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【人】 pasticciona アリーチェ「Pronto.……え、どうかされましたか?」 「まぁ、ジョルジョさんと言うお方が大事故に……」 「あ、ジョルジョさんって、私の息子さんだったんですか……」 「で、でもわたし、そんなに持ち合わせは……」 「あっ、これ、あれだわ。ごめんなさい、Mi scusi Señor. そう、ダニエラに聞いて知っていたの」 「あの、わたし、 警察官 で……」「……ど、どうしよう…… 私、警察ってはっきり言ったけど電話が止まないわ。 この場合、警察署に電話した方がいいかしら……」 >>[コール音][警察署内] 「エルヴィーノ、今署に出てる?あのね」 「振込詐欺の電話が切れないの。このまま署に繋げていい?」 (9) 2023/09/02(Sat) 3:02:54 |
【人】 pasticciona アリーチェ名前:アリーチェ・チェステ 性別/年齢:女/26歳 身長:157cm 所属組織/立場・肩書:イタリア警察 表向きの仕事:警察官 得意武器:ベレッタ 92FS Vertec ひとこと: 「……やっぱり、今のままじゃだめよね」 「でも、だからと言って、どうしたらいいんだろう……」 (10) 2023/09/02(Sat) 3:04:53 |
pasticciona アリーチェは、メモを貼った。 (a4) 2023/09/02(Sat) 3:07:30 |
【人】 pasticciona アリーチェバス停の側。野暮な視線も度々感じる人が行き交う歩道で、 警察官は腰の曲がったお婆さんの話を困り顔で聞いていた。 「ええ、ええ……わかります、お婆さん。 私もこの間、スーパーで1週間分の食材をカゴに山積みに したときに限ってお財布を忘れてしまって……」 「え?お前の話は聞いてない? ご、ごめんなさい…… はい……確かに、詐欺と疑われて傷付きましたよね…… でもこのバスを逃すと、ほら。 お孫さんとの待ち合わせに遅れてしまい──……あっ」 ずっと老婆に差し出し続けていた往復のバス代は その言葉を聞くやいなや乱雑に鷲掴みにされ、 老婆はふんぞり返るようにバスの中へと横柄に去っていく。 行動の速さに呆然としながらもどこか安堵した様子で、ふぅ、と力ない笑みを浮かべながら去り際の老婆に声をかける。 「Buona giornata」 #街中 (50) 2023/09/08(Fri) 23:10:27 |
【人】 pasticciona アリーチェ>>69 ニコロ ひと仕事終えたとばかりに満足気に道路の方を見つめていたが その声を聞くと嬉しそうな笑みを浮かべながらすぐに振り向く。 「……ニコ?今ね、バス代を忘れたお婆さんを送って」 そう言って、今しがた起きたことの経緯を説明するけれど、 この口調であればポケットマネーから出したもので、些か人によっては人が良すぎると思うかもしれない。 「私、すぐ失敗してばかりだから…… こうして無事に人助けをできた時はホッとするの。 今日の残りの時間も、テオみたいにスマートに何でも 物事をこなせていけたらいいのだけれど……」 自信がないのか、願いとは裏腹にすぐに窄むような心意気だ。 そうなる程に今までに失敗を重ね過ぎてきたのもある。 自信という言葉とは、程遠く。 #街中 (97) 2023/09/09(Sat) 20:21:45 |
【人】 pasticciona アリーチェ>>122 ニコロ 「だ、騙されて…………」 ないわ?と言いたげに両の手を顔の前で合わせて。 焦り顔で警察仲間に注意された事を思い出すのだ。 「……ないって、言いたいけど。この間も失敗したの。 振り込め詐欺、署に繋げちゃって、エルヴィーノに 笑われたばかりだったんだけど、またやっちゃった。 この前同僚との会話で念押しされたばかりだったのに……」 お金を貰ってすぐ立ち去らなければ詐欺ではないなんて 言い切れもしないのだ。むしろ逃げるのにバスを利用することだって大いにあり得る。 「……そうね。 例えどんなに優秀な人たちがいても、私がやれることを 何もやらないのとは、全くの無関係だものね…… ……わかってはいるのよ、……」 ブルル、と別の便のバスが来てまた去っていくのを、どこか煮え切れずやるせない様子のまま横目で見送った。 #街中 (147) 2023/09/10(Sun) 21:22:21 |
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