから。
入り口近くまで引きぬいて、浅いところを緩めに摩った。]*
んあぁああんっ……!!!
[ずん、と強い衝撃が走って、大きく声をあげた。
とろとろになった膣壁が震え、満ちる彼の熱を歓迎する。]
ぅ、うんっ……あぁあっ……♡
はぁぁん、き、きもち、ぃぃ…っ♡
ひとし、くぅん…… あ、ぁぁ
[腕を伸ばして彼を抱きしめ
再びキスを交わしあう。
ぴったりと肌を密着させながら
奥をぐりぐりと穿たれると
心も身体もひとつになった気がして。
身体の一番芯から多幸感が広がって
頭がぼうっとしてしまう。]
はああ、…んっ、すきぃ、……っ♡
ひとしくん、すきっ…… ひとしくん…!
ちゅる、……んんんっ、ふ、はぁぁぁ♡
[ぐりっと性感を抉るゆっくりした動きに
じわじわと底から炙られていく。
全身で彼を受け入れて、感じて、
甘い泥の中に沈んでいくような心地だった。
戻ってこれなくなってしまう気がして怖いのに
それ以上にこの熱を逃したくなくて。
甘い声で何度も名を呼びながら舌を絡めれば
柔らかな膣肉が性器全体に絡みつく。]
[こうして緩やかに彼を感じているのも気持ちいい。
気持ちいいけれど、次はもっと強い刺激が欲しくなってしまう。そわりと腰を揺らめかせ、]
ん、ぁっ…!!
[入り口近くまで引き抜かれて眉を寄せる。
追いすがる様に襞が痙攣した。]
な、なんでぇ………んんっ………
[空洞を埋めるものがないのが切なくて堪らない。
お預けされた胎の奥がもっと強く彼を感じたいと
きゅうきゅう疼いて抗議する。]
ぁぅぅぅ……………う、うう
[羞恥に顔を赤くしながら小さくねだり
モジモジと腰を振っていた。**]
[小さなおねだりに応えて奥まで突き入れた。
締め付ける、いや、きゅうと締め上げるような羽衣恵の中を、熱い猛りが一気に奥まで貫いた。
それだけで達してしまいそうなほどの快感。]
……っ……は、ぁっ……っ……
[苦悶にも似た表情を浮かべて。
その実は、頭が真っ白になりそうな快感の渦。]
う……いぇ……さ…ん……っ
[同じ勢い、強さで引き抜いて。また、貫く。
繰り返す抽送は力強く、お互いの気持ちいいところを擦り合わせる。]
[両足の膝裏を掴んで、ぐっと押し付け更に開かせると、羽衣恵の腰が浮き上がり、さらに奥を突き易くなる。]
……いい、です…っ…
ういえさ…んの……なかっ……
[絶え間なく与えられる締め付けに、生まれる摩擦が痺れにも似た快感が、腰から全身へと広がる。その強い快感に思わず腰が止まりそうになるが、それよりも羽衣恵への欲が勝って、より一層激しく責め立てた。]
イキ……そうっ…っ
[息も途切れ途切れに、それでも腰の動きは止めない。
もっと快感が欲しくて、もっと快感を与えたくて。]
…どうっ、ういえ…さんっ、は……
[もっともっと、まだまだ。
でも、押し寄せる快楽はそれを許してくれない。]*
あああぁんっ!!!♡♡
[おねだりを聞き届けるように
ずぐりとまた強く貫かれてぞわわっと腰が跳ねた。
きゅんきゅんと待ち侘びたように肉棒に膣肉が絡みつく。
とろとろに焦らされた所を擦りあげられれば堪らず
視界がちかちかと点滅し
それだけで気をやってしまいそうだった。]
ひとし、くんっ、あああっ、!!
すきっ、そこ、そこぉっ♡…っはぁぁあん!
おくぅっ♡ あんっ!ほし、かったのぉっ!ああん!
[見れば彼もどこか耐えるような表情を浮かべていて、
ずちゅ、ずちゅ、と重く力強い突き入れに
子宮が揺らされるような快楽が走る。]
んぁぁぁあ!!!
あ゛ーーーっ♡あ゛ーーーーーっ♡
んんん、それぇ、ぁぁぁ…ッ♡♡
[足を大きく開かされ、
ごちゅ、と更に一段奥まで犯されて
ほぼ絶叫に近い喘ぎが響き渡る。
彼の動きは次第に速まり、激しくこちらを責めたてる。
律動に合わせて両足を彼の腰に回し、
自分からも気持ちいい所を擦り付けるように
ぐりぐりと揺らして快楽を貪っていた。]
んん゛っ♡ひとし、くんっっ!
き、きもち、いっ、 ああ゛ぁぁぁっ♡
すご、きもちい、……よぉぉっ!
やあぁ、もっとぉ、あっあ……!!
まだ、いきたく……ない、のにぃっ!
[もっとこのまま、彼を中で感じていたい。
イきたくないのに、終わってほしくないのに
容赦なく迫りくる絶頂の予感に耐えながら
息を荒くし身悶えていた。**]
だめ……イかせちゃう……
[激しく身体を揺さぶりながら、呟く。
でも,何回でもイかせてあげるから。だから。一番可愛い声を聞かせて、一番可愛い顔を見せてほしい。]
……だからっ、……まず……いっかいめっ
[羽衣恵の動きに合わせるようにして、ちょうどいいタイミングで突けば、さらに奥へと突き刺さるように入り込む。]
[ぐりぐりと奥を擦り付けて、蜜を掻き出し、肉襞を引き摺るように入り口まで後退しては、また奥へ。]
ね……俺もっ……一緒に…っ!
[羽衣恵を責めれば責めるほどに、こちらも絶頂へと向かう。
腰に絡まる脚が逃げることを許さなくて。
快楽を貪るように擦り付けられる腰と、締め付ける中に捕らえられる。]
ういえ、……さん……っっっ!!
[目の前がチカチカと瞬いて、ピクンと腰を跳ねさせながら、ゴム越しに羽衣恵の中で精を吐き出した。]
はぁ……はぁ……っ、一回め、だね
[ずるりと引き抜くと、ゴムを取り払う。
入り口を縛ってゴミ箱へポイ。]
まだ、全然……収まらない。
[二つめのゴムを取り出すと、羽衣恵にそれを渡した。
────被せてください、って。]*
や、あっあっあっ、そこ、ぁ゛ぁぁぁっっ!
ま、まって、あぁぁん♡
イっちゃ、イっちゃうからあぁっ♡
[腰の動きに応えるように奥を突かれれば
雁首が一番弱い所に突き刺さって
その度にぷしっ、と小さく愛液がしぶく。
雁首でずりゅっと抉るような動きに
熱い肉襞が吸い付いて引き摺られ、
柔らかく竿を扱いていた。]
あ、も、らめぇぇ……っ!!
ひとし、くんっ ……っっっ♡♡
ん゛んん゛んぅぅぅぅぅっっっ!!!!
[ナカで彼の物も膨らんで
切羽詰まった声に限界を悟る。
びくびくと大きく体を跳ねさせ、
頭の中が真っ白に染まる。
ぎゅうっと彼に足を絡めたまま
搾り取る様にきゅうううと中が締まった。]
はぁ、 …… はぁ……♡
[ぐたっと脱力すれば足が解ける。
汗ばんだ胸を小さく上下させ、
彼が精液の溜まったゴムを外し、
ゴミ箱に捨てるのを放心しながら眺めていた。]
………う、ん………
[そろそろと起き上がり、ゴムを受け取る。
彼のものはまだ勃ったままだろうか。
何にせよ片手で屹立を軽く扱きながら
口で封を切り、――――ふと思いついて。
ゴムを咥えて彼の下半身へ顔を埋めた。]
ン………、
[亀頭に優しくキスするように
そっとゴムを置き、根本に手を添えて。
器用に舌を使ってゴムを降ろしていく。
苦みが口内に広がって僅かに眉を寄せた。
根本まで降ろしきり、最後にちゅ、と精嚢に口付けて。]
…… でき、たよ?
[まだ絶頂の余韻色濃い眼差しで
上目遣いに彼を見上げ、ねだるように首を傾げた。**]
[羽衣恵がゴムを着けてくれる。それも、口で。
嬉しい反面、誰にそんなこと教わったのかと思うと嫉妬心が込み上げてくる。過去に嫉妬しても仕方ないのに。でも、自分より前に羽衣恵さんが好きだった男がいるって事実に、どうしようもなく嫉妬してしまうのだ。]
……羽衣恵さん……
[それが嫌だとかそういうのとは違う。
変な言い方をすれば、純粋な嫉妬心。
好きだから、本気で好きだから、そんな仕方がないことも思ってしまう。]
好きです……誰よりも。
[今までも、そしてこれからも。
────だから、羽衣恵さんも俺のこと……。]
……上に乗ってください。
[ゴムを着けてくれた。
してくれた、だからもう少しだけしてもらおうと。ベッドに仰向けになって、羽衣恵を待つ。]
いろんな羽衣恵さんが見たい。
[過去の誰も知らないような、彼女の全部を知りたい。
セックスも、それ以外のことも、全部。]*
[見上げた彼はどこか複雑そうにも見える。
単純に興奮してくれればいいなと思っただけで
嫉妬させる意図はなかったから
少し不思議そうに首をかしげた。
名を呼ぶ声にうず、と胎が疼いて小さく尻を振ってしまう。
きっと知らないだろう、
些細な仕草で、視線で、唇が触れるだけで
こんなにもどうしようもなく
身体が熱をあげるのはきみがはじめてだってことを。
今もはしたない女だと思われてしまいやしないか、少し心配なのに。]
......あたしも、すき......
すきよ、仁志くん......
[過去の恋にもう未練などないけれど
きみが望んでくれるのならば
自分の奥深くまで暴いて、
存分に刻み付けてほしいと思う。
好きな所も、弱い所も、
きみにみてほしいとおもう。
セックスもそれ以外のことも。
ちゅ、と今度は唇にキスを落として
仰向けになった彼に跨がった。]
んんんっ......ぁぁぁん......っ
[屹立に秘裂を宛がい、
ずぶずぶと腰を沈めていく。
粘膜を硬くて太い肉棒で
ぞりぞりと擦られる感触に痺れが走り
思わず甘い吐息が口から漏れた。]
ぁ、 んん、......っ やば......っ
はぁぁぁ、だ、だめっ......っっ♡♡♡
[達したばかりで敏感な膣は
快感を拾いすぎてしまう。
途中で動きを止めてぎゅっと目を瞑り、
快感の波が過ぎ去るまで耐える。
その間もきゅんきゅんと中が絶えず
ヒクついてしまうのは堪えきれなかったけれど。**]
[何かに耐えるように、ぎゅっと目を瞑っている羽衣恵を見て意地悪したくなる。主導権は渡したはずなのに。ぐっと腰を突き上げる。きゅんとヒクつく羽衣恵の中をずちゅっと貫く。
耐えられないほどの快感の波を与えたい。]
羽衣恵さんっ、動いてください…っ
[緩やかに羽衣恵を揺さぶる。]
[手を伸ばして胸の膨らみを掴む。外側に円描いて、頂きを指で摘んで。]
うい、え……さん、…っ
[見上げる彼女の姿。
蕩けた顔に、髪が乱れさせて快楽を貪る姿が、すごくすごく綺麗だった。]
…っ……は……ぁ……
…ステキ……です、よ……
[そう言っては見たけど、さっき出したばかりなのに、もう直ぐにでもイってしまいそうだった。]*
ぁあぁんっ!?!?
ちょ……仁志くんっ………
[耐えている最中に
不意打ちで突き上げられて腰が跳ねた。
赤い顔で彼を軽く睨むも、
急かすように緩く揺さぶられれば
また動きを再開し。]
んんんっ……はぁっ、
はぁぁっっ……あぁ……!
[根本まで腰を落としきってまた上げ、
肉襞に擦りあげる動きを繰り返す。]
はぁぁっ!
…ぁぁぁん……あ、だめ、これ……ぇ♡
うぁぁっ、きもちくて、とまん、ないっ……♡♡
[きゅうっと乳頭を摘ままれたら
蕩け切ったナカがきゅんっと疼く。
もっと強い刺激が欲しくなって、
動きは段々大胆なものへと。
ぱちゅ、ぱちゅ、と水音を鳴らしながら
結合部から愛液が溢れて彼の股を汚していく。
グリグリと尻が円を描いて
好きな所にたっぷりと擦り付ければ
膣肉がきもちよさそうにしゃぶりついた。]
あああぁっ、んぁぁっ、はぁっっ
ひとし、くんっ……きもち、いいッ……?
あたし、もぉ……また、イっちゃい、そっ……ぁぁあ、っん
[動いているとすぐに達してしまいそうだし
彼も限界が近そうだけれど
もうちょっとこのまま感じていたくて、
荒く息を吐きながら律動を少し緩める。
腰を小さく揺する様にしながら
彼の唇や頬にキスを落とし、
自身と彼を焦らすように少し溜めて。]
んんんんんっ♡♡♡ぁぁあぁぁあぁん!!!
[勢いをつけてずちゅん、と大きく腰を上下させれば
脳天まで突き抜けるような刺激に
びくびくと全身が震えた。**]
[この上ない快感。
それに、恋人が自分の上で淫らに乱れている。
これが幸せでなければ、何だというのか。]
…羽衣恵、さんっ……もうっ……っっ
[緩やかな動きに焦らされ、急激な変化に全身が震えるほどに感じてしまう。何もかもが快楽となる。
羽衣恵の声も、顔も、滴る汗でさえ官能的で。]
……だす、よっ……っっ!
[抗えるはずもない。
極上の快感の果てに、愛する人の中で再び絶頂を迎えた。]
う、......んっ......!!!
[髪を乱し、乳房を揺らし、
腰を振る自分の下で彼が感じてくれている。
絶頂を告げる声に首を縦に振って。]
ん、あぁぁあ!!!
〜ー〜ー〜ーっっっっ!!!!♡♡♡
[彼が精を吐き出すのを感じながら
びくびくと背を弓なりに反らし
強く中を締め付けて。
自分もまた絶頂を迎えていた。]
| [そうして、その後も何度か交わって 最後の方はほとんど意識を失うような形で果てた。 そろそろ空が白んできた気配を感じながら 狭いベッドのなかで身をよせあう。 たっぷりと愛された充足感に包まれつつ ぽーっと彼の胸に顔を寄せていた。] う、うぅっ......、 ......いつもは、こんなんじゃない、つもり、 なんだけどなぁ...... 仁志くんとするの、気持ちよくて......その...... つい夢中になっちゃうっていうか...... ......引かないでね? [恥ずかしさで顔が赤くなる。 彼の言葉に咎める響きはないけれど、 遊んでるみたいに思われていたらそれはちょっと不本意なので。] (17) 2021/12/30(Thu) 20:02:52 |
| [そのまま、彼の腕のなかで泥のように眠りについて。 目が覚めたら遅い朝食を食べていくように促すだろう。
メニューは卵とウィンナーを挟んだホットドッグと ごろごろ具材が入ったミネストローネ。 デザートにはコーヒーゼリーにミルクソースを添えて。**] (18) 2021/12/30(Thu) 20:29:00 |
| [何でもない朝の、穏やかな朝食。 美味いと口にする彼に微笑みながら 自分も口にミネストローネを運ぶ。
そんな中でふいに切り出された言葉に、 ぱちぱちと瞬きをして彼を見た。]
ーーーー......、
[彼は、もしかしたらずっと 気にかけてくれていたのだろうか。 それでいて触れずにいてくれたのだろうか。 あの日を境に厨房から消えた自分。 迷子になって、どこにも行けずにいた自分を。] (22) 2021/12/30(Thu) 23:50:12 |
| [彼の顔をじっと見つめて話を聞いていた。 少し照れ臭そうに告げられた台詞には、 ぶわわっと顔を赤くして。] あ、あのねっ!......そ、そんなこと...... 言われたらあたし、真に受けちゃうんだからねっ?? ......その、プロポーズ的な、あれそれと言うか...... [付きあいはじめたばかりの年下の男に そんな話をするなんて重いだろうなと あえて口にしなかったと言うのに。 ふう、と息を吐いて、彼をまっすぐ見つめる。] (23) 2021/12/30(Thu) 23:51:46 |
| .....あたしもね、考えてたよ。
仁志くんと出会って...... ううん、その前からずっと、 自分がどうしたいのかなあって。
[すぐに復職しなかったのは これを機に地元に帰って、 どこかの誰かと結婚して 大事な人のためだけに食事を作る、 そんな幸福もあるのかなと考えていたからだ。
でも、彼と過ごしたこの数日間。 久々に料理に触れて、彼と話して痛感した。 自分はやっぱりこの道から離れられない。
だから......、] (24) 2021/12/31(Fri) 0:05:52 |
| ......あたし、やっぱり諦めたくない。
料理人として生きるのも、 好きな人と家庭を作るのも、どっちも。 ......それがあたしの夢だから。
[もしかしたら大変で難しいのかもしれないけど、 この手に幸せの欠片があると言うのなら、 それを育てていきたいと思う。]
(25) 2021/12/31(Fri) 0:08:12 |
| 分かってるよ。
でも、適齢期の女はすぐそういうこと意識しちゃうんだから。 ちゃんと肝に命じておいてよね。
[慌てて首を振る様子にくすりと笑い ちょっとだけ拗ねたように唇を尖らせて。
その目を見つめ、そっと彼の手を握った。]
(28) 2021/12/31(Fri) 12:09:54 |
| ーー......うん。 きみがいいの。
[もちろん、新しく店を経営するのも、家庭を築くのも、 今すぐにというわけにはいかないだろう。
でも、2人でこれから共に歩む道が そういう幸福に繋がっていればいいと願う。
一緒に店をやりたい。 料理人としても女としても、 あたしを必要だと言ってくれる。 それがどれほど嬉しかったことだろう。
そんなきみとーー...... だから、きっと、この先も。 互いに同じ夢を見続けられると信じたい。]
(29) 2021/12/31(Fri) 12:14:42 |
|
……うん、 あたしも。 仁志くんのこと、これからもっともっと好きになるし……
あたしも、何度でも惚れ直して貰えるように もっともっとイイ女になるから。
[美味しそうな顔で料理を食べるきみ。 好きな仕事に一生懸命なきみ。 エッチの時のちょっと意地悪なきみ。 喜怒哀楽が結構コロコロと顔に出て、 たまに照れ臭そうにはにかむきみ。
そして、 ―――あたしがあたしらしく生きられるように 寂しくならないように抱きしめて そっと背を押してくれる、そんなきみ。
これからも新しいきみを見つけるだろう。 時には喧嘩もするかもしれないけれど 今この時の気持ちを忘れないでいたい。
いつかこの「好き」が「愛」に変わるまで。 変わった後も。]
(32) 2021/12/31(Fri) 19:01:10 |
| ん。仁志くんも頑張るんだよ〜?
自分のお店を持つって、 やっぱり一筋縄じゃいかないだろうからね。
[へらっと笑って残ったゼリーを口に運んだ。 インスタントコーヒーの味は苦いけれど、 ミルクソースの甘さが癒してくれる。
挑戦的に軽口を叩き ひとまずは次のデートのプランでも考えよっか、 なんて水を向けて彼を見れば 目の前にあったのはイイ笑顔で。]
(33) 2021/12/31(Fri) 19:03:51 |
| ふふ。いーね。 初詣、あたしも行きたいな。 参拝なんてここ数年行ってないかも。
[デートプランを聞かれて考える。 どこに行っても心弾むだろうけど。]
あ、デート、っていうのとは またちょっと違うかもだけど、 そのうち仁志くんの家に行ってみたい、かな。
[それだけじゃなくて、たとえば。 クリスマスにイルミネーションを見に行ったりとか。 家で鍋をつつきながらのんびりするとか。 バレンタインにガトーショコラを作ってみたりとか。
やりたいこと、楽しいだろうな、と思うことは沢山ある。 他愛もないやりとりをして、たくさんキスをして愛し合う そんな日常のやりとりですら、きっと。] (36) 2022/01/01(Sat) 21:29:27 |
| ......うん。
待ってる。
[イイ男になると告げる彼に 穏やかに目を細めて微笑んだ。
未来の約束。 いまはまだ冬の地面の中で、 芽吹く前の小さな種。
冬が過ぎて、春が来て。 やがて花を咲かせる日をきみの側で待っている。*]
(37) 2022/01/01(Sat) 21:34:57 |
| ーー その後 ーー
[それからの日々は忙しかった。 あたしは再び料理店に就職し 料理と経営の勉強に追われながら 合間を縫って彼との時間を過ごした。
いろんなところに行って おいしいものを作って、 時には衝突して喧嘩したり、 朝まで抱き合ったりしながら。
新しくレストランをオープンしてからは そちらで働くことになって。 目まぐるしい日々は大変なことも多かったけれど、 すごくやりがいがあって楽しかった。] (42) 2022/01/01(Sat) 22:42:21 |
| [出会った日から色んな経験を積んで、 少し大人になったきみ。
イイ男になったかなんて 言うまでもないけれど、 あたしの前で見せてくれる 眩しい少年みたいな顔は変わらないまま。
夏が来て、秋が終わって そうして何度かの季節が巡り かつて寂しがりだった女にも、 また春がやってくる。] (43) 2022/01/01(Sat) 22:44:38 |
| [だから。]
......はい。喜んで。
[ずっと待っていた、 きみからの約束の言葉。 それに、目を細め頬を染めて頷く。] (44) 2022/01/01(Sat) 22:47:00 |
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