人狼物語 三日月国


86 【R15RP】君と僕の、夏祭り

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【人】 三年生 堂本 明菜

[笛の音が空に昇っていく。
 しばしの静寂の後、大きな華が開くたび
 遠くからは歓声があがっているが、
 人が少ないここは静かなもの。

 なんの気兼ねもなく空を見上げていれば、
 キュウリとトウモロコシがまるで秘密道具のように
 取り出された。>>114
 花火とキュウリが最高の組み合わせ、といえば
 そこかしこから異論が飛んできそうな気がするが、
 そういうことにしといてあげると笑って]


 風呂敷といいお皿といい
 準備良すぎない? 


[あのカバンは四次元ポケットか何かなのだろうかと
 訝しみながら、差し出されたお皿ごと受け取った。]
(204) 2021/07/29(Thu) 19:14:14

【人】 三年生 堂本 明菜

[まだ残ってるキュウリが見えたなら、
 そっちは家族へのお土産かななんて思って。
 そういうお客さんも何人かいたから
 特に気にすることはなかったけど、
 受け取ったキュウリは京平が先に食べるまで、
 手を付けずに待った。

 鮮やかな緑は残すように、
 子どもも食べるなら唐辛子はなしで、
 出汁だっていくつか試したし、
 ちょうどいい漬かり時間だって探して。
 そんな苦労の末に出したものだから自信はあったけど、
 京平から美味しいなんて言葉が聞けたなら
 嬉しそうに笑って、それから一緒に食べ始める。

 最高かどうかはわからないけれど、案外悪くない
 なんて言いながら。]
(205) 2021/07/29(Thu) 19:14:47

【人】 三年生 堂本 明菜

[昔は、お祭りや花火が大好きだった。
 けれど、母親が亡くなってからは
 しっかりするって言ったから、
 母親の分まで頑張るって言ったから、

 どこかで楽しんではいけない気がしていて。
 楽しめる自信もなくて、空高くあがる花火も
 一人どこか遠く眺めていた。

 だから、そう思えた>>56ことは京平のおかげなんだと。

 すべてを伝えてしまうには気恥ずかしすぎて
 シンプルになってしまったけど。
 呟いた言葉には、思いをすべて乗せたつもり。]
(206) 2021/07/29(Thu) 19:15:57

【人】 三年生 堂本 明菜

[そして花火と共に聞こえた言葉>>-261
 思わず京平の顔を見る。

 その奥に揺れる瞳を捉えたなら、
 名も知らない誰かに言われた言葉>>121が思い出された。
 その時沢山向けられていた憐みや慰めの言葉では
 なかったそれは、心の片隅に残っていて。


 二人分、頑張ってきた

 二人分、背負ってきた

 二人分、愛してきた

 意地っ張りにはなってしまったかもしれないけれど
 それはまぁ、今更だったから



 だから、なんとなく、これまでのことを
 認めてもらったような気がして、
 うっかり泣きそうな顔になってしまった。]
(207) 2021/07/29(Thu) 19:17:45

【人】 三年生 堂本 明菜

[そう、例えば、聞き取れなかった言葉。>>94
 ろくでもないことを言ってそうな気がしたから
 聞き返しはしなかったけど、心持ち抓る力を強めた。

 抓る手を緩めれば出てくる言葉も、
 誰のせいよ、なんて突っ込んで。

 都合のいい耳も、反省の言葉も>>95
 呆れながらもね、楽しい時間だったよ。

 それだけじゃない、お店に来てくれた時は
 いつだって――…]
(208) 2021/07/29(Thu) 19:21:31

【人】 三年生 堂本 明菜



 自分が与えるのはどうにでもなるけど、
 何もないと笑えないよ、アタシ。

 ましてや二人分なんて。


[クールビューティーだと後輩が称しているのは
 知らないけど、それくらい普段から愛嬌もないから、
 きっと自分の分でも余りあるくらい。

 そのお面が色とりどりに染まるのを見つめたのは
 ほんのわずか。
 花火を見るフリをして顔を戻したら、
 ズラしていたお面を顔が見えないように
 元の位置に戻したんだ。]*
(209) 2021/07/29(Thu) 19:25:50

【人】 二年生 田邊 夕鶴

 
― 夏・お祭りの後の話 ―

[話は少し戻り。
夏祭りのあの日、浮かれた気持ちで家に帰った私は、
それはもうふわふわと浮かれていたので、

そういえば、お手伝いに行った時の願い事>>1:190
あれも、叶っちゃうんじゃないの?
だって、ほら、うまく言葉にならなかった願いの方は
予想もできないくらい綺麗に、はなひらいてくれたのだし。

そんな事を考えて、ニコニコと弟に話しかけたら


「何、ウザいんだけど」


撃沈した。
はなひらの神様!……調子に乗ってすみませんでした。

でも、お祭りの帰りにちゃんと引き取りに行った、
堂本青果店のキュウリはおいしそうに食べてくれたから
それで良しとする。食べ物だけが私達を繋いでくれる。
堂本先輩、ありがとう。]
 
(210) 2021/07/29(Thu) 19:41:08

【人】 二年生 田邊 夕鶴

 
[なお、その時、先輩は忙しそうで、屋台にはいなかった?
……とにかく私は直接話せなかった、と思うので。
対応してくれたのはおじさんか牡丹さんか、
受け取りの時に少し話をして。

私が青果店に行った時、聞き逃した言葉。>>1:305
多分、おじさん達には聞こえていたんじゃないかな。
それについて、私がもし何か聞く事ができたなら、
私はこの次青果店に行って、堂本先輩と会った時には
「明菜ちゃん」と呼んでみようかなって。
それはそれで、今更少し気恥ずかしいけれど、
明菜ちゃんを寂しくさせておく方が、私は嫌だから。
やっぱり未だに、お姉ちゃんには弱いので。


袋に書かれた「ゆづるちゃん」の字、
嬉しくて、帰りに撫ぜた。

ちなみにこれについて、この日かいつか、
朱鷺也と話す機会があれば>>1:311
「口調を急に変えるのって、ちょっと恥ずかしいよね……」
なんて、後輩は後輩で悩ましいという話をしたかもしれない。
]
 
(211) 2021/07/29(Thu) 19:43:09

【人】 二年生 田邊 夕鶴

 
[余談。
弟は数年後に身長が伸び彼女が出来て
無事私とも仲良くしてくれるようになりました。

はなひらの神様!!ありがとうございました……

と、私は後日しっかりお参りに行った。

ちなみに弟が私に冷たくなった原因。
兄弟で一番、私の背が高かったとか、
兄弟で一番、貰ったバレンタインチョコの数が多かったとか、
色々、複雑な理由……?があったみたいだけれど。

どうやら止めを刺したのは、私が中三の時。
弟が憧れの先輩に玉砕した、直後のバレンタイン。
その先輩からのチョコが、
私の貰ったチョコの中に紛れていたそうで(兄に聞いた)
義理なのに。私は悪くないと思う……


でも、終わりよければ全てよし。
ちなみに弟の身長は、私を抜いた。よかったね。]*
 
(212) 2021/07/29(Thu) 19:45:32

【人】 二年生 田邊 夕鶴

 
― 夏・初めての恋人の事 ―

[祭りの日の夜、私はふわふわした気分のまま眠りに就いた。
「今日はありがとう。おやすみ」なんて、
寝る前にわざわざ、朱鷺也にメッセージを送ったりして。

そんな感じだったのに。一夜明けると、]


 ……! ……!? …………!!!


[昨夜の自分を思い出して、
私は、朝から顔を覆って転がる羽目になった。

どうしてだろう。
夜はあんなに、幸せな気分でいっぱいだったのに。
昨日の自分の行い、夕方からの事も含め、
日の高い今になって思い返すと、あまりにも恥ずかしい。]
 
(213) 2021/07/29(Thu) 19:46:41

【人】 二年生 田邊 夕鶴

 
[だからと言って、前言を撤回する気は勿論ないので。
学校で朱鷺也に会えば、普通に……普通……?
少なくとも、フレンドリーに声を掛けるのだけれど。
掛けた、つもり。]


 お、お、おはよう朱鷺也。
 あの今日も良い天気だね。それじゃ。


[……今までの態度に比べれば、
まだ親しげだった、はずなので。
多少の挙動不審や、どうしても視線が泳ぐのは、
もう少しの間見逃して欲しかった。
駄目かな?


今の私達には、二人の時間がたくさんあるわけで。
普通に話せるようになるまでに、
今度は、そう長い時間も掛からないから。]
 
(214) 2021/07/29(Thu) 19:47:25

【人】 二年生 田邊 夕鶴

 
[ちなみに。
私、お付き合いをするのは初めてなので。

恋人って具体的に、何をどうして
どんな風に過ごせばいいのか、わからなくて。

普通に話せるようになったらなったで、
私の方からは、特別仲の良い友達くらいの態度で……
なんというか。ぼんやりした交際期間?のような、
そんな時期が私にもありました。と思う。
あくまで私の方は、の話だけれど。

(お祭りの夜の大胆さはね)
(きっと、今まで積もりに積もったものが)
(花火みたいに、弾けたせいで)


というかね。
多分、普通に話せるようになった事だけで、
しばらくの間、私は胸がいっぱいだった。]*
 
(215) 2021/07/29(Thu) 19:49:15

【人】 二年生 田邊 夕鶴

 
― 夏・お祭り後の篠田屋さんで ―

[お祭りからそう日も空けずに、
私は篠田さんの姿を探して、篠田屋さんに顔を出していた。
借りたリボンを返そうと思っての事である。

その後すぐに会う事が出来たか、
数度目の訪問になったか。
私は篠田さんの姿を見付けると、明るく声を掛けて]


 篠田さん。この間はありがとう。
 お仕事中にごめんね、これ返しておかなきゃと思って。


[そう言って、あの日のリボンを差し出した。
他のお店の人、ご家族かな、
そちらとも目が合えば会釈をして。]
 
(216) 2021/07/29(Thu) 19:50:43

【人】 二年生 田邊 夕鶴

 
[それから少し、話せる時間はあっただろうか。
それなら、]


 篠田さん、お洒落の力ってすごいね。
 なんというか……私が勇気を出せたの、多分、
 篠田さんのリボンのおかげもあるんだろうなって。

 あ、こっちの話。でも本当に、ありがとうね。


[と、篠田さんには何の話かわからなかったと思うけれど、
私は笑顔で、しみじみとお礼を言っただろう。]
 
(217) 2021/07/29(Thu) 19:51:19

【人】 二年生 田邊 夕鶴

 
[……ところで私は、あの時>>66どころか、
この時に至るまでわりと、こう、
ある人物の前では挙動不審に陥ったりしていたので。>>214

どうかな、篠田さん、察しが良さそうだから。
それか、稲出くんから何か聞いたりもしただろうか。
(私も、その後の二人の関係について聞く事はできた?)


私が直接、篠田さんに理由を聞かれたのは
いつのタイミングだったかな。]


 え?!あ、あのお祭りの時の事?
 あ、あ、あの時はそのー……

 ……えーと。あのね。あの時、すす好きなひとがね、
 他の子と一緒にいるの、見ちゃって……。

 いや、その時の事はもう、大丈夫なんだけど。
 私、そんなに変だったかな……?
 恥ずかしい……秘密にしてね。


[と。お世話になった篠田さんだから、正直に答えた。
その相手が篠田さんだった事は言わなかったけれど。]
 
(218) 2021/07/29(Thu) 19:52:33

【人】 二年生 田邊 夕鶴

 
[そんな感じで。
私と篠田さんの間には、
仮入部の時の事とか、お店への注文の事とか、
それ以外、それ以上の何かができたかもしれなくて。

だから私は、服を買いに行く時、
お店で篠田さんを見掛ければ、アドバイスを求めたり。
雑談しても構わないなら、他にも色々な話をして。

それから、こんな事も。]


 あのね、大分気が早い話なんだけど。
 来年こそは、浴衣、着てみたいなと思っていて。

 大きいサイズの注文って、
 いつくらいからしておけばいいのかな?
 オーダーメイドで結構、高くなっちゃったりする……?


[おそるおそる尋ねてみたのだけれど、
その返答によっては、私はこれからの一年、
色々なアルバイトに励む事になったかもしれない。]
 
(219) 2021/07/29(Thu) 19:53:35

【人】 二年生 田邊 夕鶴

 
[ちなみに、いざ注文しますとなった時。
私のオーダーは、穏やかな朝焼け色の。
あるいは東雲色、曙色、全く同じじゃなくても構わないので、
それに近いような色合いで。と、お願いした。
色の方を指定するので、柄までは、とそちらはお任せして。
私の意図?それは秘密です。



私はまだ、お洒落については全然初心者で。
だからそれが、自分に似合うかどうかもわからないけれど。
でもそれなら、自分の着たいものを着ようかなって。

そういうの、悪くないんじゃないかと思うんだよ。>>0:272]**
 
(220) 2021/07/29(Thu) 19:55:22

【人】 二年生 稲出 柊一

[「……何をです?」>>202なんて言われても、
オレは怯むことなどなかった。
君の元へオレが届いて、そっと熱くなった唇が触れた。

その間は数秒、十数秒、あるいは数十秒……
なんて言えたら良かったのかもしれないけれど、
残念ながらオレの心臓は、数秒で音を上げて。
離れて尚追撃が降ることもなく、終わった。

その間漏れたオレの名前>>-393に、心臓がどくりと震えて。
顔を見ることも、見られることも無理すぎて、
オレは抱きしめて誤魔化してしまおうと、
小さな背中に腕を伸ばした。]
(221) 2021/07/29(Thu) 20:02:28

【人】 二年生 稲出 柊一

[彼女が内心、オレの異性の幼馴染に複雑な心境を
抱えていたことは、全く気が付かない訳ではなかった。
普通に考えて、彼女持ちの男が別の女子と仲良くしていて、
手作りのプレゼントを愛用していたりしたら、
どう思うかなんて明白だ。
凛としては小牧ちゃんに
喜んで貰おうとしたことなんだと思うけど、
だからと言ってそれに対して
善意以外の何かが混ざることもあるだろう。]

 これは確認したわけじゃない。
 だからオレの推測……って言うか妄想かも知れないけど。

 凛が人に手作りのプレゼントをしたがるのは、
 多分お金がなくても……もっと言うと、
 何もなくても、自分で生み出した何かで、
 人を喜ばせたり、幸せにできるって
 証明したいんじゃないかなって思ってる。
 まぁ証明はちょっと語弊があるかもしれなけど。
 兎に角、本当にそれだけの善意。

[彼女自身も分かってるだろうけど、
それでも一応、そう伝えてみる。]
(222) 2021/07/29(Thu) 20:04:33

【人】 二年生 稲出 柊一


 あとね、オレと凛は本当に、小さい時から友達だった。
 こんだけ時間かけても、オレと凛は友達だったんだ。
 小牧ちゃんとオレは、名前さえ知らなかったのに、
 今こうして、特別な関係でいられている。
 それは凄いことだと思わない?

 でもまぁ、妬いてくれるくらいは想ってくれてるんなら、
 それはそれでオレとしては可愛いと思うけど。

[にこりと笑いかけて、頭をなでる。
あの時の熱だけじゃない、うるさい位の鼓動、
"可愛い"という言葉、それ故に抱いた恐怖。]

 
君しか知らないオレなんて、実は五万とあるんだよ?


[「オレしか知らない君と、どっちが多いかな?」
なんて言ったら、どっちに軍配が上がるんだろうね。*]
(223) 2021/07/29(Thu) 20:05:35

【人】 一年生 篠田 小牧

 ― お祭り後:篠田屋にて ―

[夏祭りから少し。その先輩はやってきました。>>216
 少し目を丸くしたわ。あの様子からして何か私がしたのかしら? ともちょっと思わなくもなかったもの。]


 いえいえ。大したことはしてませんよ。
 あら、わざわざご丁寧に。ありがとうございます。


[リボンを素直に受け取ったわ。
 家族もいらっしゃいませ。と他のお客様もいないタイミングだったからお話してて大丈夫だよ、と笑ってくれたの。

 >>217だから問題なくお話は続いたのよ。]


 ふふ、そうでしょう?
 そうだったのですか。
 あら……そうなのです? ならよかったです。

 ふふ、お力になれたのはわかったので大丈夫ですよ。


[この時は意味はよくわからなかったわ。でもその言葉を素直に受け取ったのよ。]
 
(224) 2021/07/29(Thu) 20:34:02

【人】 一年生 篠田 小牧

 
>>218流石に人間関係を物凄く把握しているわけじゃないのよ。お店の人間だからって。特に繊細な機微の物は鈍いのもあるもの。
 ここで察しは発動してなかったわ。
 先輩から聞くことは……どうだったかしらね。
 (その後の私達については、特別言わないけれど隠しもしてなかったわ)



 ただ、田邊先輩が私に結構普通にしてくれているのがわかるようなったから。学校で会った時平気そうかな? と挙動不審の理由を聞いてみたのよ。]


 ……そうだったのですか。
 それは、切ないですね……。


[好きな人が出来た身として、それは想像するだけでしょぼくれるものだったわ。
 というか私が二人の事を気づいたのはこの時よりあのなのだけれどね。]


 ……そうですか。大丈夫ならよかったです。
 ええと……まぁ、私がわかったくらいには。
 わかりました。秘密です。


[ふふ、と笑ったの。]
 
(225) 2021/07/29(Thu) 20:35:19

【人】 一年生 篠田 小牧

 
[それから先輩がお店に来てくれれば求められるまま、身長を活かした服装を勧めてみたりしたわ。

 お客さんが少ない時なら雑談にも応えたわ。]


 あら、そうですか。
 いいですね、絶対似合いますよ!

 あ、それなら数か月前に言って頂ければ大きめサイズを入荷可能ですよ。


[ね? とパパに確認すれば大丈夫だよって笑って返してくれるの。]


 わざわざオーダーメイドまでしなくても大丈夫ですよ。身長高めの人の為の浴衣も今はありますから。
 あ、でもデザインこだわりたいならオーダーメイドになってしまうでしょうが。


[でも正直オーダーメイドはお高くなるわ。
 それよりは量販アイテムを取り寄せる方がいいと思うの。

 色の注文を受取れば、朝焼けの色具合が綺麗な浴衣が丁度みつかるのよ。
 柄は鳥の柄のが丁度あったわ。鶴の名を持つ先輩に似合うと思うの。

 着たいものを着る。それは楽しい事だって思ってくれたら嬉しいものだったのよ。]*
 
(226) 2021/07/29(Thu) 20:38:01

【人】 一年生 篠田 小牧

 ― いつかの日:稲出先輩と ―

>>221触れた唇はほんの数秒。

 それでも、その間はもっとずっと長く感じていたのよ。

 名前を呼んでみれば、抱きしめられたの。
 ……腕が熱いのよ。
 私の鼓動も激しくて。きっとこんなくっついたら伝わってしまうと思うの。

 それでも、嬉しくて。愛おしくて。
 その背中に私からも腕を回したの。

 >>222何かを言ったわけじゃないのに、気づいていたのか先輩は私に鳳先輩の事をお話するの。

 内心で、あまり綺麗とは言えない感情をもてあましていたのを暴かれたようでなんとなく、後ろめたい気がしたわ。]



 ……はい。
 鳳先輩は優しい人ですよね。
 それはわかってます。


[わかっているから本人には絶対にばれないようにふるまってきたし、表に出さないよう気を付けてきたのに……。]
 
(227) 2021/07/29(Thu) 20:41:12

【人】 一年生 篠田 小牧

 
 ……それは、すごいですけど。


[うぅ、とちょっと唸るの。
 妬いてる、とはっきり言われると顔が熱くなるのよ。

 という葛藤も頭を撫でられればなんか……いいかしら。と思ってきてしまうから私って結構単純なのかもしれないわ。]


 そんなにあるんですか?


[五万は言い過ぎじゃないかしら。なんて思ったんだけれど、なんだかおかしくて笑ってしまったの。

 貴方しか知らない私とどっちが多いか……か。]


 女性には秘密が多いというので、軍配は私の方が知ってるかもしれないという事で。


[なんて笑ってみせるのよ。

 実際は? うーん……まぁ言ってない事も知らないことも私の方が多いんじゃないかしら?
 だって私にはその幼馴染の情報源もあるし?
 でも私の過去を知っている人はこっちにいないもの。情報は私か両親から聞くしかないもの。異論は受け付けるわ。]*
 
(228) 2021/07/29(Thu) 20:45:29

【人】 二年生 稲出 柊一

[回した腕も、振りほどかれることは無く、
どんどん熱くなる身体も、
どちらの熱か分からないくらい。
すれ違うように、互いの顔は決して見えない位置にあって。
触れ合った首筋から伝わる脈が速くて、
重なっているみたいに感じた。

どの位そうしていたのだろう。
流石にこのまま永遠にい続ける訳には行かないから、
名残惜しむように緩慢に、
オレは抱きしめていた腕をほどいた。]
(229) 2021/07/29(Thu) 21:26:03

【人】 二年生 稲出 柊一

[暫しの無言……。
(暫しの無言にしては長すぎたかもしれない)
突発的に起きたこの、感動的な状況は、
事前に準備しようとできるものではなく。
なので話題の用意とか当然無理で。
そう言えばと、内心気になっていたことに触れた。>>222
こんな時にするのに、相応しいとは思ってないけど、
(そこは本当にごめんなさい)

それでもきちんと、話しておきたいと思ったからだ。
だって今こうなったからこそ、
オレは君の心に巣くう雲を晴らしたいと思ったのだから。
オレも小牧ちゃんも頑固な所はあるけれど、
ちゃんと話せば分かってくれるって信じてた。]

 そんなにあるよ?

[君とこうしていられるようになるまであった、
短いながらも濃密な日々。思い出すことは沢山ある。
オレがどれだけ心を傾け、悩み、そして嬉しかったか。
君が教えてくれたことは、この感情の名前だけじゃない。]
(230) 2021/07/29(Thu) 21:28:39

【人】 二年生 稲出 柊一


 女性の方が秘密が多い……なんて言われたら、
 確かに一寸返す言葉ないかも。
 オレが逆転できるまで、君のことを教えてよ?

[その間オレが零す個人情報の方が、
多かったりするかもしれないけれど。
そうやって増えて行けば増えていくほど、
この気持ちも、色を増やしていく。
どこまで広がれば、深まれば、上限に行きつくのだろう。
この気持ちと一緒でさ、きっと『
』に際限なんてない。*]
(231) 2021/07/29(Thu) 21:29:18

【人】 一年生 篠田 小牧

 
>>229夏はもう過ぎ去った季節なのに、互いの熱は酷く熱いの。
 抱きしめて、触れ合って、一番星が瞬けば、世界に私達二人しかいないような錯覚がするのよ。

 それは体感的に長くも短くも感じたの。実際は多分そこまでじゃなかったんでしょうけれど。
 ゆっくり名残惜しく離れていけば、隙間をすっと冷えた空気が通ったのよ。


 >>230 鼓動は激しいままなの。
 改めて時間が出来ると、自分が言ったことも、今した事も、羞恥が追い付いてくるのよ……。

 唇を指でなぞって浸る事暫し。

 その話題を聞いたの。]


 そうなのですか。
 嬉しいです。


[名も知らなかった関係性から始まった私達。
 そこから恋人になって、特別な時間を短いながらに重ねて来たわ。]
 
(232) 2021/07/29(Thu) 22:00:10

【人】 一年生 篠田 小牧

 
>>231教えてよ、という言葉に心の奥がどうしようもない程くすぐられるの。]


 いいですよ。
 まず、今しているような顔は先輩しか知りません。


呼び方? 名前+さん付けはここぞという時のものです。学校でうっかりしても困るもの。


 今している表情は、相手だけがわかっているわ。
 照れて、頬を染めて。それでも幸せそうな表情なの。]


 それから……私結構独占欲強かったみたいです。
 あとは……その、わりと
 ……離れがたく思っていると言いましょうか……。

 ────……私、自分で思うより先輩の事好きみたいなんですよね。


[そう言って顔を手で隠すの。
 恥ずかしいんだもの……。

 言いだしたらきりがない。>>192まさに今の私もそんな状態なのよ。

 でもまぁ、本当にずっとは今はまだ無理な立場なのは理解しているのよ。]
 
(233) 2021/07/29(Thu) 22:03:05