人狼物語 三日月国


230 【完全RP/R18G】アダムとイヴにさよなら

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(…………貴女も、本当は、深く深く、求めたいんでしょう?彼の全てを…………)
**


[

立ち昇る甘さがある。存分に首筋に顔を埋めて『僕ら』を混ぜる。記憶を消去できても記録は消えない。膚は、熱を覚えていたみたいだ。囁かれる音の波をそのまま聴いて、堪えられず笑いを溢す。

]



 ふ……、ふふっ、

 はは、
 今さら…………殺すの?



[

抱きしめると、稜線が分かるね。隔てる物質を識るために身体を擦り合わせた。衣装越しに伝わる信号をもっと体験したくて、指先は項から頭頂へと這う。桜花とは違う『香り』に、陽光に照らされる波間が瞼へ浮かんだ。『羅生』の持ち物ではないなにか。

]

[

直青が僕を殺したい動機が発言から見当たらない。つまりこれは、
終わりを与えてくれるという、譲歩。

許可をくれるだけで良いのに。
そうしたら僕は君の元を去って咲く。
──それは、許せない?


]



 我が儘じゃ、ないですか……?



[

首筋に口づける。決して弛められないその襟元から覗く部分だけに。
ねぇ、あなたの真実を握らせたなら、殺されるべきは僕じゃないね?

唇を離して眸を覗き込む。
情報を、明け渡してよ、分かりやすく。迷いやすいから。
唇に、音も無く重ねたい。

]*



[

 
──ゆるせませんよ。



体温、などというものを当たり前に持ち過ぎている。
甘える仕草にも似て触れる唇の行方を追った。

こんな記憶も君は消してしまった。


 だけが憶えている。


]


 ──……は、

[笑み溢れる。]

 我儘? ──どちらが。

[こうして向かい合えば繋がる右の
と左の
朝顔



 ゆるしてきた。
 ずっとゆるしてきたじゃないか。

 君の我儘を全て。

 それが、それこそが君はゆるせなかった?


 身勝手なひとだ。


 わかりやすく?
 たとえば、こんな風に?


────重ねる。音も無く。]

*

【人】 蕃神 雷恩

[微睡む君は、どんな夢を見ているのだろう。>>242

――夢。己はみたことのないもの。

植物の割合が多いからなのか。
それとも、見ることを拒絶しているのか。
何方にせよ、躰は睡眠をとることはあっても
何処か意識は、覚醒していた。

植物は睡眠をとることはない。
明暗に反応する就眠現象
或いは傾性と呼ばれる日照や温度への反応での花弁の開閉など
同じ運動を繰り返す現象はあるけれど。

旧人類の植物生理学会という学会での研究結果では
そうである、らしい。

体を休めることはあっても
意識は沈むことはなく。

ずっと、ずっと、ずっと、ずっと
――ずっと、考え続けている。
色々なことを。色々な経験を思い起こしている。
傷ついたこと、嬉しかったこと。
そういった感情を最近自覚したことで
それを思索することが増えた。

彼女が意識を飛ばしている際に、抱きかかえながら
己は常のように思考を巡らせていた、ところ>>243]
(247) 2023/11/25(Sat) 19:51:27

【人】 蕃神 雷恩


 ……あなた方は。確か新人類、の。


[やってきたのは背の高い人物。そして恰幅の良い人物。
何方も「水」を頭部に抱える者。
ところで、脳はどこにあるのだろう。植物のように必要のないのかもしれない。
などと、顔を見るたび考えていたりする。]


 夜。そうか、もうそのような時間か。
 ここの空気も、大地も心地良いよ。

 ――あなたたちは。とても互いが親しいのだね。


[そして、彼らがメディウムを思い、発する言葉はあたたかく
この研究所の新人類たちの仲の良さがうかがえた。
そろそろ消灯時間ということだし、
抱きかかえていた彼女を彼らに、渡す。

ビオトがいうには、完全には消灯しないらしいから
自分が部屋に帰るのに真っ暗闇ということはないのだろう。]
(248) 2023/11/25(Sat) 19:52:01

【人】 蕃神 雷恩

[メディウムを引き渡した後。
去り際の、彼女らの言葉を反芻している>>244


――いくな。と微かに聞こえたメディウムの声。
だが、ここにずっとならば肉体的に不調が出るかもしれない。
だから彼らに手渡したのは間違いではないはずである。

とはいえ、どこか 寂寥のようなものが胸の内に漂う
その理由を、その感情の名前を。俺はまだ、知らない。*]
(249) 2023/11/25(Sat) 19:52:23

【人】 蕃神 雷恩

[とはいえ、なんとなしにこの場から
すぐに立ち去るのもなと再び根を伸ばそうとして
――重陽に見つかった。

つい、おかあさんごめんなさい。といいそうになるのは
彼女の口調の所為だろう。
……彼女と定義してよいのだろうか。彼のほうが良いのだろうか。
謎は尽きない。]

 ……直青達が心配するのか。
 重陽もか?

 そうなら、帰らなければならないな。

[別に惚けていることはなかったのだが
というより凪いだ様子で根を張るのはいつも通りなので
そんなことはない、と一度首を横に振った後。


どうも、羅生と直青と桜花ら3人で
何かを行っているのだということを知る。

なるほど、俺は邪魔者にはなるまい。
己は彼に連れ添われ、居住区まで歩きながら心の内で誓う。
己は、気遣いを覚えたのであった。*]
(250) 2023/11/25(Sat) 19:52:34
蕃神 雷恩は、メモを貼った。
(a87) 2023/11/25(Sat) 19:54:17

蕃神 雷恩は、メモを貼った。
(a89) 2023/11/25(Sat) 20:07:10

蕃神 雷恩は、メモを貼った。
(a91) 2023/11/25(Sat) 20:22:45


[

くすくすと。笑う事を自らに許したら解けていく。
不思議な心地だった。何か麻痺していて、視覚情報の精度が低下してる。

]



 おまえの方でしょ。我が儘。
 それは譲らない……


[

接吻。誓約と親愛。その二つの理解。
これは違うな。もっと泥にまみれた匂いがする。温い陽光の青臭さ。触れ合わせたいねもう少し。嫌がりはしないでしょう?

堅苦しい衣装を丁寧に剥ぐ。自分にも同じものが支給されているけれど、比較されるのが嫌で着用はやめてた。似合ってますね──褒めてますよ?

シャツの釦を上から順に外しきる。先程触れた首筋よりもう少し下から鎖骨に向けて、胸元を目指して口づけた。気紛れに舐めながら。

]



 ……ふふ、なんだろうなこの心地

 
(笑みが止まらないです)



 …………、っ、あはは!


[

はだけさせたシャツの脇から腰を抱き寄せて夢中に触れ合わせた。何だろう。嘘みたいに込み上げる。先程まで虚無だったところに一気に咲いた。君の青。抑えきれなくなった衝動で抱き締めたまま寝台に倒れこむ。

動物のじゃれ合いかなって、近い映像を探して。半身起こして艶のある青色を撫でる。

]



 直青君……小さいね。


[

僕は今どんな顔をしているかな。

君の表情は芳しくは無さそうな予想だけど。全く読み取りにくい人だよねぇって、深い空色を一房摘んで、ページを捲る様にぱらぱらと落として。

]*

【人】 蕃神 雷恩

― 楽園のどこかで ―

[その日も、己は根差す場所を求め
ゆっくりと歩いていた。

今日は植物園にしようか。
それとも、農場に足をのばしてもいいかもしれない。

最近は、考えることが増えた。
以前なら本能のまま根差す場所を探していただけだったのに。

――そんな折に、自身の植物の部分が
酷く、疼く。
まるで何かから、誰かからシグナルを受信しているかのように。>>256


向いていた方角から、爪先を翻す。
向かった先には、蹲り苦痛を訴える、小さな体があった。]
(258) 2023/11/25(Sat) 21:02:42

【人】 蕃神 雷恩

 メディウム。

[名を、呼んで近づく。
そっと手を伸ばし、背をさすりながらゆるく、枝葉を伸ばした。

――その苦痛を、和らげて
快楽に変える方法は、以前におこなっているから。

そうすれば多少熱は残れど、息はできよう*]
(259) 2023/11/25(Sat) 21:03:28

【人】 蕃神 雷恩

― 楽園のどこかで:桜花と ―

[その日も、きっと楽園のどこかで根差していた。
大地と1つに溶けあうような心地になる時は調子が良い時。
今日はそうなのだろうな、と思案していると――


震えた。大気が>>260


珍しい。と思った。
大体、桜花が大声を出すことはあまりない。ほぼない気がする。
彼が呼ばうときに、こんな風に叫ぶのも。

大抵、気配で理解るのだから。]


 ――桜花?

 どうしたんだ。なにか、あったか?


[足早に、こちらに向かってきた彼に問う。
いつもの、凪いだ声音で。*]
(264) 2023/11/25(Sat) 21:16:40
蕃神 雷恩は、メモを貼った。
(a96) 2023/11/25(Sat) 21:17:39



[
腹立たしいな
、と思う。
その分だけ、苦い笑みを返し、吐息をこぼした。

好きにさせながらその緑を見上げる。]

 猫さえ連れて来てくれたなら、
 もっと小さくもなりますよ。

[お望みならば、ではある。

すっかりと兆したものを擦らせて揺すり上げ、綻びる花の幾何学模様を視るのだ。そうして直青は幾度も正気を保ってきた。身勝手なひとだ、と繰り返す。

わかり合えないことを、
赦し合うことを、

愛と呼びたかった。

彼我を隔てる薄膜のような着衣を、邪険に鼻先で搔き分ける。その赤も、白も、黒も、君には似合いだけれど。すべてを剝いでみたところで、届きはしないけれど。



 君が、わらっているから。



今はそれで充分だった。
ねえ。わからなくていいよ。──わからないでいてくれ。]

[繋がることで。

何かを得た気分にさせてくれ。
与えたつもりにさせてくれ。


 
生きて、いてくれ。



希いを熱に代えて、


その身に移した。]


**

【人】 蕃神 雷恩

 ――「君」が呼んだから。

[返答は、端的で。飾ることもない。>>265

貴女が、でもなく。
メディウム、でもなく。

自覚しろといわんばかりの。言の葉は優しくはなかろう。

突き放すというわけではない。
自分自身と向き合うよりも、拒絶を選んだ弊害であろう、
と、己は予想している。

――かといって、きっとそれを直接伝えても
今の彼女が受け入れられるかというと怪しいが。

背を撫でながら、じっと彼女を見る。
交わる視線の先の君は、どんな表情をしているのだろう*]
(266) 2023/11/25(Sat) 21:29:46

【人】 蕃神 雷恩

― 楽園:桜花と ―

 ……そうか。

[やはり普段と、違う。>>267
声音もそうだ。どこか吹っ切れたような感じに思えるのは気のせいか。
――距離も、そうだ。常のものよりも、幾らか近しい。]

 ――そうか。

[俺の顔が見たかった、という。
確かに、近くでは彼を見なかったように思う。
近くなくとも、互いの存在を感じ取れるから
この場所では他に興味のあるものがあるのだろうと、思っていた。

けれど、こうして言葉にするのはやはり、珍しいな。
胸中独りごちる。]


 最近は。いつものように根を張っていたり。
 あとは、栗鼠に触れたりしたな。

 ……メディウムとの散策の際に。

 桜花は。俺をよく見ていたのだな。


[珍しいのは、己もだろう。
「言葉に」して君に近況を伝える様子は
以前と今とでは違う。確実に変化している。]
(269) 2023/11/25(Sat) 21:52:20

【人】 蕃神 雷恩

 桜花はどうなんだ?
 どんな風に過ごしたんだ。

 
 少しだけお前の空気が、変わったような気が、するよ。*
(270) 2023/11/25(Sat) 21:52:30

【人】 蕃神 雷恩

― 楽園:メディウムと ―

[疑問に思っていたことが、ある。
植物同士を触れ合わせ、交わらせ、感覚を共有し。
その間に、伝わる貴女と君の感情。
それは、多少人間の方は拗らせているというか
素直ではないが、どちらも行為のようなものを感じていた。

――なのに、それを人の方は口にしようとしていない。
その理由は、何なのだろう。と。

思索する。思案する。

それは自身の致死願望によるものではないだろうか。
と、大まかな仮説を、たてた。

これほど細胞と交わらせたなか。「彼女」と「貴女」の分離は
「貴女」はともかく「彼女」は多分「持たない」だろう
それを望むということは、死にたいと同義である。

死に向かう彼女が、思いを封じるというのは理にかなっている。
彼女なら、そうするだろうとは性格も参照すれば容易に想像できた。
なお、実際はそんなことはなかったのだけれど、それはさておいて。

彼女の、消えゆくような感情の吐露を聞き。
――安堵したのだ。これで死に向かおうとする足は、鈍るだろうと。]
(281) 2023/11/25(Sat) 22:26:43

【人】 蕃神 雷恩

[涙に指を伸ばし、拭う。
そのまま近づいて――ちかづいた、ところ。

ふと、彼女が抱える赤色を目にする。>>275
確か、旧人類の精神のよりどころの1つ。新約聖書だったか、旧約聖書だったか。
それに書かれていた果実だ。
赤く、美しい色合いで、どこか甘い匂いを漂わせている。


そんな君が、果実を食べようと誘う。
好き。と言ったすぐ後に。果物食べよう!である。
抱え込んだものを吐露して腹が減ったのだろうか。
そうであるなら、案外子供っぽさも残しているのだな。
可愛いものだ。などと思うが。

事実はすっごい不器用な可愛い求愛方法だった。>>275
悲しいかな、それに思い当っていない己は。]
(282) 2023/11/25(Sat) 22:27:18

【人】 蕃神 雷恩

 ―― そうだな、いい香りがする。
 俺も食べてみたいよ。

[桜花が渡した、ということは彼が咲かせたものなのだろう。
思えばそういった成果物は食べたことがなかったように思う。


*******

むかし。むかしむかしのそのむかし
おとこのひととおんなのひとは
へびにそそのかされて ちえのみをたべました

へびにそそのかされたのは、おんなのひと
おんなのひとは おとこのひとにそれをすすめました

*******
     
堕ちた

――最初に食べたのは、どちら?*]
(283) 2023/11/25(Sat) 22:28:20

【人】 蕃神 雷恩

[それが不器用な求愛であると気づいてはいなかった。
いなかった、けれど。

――知っていたとしてもきっと。
俺はその果実を齧っていたよ。]


 ……。


[差し出されたからかじったのだけれど、
もしかして同時に食べるとかだったのか?
動揺している様子から思案した。なお、口に出してはいない。
――が、続いて食べる様子から
気のせいだったか。と内心、胸をなでおろした。]
(286) 2023/11/25(Sat) 22:56:07

【人】 蕃神 雷恩

[美味だと笑う。
――綺麗な、きれいなかおできみがわらっている。*]
(287) 2023/11/25(Sat) 22:56:45
蕃神 雷恩は、メモを貼った。
(a105) 2023/11/25(Sat) 23:00:45

【人】 蕃神 雷恩

[果実を食べ終わった後の俺たちは、
その場に腰を下ろし、近くに座っている。>>295

彼女は口実をなんやかんや考えているのかもしれない。
そのあたりは、ここで過ごすうちに
彼女の性格を十分理解しているので
容易に想像できた。

己はどうだろう。そうした理由は?
自問自答する。思案する、思索する。

「言葉」で定義すれば簡単だ。


ただ、そうしたかったから。**]
(309) 2023/11/26(Sun) 6:27:47

【人】 蕃神 雷恩

― 楽園:桜花と ―

 案内してもらったからな。
 多分自分1人だと、出会えなかったと思う。

[植物なら感知できるのにな、と付け加える。
ただ、彼女が栗鼠に似ているというのには首を傾げた。
栗鼠は素直だった気がする、もっと。
――多分そういった意味では、ない。

目を細めながら言葉を紡ぐ、君。>>291
揶揄めかす、君。

ああ、君も変わったね。
きっととても、人らしい方向に。]


 そうか。
 ――そうだな。いつも。


[俺たちは一緒にあった。あたりまえの、ように。]
(325) 2023/11/26(Sun) 6:42:41

【人】 蕃神 雷恩

[言葉にしていなかったのは己も同じ。>>292
俺が色々考えて成長していったように、君もそうであるのだろう。
だから、俺は君の言葉を聞く。

差し伸べられた手を、見る。>>293
己の手をつかむ手を、見る。
――君を、みる。

突如、感謝とともに微笑みを浮かべる君を。
もしもを語る、君を。]


 ……桜花。
 まずは、ありがとう。……と。
 君がいたから、俺は羅生をこれ以上困らせずに済んだ。

 ――君と過ごすのは、心地よから。

[君は言う。よかった、と。
少し引っかかったのは、過去形であること。
それだけなら普段のことを回想して感謝を述べているのだと
そう思えたのだけれど。

――もしもを語る君に、握った手を握り返しながら訪ねる。]
(326) 2023/11/26(Sun) 6:43:00

【人】 蕃神 雷恩


 桜花。 「何かあったのか?」
 俺が離れるであろうと思った何かが。

 ――君が、離れるであろうと思う何かが。


[じっと、見つめる。こちらは笑みではなく
何処か不可思議といった、顔で。*]
(327) 2023/11/26(Sun) 6:43:06
蕃神 雷恩は、メモを貼った。
(a113) 2023/11/26(Sun) 6:44:19


[

──久しぶりに『休息』を取った気がする。

活動限界まで稼働して強制で落として、が常となっていた時期を窘められてからは省電力モードを常用することで過ごしていたから。


目を開ければ、少し穏やかな青天のいろ。背ごと腕に抱えた君の項に鼻先を合わせ、鼻腔を充たす。
虫食いのキューブは、その青さを湛えた立方体として、
今や僕の中央4番目で廻っている。

]





 (言葉が うかばないな)




 

 




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