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人狼物語 三日月国


68 【身内】空想模倣機体は駒鳥達の夢を見るか?【R18G】

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【人】 背負う者 ルヘナ


感情なんて持つから、死ぬ。
だから意地でも生きてやる、と。
決意して、
その裏に寂しさと、悲しみと、苦しさを隠した。
                     人を信じる気持ち

もう要らない、と投げ捨てたかったものは
結局手元に残っている。


明日を、前向きに生きていこう、と、瞼を開く。
その瞬間………
(19) 2021/04/30(Fri) 0:21:58

【人】 その辺に居る ルヘナ


「あっ思い出した。」


ルヘナは本来の姿を取り戻した……。


「うーんこのゲームも中々面白かった。
 僕は人が死んだらあんな風になるのか。
 意外〜。
 ていうか腹減ったな。」

自分が昨日焼いたパンを食べ始めた。
だいぶ元気だ。

「…………皆、そうか、
 死んでなかったのか。そうか……」

                            「よかった。」
(20) 2021/04/30(Fri) 0:22:45

【人】 子供 カウス

>>18 続き

【兄さん】に連れられた先、
ギルド『silly billy』で少年は読み書きを教わった。
奪わずとも、食事を与えられる日々を得た。

少年は、新たな日々を得た。
生きるために、盗みを働く日々は終わるはずだった。
仲間の証と【秘術】を教わり、それで満たされた。
でも、こんな自分を拾ってくれたのは、
一体どうしてなのだろう?


その疑問は、すぐに明らかになる。

「なぁカウス、【宝物庫】に仕事だ。
 預かってもらいたいモンがある。
 余計な詮索はするんじゃねぇ。分かるだろォ?」

少年は聡かった。そうでなければ幸せだったろう。
渡された宝石が、一体どのようなものなのか理解した。

どうして【兄さん】が自分を拾ったのか。
どうして【秘術】を教えてくれたのか。
どうして、仲間と呼んでくれたのか。
それらも同時に、全て、理解した。

(21) 2021/04/30(Fri) 0:23:03

【人】 子供 カウス

>>21 続き
そうして、生まれて初めての
少年の『救い』は呆気なく砕かれた。

人から奪わなくても食べていけると喜んで食べた
食事は誰かから奪った盗品を元手にしていた。
文字を教えたのも【秘術】を教えたのも、
都合のいい手駒として使役するためだった。

(俺の人生は、そういう風にできてんだな)


少年は、己の人生を諦めた。
【秘術】なんてものを教えられた自分が裏切った時、
口封じされるのは目に見えていた。
少年は拾われた時に、
そして【秘術】を教わったあの時に詰んでいたのだ。

少年は、本を見ることが多くなった。
ギルドに拾われた時から持っていた古びた本は、
【錬金術】について書かれたものだった。
石を金に変える術。本を捲る度、思ったものだ。

(こんな術があれば、俺も)


こんなギルドに頼らずとも生きていけただろう。
今となっては、もう遅い。
少年の【夢】は、芽吹く前に潰えたのだ。

(22) 2021/04/30(Fri) 0:24:09

【人】 見物人 サダル

>>ヌンキ

「あ」

 あなたがキファに出会う前。
 すすす。とヌンキに近寄り

「ヌンキ。ヌンキ、お願いがあります。
 きいてくれますか、きいてくれますよね。
 頑張ってください。
 これは、おまじないですから。気づかなくていいです。
 本物か、本物じゃないかは、あなたが決めてください。

 これは。
 ヌンキに贈る
愛の告白がしたい気分
です」

 サダルは全力でヌンキの顔面にむかって
 気分&みを投げつけた。

 リボンがほどけ、そして、顔にぶつかったその気分≠ヘ
 あなたに何をもたらしただろうか。

「それじゃあ、自分は好きな人たちと仲良くしてくるんで。
 ヌンキも、お願いします」

 アディオス。
(23) 2021/04/30(Fri) 0:24:42

【人】 気分屋 ルヴァ

「これで終了……か。
 やっとこの面倒臭い設定からも解放される〜〜〜〜!!!」

 周囲のざわめきを見ながら、気分屋は笑った。
 全部、終わったのだ。

「さっさと帰って──」

 現実世界の記憶が。
 戻って来る。

「……あたしは」
「自分は」
「僕は」
「おれは」
「俺は」
「俺は」
「……」

 ルヴァは、現実の記憶を取り戻した。
 取り戻してしまった。
 だから、ふらりとどこかへ姿を消した。
(24) 2021/04/30(Fri) 0:24:51

【人】 子供 カウス

>>22 続き

近いうち、ギルド会合なるものが開かれると
少年は【兄さん】に伝えられる。

会合に参加して欲しい。
そして、ギルドに有利な情報を集めてこい、と。
夢も希望も救いも持たず、手駒として少年は頷いた。

そうして【宝物庫】の中身を全て
置いていくよう要請されると勘づくものだ。

(ああ、俺もうすぐ死ぬんだな)

それでも少年は構わなかった。
もうとっくに、いつでも死ぬ覚悟はできていた。
そうして少年は、レムノスを訪れる。

与えられた使命は3つ。

ひとつ。
各ギルドから、可能な限り【宝物】の情報を集めること。
ひとつ。
有益な取引先となり得る『等価交換』と縁を作ること。
ひとつ。
『silly billy』を嗅ぎ回る、目障りな騎士の弱みを握ること。

これが少年に与えられた『設定』──前日譚である。
(25) 2021/04/30(Fri) 0:25:42

【人】 がらんどう ゲイザー

>>ブラキウム

使い切りの連絡魔具でとある配達員に連絡を入れた。
実家のパイ屋の扉には鍵をかけていないので、配達員も自由に出入りできるだろう。

テーブルにはいくつかのバスケット >>13 と、『お駄賃です』と書かれたメモ帳とキャンディが置いてある。


『ブラキウムさんへ

定例会議の参加者さんを労う料理を作っておきました。
数個のバスケットに詰めていますから、星見杯亭会議室まで届けてください。
また、差出人は匿名でお願いしますね。


届け終わったらブラキウムさんも皆さんと召し上がってください。貴方も頑張っていましたし。疲れた時には甘いもの、ですからね。
お世話になりました。

ゲイザー』
(26) 2021/04/30(Fri) 0:28:12
ルヴァは、自室に戻った。
(a4) 2021/04/30(Fri) 0:28:57

【人】 子供 カウス

「……あー、終わった。終わった? マジ?」

疑心である。
少年は溜め息をついた。

疲労からか心労からか、脱力感が拭えない。

「そうだ。ハマル、ルヘナ。
 探しいって……謝んないと。
超イヤ


足取りは、テストが終わった後も重い。
(27) 2021/04/30(Fri) 0:29:06

【人】 侵されし者 ヌンキ

>>23 サダル

「……? サダル?
 サダルなんで生きて……えぇ????」

意味がわからない。
サダルは死んだはず。
一体どういう事なんだろう。

もう一体何をいってるのかもよくわからない。
俺は十分頑張ってきたのだけど。
もう、ゆっくり休んでもいい頃合いでは?

そう思っていたらなんか勢いよく顔面にぶつけられた。

い”
……っ」

何を隠そうこの男、ルヴァと全く関わってこなかったため。
気分を売り買いというものがそもそもよくわかっていない。
なんだかよくわからないまま気分の餌食になってしまうことだろう……。

「え、いや。
 ちょ、ちょっと、今のなに……
サダル!!!


助けて欲しい。
(28) 2021/04/30(Fri) 0:34:35
ルヴァは、あの子が好き=B
(a5) 2021/04/30(Fri) 0:45:06

ルヴァは、あの子といると楽しい=B
(a6) 2021/04/30(Fri) 0:45:14

ルヴァは、あの子と会えて幸せ≠セ。
(a7) 2021/04/30(Fri) 0:45:21

ルヴァは、ゲイザーを探している。
(a8) 2021/04/30(Fri) 0:47:29

ENo.9 有葉理人 ルヴァは、メモを貼った。
(a9) 2021/04/30(Fri) 0:49:44

【人】 がらんどう ゲイザー

実家のパイ屋をある程度物色した後。
ふふんと満足げに鼻を鳴らして辺りを見回す。

「……よし。もう心残りはないですね!お父さんがいないなら私はもうここにいる理由ないですし!
ええ、勿論……心……残りは…………」

だらりと手が下ろされる。
サルガスによって多くの修正を受けた今、死んだはずの自分たちもその死が無かったことにされている。

恐らく会って、触れて、言葉を交わせるはずだ。

「心残りは……」
(29) 2021/04/30(Fri) 1:00:24
ゲイザーは、使い切りの連絡魔具を手に取った。最後の一つだ。
(a10) 2021/04/30(Fri) 1:03:55

ゲイザーは、実家の座標と短いメッセージをルヴァに送った。『ルヴァさん、話をしませんか』
(a11) 2021/04/30(Fri) 1:05:13

ルヴァは、カウスから受け取った連絡魔具(※盗品)に着信が来たことに気付いた。
(a12) 2021/04/30(Fri) 1:07:46

ルヴァは、示された座標に向かう。
(a13) 2021/04/30(Fri) 1:08:28

【人】 黒い羊 ハマル

黒い水が大事な人を拐っていく。
今日もあの時の夢を見る。夢?いいや。
現実に起こった事だ。

いやだ、いやだ、いやだ!
ひとりにしないで。どうか。どうか。おねがいです。
『彼/彼女』を連れて行かないで。誰も連れていかないで。
お願いです、どうか『俺/私』を、


「置いていかないで!!!」


 [飛び起きる][周囲を見回す][ここはどこだっけ?]
 [キュー][そうだ][ハマルは]
 [……][…………]

 【Loading!】【Error!】
 【Re:Loading…】【Success!】

「……?
 ハマルはハマル、だったな」

 [周囲を見回す]
 [……賭けはうまくいったのだろうか?]
(30) 2021/04/30(Fri) 1:25:17
見物人 サダルは、メモを貼った。
(a14) 2021/04/30(Fri) 4:17:23

【人】 贄の羊 アンタレス

音が鳴り、空を見上げる。
時間が来たと察すると裏口からギルドの中へと。

大切に想っていた家族の顔を最後に暫し見つめ、自室へと入って行った。
再びこの扉を開ける時は全てがリセットされて自分は今日までのアンタレスではなくなるのだろう。


ベッドへ横たわって目を閉じ、
……さよなら
 と小さく自分と世界に別れを告げて静かに意識を手放した。
(31) 2021/04/30(Fri) 4:49:25

【人】 尸解仙 キファ

>>6 サダル

「何、そう堅苦しい話ではない。
 唯のお喋りだ」

 長い夜は明けた。
 街並みの輪郭を陽光が彩る。
 さわやかな朝の、透明な空気。

「死んでしまったら、全部終いだと思ってた」

 サダルを見る。

「おまえと夜明けが見れた。……嬉しい」

 予想だにしないことが幾つも起きた。
 『吾は色んな者に、”ごめんなさい”しなければならん』。
 そう、目を伏せる。
(32) 2021/04/30(Fri) 8:19:42

【人】 尸解仙 キファ

>>9 ヌンキ

「はあ!? 何故そうなるのだ!」

 キファは、これまでの経緯を説明する。
 自分は一度死んだこと。
 唯一死者の見えるラサルハグに伝言を託したこと。
 幽霊となって、自分を探すヌンキをずっと見ていたこと。

「”思い出さなかった”のか?」

 まあ良い、と続ける。

「おまえが苦しんでいた時、吾は何もしてやれなかった。
 声は届かない。差し伸べた手はすり抜ける。
 だから、今するぞ」

 小躯な自分より大きな背中に腕を回して。
 キファはヌンキを抱き寄せる。

「ありがとう」

                       
親愛の抱擁、だった。

                       
キファはヌンキを好いている。

                       
……でも、それは恋情ではない。


 
(33) 2021/04/30(Fri) 8:47:13

【人】 子供 カウス

>>30 ハマル
「……おはよ」

重い足取りで向かったのは、まずあなたの元だった。
気まずそうに視線を逸らしながら、
聞いてはいけない寝言を聞いたような気になって

軽く頭を掻いてる。

五体満足、ショルダーバッグも共にある。
そこにいるのは、あなたの知る少年である。
(34) 2021/04/30(Fri) 8:59:16

【人】 尸解仙 キファ

>>30 ハマル

 あなたが談話室に降りてきた時、
 きっと少女の姿が目に映るだろう。

 ……キファだ。行方不明になった筈の、キファ。
 そわそわした様子で、あたりを見回している。
 その他にも、きっと久しぶりに会う顔触れが揃っている。

「……ハマル!」

 キファはあなたの姿を認めると、駆け寄ってくる。
(35) 2021/04/30(Fri) 9:03:29

【人】 子供 カウス

>>20 ルヘナ
「……よぉ」

非常〜〜〜〜ッに気まずそうな顔の少年

あなたの元へやってくる。

「………」

うには今日は大人しい。
よく回っていた舌もこの通りだ。沙汰を待っている。
(36) 2021/04/30(Fri) 9:53:45

【人】 黒い羊 ハマル

>>34 カウス
 [ここ数日で聞き慣れてしまっていた声]
 [もう聞けないと思っていた、声]
 [勢いよく貴方へ視線が向けられる]

 [五体満足で、確かにそこに存在している]
 [生きている]

「―――カウスッ!」

 
[ガッッッ]
[▼ハマル の とっしん!]
 [倒さない程度には加減しつつ]
 [それでも勢いよく、貴方に抱きついた]
(37) 2021/04/30(Fri) 10:01:08
ハマルは、カウスにむぎゅ〜〜〜〜〜〜〜!!
(a15) 2021/04/30(Fri) 10:01:19

【人】 黒い羊 ハマル

>>35 キファ
 [ぽつぽつと][もう会えないと思っていた人々が、現れる]
 [名を呼ばれて貴方を見る]

「きふぁ。……キファ!キファ!!」

 [名を呼びハマルも走り出す]
 [そのまま倒さな以下略][つまり とっしん!]
 [貴方に抱きつき確かにそこにいると、確かめる]

 [生きているのだと、全身で感じる]
(38) 2021/04/30(Fri) 10:08:02
ハマルは、キファに力いっぱいむぎゅ〜〜〜〜〜〜!
(a16) 2021/04/30(Fri) 10:08:21

【人】 子供 カウス

>>37 ハマル
うわッッ


驚いた。少年は突進を受け入れる。

「あ、アンタなぁ……」

何を突然、だとか言いたいことはいくらでもある。
けれどそれより先に言わねばならないことが
あったように思えた。

……悪かったよ。その、結局置いてってさ


あなたは自分を責めないだろう。
何となく、そんな気がして先手を取った。
(39) 2021/04/30(Fri) 10:12:11

【人】 侵されし者 ヌンキ

>>33 キファ

「そう、か。
 ラサルハグは死者が見えてたから代筆してきたのか……」

それならそう言えばよかったのに。
なんで言わなかったんだろうと思いつつも考えるのをやめた。
多分、彼は近そうで遠くて、一生理解できそうもない。
……いや、多分。
俺の一生はもうここで終わるのだろうけど。


「思い出すって……何を?」

キファが何を言ってるのかわからないけれど。
でも、あの時抱きしめられたような気がしたのは、きっと気のせいではなかったのだ。
抱き寄せられた貴方の手が暖かい。
嬉しいはずなのに、涙が出そうなくらい胸が痛い。

(40) 2021/04/30(Fri) 10:39:09

【人】 侵されし者 ヌンキ

>>33 キファ(続き)

こんな苦しいしか、俺にはきっと与えられない。

言えば楽になるよ。
サダルに押し付けられた気分が強く俺に囁いている。

言いたい。
『貴方が好きです』
と、たった一言。

でも。

「言えるわけない……かな……」


だって。
俺はこの人を傷つけたくも困らせたくもない。
俺の願いは最初から

サダルと幸せになってもらうことだったんだから。

ヌンキは愛の告白をしたい気分に抗う。
愛する貴方の為に。
(41) 2021/04/30(Fri) 10:40:17

【人】 セキュリティAI ブラキウム

>>26 ゲイザー

*タタタ*

連絡を受けたブラキウムは、すぐに走り出しました。
そうしてパイ屋へ立ち入れば、書き置きを手に取ります。
匿名での依頼は、初めてではありません。
しかし以前サダルから受けた配達と違うのは、名前を伏せる理由がわからないことです。

「……
ゲイザ〜!


パイ屋の中を、大きな声で探し回ります。
もしかすると、ご近所に聴こえてしまうかもしれません。
(42) 2021/04/30(Fri) 10:44:47
セキュリティAI ブラキウムは、メモを貼った。
(a17) 2021/04/30(Fri) 10:47:52

【人】 その辺に居る ルヘナ

>>36 カウス


「……!」


君の声を聞けば、振り向く。

ルヘナの顔を見ていたならば、
君を視界に入れた瞬間、心底安心したように破顔し
それからスッ……と真顔に戻る様子が見えただろう。
感情を押し隠した。


「カウスか。どうした、
 パンが食べたいか? パンか?
 パンにするか? パンが良いか?」

これまで通り──よりも、嬉しそうにうにを構い始める。
君が嫌がっても君の頭を撫で回す。
君はこれを早めに振り払った方が良い……
(43) 2021/04/30(Fri) 10:48:12
ルヘナは、カウスをワシャワシャワシャワシャワシャワシャワシャ!
(a18) 2021/04/30(Fri) 10:48:29

セキュリティAI ブラキウムは、メモを貼った。
(a19) 2021/04/30(Fri) 10:50:10

セキュリティAI ブラキウムは、メモを貼った。
(a20) 2021/04/30(Fri) 10:51:38

【人】 尸解仙 キファ

>>38 ハマル

「ヌグゥエ!!!」

 ドス!!!!!!!!
 大丈夫、倒れてない。

 キファは慈しむように、あなたの背に背を回し。
 ぎゅっと、抱きしめて見せた。

「ハマル。吾は幽霊となって、
 おまえのことをずっと見ていた」

 キファはそこに居る。
 ちゃんと触れて、抱きしめることが出来る。

→ 
(44) 2021/04/30(Fri) 10:54:26

【人】 尸解仙 キファ

>>38 ハマル


「頑張ったな」


 ようやく、言えた。
(45) 2021/04/30(Fri) 10:54:50

【人】 黒い羊 ハマル

>>39 カウス
「生きてる。カウス、生きてる」

 [ぎゅー][最後に見たのは貴方の生首だ]
 [貴方の事情を知ったのは、メレフの手紙だ]
 [何も知らないまま貴方を頼り、結局手を掴めなかった]
 [進んだ先で漸く抱けた『後悔』だった]

「……ハマルは。
 カウスが自分で決めた事ならきっと正しかったんだと思う」

 [きっと貴方が想定していた言葉だ]

「でも」

 [そこまでは][走りきり踏ん張らなくてよくなったハマルは]

「……ハマルはそれでも、さびしかったぞ」

 [貴方にしがみつき、胸元に顔を埋めたまま]
 [くぐもった声は、貴方を責めるのではなく]
 [どこか拗ねたような響きだった]
(46) 2021/04/30(Fri) 10:55:50

【人】 尸解仙 キファ

>>40 ヌンキ

 ──ヌンキの呟きは、キファの耳にしかと届いたのだ。

「……言え」


 キファは、ヌンキの想い人が誰であるかを知っている。
 あなたが自分を探す姿を、ずっと見ていたのだから。

「言って見せろ」

「吾のことが好きなのだろう?」


「吾とサダルを自らの手でくっつけておいて
 おまえは独りで寂しく横恋慕、だと?」

「吾はそんなの、許容せぬ」


(47) 2021/04/30(Fri) 11:20:36

【人】 黒い羊 ハマル

>>44 >>45 キファ
 [ハマルはちゃんと力加減ができるいい子だ]
 [それはそれとして痛いものは痛い]

「……ほんとか?キファ、ずっと一緒に居てくれた?
 ハマルは、ちゃんとできていたか?」

 [不安を乗せて貴方を見上げ]
 [貴方の言葉を聞けば、ぱっと目が輝く]

「ん!ハマルは、ハマル達は。
 いーーーっぱい、頑張ったぞ!」
(48) 2021/04/30(Fri) 11:20:47