人狼物語 三日月国


205 【身内】いちごの国の三月うさぎ

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視点:


【墓】 瑞野 那岐

[報告する声も、うつろに耳に入ってくるのに、
 脳に届くのも時間がかかって、わけも分からずに。
 うん、と小さく頷いたけれど、理解はしていないまま。

 擦り寄せられた頬に甘えるようにうっとりと目を細めて、
 頬に頬を寄せるくらいは、出来ただろうか。

 濡れた唇が動くのをぼんやりと眺めていれば、
 ひく、と後孔が呼吸するみたいに蠢いて。

 口にしていないはずだと思ったのに、
 気持ちいいことが伝わっている。

 気持ちいい、と感じられている、から。
(+111) 2023/03/24(Fri) 21:55:27

【墓】 瑞野 那岐

[片手だけ繋り合った手。
 手の甲に彼の頬の感触を受けて、きゅ、と胸が切なくなる。

 新たな表情を見つける度に、堪らなくなって。
 心を掻き乱されて。
 心臓が跳ねて、落ち着かない。

 作り変えられた身体は、彼を欲するみたいに疼いて。
 もぞ、と開いた足を上に寄せる。

 内腿で彼の腰を、すり、と挟んで。
 繋いだ手、人差し指で彼の手の甲を撫でたなら。]


  ……も、ぅ……、 大丈夫、だから



[ぽそ、と恥じらうみたいに声を潜め。
 背けた顔を戻して、彼を見上げて。]
(+112) 2023/03/24(Fri) 21:55:48

【墓】 高野 景斗

[ 覚えた場所を確認するように触れると
 顕著な反応が見られ、首を揺らすのが見える。

 抗いようのない快楽はときに、
 深く沈み込んでいくように、恐ろしく
 感じることがあるという。

 それほどまでの快楽はまだ、
 味わったことがない故に、想像でしかないが。

 ――カウンターの中、後輩たちや
 妹たちを纏めるように指示を出し、
 憧れられるような目線をいくつも貰っている
 自分自身も、格好いいと思うことがままある
 彼が、今。

 快楽に打ち震えて。涙で瞳を彩って、
 艶めかしい声をあげていることで、

 独占欲とか、そういうものが急速に
 満たされていくと同時に、興奮を覚えて。 ]
(+113) 2023/03/25(Sat) 0:33:03

【墓】 高野 景斗

[ 自分のする事なす事、すべて
 感じてしまう身体に、己がしたのだと
 思うと、たまらなくなる。

 繋がったままの手から、弱い力を
 感じれば、握り返して。

 ――そうして解放した後、
 ぼうっとしている彼に僅か、
 罪悪感が募る。

 それまでしてきたことへ、ではなく
 これからすることへの比重が多い。

 うつろな意識のままなのだろう
 うん、と頷きながら、頬を寄せ合って。 ]
(+114) 2023/03/25(Sat) 0:33:16

【墓】 高野 景斗

 ――……うん、

[ 辛かったら、……そう続けようとして
 やめてしまった。

 こんなにくたくたにさせられて、
 そこから更に、いじめるようなことを
 強いるつもりでいるのだから、

 優しい男の振りなどしたところで、
 意味なんてありはしないだろう。

 ――想定していたよりは、ずっと
 快感も得られていただろうけれど。

 目線が絡み、囁くようにして紡がれた
 言葉が、ぶわり、頬に熱を灯した。 ]
(+115) 2023/03/25(Sat) 0:33:33

【墓】 高野 景斗

[ 猛る熱を抑えて、避妊具のパッケージを
 乱暴に開いて、手早く装着し、 ]

 ……ッ、

[ 柔らかいそこへ、宛がうだけで、
 心臓が壊れてしまいそうだった。

 欲望のままに貫きたくなるのを
 抑えるだけで、手一杯で。

 やさしくしたいのに、できそうにない。 ]
(+116) 2023/03/25(Sat) 0:34:13

【墓】 高野 景斗

 力、抜いてて――……、 

[ はじめに鋒が、やがて半分ほど埋め込むと、 ]

 ふ、……ッ……う… キツ……

[ 浅く息を着きながら、表情を伺い見つつ
 ゆっくりと、奥へと進み行く。
 やがて全てを収め切ると、 ]

 大丈夫、かな
 入ったよ、全部、

[ 縋るように、ぴったりと体を合わせて。 ]
(+117) 2023/03/25(Sat) 0:34:30

【墓】 高野 景斗

[ 慣れる、までは望まない。
 こんな狭い場所に押し入って、
 すぐに、慣れろという方が土台無理な話。

 それでも、呼吸が整うくらいまでは、
 動かずにただ、繋がって。 ]

 ……も、動くね、 

[ ごめん、の言葉を奥深くまで飲み込んで、
 君の両手を背に、爪を立てても構わないと
 言い置いてから、緩やかに律動を開始させる。 ]
(+118) 2023/03/25(Sat) 0:35:07

【墓】 高野 景斗

 あんま、もたない、
 かも、    ――笑わないで ね

[ そんな余裕が相手にあったかは、分からないけれど。
 本当に、繋がった瞬間から、唇を噛んで
 堪えていたもので。 ]

 ……はぁ、……ンッ……

[ 徐々に加速していけば尚更、
 いつ弾けてもおかしくないくらい、幸せと快楽とで
 満たされてしまって。* ]
(+119) 2023/03/25(Sat) 0:35:21