人狼物語 三日月国


54 【半再演RP】異世界温泉物語【R18】

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視点:


【人】 埋火 真里花

 うん なら。
 体大事にしてるなら。

[ 良いんだと、安心したように息をつく。 ]

 連絡来ないと思ったら
 入院とか やだよ。

 お見舞い、すぐには行けないから。

[ 触れるし、喋れるし、それならもう
 夢でもいいかなって。

 懐かしさに目を細めて ]

 あ、ごめん 引っ張りすぎた
 男前なのに

[ 頬で遊んでいた指を離す。
 赤くなったりはしてなかったと思うけど
 そんなに強くは引っ張ってないし。

 でもちょっと痛かったかなって、頬を指の先で撫でて ]
(30) 2020/12/29(Tue) 10:05:52

【人】 埋火 真里花

 おなか、空かない?

[ 兄が言うには、食事を取ったのは昨日の朝>>20
 と。え゛っ、と唸って問いかける。

 叱られるって思ったのか、視線が逃げるように
 逸らされて、 ]

 真里花は今日、朝ごはんもたべたけど
 おなか空いたのに?

[ 朝ごはんを食べて、妹と遊んで、
 それから荷物を出しにコンビニへ行った。

 その時ですら、レジ前でほかほかと湯気を放つ
 中華まんを買っている人を見て、買うか迷ったくらいである。 ]

 ご飯屋さん、あるかなぁ

[ 温泉宿と言うからには、あるのだろうけれど。* ]
(31) 2020/12/29(Tue) 10:06:48

【墓】 埋火 真里花

―― 少女の小さな世界 ――

[ 物心ついたときには、家には兄が居た。
 父、母、兄、妹のよくある家族。

 父母が忙しくしているから、
 兄が甲斐甲斐しく世話をしてくれた。

 それもよくある話。 ]

 にいちゃ まりか なかなかったよ
 えらい?

[ どこに行くにも、カルガモの親子よろしく
 兄のあとをついて回った。

 年頃の兄からすれば、うっとおしかった事だろうに。
 私の知る兄はいつも、優しい顔をしていた。

 転ぶよ、と注意されていたにもかかわらず
 蝶々を追いかけて転んだ日も

 迷子になってしまった時も
  ――泣かないから見つけられなかったとは
     ある程度成長してから聞いた笑い話だが

 怖い夢を見た時も。
  ――どう見ても泣いていたとしても、
     口癖のようにそう言っていた。 ]
(+7) 2020/12/29(Tue) 10:44:36

【墓】 埋火 真里花

[ 大きな兄の手がすきだった。
 どこにいても見つけてくれる兄がすきだった。
 絵を描いて、粘土を捏ねて、踊って。
 それを見せて、報告したら
 上手だねって褒めてくれる兄がすきだった。

 兄さえいれば、この先もずっとずっと
 幸せなんだって、思っていた――。

 しかしそんな幼い幸せは、あの日派手な音を立てて
 脆く崩れ去っていった。 ]

 りこん?おとうさんとおかあさん
 バイバイするの?

[ 真里花はお母さんと一緒に行こうね。
 そう言った母に、不思議顔のまま、頷いた。 ]

 おとうさんお仕事で遠くに行くの?
 はやく帰ってきてね

[ 未就学児に"離婚"の真意までは伝わりようがなく。 ]
(+8) 2020/12/29(Tue) 10:45:16

【墓】 埋火 真里花

 まりか お兄ちゃんとはっぴょうかいの
 練習するやくそくしてるからまたあとでね

[ あの日、物言いたげに顔を顰めた父の思いに
 気づいたのは小学校を卒業する頃だった。

 妹が、あの時の私と同じような年頃に
 なった頃。

 手紙はときどき返事が来る。
 誕生日には電話も来るし、電話もする。

 そうして少しずつ、いつでもそばにいてくれた兄が
 会うことはできない兄に変わっていくのを

 渋々、受け入れた。受け入れるしか、なかった。 ]
(+9) 2020/12/29(Tue) 10:45:47

【墓】 埋火 真里花

 『遠足は水族館に行くんだって
  お兄ちゃんはどこに行った?』

 『ねぇあのね ――……なんでもない
  そろそろ寝ないと おやすみお兄ちゃん』

[ 電話の先で兄は私の話をちゃんと聞いてくれたし
 父母の愛情を感じないではないけれど、
 生まれたばかりの妹には、甲斐甲斐しく面倒を見てくれる
 兄は居ない。

 その代わりに、あまり手のかからない姉がいたものだから。
 父母は真里花の事を「手のかからないおりこうなお姉ちゃん」
 だと囃し立てて、甘ったれを封殺した。無意識で。

 気持ちの上では兄がしてくれたように、
 妹の世話を焼きたいと思ったけれど。

 小学校に通い始め、環境も大きく変わり
 それに一生懸命だった私は、そこまでは手が回らなかった。 ]
(+10) 2020/12/29(Tue) 10:46:07

【墓】 埋火 真里花

 お兄ちゃん まりか 泣かないよ
 ……えらい?


[ 電話を切ったあと。
 やっぱり私は口癖のようにそう言ってしまう。

 勿論返事は返ってこないし
 偉いね、と撫でてくれる手も現れない。
 
 リビングでは寝ていた妹が起きた事を
 知らせるように大きな声で泣いている。

 慌てる父母の足音は聞こえない。
 ……お母さんは最近妹の夜泣きがひどいからと
 寝不足だったっけ。 ]

 どうしたの ミルク?おむつ?

[ おぼつかない手付きで、幼い妹を抱き上げる。
 妹は私の顔を見ても、泣き止むことはなかった。
 きっと安心できなかったのだろう、半泣きで
 顔を歪めて自分を見ている
 おりこうで手のかからないお姉ちゃんでは――。* ]
(+11) 2020/12/29(Tue) 10:47:04

【人】 埋火 真里花

 もしかして前にもしたことある?

[ なにを、大したことじゃないよくらいの
 ニュアンスで言ってるのか。

 そうじゃないでしょってツッコミたい所では
 あるけれど、これ以上問答しても、きっと

 自分で管理するから平気と言われてしまうのだろう。
 だって大人>>65だもの。 ]

 え?
 ……お兄ちゃん以外?

 うーん わかった……? ひゃーい

[ 疑問形で返事をしたのは警戒心が薄いから
 ではなくって。他に触るような人いたかな
 いないな?ってそう思ったから。

 さっきまで兄の頬で散々遊んでいたくせに
 自分がそうされると不満そうな声が出てしまうのは
 ある意味甘え、なのかもしれない。 ]
(67) 2020/12/30(Wed) 19:09:43

【人】 埋火 真里花

 えぇ〜………

[ お腹すかないの、に対しての返事が
 あんまり>>66である。

 そんなだからひょろひょろなんだ
 と口に出すのはやめておいた。

 せっかく久しぶりに会えたのに、
 兄妹喧嘩の火種になりそうな事態は避けたかったから。

 ――喧嘩って思うのは私だけかも知れないことも
 含めて、避けたかったから。 ]

 お兄ちゃんお腹すいてないなら
 真里花一人でなにか探してくるよ。

 温泉宿ならお土産屋さんとか、あるかもしれないし

[ 立ち上がる兄に、そわそわしながら
 告げて鞄を手繰り寄せる。

 探検、探検したい
 お部屋までは連れてこられただけで、
 中は全然見ていないし、なにか面白いものが
 あるかもしれない。

 好奇心は旺盛なほうなので、
 思いついたことを端から口にする。 ]
(68) 2020/12/30(Wed) 19:10:04

【人】 埋火 真里花

 温泉まんじゅうって食べたことない
 おいしいのかな?
 あと温泉卵……あでも、温泉卵なら
 卵かけご飯がいいな

[ バイトで得たお給料はそんなに多くはないけど
 飲み食いするくらいなら、事足りるから。
 ――たぶんね!* ]
(69) 2020/12/30(Wed) 19:10:15