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【人】 騎士 エース[調理されたもの>>4、と聞いてふっと笑う。 確かに、街でなければまともに調理されたものは食べられないし、旅の途中ゆえそういうものは久し振りだな、と共感する気持ち。 それから、 このくらいの事はもうものともしないなと、 この年下で目上の方の成長を、喜ばしく思う] よかった。 じゃああのへんかな…… [と適当にあたりをつけて向かうと、 目当てのパイが描かれた看板が見えて来た。 そこは二階と三階は宿になっていて好都合だったから] 運がいいですね俺達。 [と笑って、早速店に入り、店員に今夜の宿も頼んだ。 二部屋でとりあえず二泊、と伝えると、 先に部屋に行っててもいいと言われたので、 ひとまず荷物を置きに行こうか] (5) 2024/01/15(Mon) 22:15:14 |
【人】 騎士 エース[王子がどうしたかに関わらず、 自分は部屋に向かって、鎧を外していく。 服の内に薄い防具は仕込んでいるから決してゆるゆるな格好ではないが、鎧姿と比べたらかなり軽装に見えるだろう。 荷物は適当にベッドの脇に置き、 腰の剣は離さないまま。 王子が一階にいるならそのまま一階に直行。 王子が部屋へ向かっていたなら、 部屋の外で王子が出てくるまで待機する。 どちらにせよ、一緒に一階でパイを待つ間、 飲み物でも頼むつもり。*] (6) 2024/01/15(Mon) 22:15:43 |
【人】 騎士 エース[後ほど、と告げる王子>>8に何でもない事の様に頷く。 そりゃあ失礼を承知して言えば……もう少し愛想がよければ 健全なコミュニケーションにこっちも元気になるなって 思う事もあるけれど、 そもそも身分が違うのだから、これでいいのだ。 ほどなくして部屋から出て来た王子は、 何だか頬を膨らませている。>>9 何をむくれる事があるのだろう?と少々疑問に思うが、] 臣下ですから。 [と平然と告げる。 部屋の様子がおかしいとかでない限り部屋に入る気はないし、 あまりにも部屋から出て来る気配がないというのでなければ、 先に食堂に向かう気もなかった。 王子の事を子供だとは思ってないので、べったりつきっきりになってプライベートを侵害する気はない。が、 こうやって部屋の前で待つ己の行為が、 王子を少なからず悩ませているとは思いもよらず] (15) 2024/01/16(Tue) 0:30:14 |
【人】 騎士 エース[王子の後ろを歩いて階段をひとつひとつ下りて行く。 いっつも結構だぶついた服を着てらっしゃるよなと 他意なく背をちょっと見つめる。 でもほどなくしてさっき通り過ぎた食堂の、 その隅の席に着く。 パイは焼くまで時間がかかるからと 飲み物でもどうでしょうとメニューを差し出せば、 ワイン、と。>>11] え?駄目ですよ。 [ピシャリと告げる] まだ飲んだ事ないんですよね? こんな疲れてる時に飲んでは、 もし弱かった場合、後が辛いですよ。 [こういう時ばかりは従者というより、 年上の顔になってしまう。 別に経験談ではないけれど、今日はお疲れだと思うから] (16) 2024/01/16(Tue) 0:30:16 |
【人】 騎士 エースぶどうジュースとかどうですか? [ワインぽいかなと勧めてみるけど、 逆に怒られるかもしれない] 俺もそれにするんで。 [と言えば、少しは機嫌を損ねずに済むかな。 うさぎのパイの他にも栄養がありそうなものをいくつか頼んで、久々のご馳走と言えるだろう食事を楽しんだだろう。*] (17) 2024/01/16(Tue) 0:30:18 |
【人】 騎士 エース― 回想、生まれてから ― [俺の両親は、俺が幼い頃に事故で死んだ。 身寄りのない孤児となった俺は、 同じくらいの歳の子供達と、 生きる為に盗みと殺しと……そのくらいだが、 悪事に手を染めていった。 でも元来はどちらかというと気弱で、] だめだよ、そんなこと…… [最初はそんな事を言って、仲間にボコられたっけ。 だめだいやだって言ったって、 それじゃ生きて行けない事を思い知る。 だからゴミ箱を漁って腹を満たし、 貴族のバッグをひったくって金を得て、 夜道を歩く女の子を襲って性欲を満たして、 国外へ足を伸ばして貴族を殺したり、 貴族から頼まれて人を殺す事もあった。 その内に、力をつけた。 他人を屠り、己を護る力を] (18) 2024/01/16(Tue) 2:15:30 |
【人】 騎士 エース[そんな生活が十年ほど続いたある日。 騎士を募集するとのお触れが城から出された。 これは、 この生活を、運命を、 人生を変えるチャンスだと思った。 ずっと、もっとまっとうに生きたかった。 お触れを見た日の夜、 俺は仲間たちの前から姿を消した。 次に彼らの前に現れた時、 俺は視界と身体を真っ赤に染めた。 彼らの血飛沫で身体を濡らしたら、 今まで俺がしてきた悪事もぜんぶ、 一緒に流れて消えた様な気になった。 彼らを殺した証を城に持っていって、 城に、王に忠誠を誓うと頭を垂れた] (19) 2024/01/16(Tue) 2:15:35 |
騎士 エースは、メモを貼った。 (a0) 2024/01/16(Tue) 8:03:25 |
【人】 騎士 エース[食堂の一席でワインを却下したら、 何故だ、って。>>20 その酔い潰れるのが辛いんじゃないですか。 回復するとしても、それまで苦しい思いをしたら可哀想だ。 旅で疲れた身体は回復が遅いかもしれないし、 何より折角の酒に嫌な思い出がついてしまう、と。 さて、王子は言って聞いてくれるかな、と 苦笑しながら言葉を探していたけれど、 俺が言うまでもなく自ら思いとどまってくれた様だった。 よかった。 王子のむす顔と正反対に、俺はほっと穏やかな顔になる] 酒は逃げませんから。 美味しく飲める時に、美味しく飲みましょう。 [そう言ってぶどうジュースと少しの料理を頼んで、 王子がグラスに口を付けてから、俺もそれに倣う] (23) 2024/01/16(Tue) 22:33:02 |
【人】 騎士 エース[でも俺が後に口を付けたのに、 俺の方が先にグラスから口を離した。>>21] (……ワインを飲まさなくてよかった。) [一気にグラスを空にしてしまった姿に、そんな事を思う。 おかわり頼みますねって俺が言うのと 王子自らが店員を呼ぶのと、どちらが早かったか。 どちらにせよ、 ぶどうジュースは王子の喉を潤してくれた様だ。 でも、王子の気持ちが本当に解れたのは、 うさぎのおかげだった] ん、本当ですね。 流石外の看板に描いてあるだけあります。 夜もまた? はは、よっぽど気に入ったんですね。 勿論、頼みましょう。 [俺は食べられれば割と味はどうでもいいのだけど、 王子が美味しいと言えば、俺も嬉しくて、楽しい食事になる。 いっぱい食べる姿に、ひっそりと目を細める] (24) 2024/01/16(Tue) 22:33:31 |
【人】 騎士 エース[それは、 主君の小さな幸せを喜ぶ気持ち。 それから、どこか兄の様な気持ちにも近いか。 これだけ二人きりで一緒に旅をしてきたのだから。 あと、その身体のどこにそんだけ入るんだろうなあという気持ちも、少し。 旅にも随分慣れ、 体力も稽古だけじゃ得られないくらいついたし、 好き嫌いもなくなって、 立派な王子への道を着々と進んでいる。 俺は俺で用済みにならない様に、 こっそり深夜や早朝に鍛錬をしている訳だけれど。 この旅を終える頃には、 俺より強くなっていてもらわないと困る―――] そうですね。 ここまでの道でよく見かけたのは、 花ですかね。 路地の方からもいい香りがしました。 [王子の提案>>22に頷いた後、 色んな所から花の香りがするのは面白いなと、 この食堂の隅にも飾られている花に目を向ける] (25) 2024/01/16(Tue) 22:34:13 |
【人】 騎士 エース[路地の方から漂っていたのは花街の香りだったのだけど、 花が名物のひとつであるこの街ならではのものだとは 俺も知る由がなかった。 食事を終えてまだ明るい街に繰り出せば、 さっきよりも多くの花屋が目に付いたか] 花がある生活は魅力的ですけど、 旅人の身じゃ買う訳にいかないですね。 [色とりどりの花が並ぶ店先でそんな事を王子に呟けば、 年配の女性店員が「そんな事ないよ!」と 元気な声と共にこちらに向かって来た。 「これがおすすめ」と差し出してきたのは、 白い花びらが折り重なって、 小さな薔薇の様なかたちをした切り花だった。 話を聞けば、これは踏んだり握っても平気という頑丈さを持つ分、どれだけ世話をしても三日で枯れる花らしく その扱いやすさから旅人に人気があるのだとか] (26) 2024/01/16(Tue) 22:35:18 |
【人】 騎士 エースへえ。 おしゃれでいいじゃないですか。 [何だかやけにその手軽さと儚さが気に入った俺は、 財布の紐を緩めてその花を手に入れた。 そして、] はい、シール様。 お誕生日の前祝い、って事で。 [と、王子の左胸あたりにそっと持って行く。 触れる事はしなかったけれど、 このへんに飾るといいんじゃないかな?と 俺は思ったものだから。 「ブローチみたいにもできるよ」と 店員がピンを取りに行ってくれたみたいだけど、 俺は反応が気になったものだから、 王子から目を逸らさなかった。*] (27) 2024/01/16(Tue) 22:35:46 |
【人】 騎士 エース[過去、旅が終わる頃の話を王子にした時、 王子はそれに頷かなかった。>>28 王子が俺を超えても、教えられる事はあるかもしれない。 それもそうか、とこっちの方が頷いたけど、 生きる為だけに強くなった自分と違って、 多くの指南者がおり、背負うものがある王子は きっと俺より強くなる、と、その気持ちは変わらない。 ちょっと王族に夢を見ているところもあるかもしれないけれど、 こんな近くにいても、やはり自分とは違う人間だとも思っている。 帰還の時が近付いていて残された時間が少なくとも それまでに俺を超える事は、 あり得ないとも言い切れないんじゃないか?なんて。 今実力差がまだ縮まっていなくとも、 そんな風に考えている] (34) 2024/01/17(Wed) 8:40:24 |
【人】 騎士 エース[「お前に似合いそう」と聞こえて、ふっと笑う。 確かに、物語では花をつけた騎士なんかも出て来るか。 (文字は読めるが難しい本は苦手で、読む本といえば専ら絵本な騎士なのであった) でも笑ったのは、 王子が自分に宛がわれると全く考えてない点。 受け取った花を右手に、くるっと王子に向き直って、 そっとその胸に捧げる――事は叶わず、手に取られたけど。 受け取ってくれた事には、変わらない] ええ。 [そう、あなたに、と笑って頷く。 店員の声を背に王子の反応を見つめていたけれど、 喜んではいない……が、 嫌でもなさそう、だろうか。 困っている、が近いかなと王子の心の内を推測するが 正確な気持ちはわかる筈もなく。 ただ、枯れて無くなるからこそ 王子の重荷にはならないだろうと] (36) 2024/01/17(Wed) 8:40:31 |
【人】 騎士 エース[先の旅路で消費したものも買い足さなければならないが、 それは散策の帰りで十分だろう。 王子が気になる店に寄ったりしながら歩く内、 通りがかった路地の先から、また花の香りがする] なんでしょうね。 こっちにも花屋があるのかな。 行ってみませんか? [花屋の姿はここからは見えないのに その香りが届くなんて不思議だと、路地の先を指差す。 王子を連れて入り込む様な場所ではないだろうけれど、 まだ明るいし、嫌な感じはしない。 何があるかわからないところに連れて行くなんて 従者としてどうなんだと言われるかもしれないが、 場数は踏んでなんぼだし、 俺がついている限り、危険な目には遭わせない] (38) 2024/01/17(Wed) 8:40:38 |
【人】 騎士 エース[王子が渋っても「行きましょう」と促して、 でも俺が先に立って歩く。 人がすれ違えるくらいの幅がある道を、 剣の柄に手を添えながら歩く。 進むごとに花の香りが強くなり、 少しずつ、建物が入り組んで薄暗くなる。 複数の人の気配がする……?と思ったところで、 曲がり角から、香りの出処を認める] ……あ、なるほど。 [門の向こうに花園、そしてレンガ造りでおしゃれな建物。 門の前に立つ少女の出で立ちを見て、理解する。 異性を誘う様な薄着で、小さなカゴに花を詰めている。 俺が急に止まった事で王子を驚かせただろうか。 少し横に避けて、王子にも少女や建物を見せよう] (39) 2024/01/17(Wed) 8:40:42 |
【人】 騎士 エース洒落てますね。 建物といい……あの子といい。 [女を売る場にしてはセンスのある建物だし、 少女が着ているのはレースか何かでできた煽情的なワンピースで、 路地を超えて香る、でも近付いても嫌味の無い花の香り。 少女の持つカゴの花を摘む事で、 「買う」と意思を示すんだろう。 王子が女の子に興味を持ったりする話は 聞いた事がなかった気がするが…… こういうのは興味があるのかな?と、隣の御人の様子を窺った。*] (40) 2024/01/17(Wed) 8:40:46 |
【人】 騎士 エース[賑やかな街を王子と歩く間、 あれがありますよこんなのもありますよって 声を掛けるのは主に俺だったと思う。 だから王子から声を掛けられたら>>41、 何か見付けたのかなと ピタッと足を止めて興味深く王子の視線の先を見遣る] はい。……本、ですか? [その手に取られたのは本だとすぐにわかるが、 何の本だろう、表紙からは俺にはわからない。 内容を見てもいいものかわからないから、 覗き込む事はしないでおいたら、 王子の口から教えてもらえた。 へえ、と目を瞬いて、 これまでの旅路で王子の魔法に助けられた事をいくつか思い出す。 森で野宿した時、腕試しで入ったダンジョン探索、 それから、うっかり悪い虫に噛まれた時。 俺一人でも死ななかったとは思うけど、 疲労や痛み、苦しみを和らげてくれたのは、 間違いなく王子の魔法のおかげだったから] (47) 2024/01/17(Wed) 21:05:00 |
【人】 騎士 エース勿論。買いましょう。 [欲しいと王子が言うなら>>42、すぐに首を縦に振る。 俺が持って頂きたいと頼みたいくらいだけど、 勧めるならまだしも、 「持ってくれ」と俺が言うのは ちょっと過ぎた願いだと思うから。 役立ちそうな割に安かったのは、 古いせいだろうか。 庶民(以下)の出身で金銭感覚はあるけれど、 桁が大きくなればなるほどよくわからなくなる。 でも旅の間にそんな大金を払う様な事はないだろうから、 金銭の管理を任される事は、問題なかった。 ちなみに、財布を渡される事になった原因の大失敗は、俺は知ってる出来事だったんだったっけ。 ともあれ、王子の熱弁を受けずとも代金を支払って、 自分の手提げ袋に本を仕舞った。 宿に戻ったら、王子に手渡そう。 いい買い物しましたね、と笑った] (49) 2024/01/17(Wed) 21:05:12 |
【人】 騎士 エース[本屋を後にして>>43、 王子にも反対されなかったから 次に寄った……というか辿り着いたのは、娼館だった。 急に止まったせいで王子と軽く接触してしまって>>44、 「すみません」と小さく謝ってから、 王子にもその貌を見てもらう。 流石にどういう所かは理解している様で、 王子から感想でも聞けるかと思ったけど、 俺の言葉に、王子は首を傾げている。 やっぱりこういう所にはご縁がないかな、 興味もないかな、と思ったところで、 王子が口にしたのは、俺の経験についてだった。>>45] へ、ぇ? [……まあ、縁も興味もなければ、 そっち方向に話が飛ぶのは不自然ではない、か。 でも自分に話を振られると思ってなかったから、変な声が出る] (50) 2024/01/17(Wed) 21:06:12 |
【人】 騎士 エースはい。 申し訳ありませんでした。シール様。 [手を離して少し離れて、頭を下げる。 深刻にならなくてもいいと思ったから少し笑むくらいの余裕があったけれど、悪いと思った気持ちも本物だから、きちんと謝罪する] (53) 2024/01/17(Wed) 21:08:53 |
【人】 騎士 エース[でもこんな反応、興味が湧いてしまったから] じゃあ行かない代わりに、 エロい話しましょうよ。 もうワインも飲める大人なんでしょう? シール様の話、聞いてみたいな。 [ 本当に反省しているのかって?さあね。 娼館を後にしながらそんな話を振ってみるけど、 こういう話も嫌われてしまうだろうか。 勿論大通りで大っぴらに話す気は無くて、 宿に戻った後の夜の過ごし方として提案している。*] (54) 2024/01/17(Wed) 21:12:15 |
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