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![]() | 【墓】 瑞野 那岐[小さく息を飲んで、ぐっとまだ動いていない手を押し付けて。 自ら刺激を望むように、数度上下に擦らせながら。] [手を離せば、もう抑えていなくとも。 彼の手がゆっくりと快感を引き出すように動き始める。 指の腹が色付いた輪郭をなぞり、それだけで肌が沸き立つ。 ただ、それだけじゃ刺激が弱すぎるから。] ン、ッ……、……つねって、 つよくして、……なめて、ほし、 [ちゃぷん、と閉じ込められた腕の中、身じろいで。 向き合うような姿勢に変えて、彼の膝の上に乗りあげて。 膝に乗り上げた分だけ、高くなった位置。 尖った赤い部分が彼の目の前に晒されて。] (+63) 2023/03/30(Thu) 8:50:46 |
![]() | 【墓】 瑞野 那岐[腰を擦り寄せるように彼の腹部に、押し付ければ。 緩く勃ち上がった先端が、彼の腹筋で擦れるから。] ぁ、ンっ…… [まるで彼の身体で自慰をするみたいに。 数度、腰を揺らめかせて、快感を拾い上げていく。 か細い声をふるわせて、まだ、大丈夫。と。 潜めた声が響かないか、気に掛けながら。*] (+64) 2023/03/30(Thu) 8:51:25 |
![]() | 【墓】 瑞野 那岐[意表を突けたのならしてやったりと、 双眸を細めて、猫のように笑い。 無い喉をごろごろと鳴らすように、擦り寄って。 鏡で確認するというからまた声を立てて笑ってしまう。 嫌がる素振りもなく、確認したい辺り、 付けて欲しいと言っていたのは本音のようで。 それなら遠慮することもないか、と。 これからのことを考えながら。 彼が恥ずかしげもなく堂々と痕を見せることに対して、 後日、付けたこちらの方が居た堪れなくなって、 持ってきていたキャップを目深に被って、 顔を隠してしまうようになるのは、もう少し後のこと。 擽ろうとしてくる手を、避けようと身を捩れば ぱしゃぱしゃと水音が立って、秘めやかな笑い声が響く。] (+68) 2023/03/30(Thu) 20:45:15 |
![]() | 【墓】 瑞野 那岐[上手くおねだりは出来たみたいだったから、 彼の手を離しても、その場に残ったまま。 自身の空いた手は彼が好きだと言っていたように、 しとりと濡れた髪を、撫でる。 口にした通りに、尖りを指先で摘まれて、 まだ弄られていない方には、唇が近づいていく。 触れる前の擽る吐息に、身震いして。 唇に包み込まれたなら、満足したような溜息が溢れる。] ……ッ、ん …… ン、 [ぬるりと舌先が這って、尖りを突ついて。 歯を軽く立てられて、甘い痺れが胸元から背へ。 身悶える度に、下腹に擦れる先端から先走りが零れ、 ぬる、と湯とは違う粘ついた液の感触が這う。] (+69) 2023/03/30(Thu) 20:45:33 |
![]() | 【墓】 瑞野 那岐[髪を撫ぜる手とは違う手を、口元に当てて。 自身の指に熱い息を散らして、伏して。 気持ちいい、問いかける声に。 こく、と浅く頷きを返す。] ……ッ、ン、 ……きもち、 い ……[歯を立てられたなら、仰け反るみたいに身を逸らして。 口元に胸を押し付けて、震え。 強い刺激に、そちらにばかり集中していたせいで、 下方へと伸びた手に気づくのが遅くなって。] ……ぁ、 ……ぅ、ン…… [窄まりを指の腹が撫でれば、 まだ飲み込んでもいないのに、きゅうと悦ぶみたいに。 そこが、ひくひくと、呼吸をして。 一気に、顔に熱が集まり、頬を染める。] (+70) 2023/03/30(Thu) 20:46:01 |
![]() | 【墓】 瑞野 那岐[くるりと輪郭をなぞって、摘んで。 軽く爪を立てられたら、身を捩って。 じわじわと快感と熱を引き出されていく。 半身を湯の上に出しているというのに、 身体は火照って、吐き出す息も甘く、熱い。 幾度も往復する指が、ツンと尖りを押して、 その指を押し返すみたいに膨らみが硬くなって。] っ、……ふ、……ぅ、 ンっ、 [湯船の温度に逆上せているのか、それとも。 彼の愛撫に高められていっているのか分からなくなる。 ただ、分かるのは。 胸を擽る髪が、唇が、確実に快楽を与え続けて、 初めてのときは感じもしなかったその場所で、 ぬるつく程、先走りを零し、兆しを見せていること。] (+76) 2023/03/30(Thu) 22:54:42 |
![]() | 【墓】 瑞野 那岐[自身のものが張り詰めていくと同時に、 あまく、腰を揺らしてみれば。 臀部に彼の勃ち上がったものが擦れる。 はぁ、と期待に満ちた溜息を洩らして 焦れるようになったのは、いつからか。 すっかり作り変えられた身体は、 彼を飲み込むことを、望んでいる。 緩やかに髪を撫でていれば、胸元で彼の肩が揺れて、 笑っているのだと、気づけば。] …………、 ……? [とろんと落ちた瞼で不思議そうに小首を傾けて、 つん、と、彼の髪を一房引いて。] ……ぁッ、 ……ン、 [彼の刀身がぐっと膨らみを増せば、 臀部に触れる大きさが如実に伝わってしまって。 ついと、塞いでいたはずの唇から甘い声が、零れて。 また、自身の手の甲で、唇を塞ぐ。] (+77) 2023/03/30(Thu) 22:55:16 |
![]() | 【墓】 瑞野 那岐[溜息のような吐息を零して、見下ろせば。 前髪から雫が落ちて、彼のこめかみを濡らす。] おっきく、なってる……、 [確かに分かる育ち具合。存在感はさっきよりぐっと増して 柔らかな肉肌を突付くから、目尻を染めて、呟いて。 まだ、だめ、と訴えたその場所の近くを、 彼の刀身が擦るから、は、は、と短い呼吸が解ける。 ほんとうは、触れてほしい。 けれど、口にするもの憚られるし、 触られたら、すぐに達してしまいそうで。 言えない。 ] (+78) 2023/03/30(Thu) 22:55:52 |
![]() | 【墓】 瑞野 那岐……は、ぁ…… ッ、 [代わりに、彼の胡座に跨がるように沈めた腰、 少し浮かせて、姿勢を変えて。 双丘の合間に彼のものを挟み込むようにして、 体勢を変えたなら、後孔と会陰を刀身に当てて。] ……ンッ、 ……ぅっ、 は、ッ……ぁ、ッ ……ァ、 [緩やかに腰を上下に揺らめかせたらば、 ちゃぷ、ちゃぷと二人の間から波が広がっていく。 さっき彼の指が触れた場所が、彼のもので擦れて。 気持ち悦くて、生理的に浮かんだ涙が溜まる。 一度、気持ち悦さを覚えてしまったら、 止まれなくて、声を堪えながら、波を何度も作って。] (+79) 2023/03/30(Thu) 22:56:14 |
![]() | 【墓】 瑞野 那岐[一緒に高め合うように、ゆっくりと。 快感をじっくりと拾っていく。 湯が張っている分だけ動きは緩慢で、遅く。 空気に触れるよりも、少し感じが鈍い。 きゅう、と彼の頭を抱き込んで。 抱き込んだ手が、彼の耳を掠めたら、 彼からも感じ入る声が聞こえて、堪らなくなる。 抱き込んだ頭がもぞりと動いて、 粒を育てた彼の顔が上がって、反対側へ。 どちらも、と同様に育てるみたいに唇が降りて。] ……ぁ、ッ、 ……ンッ、 だ、 め ッ……、[感じ過ぎると、思わず出てしまう否定の言葉。 だめ、はイイ、ってことはもう知られているのに。 更に頭を抱き込むみたいに胸元に押し付けてしまう。] (+80) 2023/03/30(Thu) 22:56:36 |
![]() | 【墓】 瑞野 那岐[彼と身体を重ねるたびに、少しずつ。 開かれて、慣らされていった身体は、 小さな快感も拾える程敏感になって、恥ずかしい。 なのに。 身悶えて、啼いて、縋るたびに、 ]褒めるみたいに彼が頭を撫でて良かったね、と言うから。 まるでそれが正解だったみたいに覚え込まされて、 快楽に従順になっていく。 一度外れた箍は、際限が効かなくなってしまう程。 淫らに、彼を求めるようになって。 自分がこんなにも貪欲で浅ましいとは思わなかった。 (+86) 2023/03/31(Fri) 0:57:08 |
![]() | 【墓】 瑞野 那岐[だけど、そんな俺を彼は。 かわいいと、いとしいと言ってくれるから。 涙を散らして縋ってしまう。 もっと、と口に出せるまで数ヶ月。 口に出せなかった分、身体は素直に、 彼を求めてしまうけれど。――呆れないでほしい。 善がる俺を見て、形を大きく変えて。 硬くなったそれを押し付ける。 反応を喜んでいる彼に、きゅう、と胸が疼いて。 髪に頬を擦り付けて、甘えて。] ……ぁ、ぁんッ ……ゆらさ、ないでっ…… [自らも腰を擦り付けていたのに。 彼にされたら、それ以上感じてしまうから。 身体の奥が疼いて、後孔を突付く熱さに身悶える。] (+87) 2023/03/31(Fri) 0:57:49 |
![]() | 【墓】 瑞野 那岐[焦れったいけど心地いい快感の波に飲まれて。 腰を揺すって刺激を求め、瞳を伏せる。 ぱた、ぱた、と髪から溢れる水滴が湯に幾度も落ちて。 気持ちいい、しか考えられなくなっていく。 もうちょっと、もうちょっと。] は、ッ……ぁ、ンッ、 …ンッ、 んっ[入り口を擦るだけの淡い刺激を求めていれば、 直接、昂りを会陰に擦られる彼のほうは、 きっつかったのか、上擦ったような声が聞こえて。 少しだけ、動きを緩やかなものに変えて。 それも、次第に完全に止めて。] ……、……ン……、? [とろ、と蕩けきった表情に映る瞳は。 しとどに濡れて彼を映し出し、ぼうっと呆けた頭は、 うまく思考が回らなくて、こてりと首を傾げて問う。] (+88) 2023/03/31(Fri) 0:58:23 |
![]() | 【墓】 瑞野 那岐[後孔を擦り上げる先端から、ぬめりを感じて。 彼も感じているのだと分かって。 抱きしめた身体が、僅かに震えただろうか。 だめかも、という声に。] ……ん、 ……ぁ、ッ [今度は問いかけるではなく、相槌の音を重ねて。 抱き込んだ頭が、動きを制するみたいに粒を食むから、 びくん、と背を丸めて、はふ、と吐息を逃がす。 表情も頭も、これ以上無いぐらいに蕩けたのは。 今まで、きっと彼も見たことがないくらい、あまい。] (+89) 2023/03/31(Fri) 0:58:43 |
![]() | 【墓】 瑞野 那岐[水音を立てて身体を交差させて、 快感を高めあっていきながら、ときに。 溢れた声を拾って彼が可愛いと嘯くから。 小さく首を揺らして、羞恥を逃がした。 どう聞いても男の声であることは変わらない。 身体を揺さぶられて、濡れた分だけ、 普段の話し声より艶を含んでいたとしても。 今まで耳にした女性の声よりは到底低い。] ……ふ、 ……や、ぁッ……ンッ、[恥ずかしいのに、次から次へと声が零れて。 小さく抵抗を見せても、膝を揺すって波を立てるから、 また、自分じゃないみたいな甘い声が、鼻につく。 許されていることは分かっているけれど、 未だに慣れない気持ちはあるのは、どうにもできなくて。] (+95) 2023/03/31(Fri) 20:56:34 |
![]() | 【墓】 瑞野 那岐[愛されたい、可愛がられたいと思うと同時に、 恥ずかしい姿を見られたくないとも思う。 彼にだけしか見せたことのない姿を、 もう何度も、何度も、見せてはいるけれど。 先端を擦り付けるみたいに後孔へと押し付けられたら、 一瞬だけ、ぬぷ、と先端が入り口に入り込んで、 すぐに孔から抜けていく。] ……ぁ、ンぅッ……、 は、…… は、ぁ [追いかけるみたいに襞が中でうねり、 堪らずに腰を捩って、身悶えて、天を仰いで。 一度覚えてしまった熱さと大きさを思い出して、 奥が、きゅうきゅうと疼いてしまう。 喉元を逸らして、息を虚空に吐いて身を落ち着かせ。 再び、視線を絡ませあったなら。] (+96) 2023/03/31(Fri) 20:56:51 |
![]() | 【墓】 瑞野 那岐……ン、ぅ、……ぁ、ッ…… く ンっ、[先走りのぬめりが割り開くのを助けるように、 つぷ、と先端が入ったと思えば、 先程まで受け入れていた場所は、彼の形を覚えているのか。 ゆっくり、形を確かめるみたいに内壁を擦って、 奥へ、奥へと沈んでいく。] ぁ、 ぁッ、 〜〜〜〜〜〜……ッ、 [彼の腕に手を添えて、助けを借りながら。 彼を全て飲み込んでしまえば、声にもならない。 熱を吐き出すだけの、溜息が零れ。 添えた手に僅か、力を込めて。彼に縋る。] (+97) 2023/03/31(Fri) 20:57:44 |
![]() | 【墓】 瑞野 那岐[彼の昂りと一緒に入ってきてお湯と、彼自身。 身体の奥にしっかりと感じて、涙が浮かぶ。 は、は、と浅い呼吸を何度も繰り返しながら、 蕩けた表情は未だ晒したまま。] ……おゆ、 はいって、る……、 ……ぁ、……けいと、さんのも、 いつも、 ……より、 あつ、ぃ……っ、 [いつもは彼が意識的に付けている薄膜がないだけで、 こんなにも熱く、脈動を感じるくらい。 彼を近くに感じて、とく、とくと心臓が早まる。 彼も同じように感じているのか、 熱いと漏らす吐息は、それ以上に熱を訴えて。 出ちゃう、という嘆きだけは、耳に拾えば。 目を細めて、微かに肩を震わせて。] (+98) 2023/03/31(Fri) 20:58:39 |
![]() | 【墓】 瑞野 那岐[自身もまだ身体に熱を籠もらせたまま、 落ち着かなくて、呼吸を浅く紡いでいれば、 彼の手が俺の腰元に落ち着いて、 ゆっくりと腰を揺らめかせていく。] ……アッ、 …… ? ぁッ、ぁン……ッ、……は、 だ、め……まだ、……ゆっ、くり……ッ [少し揺すられるだけでもさっきとは全然違う。 身体の奥で彼をまるごと感じて、少しの揺れも、 ダイレクトに腰に、その奥に響いて、弱い場所を突くから。 ぱちゃぱちゃ、と湯を跳ねさせながら、 まだ、彼を感じていたくて、抵抗するみたいに。 首を揺らして、ゆっくり、と内腿で彼の腰を挟んで。*] (+99) 2023/03/31(Fri) 20:59:13 |
![]() | 【墓】 瑞野 那岐[深く繋がりあったまま、暫くの間。 どちらからも呼吸をする音だけが響く。 互いの熱に煽られぬように息を吐き、 少し、どちらかが身動ぐだけで。 小さく呻くような声と、あえかな声が溢れる。 圧迫感のある熱を受け入れたまま、 打ち震え、へたりと臀部を彼の腿の上に乗せて。 腿に乗りかかっている分だけ、高い目線。 自然、彼が下から覗き込むような形になって、 潤ませ、伏した瞳が彼の目にも映り込んでいる。 煽ったつもりは、毛頭なくて。 火照った理由を自分のせいにされたなら、 ふにゃりと幸せそうに、表情を崩しただろうか。] ……ッぁ、 また、 おっきく……、[中で彼のものが膨張すれば更に、お腹を圧迫する。 少し、苦しいけれど。 それ以上に満たされる幸福感のほうが、よっぽど強い。] (+105) 2023/03/31(Fri) 23:00:01 |
![]() | 【墓】 瑞野 那岐[動きをやんわりと制したならば、 少し、物足りなさそうな声が返ってきて。] ……ンッ、 ……ま、だっ…… [こくこくと、首を縦に揺らせば。 言葉通り、緩慢に突き上げる動きが優しいものに変わる。 まだ、少し名残惜しそうに、 つん、と先端で奥の扉を突付かれたら、ぁぅ、と声が跳ねて。 自分でも驚いて、かぁ、と頬が染まった。 それでも、慣らすみたいに動きが止まって。 ただ、中に埋まっている昂りだけが、 脈打っているのがじっくりと内壁を伝って、 お腹の奥から、心臓を撫でるみたいにじんわりと、響く。 咄嗟に挟んだ両腿の力を緩めれば、 力んでいた力が抜けた分、 また、ず、と彼のものを飲み込んで、息を詰め。] (+106) 2023/03/31(Fri) 23:00:21 |
![]() | 【墓】 瑞野 那岐[見上げる瞳が弧を描いて、意地悪く囁く。 う、と小さく唸って、首を引き、薄く唇を噛んで。] ……だって、 [いっしょに、と言ったのはそちらの方。 動かされたらこちらが保つ自信がなかった。 さすがにそれを言うのは、羞恥が勝って言葉に出来ず。 彼も、口ほど焦れてはいないようで。 戯れのような口づけを顎先に贈って、唇へとズレていく。] (+107) 2023/03/31(Fri) 23:00:53 |
![]() | 【墓】 瑞野 那岐[くすぐったいそれを首を竦めて、受けて、 唇の端で止まったキスは、誘うように開かれるから。 両手を頬に滑らせて、彼を瞳を閉じ込め。 同じ分だけ隙間を開けた唇を触れ合わせてから。 少し首を傾けるようにして、舌を伸ばして割り入れる。 彼の口腔を探るように、ちろ、と先を尖らせて。 迎え入れられた舌が吸い上げられ、ン、と声が溢れる。] ……ぅ、ンんっ、 ……は、 ふ、っ ……、[柔らかな舌が軟体動物みたいに動き、 上も、下も繋がりあったまま。 頬に添えていた手を、するりと首裏へ回して。 彼の身体を引き寄せていく。 もっと、二人の隙間を失くすみたいに。] (+108) 2023/03/31(Fri) 23:01:16 |
![]() | 【墓】 瑞野 那岐[歯がぶつかったとしても笑い合えるくらいの、 余裕はまだ互いにあった。 もう少し、と彼の身体に寄りかかり、 ちゅ、ちゅ、と触れるだけのキスに切り替えて、 時折、やっぱり物足りなくなって、 舌を絡めあって、唾液を交わし合い。] ……ッ、んぅ……、 [こくん、と喉を鳴らして飲み干して。満たされる。 熱い火照りと長い、長いキスにとろんと眦は下がったまま。 身体を持ち上げるような動きに、 中から彼のものを引き抜かれていけば、 動き出すのかと、甘い誘いに乗ろうとして。] ……、……? [全部引き抜かれてしまって、首を傾げた。] (+114) 2023/04/01(Sat) 12:40:34 |
![]() | 【墓】 瑞野 那岐[無理、というのに抜いてしまったら。 ふわふわとした頭でそう考えながら、手を取られ。 言われるままに、湯船から上がるけど、 少し、物足りないような顔になってしまったかもしれない。 だって、これからだったのに。 と、淡い期待に濡れた瞳を向けて。 膝から下はまだ湯に浸かったまま、岩場へと移動すれば、 触れた岩場は少しひんやりしていただろうか。] ……けい、と、さん……? [両手を岩場について、彼の動きが見えなくなる。 お湯と彼ですっかりと火照った身体に外気が晒されて、 少し、冷たい空気が気持ちいい。] (+115) 2023/04/01(Sat) 12:40:54 |
![]() | 【墓】 瑞野 那岐[不安そうに少し後ろを振り返れば、 彼の身体が覆い被さるみたいに影が重なって。 首に、ちうと唇が落とされる。] ぁ、ッ……、んッ、…… [ぴく、とそれだけで胸を反らして吐息が零れ。 肌を撫でるようにゆっくりと彼の唇が下がっていく。 背中から腰、腰から臀部。 そして、先程まで彼を受け入れていた場所へ。] ……ゃ、…… そこ、ッ……ン、ぁぅッ…… [舌先で形を辿るように円を描かれて、ぞくぞくと震え。 ひくついた孔からさっき押し込まれた 湯が、ぱた、ぱた、と湯船に滴り落ちる。] (+116) 2023/04/01(Sat) 12:41:18 |
![]() | 【墓】 瑞野 那岐[あられもない場所で彼の息が吹き掛かるのが恥ずかしい。 岩肌にくたりと身を預けて、肩で息をしていれば。 低い艶やかな声が、耳を擽って。] ……んぁ、っ……く、ぅンッ ……ん゛ッ ……! [淡い愛撫に疼いていた場所に、先端が入り込み、 一息に、ズッと奥まで貫かれて。 一瞬、呼吸が出来なくなる程身体を飲み込まれた気がした。] 〜〜〜ッ、……ぁ、うッ……、 は、ぁッ……、 [背筋から駆け上ってくる急速な熱が、また身体を火照らせ。 一気に彼の熱を感じて、ぶわりと身体中に熱が広がっていく。 落ち着かせようと、息を吐き出そうとするのに。 動き出すのは、彼の方が少し早かった。] (+117) 2023/04/01(Sat) 12:42:05 |
![]() | 【墓】 瑞野 那岐ひ 、ぁッ……ッ、ぁっ、……[ぱちゅん、と腰を打ち付けられて。一度、二度。 足りないと言わんばかりに岩に寄り掛かっていた身体を、 引き寄せられて、腰をしっかりと握り込まれて、 深く繋がるように、密着させられる。 中を抉る熱さと、その深さにくらくらとして。] ……あっ、 …… だ、 めッ……、これ、ッ、おくまで、 とどいてッ……ぁ、ッ、 ぁ、ぁッ……、や、ッ……ふか、いッ…… [声を抑えようとする意識もとうに薄れ。 淫らな感じ入る声と、肌がぶつかる音が露天に響く。] (+118) 2023/04/01(Sat) 12:42:48 |
![]() | 【墓】 瑞野 那岐[音が、恥ずかしい。 敏感な耳が、何をしているか分からせるみたいに音を拾って。 ふる、と首を振れば、また髪から水滴が飛ぶ。 がくがくと、膝が揺れて立っていられなくなりそうで。 彼の表情が見えないまま、ひたすら腰を打ち付けられる。 いつもよりも、余裕もない声が尚更。 自身を求めているようで、きゅうと胸が疼いて。 その疼いた場所を、狙っているかのように。 指が、きゅ、と摘まむから。] ふぁ、ッ……ぁっ、ぁッ……ぁンッ……、 ……、ッ、あ、 ……だ、め、 なんかッ…… [クる。 一気に込み上げていくるような感覚が、 下半身から駆け上ってくるみたいに、ぞわぞわと。*] (+119) 2023/04/01(Sat) 12:43:17 |
![]() | 【墓】 瑞野 那岐[腰を支える手が肌に食い込む。 痕が残っていた場所に更に花開くみたいに。 途切れ途切れの声が、情事を更に生生しく伝えて、 深く、繋がっていることを意識させる。 とん、とんと最奥を突付く先端が、 こじ開けるみたいに更に、奥へとめり込んで。] うぁ、ッ……、や、 こわッ、……いッ……、 [感じ過ぎてこわい。いつかも訴えたように。 波が急激に津波のように襲ってくる。 制するように腰を掴んだ手に手を重ねて、 弱く首を持っても、撓る腰は淫らに跳ねて、 飲み込んだものを、きゅううと強く締め付ける。 もっと、奥へと自分の意志とは相反するみたいに、 彼を、招き入れて、奥へ。] (+124) 2023/04/01(Sat) 15:13:08 |
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