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人狼物語 三日月国


203 三月うさぎの不思議なテーブル

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【墓】 客 タカノ

 この話をするのは、それを知らないままでは
 言いたいことを、言えないからなんだけれど。

 常連客で、好き嫌いはほとんどなくて、
 趣味はバイクで、よく食べる。

 それ以外のこと、ほとんど知らないよね俺のこと。
 
 名前、検索ボックスに入れると、
 わんさかあることないこと、出てくる人種……

 昔、俳優やってたんだ。
 最近また、そちらの仕事を請け負ったんだけど
 7年ぶりくらいに。
(+124) 2023/03/10(Fri) 2:14:29

【墓】 客 タカノ

 離れた理由は、怪我で
 今日、通ってきたとこなんだけど。

 下り坂で、スピード殺しきれなかった
 トラックが衝突してきて、運悪くて炎上しちゃって。

 このあたり、から膝のあたりまで
 大きく痕、残ってて。

[ 左脇腹を指差して、笑う ]
(+125) 2023/03/10(Fri) 2:14:50

【墓】 客 タカノ

 バイク乗ってりゃそんなこともあるし、
 生きてるし、俺自身はあんまり気にしてなかったんだけど
 その瞬間、俳優高野景斗の席はなくなって

 今は細々と、所属してた事務所の
 雑用とか、養成所の研究生に、
 指導とか、してるんだ。

 あとは、ラジオ聞いてるって言ってたから
 言いにくかったんだけど、ラジオ番組を二つ持ってる。

[ 何か聞かれるようなことがあれば、都度
 答えつつ、話はまだもう少し続く。 ]
(+126) 2023/03/10(Fri) 2:15:11

【墓】 客 タカノ

 そういう生活、結構気に入っているし、
 自分を不幸と思ったことはないんだ。

 バイクも変わらず大好きだし……
 ってそれは今日、伝わったかな

 ここまでの通り道も、そういやここで
 転がったな、とか思うくらい。

 でも、君のことを意識しはじめて
 少し、考えたんだ。


 ――俺は、俺はね

 好きな人が幸せなら別に隣にいるのは
 自分じゃなくてもいいってずっと思ってた

[ ペットボトルの蓋を空ける音。
 静寂の中では、大きく聞こえる気がする。
 ひとくち、冷えた水を流し込んで ]
(+127) 2023/03/10(Fri) 2:15:31

【墓】 客 タカノ

 これからもそうなんだろって思ってた。
 けど、どうもそうじゃないみたいだ。

 君がもし、好きな人がいるんだと
 そう言ったら、俺はきっと、それを
 応援することも、祝福することも、
 できないと思う。

 誰かの幸せより、自分の欲を優先する
 っていうのかな、今ちょっと実感してる。

 なので、こういうことも込みで

[ 跳ね除けられることがなければ、
 君の手を取って、隙間なく、握り ]
(+128) 2023/03/10(Fri) 2:15:52

【墓】 客 タカノ

 君の隣にいる権利が欲しい。
 
 これを言うには、どうしても
 昔のこととか、知っておいてもらわないと
 フェアじゃないよなって思って。

 あと今少し話題になってるから、
 迷惑もかかるかもしれないし。

 ――あと今更だけど、男の子に
 そう思うのは初めて。

 俺も自分で戸惑ってるんだけど。

[ じ、っと君の顔を見る。 ]
(+129) 2023/03/10(Fri) 2:16:18

【墓】 客 タカノ

 最初は、良い顔みたな得した
 笑顔いいな、とかそんな普通の気持ち
 だったんだけど。

 あと胃袋掴まれてるからか?って
 思ってた時期もある。
 おいしいんだもん、那岐くんの作るご飯。

 そのうち、後輩の面倒見てるの
 優しいなぁとか、食べ終わったのよく
 気づくなぁとか。よく目で追うようになって。

 名前、教えてくれたときに確信した。

[ 繋がれたままならその手を、
 そうじゃなければ自分の手を、
 忙しい音を鳴らす、心臓の上に。
 肉と血とそれを通しても、生きてる

 伝わるだろう。 ]
(+130) 2023/03/10(Fri) 2:16:53

【墓】 客 タカノ

 もっと知りたいと思うこれが、
 恋なんだなって。

 今すぐ俺を好きになって欲しいとは
 言わないけど、少し意識してくれないかな。
 
言って良いなら言うけどね

 

 ああでも、……こないだ店いった時
 帰り際、困らせたかなって少し、思った

 それは本意じゃない。

 俺の好き、は那岐くんの迷惑になるかな。
 もしそうなら遠慮なく。

 それで消えやしないけど、
 役者だからね、上手に演じてかくして見せるよ。

[ 長い話はこれで終わり。
 最後に向けたのは、
 役者らしからぬ、弱々しい笑みだった。** ] 
(+131) 2023/03/10(Fri) 2:17:59
客 タカノは、メモを貼った。
(c20) 2023/03/10(Fri) 2:20:35

【墓】 客 タカノ

[ 武勇伝でもなんでもない、
 けれど、人によっては自分語りとか
 そういう類の長い、話。

 思えば過去、誰にも
 こういう話はしたことがなかった。

 例えばうさぎの穴でも。
 肩書を知らず、自分の名前も知らず
 そんな女の子から声がかかる事はあった。

 テレビもラジオも、昨今は避けられがちな
 傾向があるから。

 彼女はいるんですか いないよ
 じゃあ――…… そんな風に知り合うことは
 あっても、そのうち、縁は遠くなっていった。

 それは女の子のせいだけじゃなく、
 自分のせいも大いにあろう。

 知らなかったと大騒ぎされることもあれば、
 知れば、心配している健気な私の皮を被り
 根掘り葉掘り、聞こうとされる事もあった。 ]
(+154) 2023/03/10(Fri) 15:38:06

【墓】 客 タカノ

[ 自分の欠点を晒すことも、傷痕を晒すことも
 したことがなかったから。

 話の順序が合っているかどうか、
 時々反応を伺いながら。

 事故の話の後、火傷痕のある所を
 見つめられたら ]

 もう痛くはないんだよ
 少しみっともないけどね。

[ そう言いながら小さく笑う。 ]
(+155) 2023/03/10(Fri) 15:38:30

【墓】 客 タカノ

[ 振り払うようなことはないだろう、という
 確信はあった。その後のことを予見していた
 わけではなくて、

 お客さんのことを、よく覚えていて
 『今度は是非、デザートもどうぞ。』
 『お祝いデザート、何か考えるんで。』

 ただのお客さんとのやり取りを、忙しいからと
 切ることなく、続けてくれて、

 仲間の異変に気づき、手を差し伸べる事を厭わず
 好意を寄せられてると知って尚、今日この場に
 来ることを選んでくれた、君だから。 ]
(+156) 2023/03/10(Fri) 15:38:50

【墓】 客 タカノ

[ 繋がれた手は、振り払われる事がないままで
 こちらの話は一旦、終わる。

 今じゃなくてもいい、いつかきっと、
 だとか、そんな不確かなものでも良かった

 性別の壁は、大きい。
 理解が深められて来ているとは言え、
 男女のカップルが当たり前に、やれることを
 戸惑う場面や、人目を避ける場面は多いだろう。

 ――相手が好奇の目で見られるような職種なら
 なおさら。

 特に自分たちは、今までそれを
 考える必要のなかった、二人だから。

 わかるよ、と言いたげな微笑み>>+144
 それを決定づけているようだった。 ]
(+157) 2023/03/10(Fri) 15:39:58

【墓】 客 タカノ

 ……俺に?

[ 口元を手の甲で隠した君>>+145
 顔を隠したまま、言葉を続ける。

 暴かれたみたいに、
 熱くなったから、

 それを聞くとこちらも僅かに、恥ずかしくなる。
 そうなの、と言いながらも
 熱が上がっていくようだった。 ]
(+158) 2023/03/10(Fri) 15:40:21

【墓】 客 タカノ

[ 息を吐き、腕をおろして続けられた言葉には
 正直、すごく、驚いて ]

 え、あ、深夜の方の、

[ 少しだけ知っているんです>>+147
 そこまでは範疇内だった。MVの人気は
 衰えることなく加速しているし、
 それに伴うように、公開録音の事は
 記事になるし、友人も外で見ていたし、
 その話を店内でもしていたから。 ]
(+159) 2023/03/10(Fri) 15:40:46

【墓】 客 タカノ

[ 深夜の方、つまり
 アレ>>1:16とかコレ>>2:178とか
 ソレ>>+30とか、聞かれていた、と。

 
………マジで?????


 驚きはわかりやすく表情に出ていた。 ]

 うん、

[ 合わされた手に、力が籠もる。
 続けられる言葉に、一つ一つ頷いて
 君がくれる言葉を、大事なものを
 抱えるような気持ちで、聞いた。 ]
(+160) 2023/03/10(Fri) 15:41:15

【墓】 客 タカノ

[ 心のどこかで。

 だけどお客さんとしては大事です、だとか
 友達として、お友達から、とか

 そんな言葉が返ってくるのではないかと
 思っていた。それが正しいとも。

 指が絡み、
 とん、と肩がぶつかる。

 『好きになっていきたい。』>>+149

 ――今、なんて言った? ]

 はい……大歓迎です……

[ ぶつかる視線。
 驚きすぎて、呼吸するのをわすれるくらい。
 
 なんとか言葉を返すも、あまりの距離の近さに
 気の利いた事を言えるでもなく。

 いや、近いな!? ]
(+161) 2023/03/10(Fri) 15:41:49

【墓】 客 タカノ

[ 何もされないと思っているのか、
 されてもいいと、思っているのか。

 どっちだって、いい。もう手遅れなので。
 絡まる指ごと持ち上げて、顎に触れ、
 僅かに向きを変える。

 君の瞳に映る自分の姿ったら、ない。
 ぐずぐずに煮溶けた果実よりも、甘そうだと
 他人事のように、思ったのはひととき。
 
 すぐに見えなくなってしまったので。 ]

 こんなに距離縮められると、
 何されても文句言えないと思う。

[ それこそこのまま攫われてしまっても。 ]
(+162) 2023/03/10(Fri) 15:42:25

【墓】 客 タカノ

 それでも文句あるなら、聞くけどね。
 
[ これ以上ないくらい、そう例えば
 一生忘れないだろうなと評する、タルトを
 食べた時のような、幸せな顔でわらう。

 特別な時間、特別な場所、
 特別な景色の中に、君がいる。

 
――そういえば肉食だとか、誰かが言ってたな。
]
(+163) 2023/03/10(Fri) 15:42:51

【墓】 客 タカノ

 そういえば、アレ聞いてて、
 普通に接してくれてたの……。

 めっちゃくちゃ恥ずかしいな

[ 特に第一回のアレ。
 彼女に言ってみました、とかいうお便りもくるアレ。
 
 実践したカップルが
(大変身近に)

 居たらしいが
 それは俺の預かり知らぬところ。 ]
(+164) 2023/03/10(Fri) 15:43:32

【墓】 客 タカノ

 一枚だけ、いいかな記念に
 ここ、来たときはいつも一枚だけ撮ってるから

[ それからしばらく、なにもしないを満喫したか
 ぽつぽつと話をしたか、どちらにしても
 夕方になる前には、帰り支度をしようと
 したはずで、その前に、スマホ片手に問いかける。

 ――いつもは自分、映さないんだけどね。

 叶うなら、湖を背景に、君と二人、顔を並べて。** ]
(+165) 2023/03/10(Fri) 15:43:50

【墓】 客 タカノ

[ 傷も過去も、あるから今がある。
 なかったことにするなんて、
 自分で自分を恥じているようで、
 嫌いになってしまいそうだったから。

 自分自身がそこそこ気に入っている
 俺という人間を、選んでほしかった。

 見てくれとか、よそ行きの大人ぶった
 気さくな青年、ではなく。
 
 言葉をかけられることはなくとも>>+178
 がっかりしているようでなければ、良かった。

 代わりに返された情報については
 後ほど、詳しく聞くとしよう。

 言葉を交わし合うように、
 触れ合った指先から熱が伝わり合えば
 目を細める君につられ、微笑んだ。 ]
(+200) 2023/03/10(Fri) 22:20:29

【墓】 客 タカノ

[ 肝心なときに、決まらない俺を
 君が笑う。

 格好付かないけれど、君が笑うなら
 今はそれでよかった。

 のに、な。

 逃げも止めもしないばかりか、
 小さく歯を見せて>>+179
 ねだるように言葉を口にする>>+180
 鼻先が触れ合うほどの距離、
 囁く声が、鼓膜を震わせ、心臓まで
 蕩かせそうに、甘く。 ]

 すきだよ 那岐くん
 ずっとずっと、俺の隣にいて。
 友達じゃなくて、恋人として。

[ 紡ぎ終わると同時に、
 二人の距離はゼロになる。 ]
(+202) 2023/03/10(Fri) 22:20:56

【墓】 客 タカノ

 ありがとう、これも宝物にする

[ 応じて>>+182くれたなら、最高の一枚を
 スマホで撮り、嬉しそうにスマホを
 仕舞い込んだ。 ]

 じゃ、帰ろうか
 夜はもっと冷えるから。

 今朝さ、聞こえなくてもいいやって
 思ったんだけど。

 夢、今日一つ叶ったんだ。
 
 好きな子、乗せて走って見たかったんだ。
 だから今日、……今、すげー、最高の気分
 
[ 帰り道も安全運転を約束し、
 走り出す。――行きと同じ道、
 夕日に照らされて、また違う景色に見える
 いつもの道が、夢見るように、鮮やかだった。 ]
(+204) 2023/03/10(Fri) 22:21:12

【墓】 客 タカノ

[ 帰りはドライブインには寄らない代わりに、
 コンビニに一度バイクを止めて、 ]

 予約はしてなかったけど、
 夕飯もどっかで、って思ってたんだけど
  
 離れ難いんで、ウチ、来ない?

[ そう問いかけたが答えはどうだったか。
 君の職場に行くルートも少し、考えてたんだけど ]

 もう少しだけ、独り占めさせてよ

[ あそこ行ったら、皆のお兄ちゃんに、
 なっちゃうからね。* ]
(+206) 2023/03/10(Fri) 22:21:32
客 タカノは、メモを貼った。
(c25) 2023/03/10(Fri) 22:25:45

【墓】 客 タカノ

―― 初鰹の日 ――

 鰹かぁいいね
 え?鴨肉もあるの?

 鴨、好きなんだよなぁ

[ 珍しく、悩んでしまったので、
 注文はまだしていない。手元には
 とりあえず、の定番ビールがあるだけ。

 なにやら春めいた匂いのするテーブルには
 顔見知りの姿>>33

 ああ、デートってお肉の彼だったの
 ふぅん、って楽しげな視線と、会釈だけは
 投げた。

 だってずいぶんめかし込んでいるからね。
 気づいちゃってもしょうがないでしょ。 ]

 ロースト、……南蛮……

[ まさに今来た彼>>+212の言うように、
 南蛮そばにも心惹かれる俺はまだ、
 メニューを悩んでいる。* ]
(+213) 2023/03/10(Fri) 22:38:13

【墓】 客 タカノ

[ ――ところで。

 別に態度をいつもとなにか
 変えているわけではないのだけど、
 杏の姿を見かけたら
 いや、見かける度、

 ちょっと落ち着かない表情をしていた
 男が一人、居たそうな。

 あちら、ご存知なのでしょうか。
 ご存知でしたら挨拶すべきでしょうか。
 
 そんな風にそわそわしているの
 どう見られていただろう。* ]
(+223) 2023/03/10(Fri) 23:02:05

【墓】 客 タカノ

[ 欲しがられるまま。
 脚本を与えられ、演じるように吐く台詞、
 仕草ではない。

 剥き出しの、心ひとつの受け渡しは
 水の跳ねる音と共に行われた。

 瞬き、いくつか分の時を経て、
 もう一度、君の瞳に自分が映る。

 そこに写ったのは、ただ幸せそうに笑う男が一人。

 少し遅れて、やってきた苦味>>+230
 癖になってしまいそうな、味がした。 ]
(+238) 2023/03/11(Sat) 0:58:32

【墓】 客 タカノ

[ これからきっと、積み重なっていく宝物達。
 その二つ目は、すぐに君の宝箱にも入るだろう。 ]

 そう甘やかすと、毎度、ドライブデートになるかも
 しれないよ。

 でもそうだな、連休取れたらいこうか温泉。

[ 一度だけじゃない>>+231と君が言う。
 甘えたいタイプ、という割に、そう
 甘やかすような事を言うから。

 新品のヘルメットが、替え時を迎えるくらい
 これから何度も、活躍してもらうとしよう。 ]
(+239) 2023/03/11(Sat) 0:58:48

【墓】 客 タカノ

[ 行き道と同じく、すれ違うライダーに
 挨拶をする、親指を立てられたら、同じように
 返して。

 行きにも眺めた桜を、
 行きとは少し変わった気持ちで、眺めた。

 夏にはあの辺り、確かひまわりが咲く。
 秋には色付いた赤が、あった。

 それも一緒に、見れたら良いとか
 行きには"
きっと
"の遠い夢だったものが
 帰りには"つぎの"という近い現実となる。 ] 
(+241) 2023/03/11(Sat) 0:59:09

【墓】 客 タカノ

 いいの?
 あぁ、それなぁ

[ 少し冷えたし、そろそろ空腹も
 気になる頃、問うた言葉に問い返されて
 押し黙る。 ]

 料理用の器具、足りるかな

[ なにせこちらはほとんど料理など
 しない身である。が。 ]

 ……ぐっときた、そうしよ

[ 自宅キッチンに立つ恋人、
 の姿、想像だけでとてもぐっと来る
 ものがあったので、 ]

 結局、作らせちゃうことになるけど
 ありがとう

[ ごめん、ではなく申し出にありがとうを
 添えて、そろってコンビニの扉をくぐっただろうか。* ]
(+242) 2023/03/11(Sat) 0:59:24