厨房担当 マシロは、メモを貼った。 (c2) 2023/03/07(Tue) 10:06:01 |
【墓】 厨房担当 マシロ[ そうして駆け寄った先、片手を挙げる彼の姿。>>+8 夜の暗がりでも分かる緩み切った表情に滲む色。 直視すると照れてしまうと分かっているのに、 目を逸らすことは 出来なかった。 急かしてごめんと謝られれば、気にしないで、と笑いかけ タンブラーを手渡して。 落ち着いていたはずの心がまた爆発した。 ] か、かわい、ぃ ……です……? ……ぅ。 神田さんにかわいいって言ってもらえるの、嬉しい、けど …………照れちゃう、ので……控えめで……。 [ 言わないで、とは言いたくないけど。 ああ今日もっと可愛い私服で来るんだった。そんな矛盾。 服の好みが知りたい。彼の好きなタイプのことも。 高野といつだったか交えていた気になる人談義、 こっそり、こっそり、大咲は聞いていたけれど 結局収穫は得られないままだったから。 ] (+13) 2023/03/07(Tue) 13:25:37 |
【墓】 厨房担当 マシロ……ッはい。 私も、手。……繋ぎたい、です [ 正直な誘いには、頬を赤らめながら>>+9 きゅう、と柔く彼の手を握った。 スマートに自然に繋がれたら、慣れてるのかな、とか そんな風に少し、もやもやしてしまったかもしれない。 だから。聞いてくれて良かった。 ] え。でも、一駅分送ってもらうなんて、申し訳ないです お家が近くなら余計に。 営業後の仕込みで終電逃した時も歩いて帰ってますし… [ そう。この業界は帰宅が遅いのだ。>>0:108 寒空の中待たせた上に一駅も送らせるのは、と思えども けれど「じゃあ後日」とはなれなかった。 彼が進むまま、駅を一度通り過ぎ、 梅が春を報せる道を不意に眺めながら。 歩幅を合わせてくれているだろう彼に甘えつつ、 穏やかに語らいながら、公園のベンチまで。 ] (+14) 2023/03/07(Tue) 13:25:54 |
【墓】 厨房担当 マシロいえ、普段出勤ルートしか歩かないので…… 良いですね、藤棚。見たいな。 いつもお店のことばっかり考えて、花の移り変わりとか ……そういえばろくに見てなかったかも…… [ 問いには首を横へ振り、春の訪れを想いながら。>>+11 春夏秋冬の彩りを楽しむことを、こうして教えてもらって。 背負っている大きなリュックから取り出された、 温かさを与えてくれる携帯用の座布団に目を瞬かせ。 ] …良いんですか? ありがとうございます。 …………ふふ、スカート、好きなんですね? [ 遅れて耳へ訪った強調は流石に察するものがある。 大咲も好きで制服にスカートを選んでいる。 お揃い、だ。 少し揶揄うように笑い、それからそっと、息を吐く。 ] (+15) 2023/03/07(Tue) 13:26:03 |
【墓】 厨房担当 マシロ[ 神田が横に座れば、大咲はぽつりと口を開く。 強調された言葉によるスカート好きの露呈により 僅かに緊張は緩んだけれど、無くなったわけでもない。 ] んー……どこから話せばいいかな。 ちょっと話すの下手でも、許してください。 私ね、母子家庭で。 物心ついた時からお母さんしかいなくて、多忙な人で。 机の上に毎朝置かれてるお金で生活してたんです。 [ 何の仕事をしているのかも、良く知らない。 ただお金は置かれ続けていたから何となく 多忙な人なんだと思っているだけ。 ] (+16) 2023/03/07(Tue) 13:26:20 |
【墓】 厨房担当 マシロで、小学校の……高学年くらいのころだったかな お母さんが作れないくらい忙しいならと思って 興味もあったし、料理し始めたのが切欠でした。 美澄くんのおばあさんがやってたお店。 あそこで食べたあったかいご飯が美味しくて。 大事な人と、一緒にご飯食べたいなぁって、 ……そんな思いも、ちょっとだけ。 [ まあ最初は悲惨でしたけどねぇ、と茶化した。 重い空気にしてしまうのも嫌で 別に、それ自体を引きずっているわけでもなくて。 ] 毎日作った料理を置いておくんです。 そしたら朝起きて、一口も食べられないまま残ってて、 でもお金は毎朝置かれてて。 [ 嫌いな食材も知らない。アレルギーでもあるのかも。 そんな風に思いながら、そんなわけないと知っていて 何年も。 ] (+17) 2023/03/07(Tue) 13:26:54 |
【墓】 厨房担当 マシロ高校一年の母の日に、初めて、ケーキを作ったんです 周りに何を言われても、お母さんは お金をかけて私を育ててくれたから。 お礼のつもりで、これなら食べてくれるかなって。 そしたら、……次の日、捨てられちゃってたんですよね 料理は捨てずに残すだけだったのに、 わざわざ捨てるくらい迷惑だったんだ、と思って。 私がお菓子を渡すの、迷惑だって思っちゃうのは ずーっとそれを引きずってるだけなんです。 [ 寒々しい筈なのに、不思議と寒くないのは 彼が用意してくれた温かい座布団のおかげでもあり きっと繋がれたままの、手の温もりがあったから。 「いやー、そっからは数年荒れましたねえ」と言って えへ、といつもと変わらぬ笑みを浮かべた。 ] (+18) 2023/03/07(Tue) 13:27:25 |
【墓】 厨房担当 マシロでもやっぱり、料理が好きなんです。 だから生まれ変わるつもりで、今のお店に頭下げましたね 作ったものを食べてくれるだけで十分嬉しいし、 喜んでくれたらもっと楽しい。 美味しいって言ってくれる人はいっぱいいるけど 神田さんは特に、幸せプラスとか、色んな感想とか "また私のクッキーが食べたい"……とか。 ……多分、神田さんにとっては何気ない言葉でも 私にはなにより欲しかった特別をくれました。 勝手に救われた気になってたんです、……重いですけど。 [ 一回だけ作ったのは、ここでなら、と思えたから。 でもやっぱり怖くて一歩下がり直してしまったとも。 知って欲しくて話す時間は随分長く感じたけれど まだ告げたいことは、ひとつあるのだ。 ] (+19) 2023/03/07(Tue) 13:28:20 |
【墓】 厨房担当 マシロ私、お母さんのことは恨んだり嫌いじゃないです。 育ててくれたのは本当だから。 正直まだ、お菓子…特にケーキを作るのは怖いです。 ……でも、いつかもし、大事な…特別な人ができたら いつか作っていきたいって、ずっと、思ってて。 あの。…………あの、ですね [ 言い淀む。 けれど"言わずに後悔した"過去が大咲の背中を押した。 どんな顔で聞いているか、怖くて見れずにいた神田の方を 恐る恐る見上げて、髪を揺らして。 ] (+20) 2023/03/07(Tue) 13:28:38 |
【墓】 厨房担当 マシロ神田さんのこと、好きです。 ……お客様としてとか、そういうのじゃ、なくて。 いつか特別な人に作りたいと思ってたケーキ、 神田さんが、食べてくれませんか。 他の、まだ作れないお菓子も全部、一番最初に。 後、あと、……一緒にご飯も食べたいです。 [ だから、"勘の良くない"私に、 どうか頷いて 答えを教えては、くれませんか。** ] (+21) 2023/03/07(Tue) 13:33:28 |
【墓】 厨房担当 マシロ[ 大咲もしかして死んでしまうのでは……? >>+22 お願いは華麗に躱され、けらけら笑う神田の方を 桃色うさぎに改名した方が良いような頬の色で うぅ、と見つめるしか出来なかった。 出来ない約束はしない主義 と、いうのは。 きっと、可愛いを控え目に、以外の意味も込められていて これから彼が結んでくれる約束の糸は 絶対解れたりしないことを 教えてくれているみたい。 ……みたいじゃなくて、実際そうなのだということに 気付かないほど、大咲も勘は悪くないが。 ] …………見せたくなかったら、隠して、ください。 その、……神田さんが。 [ 私は「可愛い」以外にも、貴方がくれるもの全てを きっと頬を染めて受け止めてしまうので。 ] (+34) 2023/03/07(Tue) 20:32:40 |
【墓】 厨房担当 マシロ[ 自分も繋ぎたいと紡いで重なった掌が温かいのは、 きっとお互いに緊張と、跳ねる心臓が脈打つせいだ。 彼から齎される言葉のどれもが大咲の心を揺らすから、 張られた予防線に垣間見える緊張は寧ろ有難くて。>>+23 どうにかいつものように軽口を叩く……より早く ぎゅっと強く手を握られ、急速に頬に熱が集まった>>+24 ] ……ん、と。 私も出来るだけ長く一緒にいたい、です。 だから 今日は……ううん、これからも お言葉に甘えたいし、甘えます、けど 次の日予定があったり、体調が悪い時とかは 絶対無理して応えようとは、しないでくださいね。 [ 迷惑じゃ、なんて言葉は彼の心配を助長させてしまう。 でもここだけは譲れませんから、と。 代わりに終電後、ひとりで帰る時は歩くのをやめて タクシーなり何なり、安全な帰宅方法を選ぼうか。 ] (+35) 2023/03/07(Tue) 20:32:48 |
【墓】 厨房担当 マシロ[ ちゃっかり「登山好き」は頭の中にメモして 神田さんフォルダへ丁寧に保存しておこう。 一緒に藤棚を見に来ようという未来の約束に、頬を緩め 「はい」としっかり頷いて。 饒舌なお喋り内容は、ふふ、と楽し気に笑って聞いていた。 中学生と雪合戦して負けたなんて、可愛いな。 じゃあ次は私と雪うさぎ対決しましょうよ、とか。 そんな返事をしながら。 ] ……こ、これ以上喜ばせてどうするんですか、ほんと… [ 困ってないけど、困ってしまう。恋は矛盾だらけだ。 これから可愛い服を買うのに更に時間をかけてしまうし 常に貴方のかわいい、を更新できる自分でいたい。 そんな時間を経て、ベンチに座って。 優しい言葉に背中を押され>>+26 大咲は初めて、お菓子作りを厭う理由を語っていく。 重なったもう片方の掌が、心の雪を解かしていく。 ] (+36) 2023/03/07(Tue) 20:32:52 |
【墓】 厨房担当 マシロ[ ご飯を食べてくれなかった話の時は。 横で何かを堪えたのを、話しながらでも感じていた。>>+27 話を途切れさせないようにという配慮を有難く受け取り しかし、ケーキの話はやっぱり、 隣から穏やかでない色を含んだ声が零れ落ちてくる。>>+28 だから食前には言いたくなかったのだ。 こんな話を聞いた後に、彼だけのうさぎのクッキーをなんて もし同情でも覚えさせたらと思うと、言えなかった。 ……料理の味を変えてしまうというのも勿論だけれど。 優しい人だ。他愛なく人を喜ばせることができる人。 大咲なりの恋の向け方は、多分、隠し通せてはいなくても それゆえに、あの時語ろうとしなかった。 もし彼が他に想う人がいたとして、大咲の過去の話が 邪魔してしまったらどうしよう──と。 料理人としての自己肯定感は高くても。 ひとりの大咲真白を肯定するには、 あの日のケーキがどうしても傷痕になっていて。 ] (+37) 2023/03/07(Tue) 20:32:59 |
【墓】 厨房担当 マシロ[ 恋ってもっと、甘くて穏やかで優しいことばかりだと そんな風に考えていたけど、現実は全く違う。 好きだから辛くて、好きだから出来なくて、 恋しているから、何故か過去の傷をまた掘り返して。 全部知って欲しい。全部知りたい。 私以外とじゃなくても幸せでいてほしいとも思えるのに でもやっぱりその時傍にいるのは、私がいい。 ──好きだと告げた瞬間、彼の片手が肩へ触れ 驚く間もなく繋がったままの手を強く引かれて 勢いのまま、大咲は彼の胸元へ抱き寄せられた。 ] (+38) 2023/03/07(Tue) 20:33:07 |
【墓】 厨房担当 マシロ────……っ、 [ 大咲の心音に負けないくらいの大きな声だった。>>+30 咄嗟に、いつも大事にしてるカメラがあることを思い出し、 けれど見開かれたままの目と言葉を紡げない唇は そのことを指摘する余裕もない。 遅れて気付いた彼がそっと体を離すのに 「あ、」とどこか名残惜し気な声だけが零れ落ちる。 ] ………… …… は、じめて、です 今まで、お弁当がないこととか授業参観とか…… 三者面談に来てくれないこと、とか そういうのから察して、かわいそうって 言われたことはいっぱい、あった、けど [ 彼は、母に怒ってくれたという。>>+32 かわいそうじゃなくて、あの日の、母に。 ] (+39) 2023/03/07(Tue) 20:33:52 |
【墓】 厨房担当 マシロ……怒ってくれたのが、嬉しいです 私には、怒りたくても怒る権利は無いって思ってて お母さんにとって邪魔だって、……知りたくなかったから 捨てたことをなんでって問い質したとして、 最悪の未来を、考えたくなかったから…… [ だから、嫌いじゃない。恨んでない。 でも、好きってわけでも、ない。 触れ合わないのが私からの、せめてもの優しさだった。 好きになった人が、あの日の自分の代わりに ふざけんなと言うくらい怒ってくれる。 それだけでまた彼に救われて、紡ぐ声はひどく掠れて、 「薄い人間性」なんて言葉には強く首を横へ振った。 ] (+40) 2023/03/07(Tue) 20:34:14 |
【墓】 厨房担当 マシロ全部、神田さんとしたいことばっかりです。 ご飯もケーキも他のお菓子も食べて欲しいし、 神田さんのご飯も、一緒に、食べたい。 一緒に作るのも、きっと楽しいだろうなって思います。 今まで知らなかったこと、全部知りたいし ……私だけの、神田さんになって、ほし ぃ …し お互いを一番幸せに出来るって、信じたい。 ……ううん。一番幸せにするって、約束します、私。 [ 語彙なんか、私の方が滅茶苦茶だ。 でも今は気持ちの儘に喋って、伝えたいことを伝えて 貴方と一緒に未来だけ、見ていきたい。 いつか作るお菓子の記憶が全部、ぜんぶ、 貴方の笑顔になるように。 作って差し出す時の、私の笑顔に、なれるように。 ] (+41) 2023/03/07(Tue) 20:34:27 |
【墓】 厨房担当 マシロ………… ぁの。 私、恥ずかしがると、逃げる癖が……ありまし、て…… ……捕まえておいて、くれますか…… [ でも、聞きたいんです。 貴方が好きになってくれた私のこと。 そしたら私、自分のことを 大事に出来るようになる気がするから。* ] (+44) 2023/03/07(Tue) 20:39:11 |
厨房担当 マシロは、メモを貼った。 (c4) 2023/03/07(Tue) 20:41:25 |
厨房担当 マシロは、メモを貼った。 (c5) 2023/03/07(Tue) 20:42:53 |
【墓】 厨房担当 マシロ ― 白うさぎの幕間閑話 ― [ 早退の夜から二日後に戻って来た速崎は、しかし >>102 翌日から更に数日、今度は普通に体調不良で欠勤した。 新しいアリスブルーのうさぎ店員はまだまだ慣れぬ身、 大咲は急遽シフトを増やし、休日を出勤日にしたりして どうにかこうにかうさぎの穴を連携プレーで回した。 神田とは、夜の退勤後、共に帰る夜もあっただろうか。 けいちゃんマジ今度こそツラ貸しとけ〜!? ……とは、まあ、体調不良者には思うまい。 営業後に店裏へ呼び出してタイマンしても良いのだが あの時の後姿を思い出すと、どうしても。 コーヒー豆をそのまま噛んだ後のような気持ちになる。 "かわいそう"で傷付いたのは、栗栖と速崎だ。 勝手にそこへ大咲の過去が付いてきただけ。 零してしまった「なんで」の話し合いは、…未だ。 (あ、お土産はちゃっかり食べました。ええ。 * ]美味しかったけど、けいちゃんどこ帰ってたん…?) (+45) 2023/03/07(Tue) 21:43:48 |
【墓】 厨房担当 マシロ ― アスパラガスの日に ― [ 漸く得た夜シフトのみの日だった。 ああ〜夕方からの出勤最高……とかなんとか思いながら 既に仕込みや準備をする瑞野にそのテンションのまま (あの日の視線の先を思い出したのもあり) スマホ片手に、MVを見せに行くくらいにはご機嫌だった ] 瑞野さん、見てくださいよこれ〜っ 最近友達から送られてきて、ずっと聞いて …て…? [ そんな他愛ない雑談、の、つもりが。 予想外の反応に「これは…………」と勘付き>>90 "本当にヒーローなんだ"という言葉と、クレジット。 大咲は大変に偉いので、深くは突っ込まなかったが ] (+46) 2023/03/07(Tue) 21:44:11 |
【墓】 厨房担当 マシロ(…………ふふ、瑞野さんも、そんな顔するんだ?) [ あーあ、高野さんってば勿体ない。 こんな瑞野さんを見れないなんて。 でもこれは"うさぎの特権"の一種類なので。 何だか遠くないうちに彼のものになってしまうような 妙な確信めいた予感もあるからこそ。 お兄ちゃんみたいな先輩スタッフの横顔を 微笑ましく見守るに留めました。偉いでしょ〜?* ] (+47) 2023/03/07(Tue) 21:44:19 |
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