人狼物語 三日月国


219 【身内村】魔法使いと失せ物探し

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【人】



   うん、大好きだよ。
   お料理はね、サンドイッチとか
   簡単なものならお母さんと作ったことあるよ。
   色んな具をはさむのたのしいんだ。

   
似合う、といいな……



[ 視線を彷徨わせてたのが不思議に思われたのか
  首をかしげてる君には
  なんでもないよ、なんて 
  誤魔化しにもならない誤魔化しをしてたから。
  君の頬が赤くなってるのまでは気づかなかった。 ]

  
(30) 2023/07/24(Mon) 22:37:37

【人】


 ***

[ お店ってことはお代とかもらうもの
  ……なのかもしれないけれど。
  この時は考えもしてなかったから
  まだごっこ遊びみたいなものだった。 ]


   興味持ってくれるの嬉しいよ!


[ 純粋にうれしかった僕は
  多分ちょっとずれた答えを
  君へと返してしまったんだろうね。
  なんで落ち込んでるのか
  分かってない鈍い僕は
  どうかした?って尋ねたりもしたんだ。 ]

  
(31) 2023/07/24(Mon) 22:37:55

【人】


[ 絵に描いてくれたおかげで
  もっとイメージが固まったから
  ありがとうってお礼を言ったよ。
  言葉通り冠っぽい見た目っぽいなって
  わかったからとってもありがたい。

  無理しない範囲でって言われて
  僕なら大丈夫って軽く考えてたんだ。

  ……実際その点だけは大丈夫だったけれど。
  これから起こることなんて
  予想もしないままで。 ]

  
(32) 2023/07/24(Mon) 22:38:29

【人】

 ***

[ ごめんって言ってくれる君の声が>>24
  遠くに感じるほど、意識がはっきりしなかった。
 
  ただ、悲しい気配を感じて
  大丈夫だよって安心させてあげたいのに
  そんな簡単なこと一つできやしなくて。

  意識が少しずつ薄れていって
  気を失う……はずだったんだ、本来なら。

  
いいや、運が悪ければ死んでいたのかも。 ]

  
(33) 2023/07/24(Mon) 22:39:12

【人】


[ 身体になにかあたたかいものが
  流れ込んでいく感覚。

  そして、その感覚がはっきりとして来る頃には
  ぼんやりとしていた意識が戻ってくる。
  君が引き戻してくれたんだって
  すぐに分かったよ。

  きっと君がしてることは僕にしか分からない。
  分かりたくなかった。 ]

 
(34) 2023/07/24(Mon) 22:39:39

【人】


[ そのあと来た救急車に
  はやくヒーロちゃんを助けてって
  ふらふらしながら訴えたけど
  どう考えても怪我をしたのは僕だったはずの
  この状況に、駆け付けた大人は不思議がってた。

  そうだよね、僕の服は血まみれで
  怪我してるはずの場所は何故か治ってる。

  無傷の女の子は気を失ってる、
  しかもショックを受けたからって
  理由じゃ説明付かないような状態で。 ]
  
(35) 2023/07/24(Mon) 22:40:15

【人】



[ 僕だけはその理由を知っている。 ]


  
(36) 2023/07/24(Mon) 22:40:30

【人】


[ 君が
魔法
で助けてくれたから。


  ぬいぐるみ一つ動かそうとしただけで
  疲れてしまう君が、人ひとり助けるためには
  どれほどの体力を使うのだろう。

  どれほどの負担をかけてしまったんだろう。 ]

 
(37) 2023/07/24(Mon) 22:41:06

【人】


[ 守ろうと思ったのに
  結局守られたのは僕の方。

  何の役にも立てなかったんだ。
  好きな人ひとり守れないなんて。
  ヒーローになんて、なれるわけなかったんだ。 ]

  
(38) 2023/07/24(Mon) 22:41:26

【人】


[ どう考えても大怪我してるはずの僕も
  そのあと、当然病院に運ばれて
  検査とか処置とか色々された。
  お医者さんはやっぱり不思議そうにしてたし 
  僕の両親に、奇跡的に後遺症も何も
  残ってないとか、運が良かったとか
  そんなことを言ってたかな。
  ただの運じゃないのを知ってる僕は
  緋彩ちゃんの安否を聞いたんだ。
  あんまりしつこく聞いたのもあるだろうし
  一緒にいたからってこともあるからか
  原因不明の憔悴状態?だって説明されて、
  病室まで教えてもらえた。
  
階段の近く…端っこの病室だって。 ]

  
(39) 2023/07/24(Mon) 22:42:10

【人】


[ すぐにでも君の無事を確認したくて
  止める両親の言葉も聞かずに
  病室まで急いでいったんだ。 ]


   
ヒーロちゃん……?



[ 君は病室にいたかな。
  それとも病室の外だったかな。
  どちらにせよ、君を見つけたら
  声をかけたんだ。

  ぱっと見た感じ怪我はなさそうだったけど
  病院に運ばれて検査とかいろいろしたとか 
  お医者さんからは聞いてたし
  なにより、怪我を治すほどの魔法なんて
  何の問題もないなんて言い切れるわけがない。
 
  そんな状態になってまで僕を助けてくれたんだから。
  ……ありがとうって
  
その言葉が先だったはずなのに。 ]

  
(40) 2023/07/24(Mon) 22:43:00

【人】



   
……どうして。

   
どうしてあんなことしたんだよ!


   
どうして……、
余計
なこと……


  
(41) 2023/07/24(Mon) 22:45:05

【人】


[ 君の無事に安心したのもつかの間。
  幼い僕は、君を守れなかった自分への怒りを
  君に向けてしまう。

  一度言ってしまうと取り返しなんてつかない。
  そしてなかなか止めることが出来ないのも
  僕が幼かったってことなんだろう。 ]


   
……ヒーローになんてなれない。


   
ヒーローになりたいなんて間違いだったんだ。



[ それは僕へ向けた言葉でもあって。
  君に向けた言葉にもなってしまったんだ。

  酷いことを言ってしまったって
  気づいた僕は、その事実を見たくなくて。
  走って君から逃げようとした。

  もうこれ以上君の傍に居たら
  傷つけてしまうって思ったから。 ]**

  
(42) 2023/07/24(Mon) 22:49:40

【人】 緋彩

 
[空で一緒にいる存在と一緒。>>29
 それはとても嬉しくて
 空のように
ずっと一緒
なのかしらって
 その時の私はそう思っていたのよ。

 赤い月や星があるって聞けば
 そうなの!? ってすごく喜んだわ。]

  
(43) 2023/07/25(Tue) 6:18:04

【人】 緋彩

 
 
 へぇ、お手伝いちゃんとするのね。偉いわっ
 お料理私も覚えるわね
 お父さんがね、パン作るの得意なの
 今度教わっておくわ

 あと、きっと…ううん、
絶対
似合うわ!


[気合いを入れて拳を握るの。
 私が何か作ったら食べてくれるかしら。

 そう思うとそわそわした気持ちが募ったのよ。

 二人して顔を赤くして
 傍から見ればきっと可愛い事をしていたわね。]
 
(44) 2023/07/25(Tue) 6:19:00

【人】 緋彩

 ***

[お代については深く考えてなくて>>31
 平和に終わっていたならお菓子を用意とか
 普通の事を考えたのでしょうね。]


 うん……。これからは色々知っていくわ


[握りこぶしを固めたの。
 よくよく考えれば知らないことばかり。
 家族の事とか、お誕生日とか、
どんな子が好き、とか……


 顔が熱くなりそうになって
 それ以上考えるのは一旦やめて
 なんでもないわって返したのよ。]
 
(45) 2023/07/25(Tue) 6:19:27

【人】 緋彩

 ***

[泣いても、声をかけても応えてくれない。>>33
 流れる血が私をかりたてたの。
 このままじゃ死んじゃうって。


 それは私が命をかけるのに十分な理由だったわ。]
  
(46) 2023/07/25(Tue) 6:20:43

【人】 緋彩

 
[無我夢中だったから怪我をどこまで治せたか
 それは私にわかっていなかったの。

 ただ無理やりにでも探しに行こうとする私を見て
 病院の人は大丈夫だからって教えてくれたわ。
 でもこの目で見ないと不安で仕方なかったのよ。

 でも私はうまく動けなくて
 病室に来てくれたのは帳君の方。>>40


 っ! と、ばり…くん……!
 帳く……


[帳君がちゃんと動いている。
 ちゃんと歩いてここまで来てくれている。
 死んでない。その事にとにかく安堵したのが最初。]
 
(47) 2023/07/25(Tue) 6:21:14

【人】 緋彩

 

 よかっ……


[涙が溢れた。
 良かったってそのまま泣きそうだった。
でも。


 その次の言葉は予想してなかったものだった。>>41


 ───── え……



[頭が真っ白になったの。
 何に怒っているのか
 まだ本調子じゃない私にぱっとわかるわけなくて

 ただただ言われた言葉の意味がわからなくて戸惑ったの。]
 
(48) 2023/07/25(Tue) 6:21:56

【人】 緋彩

 
[私の夢を肯定してくれた君
 ただ一人、同じ特別があるから分かち合えた相手。

 その君が、私の事を否定する。
 帳君自身も否定しているなんて分からない。]



 どう……して……な、んで……


[頭がぐるぐるする。
 胸が刺されたように強い衝撃を受けた。
 安堵の為の涙はそのまま
 痛みを訴える涙に変わって零れるの。]
 
(49) 2023/07/25(Tue) 6:22:17

【人】 緋彩

 
[どうしてなんて、当然じゃない。
 私は周りが見えてなかった。
 好きだって感情で一杯一杯になりすぎたの。
 ヒーローになりたいのに、逆に大好きな人を傷つけた。

 あんな風に血を流させたのは
私のせい。

 痛い思いをさせたのは
私のせい。

 
 人を助ける存在になりたいのに
 私は一番大事な人を傷つけてしまったの。] 

 
(50) 2023/07/25(Tue) 6:23:01

【人】 緋彩

 
[帳君が私に背を向ける。
 反射的にすがるようにその背を追いかけるの。]


 まって! まって……
帳く……



[必死にその背を追いかけたの。
 ごめんなさいって謝りたくて。

 涙でいっぱいの視界はやっぱり私に周りを見せてくれない。
 視野が狭くて、呆けた頭は正常な判断を下せない。

 体力が戻り切ってない私はすぐにへばって
 手すりにつかまろうとして……その力が足りなかったの。

 そう、私の部屋は階段の近く。

 
体力のない体は重力に逆らえない。]

 
(51) 2023/07/25(Tue) 6:23:30

【人】 緋彩

 
[ぐらり、と体が傾けば
 次に起こることは当たり前の現象。]

 
 きゃあああああ!



[衝撃が体に数回。
 そうして頭に衝撃を感じた。

 意識が暗転する。
 あぁ、またも何してるのかしら……私は

 それでも、帳君を呼ぶように手を伸ばして、気を失った。]

 
(52) 2023/07/25(Tue) 6:25:19

【人】 緋彩

 
 [  もう嫌だ。嫌。
    情けない失敗ばかりする自分が嫌 ]


        [ 正義のヒーローになりたいのに
              これじゃあ全然だめね。 ]

 
(53) 2023/07/25(Tue) 6:25:32

【人】 緋彩

 
[幸い踊り場で止まったから酷い怪我はしなかったわ。
 それでも頭に、
心に
受けた衝撃が強すぎたのかしら

 次に目を覚ましたら、
記憶を失っていたの 

 
(54) 2023/07/25(Tue) 6:26:37

【人】 緋彩

 
[後にして思えば幼さ故の防衛反応だったのでしょうね

 暫くは誰を見てもだれ? って聞いちゃったの。
 家族すらぱっと思い出せなくて悪い事したわ。

 この間に他に誰か会っていても
 記憶がぼんやりしていて思い出せないの。

 結果、この事件から半年か一年位か
 ふわっとした期間の記憶はついぞ戻らないままで
 学校に戻った後もそれなりに苦労したわ。]

 
(55) 2023/07/25(Tue) 6:27:36

【人】 緋彩

 
[ そう、一番大好きな人の事も忘れたまま

        月日は流れていったの───── ]

 
(56) 2023/07/25(Tue) 6:27:57

【人】 星川 緋彩

 ***

[ 
い夢を、見る ]  

 
(57) 2023/07/25(Tue) 6:28:10

【人】 星川 緋彩

 
[ 誰かが倒れている。私は泣いている。
  助けないと、
助けなきゃ。


  だって私は****になりたくて、君の事が***なんだから ]

 
(58) 2023/07/25(Tue) 6:28:18

【人】 星川 緋彩

 
[胸にくすぶる思いがどこかで消えないまま
 私はその記憶をずっとずっと探しているの。

 私がそのお店に出会う事になったのは偶然なのか
 はたまた
運命
だったのかしらね。]**
 
(59) 2023/07/25(Tue) 6:28:46
 




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