人狼物語 三日月国


29 【2IDソロル+ペア混合】交換日記【完全RP村】

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視点:


【人】 ★中学生★ 五十鈴 雨音

 
 
  [    或る日 突然 ─────
 
       私の世界は 霧に包まれた    ]

 
 
(100) 2020/05/25(Mon) 0:45:18

【人】 ★中学生★ 五十鈴 雨音

 
[ 海遊館では、シーラカンスは見つけられなかった。
  「 まあ全部の魚がいる訳じゃないよね 」なんて
  早々に諦めたけど、それ以前の話だったみたい >>2:304
 
  『 もっかいくればいいじゃない 』
  気軽な彼の言葉を聞いて
  いつものように笑いながら頷こうとしたけれど。 ]
 
 
     ( ねぇ、周りからは
       デ−トみたいに見えるかな )
 
 
[ 遠回しな探りの言葉さえ、音に出来ず
  ヒマワリ柄のマスク顔で ぎこちなく頷いた。 ]
 
(101) 2020/05/25(Mon) 0:45:21

【人】 ★中学生★ 五十鈴 雨音

 
[ 今つけているヒマワリ柄のマスクとは別に
  ポシェットの中には星柄のマスクがひとつ。
  今日は彼とお揃いのマスクにしたかったから。
 
     
     
──── 少しだけ、勇気を持ちたかったから
 ]
 
(102) 2020/05/25(Mon) 0:45:24

【人】 ★中学生★ 五十鈴 雨音

 
[ だけど、何も言えずじまいで海遊館を後にした。
 
  おそろいのキーホルダーをプレゼントしたけど
  マンボウの魚言葉とかはないから。
  ただ可愛かっただけなんよ。 ]
 
 
     ど …… どうしたん
 
 
[ 別れ際、いきなり手を掴まれてビックリした。>>18
  それ以上に ドキリとした。 のに。
 
         マンボウが好きか 聞かれた。>>25 ]
 
(103) 2020/05/25(Mon) 0:45:26

【人】 ★中学生★ 五十鈴 雨音

 
 
         ……… すきだよ
 
 
(104) 2020/05/25(Mon) 0:45:29

【人】 ★中学生★ 五十鈴 雨音

 
 
                ずっと 昔から
 
 
(105) 2020/05/25(Mon) 0:45:32

【人】 ★中学生★ 五十鈴 雨音

 
[ なに、そのくだらない質問 ──── とは思えず。
 
  彼はもっと
  別の事を言おうとしたんじゃないかなって。
  其れは いつも傍に居る幼馴染のカンってやつだけど。
 
  私はとりあえず
  " マンボウ "への返答をしてから
  「 じゃあね 」と自分の家に駆けこんだ。
 
          ──── 心臓が破裂しそうだよ
 ]
 
(106) 2020/05/25(Mon) 0:45:34

【人】 ★中学生★ 五十鈴 雨音

 
[ 私の世界が霧に包まれたのは その2週間後で。
  日記の返事も読めぬまま ────
 
 
  赤信号を無視した軽トラック。
  跳ね飛ばされ、アスファルトに頭から落ちた身体。
  運転手はスマホに夢中で
  私は買ったばかりの水着を袋から覗き込んで歩いてた。
 

          一命は取り留めたものの
          短い夏休みが訪れても
          病室のベッドで私は眠ったまま ]
 
(107) 2020/05/25(Mon) 0:45:37

【人】 ★中学生★ 五十鈴 雨音

 

    [  そして ─────  ]
 
 
(108) 2020/05/25(Mon) 0:45:40

【人】 ★中学生★ 五十鈴 雨音

 
 
           [ 夢から醒めた " 夢 "をみた ]
 
(109) 2020/05/25(Mon) 0:45:42

【人】 ★中学生★ 五十鈴 雨音

 
[ 
これは、病室のベッドで眠る私の夢。

  だけど─── 今はまだ、その自覚は無い。
 
  朝、自分の部屋で目覚め 学校へ行く準備
  家の中には誰もおらず 首を傾げながら登校する
 
  隣の家は彼の家 明かりはついていない
  通学路とは外れた脇道には 変な霧がかかってた
 
  学校に着いても誰とも会わない 今日は休日だった?
  帰ろうかなと振り返れば
  先程まで歩いていた通学路も 霧で覆われてた ]
 
(110) 2020/05/25(Mon) 0:45:45

【人】 ★中学生★ 五十鈴 雨音

 
[ 校内にも霧が立ち込めていて 階段も登れない
  唯一 霧のない通路を歩けば
  辿り着いた其処は 図書室だった
 
  さすがに私も 何かおかしいと思った
  悪い夢でも見てるのかな、って
 
  だけど意識は此処にある 醒めそうにも無い
  中に入り " いつもの本棚 "へ近づけば
  見覚えのある一冊のノートを見つけた
 
  ぱらり、ページをめくれば
  私の書いた文章の後に返事が書かれていた ]
 
(111) 2020/05/25(Mon) 0:45:48

【人】 ★中学生★ 五十鈴 雨音

 
 
   え、これって ………
 
 
[ 最後の一文で視線がぴたり、止まる。
  " 雨の音 " ─── そんな解釈もできるだろうけど
  この話の流れで いきなり雨の話も変だし。
 
       だったら、名前なのだろうか ──── ]
 
(112) 2020/05/25(Mon) 0:45:50

【人】 ★中学生★ 五十鈴 雨音

 
[ 書き終えて本棚に戻すと
  ノートが一瞬だけ ぽぅ、と白く光った
 
  
" 現実と夢を繋ぐ "
だなんて想像もしてないけど
 
  こんな変な世界からでも
  きっと言葉は届く ────  そんな気がした ]**
 
(113) 2020/05/25(Mon) 0:46:01

【人】 ★中学生★ 五十鈴 雨音

 
[ この霧がかかった世界は断片的で ───
  図書室にいたかと思えば 突然、自分の部屋にいたり

          まるでフィルムを切り取り
          乱雑に繋ぎ合わされた映画のように
 
  数時間なのか、数日なのか
  あるいはもっと経っているのか 時間も分からない

                 お腹もすかないし ]
 
(262) 2020/05/26(Tue) 18:38:39

【人】 ★中学生★ 五十鈴 雨音

 
 
     ( うん、だから 夢の世界だよね ? )
 
 
[ 私以外、誰もいない世界 ───

  これが現実だったら
  いきなり私だけを残して 人類は滅んだのかな ?
  もしくは異世界に飛ばされた、とか
 
  中2までの私なら その可能性に比重を置くけど
  もう中3だから " 夢 "の路線を追うよ ]
 
(263) 2020/05/26(Tue) 18:38:42

【人】 ★中学生★ 五十鈴 雨音

 
[ まばたきひとつで
  自分の部屋から図書室へと風景が変わった
 
  引き寄せられるように向かうのは 例の本棚
  ノートの位置なんて探さなくたって分かる
 

      " 未読があります "と言わんばかりに
      うっすらと淡い光を放っているから  ]
 
(264) 2020/05/26(Tue) 18:38:44

【人】 ★中学生★ 五十鈴 雨音

 
 
 
            ゆきや、……くん
 
 
[ ぽたり、開いたノートへ
  しずくが頬から零れ落ちたって 文字が滲む事も無い
 

      そうだったらいいなって 思ってた
          思ってた、けど ──── ]
 
(265) 2020/05/26(Tue) 18:38:47

【人】 ★中学生★ 五十鈴 雨音

 
[ 此処が、本当に夢の世界なんだったら
 
  この日記に書かれた彼の言葉も
  ぜんぶ、ぜんぶ ────
 

          私が都合のいい様に作り上げた
          空想なのかも、しれない    ]

 
(266) 2020/05/26(Tue) 18:38:50

【人】 ★中学生★ 五十鈴 雨音

 
[ 夢の中で自作自演しているだけかもしれない
 
  それでも私は
  包み込むようにノートを両手で抱きしめてから
  返事を書くために机へ向かう
 
 
  いつの間にか
  机の上には パンジーとペンギンのキーホルダー
 
 
       どこかで見かけたような ───── ? ]
 
(267) 2020/05/26(Tue) 18:38:57

【人】 ★中学生★ 五十鈴 雨音

 
 

           ( ……… 海遊館 ? )
 
(268) 2020/05/26(Tue) 18:39:00

【人】 ★中学生★ 五十鈴 雨音

 
[ そう、海遊館の土産コーナーで見かけた気がする
  彼に貰ったんだっけ ?
 
 
  ううん、ちがう ─────
  確か私がマンボウのキーホルダーを彼にあげて
  お返しは 次の遊びの時でいいよ、って
 
  " 次の遊び " ────
  そうだ 海に行こう、って
  
  だから私は、水着選びなんて恥ずかしいから
  彼に内緒で買い物に行って ───── ]
 
(269) 2020/05/26(Tue) 18:39:03

【人】 ★中学生★ 五十鈴 雨音

 
 
          ……… 思い、出した
 
             わたし、事故に
 
 
[ 迫りくるトラック ─────
  突如 真っ黒になった世界
 
      だけど最後に 薄れゆく意識の中で
      私の名前を呼ぶ声だけは >>198   ]
 
(270) 2020/05/26(Tue) 18:39:07

【人】 ★中学生★ 五十鈴 雨音

 
 
      " 『  雨音!! 』 "
 
 
[ 今もまた
  この霧がかかった世界のどこかで
  私を呼ぶ声がする
 
  まだ途中までしか書けていない日記を置いたまま
  駆けだした私は図書室を出て、声のする方へ ]
 
(271) 2020/05/26(Tue) 18:39:13

【人】 ★中学生★ 五十鈴 雨音

 
[ 校舎から出ると 嘘のように霧が晴れていった
 
  消えていく霧の中から
  うっすらと浮かび上がる 人の形をしたシルエット
  たとえ夢の中のお話だとしても
  誰か、だなんて 見間違う筈も無い

  ずっと傍に居たんだから
 
 
          私は 駆け寄りながら手を伸ばす ]
 
(272) 2020/05/26(Tue) 18:39:16

【人】 ★中学生★ 五十鈴 雨音

 
 
      ……… 雪也くんっ !!
 
 
[ また、まばたきひとつで風景が変わった。
  伸ばしたままの手の先は ─────
 
          病室の天井に向けられていた。 ]**
 
(273) 2020/05/26(Tue) 18:39:19
★中学生★ 五十鈴 雨音は、メモを貼った。
(a21) 2020/05/26(Tue) 19:01:57