人狼物語 三日月国


37 【恋愛RP】夏の夕べ【R18】

情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:


【人】 羽井 有徒

── 遊技室 ──


  ……俺がフられると思うか?


[ボールとキューを片付けながら自信満々に言ってのける。
そもそもなぜ告白する前提なのかこの小僧を問い詰めたい衝動を抑え込む。]


  何って、諭吉1枚。
  ほら、さっさと出せ。


[差し出された右手に握手することなく、逆に手を出して1万円を要求する。]


  まさか真由美を賭けて勝負、とか思ったか?


[女を賭けるとかそういう趣味の悪いことは真似はしないし、ビリヤードの賞品にするような、そんな安い女じゃないだろう。
ただ、勘違いできるように仕向けなかったかというと、そういうことだけど。]
(9) 2020/08/01(Sat) 1:17:37

【人】 羽井 有徒

 
 
  気に入ったか?ビリヤード。
  もし気に入ったらやってみろよ。
  
  次は”いいところ”まで行けるかもしれないぞ。


[余裕たっぷりに笑って。
だけど、センスがいいのも本当のことで、練習と経験次第ではすぐに追いつかれるかもしれない。
なんて思って、そう思い出した。


  もう一つ答えてなかったな。

[真剣な顔と声。>>181

「こんな怪我してて、
  真由美さんになんかあったとき守れるんすか。」


はぐらかした答えをちゃんと伝えておこう。]
(10) 2020/08/01(Sat) 1:18:34

【人】 羽井 有徒

 

  ─── 守るさ、どんなことをしても。


 
(11) 2020/08/01(Sat) 1:19:41

【人】 羽井 有徒

── プール ──

[どうしてこの人はそういうことを言うのだろう。
どうしてそんな柔らかな笑みで言えるのだろう。]


  ……なぁ

  ……言ってて恥ずかしくならないのか?


[茶化すような言葉、だけど掌を目の上に当てたまま、下向いていた。頬があつい。]
(13) 2020/08/01(Sat) 1:37:28

【人】 羽井 有徒

 
 
  …………ギンザンから落ちた。


[だ か ら。
どうしてこの人は、人の格好悪いところばかり暴こうとするのか。ずっと今まで築いてきた格好良い「羽井 有徒」があるはずなのに。]


  あ、ギンザンは何ともない。
  俺が不注意で勝手に落ちただけだから。


[ハァと大きくため息をついて、今度は照れたように笑って真由美を見つめた。]*
(14) 2020/08/01(Sat) 1:37:59
羽井 有徒は、メモを貼った。
(a0) 2020/08/01(Sat) 1:48:20

【人】 羽井 有徒

── プール ──

[血の気の引いた青い顔。>>16
色んな顔が見たいとは言ったけど、そういう顔はさせたくなかった。]


  行ったよ。
  異常なし、頭にも骨にも。


[もちろん異常があったらここには居られなかったけど。
”運”がよかったのだろう。
ただ、パーカーの袖口や、空いた胸の隙間から左肩のテーピングが見え隠れしている。]


  ……心配か?


[そんあ不安そうな顔。
だけど、本気で心配してくれているのが嬉しいと言えば怒られるだろうか。]*
(17) 2020/08/01(Sat) 1:56:12

【人】 羽井 有徒

── プール ──


  ……真由美?


[落馬したと聞けばそれは驚いて当然で。
怪我の程度とか、そう、身を案じるというより、何かもっと違う何かを心配しているような。]


  どうかしたのか?


[まるっきり笑顔の消えてしまった真由美の様子が少しおかしくて。
ハッキリとはわからないけど、“ショックを受けすぎている“、そんな風に見えた。]*
(39) 2020/08/01(Sat) 6:58:45

【人】 羽井 有徒

── 遊技室 ──


  ……というか。
  何で付き合ってると思ったんだ?


[そう誤解させるようなことがあっただろうか。
花火のことだろうか。
であれび、むしろ、一緒に乗馬したり食事したりしているハナの方がよっぽどだといえるのたが。]


  ここで出会って、何度か顔を合わせただけだよ。


[本当に、ただそれだけ。
一緒に過ごした時間は長くはない。
たまたま乗馬で一緒に回ったり、やはりたまたまBARで会って沢を一緒に歩いたぐらい。
それだけでしかない。

─── キスは未遂に終わったしな。]
(40) 2020/08/01(Sat) 7:18:17

【人】 羽井 有徒

 
 
  毎度あり。


[ハナから賭け金を受け取って、そのまま無造作にポケットへと突っ込んだ。ガラの悪さには「うるせー」なんて言って。
でも終始笑顔のまま。]


  ………好きにしろ。


[言いつけてどうするつもりなのか。
そもそも付き合ってないってそう言ったばかりなのに。と言いつつ、少し表情が固くなった。]
(41) 2020/08/01(Sat) 7:19:52

【人】 羽井 有徒

[そんな他愛もないやりとり。
やはり自分はこの青年を好ましく思っているらしい。
生意気で、可愛げのない。
でもさっぱりとしていて、気のいい青年だ。
きっと弟がいたらこんな感じなのだろうか。]


  だが、断る。


[なのに、連絡先の求めはキッパリと拒んだ。
出し惜しみしているわけでも、嫌なわけでもないが。]


  知りたかったら、俺から何か欲しかったら。
  賭けろよ、そして勝て。


[不敵な笑顔を向けながら、差し出された右手を握る。
ビリヤードでなくても、何でもいい。]


  楽しかった。


[今度はハナの得意なもので勝負するのもいいかもしれない。]
(42) 2020/08/01(Sat) 7:21:29

【人】 羽井 有徒

[遊技室を離れひとり呟いた。]

 
  “運“、……次第だな。


[脳裏に浮かぶ彼女の笑顔。
約束もないのに、だけどきっとそこにいる確信があって、足はBARへと向かっていた。]*
(43) 2020/08/01(Sat) 7:22:23

【人】 羽井 有徒

[とても、感情にまっすぐな人。
想いに素直で、楽しい時はニコニコして、嬉しい時は笑って、悲しい時に涙を浮かべて。
そんな人が、自分の怪我でこんなにもショックを受け、こんなにも安堵してくれている。]


  ………真由美。


[だからこそ、こんなにも心を揺さぶられる。
本当に、とても素敵な人。

涙を浮かべたその笑顔が余りに可愛くて。
右手を伸ばし、真由美の首筋に掌を当てる。
今度は逃さないって意思表示。]


  ……キスしていいか?


[今度もまた、答えを待たずにゆっくりと顔を近づけていった。]*
(57) 2020/08/01(Sat) 13:09:19

【人】 羽井 有徒

[柔らかな唇の感触、重なる呼吸。
真由美に聞こえてしまうのではないかと思うほど、心臓の鼓動が高鳴っている。

─── それは、まるで初恋のよう。

触れ合った唇を離して。
だけど近づいたままの顔と顔。
真由美の瞳をそんな間近で見つめたまま。]
(63) 2020/08/01(Sat) 16:51:07

【人】 羽井 有徒

 
 
  探し物、見つかったかもな。


[─── この街に来て一番の笑顔でそう言った。]*
(64) 2020/08/01(Sat) 16:51:47

【人】 羽井 有徒

[身を寄せて真由美の体温を知る。
水着だけが隔てる肌と肌の触れ合い、背中に手を回して微かに抱きしめた。]


  ……ヤバイな。


[肌を寄せ合う平穏と、その女を腕に包む熱情が同居する矛盾。
理性を総動員してようやく腕を解いて、少しだけ身体を離す。引き剥がした肌に失われていく体温が惜しい。]


  思った以上にやられてる。


[向けたのは苦笑いにも似た笑顔。
でも、細めた目には以前の様な皮肉めいた色は浮かんでいなかった。]*
(80) 2020/08/01(Sat) 19:10:04

【人】 羽井 有徒

[ああ、本当になぜ今怪我をしているのか。
せっかく真由美と夜のプールにいるというのに。]


  というか。
  ……随分ときわどい水着だよな。


[普段は、といっても数回しか見たことはないのだけど、落ち着いた清楚といってもいい感じの装いなのに、水着だけはかなり大胆なデザインで。]


  眼福だ。


[満足そうにそんなことを言うけれど。]


  いや……もう少し一緒に居たい。


[水に入れないならプールサイドに座っててもいい。
それとも別の場所だっていい。
大事なことは、真由美と二人で共有するってことだから。]*
(86) 2020/08/01(Sat) 20:01:32

【人】 羽井 有徒

 
 
  ああ、期待以上。
  ホテルのプール全部に連れまわして自慢したいぐらい。
 
 
[普通はほかの人には見せたくないんじゃないかって?
そういう思いもないことはないけど、でも、こんなに綺麗なら独り占めするのは勿体ないだろ?]


  アハハ、……二十歳とか、それは無謀だ。


[朗らかに笑う真由美に合わせて一緒に笑う。
本当張り合ったのなら無謀だっただろうな、
─── その二十歳の小娘は。
]
(95) 2020/08/01(Sat) 20:41:02

【人】 羽井 有徒

[それから二人並んでプールの縁に座って。
足をプールの水につけると、少しひんやりとした感触、溜まった熱が抜けていくかのように。
でも重なる手に、また熱が籠っていく。]


  綺麗だ。


[ここのプールはいつも利用している。
だから、星空が綺麗だなんてこっととっくに知っていたのに。]


  こんなに綺麗だったなんて知らなかった。


[あたたかな手を優しく握りしめた
そうして微笑む真由美にそっと顔を近づけていく。
重ねた唇が、温かかった。]*
(97) 2020/08/01(Sat) 20:42:33

【人】 羽井 有徒

[届いている。
その言葉が、その微笑みが、何よりも誰よりも胸の内側を強かに打つ。]


  ……知ってる。


[悪戯のような笑顔を見せて。
肩に腕を回して抱きよせると、その綺麗な髪に口づけを落として。]
(102) 2020/08/01(Sat) 21:24:39

【人】 羽井 有徒

[しばらく、そうしていた。
緩やかに時間が流れていっても、確かに帯びた熱は冷めることがなかった。
でも視界に入った時計はだいぶ時間が過ぎたことを示していた。]


  そろそろ戻ろうか。
  足もふやけてきたしな。


[冗談を口に、だけど名残を惜しむように、抱いた肩を二度三度と摩って。]


  それに。
  これ以上は我慢できそうにないからな。


[ふっと目を細めて笑った。

だってそうだろ?
男と女がプールで、男に下心が無いはずがあろうか。
いや、無い。
それなのに今も理性を保っていることを自分で褒めてやりたいぐらいだった。]*
(106) 2020/08/01(Sat) 21:57:01

【人】 羽井 有徒

[如月町主催の花火大会。
明日の約束、正直に言うとあのときははっきりと約束したって思ってなかったけど。
社交辞令のようなものだってどこかそう思っていた。]


  ああ、楽しみだ。
  真由美の浴衣姿もな。


[笑って別れると、服に着替えてプールの出口で待って、それから真由美を部屋まで送っていく。
さすがにホテルの中で手を繋いだり、そんな若いカップルみたいなことはしなかったけど、エレベータの中で二人きりになったときぐらいは肩を抱くぐらいは。]


  はい、到着。


[901号室、BARでマスターに告げていた部屋。
まさかそこが真由美の部屋じゃないなんてことがあったら、さすがにショックだったが、そんなことはないだろう。
……ないよな?]*
(109) 2020/08/01(Sat) 22:23:25

【人】 羽井 有徒

[ひとりきりで自分の部屋へと戻る。
二つ下の階、それだけの距離なのにふたりだけの時よりもずっと遠くに感じられた。

随分と熱を上げている。
浮ついた気持ち、それを心地よいと思う心。
本当に、思春期の男子かって。

苦笑いもどこか柔らかな笑み。

部屋でベッドに身を転がしていれば、メッセージの着信を報せる音。手を伸ばしてスマホの画面を覗く。


『おやすみまた明日』


その、たった八文字に明日を楽しみにする気持ちを乗せて、送信の文字をタップした。]*
(113) 2020/08/01(Sat) 22:48:10

【人】 羽井 有徒

── 7月26日/花火大会当日 ──

[部屋に備え付けられた時計がアラームを鳴らした。
外はとうに明るい朝の6時ちょうど。

バスルームに入りシャワーを浴びる。
左肩の調子を確かめてみるが、動かせば少し痛みはあるものの昨日ほどではなかった。
どうやら症状は軽いらしい。]


  これぐらいなら何かあっても、ちゃんと守れるぞ?


[生意気な顔を思い浮かべて笑う。
それからバスルームを出てジャージに着替えると部屋を出て一階へ。

「おはようございます、今日も早いですね。」

ロビーにいるスタッフの一人とあいさつを交わすと、外へでた。
真っ青な空の色、天気は良好。
軽いストレッチを行ったあと、いつもはジョギングだが左肩のこともあって今日はゆっくりと歩き出した。]
(115) 2020/08/01(Sat) 23:07:44

【人】 羽井 有徒

[スマホにメッセージの着信。
一度立ち止まって届いた内容を確認する。

『おはよう。』

たったそれだけの短い文。
でも、それは昨日まではなかった一文。

むかしの偉い人は言いました。
1を10にするのは難しくない、0を1にするほうがよっぽど難しい、と。

目を細めてそのメッセージを眺めた。
……老眼じゃないぞ?


『おはよう、朝早いんだな』

彼女のメッセージに少しだけ付け足しただけの一文をすぐに返信して、再び歩き出した。]*
(116) 2020/08/01(Sat) 23:11:58

【人】 羽井 有徒

[あんなに頑なに拒んでいたのに。
あんなに認めることに怯えていてのに。
受け入れてしまえば、そんなことはもう過去のことで。


  ─── コン、コン、コン


901のドアを三度叩いた。

ウォーキングを早めに切り上げて、というより途中からジョギングになってたけど。
つまり、急いでホテルに戻ればその足で真由美の部屋を訪れた。]


  ルームサービスです。


[扉の前に立って、そんな風に巫山戯てみせた。]*
(133) 2020/08/02(Sun) 0:36:59

【人】 羽井 有徒

 
 
  …………


[言葉を失った。
見惚れるということがどういうことか。
真由美が何か言ったけど、それも耳に入らなくて、目が離せなくて、そう、見つめるということ以外何もできない。
くるりと回る真由美の浴衣姿。]


  ……………………


[何か、言わないと。
その浴衣姿を見せたかったのだから。]


             いい。


[でも、絞り出した声はその一言が精一杯だった。]*
(135) 2020/08/02(Sun) 0:52:44

【人】 羽井 有徒

 
 
  あ、おはよう、真由美。


[頬へのキス。
その感触に惚けた頭がようやく動き出す。]


  すごく、いい。
  浴衣もとても似合ってるし。
  まとめた髪も浴衣姿にあってて。
  ……いい。


[雰囲気があって、それから何というか艶と言うか。
不思議なことに昨夜の大胆な水着姿よりも、この浴衣のほうが色気がある。]
(148) 2020/08/02(Sun) 6:58:06

【人】 羽井 有徒

 
 
  浴衣、買いに行かないとな。
  真由美は今日なにか用事は?


[花火大会は夕方からだから、それまでに浴衣を買っておかないと。浴衣姿の真由美と行くならせっかくなので揃えたい。
似合いそうって言ってくれていたし。]*
(150) 2020/08/02(Sun) 6:58:28

【人】 羽井 有徒

 
 
  もちろん、真由美に選んで貰うつもりだったからな。


[何かほかに用事があれば一人で行くつもりだったけど。
そうじゃないなら誘うつもりでいたし、できる限り一緒に居たいと思っていた。]


  シャワー浴びて着替えてくるから。
  30分後にロビーで待ち合わせしよう。

  でも、その前に───…


[真由美の手を引いて抱き寄せると、腕の中に収めて唇をふさいだ。
汗臭いかもって一瞬思ったけど、そんな迷いは本当に一瞬。
擦り合わせたり啄んだり、重ねた唇を吸えば、二人の合間にチュっとリップ音が小さく鳴った。]


  ……我慢できなかった。


[唇を離せば、ちょっと照れ臭そうに微笑んだ。]*
(156) 2020/08/02(Sun) 7:39:57

【人】 羽井 有徒

 
 
  ハァ………


[シャワーを頭から浴びながら大きなため息をついた。
浮かれてる、控えめに言っても完全に浮かれてる。
初めて女と付き合うってわけでもないのに、こんなに気持ちが浮ついているのは初めてのこと。]


  会ってからまだ何日も経ってないのに。


[昔の
エロい
偉いひとは言いました。
恋はするものではなく、落ちるもの。]


  がっちり……嵌ったな。


[如月町─── つい2、3日前までは何も特別なことなんてない、ただの街だったのに。]
(159) 2020/08/02(Sun) 8:13:17

【人】 羽井 有徒

── ラウンジ ──
 
 
  お待たせ。
 
 
[濃い色のジーンズに白のオープンカラー。
少しシャワーを長く浴びたせいか、真由美はすでにそこに居た。
やっぱり綺麗だなってあらためて思う。]


  お祭りって感じがするな。


[真由美だけじゃない。浴衣姿の客を何人か見かける。
中には二人そろってというカップルらしき姿も。
いつもとは違う装い、いつもとは違う雰囲気、その空気に充てられたように手を差し出した。]


  ……行こうか。


[今日は1日中、真由美を独り占めだ。]*
(160) 2020/08/02(Sun) 8:13:49

【人】 羽井 有徒

[また、怪我の具合を聞かれたなら。]


  朝のは散歩だよ、ただの。


[真由美の浴衣姿を見たくてちょっと走ったってことは内緒にしておこう。]


  ん、まだちょっと痛みがあるな。
  力を入れたり、走ったり跳ねたりしなければ大丈夫。


[実際のところ静かにしていれば少し病む程度で、動きに支障があるほどの痛みではなかった。]


  素敵な恋人が隣にいてくれるなら、
  痛みなんて感じない、……かもしれない。


[恋人、そう恋人。
言われてその事実に初めて気づく。
だけど、そのことがその響きが、不思議なぐらい自然と胸に馴染んだ。]*
(161) 2020/08/02(Sun) 8:19:12

【人】 羽井 有徒

[着付けを積ませて真由美にお披露目。
二人で選んだ、というよりほぼ真由美に任せて選んだ浴衣。
柔らかなグレーの浴衣、黒の帯を合わせて、足元は草履。
あとサングラスを外して頭には帯と同じ色のハットを被った。]


  ……どうかな?変?
  俺は結構気に入ったけど。


[和装とはあまり縁がないから着慣れていない。
そのせいか本人としてはどうもコスプレしてる気分になってきていた。]


  ちょっと、こっちに来て。


[と、真由美を手招きして、鏡の前で二人並んでみれば悪くないように思う。]


  うん、いいな。
  真由美の浴衣姿と並んでも大丈夫だ。


[せっかく二人でいるのだから、隣に立ったときに真由美の浴衣と合うならそれがいい。]*
(168) 2020/08/02(Sun) 9:22:12

【人】 羽井 有徒

 
 
  そりゃそうだ。
  自慢の恋人が選んでくれたからな。


[さすがに小さな声で店員には聞かれないように。
寄り掛かる真由美の腰にそっと手を添えて。
鏡の中の真由美に柔らかく微笑んだ。]
(177) 2020/08/02(Sun) 9:49:59

【人】 羽井 有徒

[試着した浴衣を一式購入し、折角だから着たままで居ることにした。着てきた服はホテルに届けてもらうことにして。]


  少し歩こうか。


[素敵な恋人を自慢して回るわけじゃないけど。
如月町を2人でゆっくり散策するのもいい。]


  こうしてみると和装もいいな。
  ちょっとハマりそうだ。


[着物屋で浴衣以外も眺めたが、生地や柄が多様で、着物だけでなく帯一つとっても様々なバリエーション豊かで、組み合わせなんかを考えるのも面白そうだと。

でも本当は違う。
話はもっと単純だ。
真由美との浴衣選びが楽しかった、ただそれだけ。

乗馬といいこれといい、自分は案外単純にできているらしい。]*
(178) 2020/08/02(Sun) 9:51:08

【人】 羽井 有徒

 
 
  俺もあまり詳しくはないけど。


[見て回るほど見れたわけではなくて。
かるい散策、前に真由美に話したような何があるとかそんな程度。
それに。]


  
……だいぶ、景色が変わって見えるな。



[小さく呟いた。
誰と見るか、誰と共有するかで空気すら変わって見える。
こちらを見上げて微笑むその最たる原因を見つめて笑顔を返す。]


  じゃあ今日は如月探索だな。
  行きたいところ、全部回るぞ。


[きっとそれは今日一日では足りない。]
(192) 2020/08/02(Sun) 10:48:37

【人】 羽井 有徒

[右手に柔らかな感触。
手を握られたのだとわかって少し照れ臭い。
さっきは自分から手を差し出したのに、そのときも妙に照れ臭かったから。
でも、握られた指を一度解いて、指を交互に重ねて握りなおした。]


  乗馬も着物もここに来てからだな。


[そう笑って。
他にあるかと聞かれたら少し悩んでから。]


  真由美と二人でできる趣味が欲しいな。


[乗馬以外でって、やっぱり笑って何がいいかって聞き返す。]*
(193) 2020/08/02(Sun) 10:48:49

【人】 羽井 有徒

[知りたいし、知ってほしい。
今まで”見て来ただけ”の町を二人で歩きながら。
真由美が好きなことも、嫌いなものも、ほかにも色々。
─── まだ俺が知らない真由美のことを。]*
(194) 2020/08/02(Sun) 10:51:47

【人】 羽井 有徒

[コロコロと表情を変えながら二人の趣味を探そうとする真由美が可愛い。
今思えばこういうところに惹かれたんだって。

二人で映画を見るのもいい。きっと感想を言い合ったら真逆なんだろうけど、それもまた楽しいだろう。
料理を二人でするのもいい。二人で作って二人で食べる。楽しくないわけがない。

ところで、どうしてみんな飲食経営っていうと料理が出来たりグルメだったり思うのだろう。
どっちもそこそこで、人に自慢できるほどじゃないのに。]
(218) 2020/08/02(Sun) 12:41:39

【人】 羽井 有徒

 
 
  ………ん?どうかしたか?


[見上げる真由美が何かを言いかけてに、それに小首を傾げる。
何か言いにくいことだろうか、聞きにくいことか。]


  そう言われたら気になるな。


[イケメン過ぎてる見惚れてたか?
なんて笑いながら揶揄って。
でも何だろうか、もしかしたら本当に何でもないのかもしれないけど。]
(219) 2020/08/02(Sun) 12:43:07

【人】 羽井 有徒

 
 
  ローゼンなんとかって人のらしいけど。
  見学もさせてくれるみたいだったな。


[確かそう、シェアハウス。
気になるなら行ってみようって提案して。]


  どこへなりともエスコート致しますよ。
  お嬢様。


[キュッと手を握りしめる。
食事といえばオムライスの店を思い出して、あの時ハナに向けていたニコニコとした笑顔、自分にも見せてくれるだろうかって思いながら。
まずはお昼何にしようかって尋ねた。]*
(220) 2020/08/02(Sun) 12:43:46

【人】 羽井 有徒

[で、となりで真由美が急に「詩桜ちゃん」なんて大声を出すから、流石に驚いて。
たしかに前にいるのは詩桜だったから、更に驚いて。
たぶん、バツの悪そうな表情を浮かべてしまっていたと思う。]


  ……よう。


[言葉短いのは詩桜が顔を赤くしてたからだ。
そんな顔されたら否応なしあのせいかと思うし、それとも単に男といるところを見られるのが恥ずかしいのだけなのかもしれないけど。
そう考えれば、そういえばこっちは手を繋いだままか。
─── ああ、急に照れ臭くなってきたぞ。]
(221) 2020/08/02(Sun) 12:55:59

【人】 羽井 有徒

ふと、男の方は見覚えのある顔、面影がある。
前に詩桜と一緒にいるところを目撃したときは遠目で気付かなかったが。]

 
  あ、……サトシか?
  ウスライだろ?本屋の。


[高校の後輩、本屋のウスライサトシだ。]


  わかるか?
  羽井、同じ高校の。


[懐かしい。
地元から離れて久しく、それもまた省みることのなかったものの一つ。]*
(222) 2020/08/02(Sun) 12:57:35
羽井 有徒は、メモを貼った。
(a10) 2020/08/02(Sun) 13:00:55

羽井 有徒は、メモを貼った。
(a11) 2020/08/02(Sun) 13:02:07

羽井 有徒は、メモを貼った。
(a12) 2020/08/02(Sun) 13:05:33

羽井 有徒は、メモを貼った。
(a13) 2020/08/02(Sun) 13:05:33

【人】 羽井 有徒

[懐かしい記憶。
あの頃は、そう、ガラが悪いとか悪い顔とか言われるようなこともなかった。
ただ、家に金がなくて、そのせいで高い本が読みたければ図書室にいくか、近所の古本屋に行って安くかって読み終わったら売ってなんてことをしていた。

だからウスライと顔見知りになるのは自然の成り行き。

どのか陰鬱でコミュニケーションに難のあるサトシは、でも頭が良くて話せば面白いやつだった。]
(236) 2020/08/02(Sun) 14:08:45

【人】 羽井 有徒

[図書室でよく見かける図体のでかい後輩。
たまに、話をするようになったころ。]


  お前の目、カッコいいよな。


[本気で羨ましくて、笑いながらその目くれよなんて言ったっけ。それからだったか、お互いのことを話すようになったのは。]
(237) 2020/08/02(Sun) 14:10:47

【人】 羽井 有徒

 
 
  人嫌いだったもんな、お前。


[理由は違っていたけど、ある種のシンパシーが二人を繋いでいたのかもしれない。]


  そっか。
  お前もか。


[あの頃、他人を信じられない自分と、他人との関わり方を見失っていたサトシと。
そんな二人がこの街で大切と思える人に出会えた。
その奇縁に、自然と微笑んでいた。

─── よかったな、サトシ。]
(238) 2020/08/02(Sun) 14:11:15

【人】 羽井 有徒

[なお、“兄弟“になったかもしれないってことは胸の奥の奥のさらに奥の方に仕舞い込んで鍵をかけて置いた。
知らない、そんな事実は知りません。]*
(239) 2020/08/02(Sun) 14:13:43

【人】 羽井 有徒

── それから ──

[しばらく4人で話をしていたか。たぶん詩桜とはあまり言葉を交わさなかったかもしれないけど。
それから、また元の二人ずつに分かれてから。]


  蕎麦にしようか。


[思い出したように、さっき真由美が挙げた候補からお昼の行き先を提案した。

蕎麦。
日本各地で食される蕎麦粉を用いた麺類。
暖かいものや冷たいもの、つけ麺やいろんなスタイルが地域によって違う。
寒冷地で栽培され、水が少なくても良く育ち……ウンタラカンタラ……

つまり、蕎麦が好きなのだった。
ちょっと期待に目が輝いていたかもしれない。]*
(240) 2020/08/02(Sun) 14:25:30

【人】 羽井 有徒

── 蕎麦屋 ──

[小上がりに座っていた。
真由美は素麺を頼んだらしく、やってきたのはフルーツが彩っていて見た目にも楽しそうだった。
対してこちらが頼んだのはただのざる蕎麦。]


  うん、美味い。


[うんうんって何度も頷きながら。
香り豊かで喉越しのよい如月の蕎麦、この街は何でもあるなって感心した。]
(281) 2020/08/02(Sun) 19:48:58

【人】 羽井 有徒

[素麺じゃ昨日みたいな眩しいほどのニコニコとした笑顔は見れないなって、少し残念にも思ったけど、向けられた微笑みにドキリとさせられた。

優しく穏やかな笑顔。
自惚れでなければ、それは自分にだけ向けられる笑顔。]


  …………ずるいな。


[笑顔一つで心を持っていかれる。
昨日よりも今日、今朝よりも今、自分の中で真由美がどんどん大きくなっている。]
(282) 2020/08/02(Sun) 19:49:20

【人】 羽井 有徒

[それに───

先に食べ終わって、真由美の仕草を眺めていた。

浴衣で座る姿が、袖を押さえながら素麺を食べる姿が、素麺を啜るその唇が、妙に艶っぽい。
そう見えるの、そう見てるからなのか。

視線を外す。
初めて見た時も綺麗な子だって思ったけど、あの時よりもずっと綺麗に見えるのは、浴衣姿のせいだけじゃない。]*
(283) 2020/08/02(Sun) 19:50:25

【人】 羽井 有徒

[その手を握ったのはどっちが先だったろう。
さっきまでは少し照れ臭くて真由美が手を取るに任せてたけ。もちろん握った手を離したりはしなかったけど。
でも、蕎麦屋を出てからは自分からまゆみの手を取りに行った。]


  ほら、はぐれたりしたら大変だし。


[そんな理由付けなんて要らないのに。]
(291) 2020/08/02(Sun) 20:42:12

【人】 羽井 有徒

 

  林檎飴とか?
  子供の頃まるまる一個食べたかったな


[笑って思い出すのは子供の頃の記憶。
お祭りに行けば欲しいもの食べたいものはいっぱいで、でもそんなに多くは買ってもらえない。
でも、大人になってからこういうお祭りに来ることは殆どなかった。]


  真由美は?


[って聞き返す。
そういえば真由美の子供の頃ってどんなだろうって思えば、なんとなく今とあまり変わらなそうで、クスリと笑った。]
(292) 2020/08/02(Sun) 20:42:31

【人】 羽井 有徒

[川のほとりを歩く軽快な下駄の音、人混みの中でもその足音を分けられる。
微笑みかける真由美に少し心配そうに。]


  足、……痛くないか?


[ゆっくり歩いているとはいえ、吐き慣れない下駄は足に負担がかかるだろうし、鼻緒だって擦れてしまえば痛くなる。
もし、そうなら移動はタクシーを使ったほうがいいかもしれない。]*
(293) 2020/08/02(Sun) 20:43:59

【人】 羽井 有徒

 
 
  んー、………


[どんな子供だっただろうか。
勉強はできた、運動もそこそこ、でも。]


  友達は少なかったな。


[ぎこちなく笑った。
あと、女の子にはそこそこモテたけど、付き合うまで行かずに、結局フラれることが多かった。
でも、これは言わなくていいか。]
(315) 2020/08/02(Sun) 22:09:28

【人】 羽井 有徒

[真由美のことが好きって気持ちに今更疑う余地はなくて、きっも真由美が自分を好きなことも間違いない筈だけど。
たまに思う。]


  真由美って……


[そこで言葉は途切れる。
何を聞こうというのか、そんなこと聞いても仕方ない。]


  いや、何でもない。
  
  もちろん。
  痛くならないように休憩しながら行こうか。


[花火まで時間はまだある。
急がずゆっくり歩いて、たまに立ち止まって、また歩き出そう。]
(316) 2020/08/02(Sun) 22:10:06

【人】 羽井 有徒

[真由美の微笑みに好きの気持ちが伝わってくるから。
視線を左右に走らせると、その額に口付けを落とした。]*
(317) 2020/08/02(Sun) 22:10:59

【人】 羽井 有徒

[薔薇の洋館。
これがシェアハウスというのが信じられない。
真由美の言う通り、こんなところで生活していればそういう気持ちが刺激されるだろう。]


  すごいな、これはロマンチックだ。
  どこからか切り取ってきたみたいな。


[何か物語の中から飛び出てきたみたいな洋館。]


  俺たちもこんな家を建てる?


[もちろん冗談って笑った。
─── もしも真由美にお願いされたら、……どうしようか?]
(322) 2020/08/02(Sun) 23:09:01

【人】 羽井 有徒

 

  俺は大丈夫、怪我してるの忘れてた。


[実際のところ、歩いていても何かの拍子で左肩に衝撃が響けば少し痛みがあるけど、それほど支障があるわけじゃない。]


  それよりも、ちょっと見せて。


[椅子に腰をかけた真由美の足元に跪くと、下駄を外して足にペタペタと触れ、その具合を確かめた。]
(323) 2020/08/02(Sun) 23:09:37

【人】 羽井 有徒

 
 
  ん、……真由美ってさ。


[また少し言い澱んで。
んーとかあーとか歯切れ悪く唸ってから、意を決したように。]


  今まで、どんな男と付き合ってきたんだ?


[真由美の足に落としていた視線を上げて、その目を見つめた。]
(324) 2020/08/02(Sun) 23:10:04

【人】 羽井 有徒

 

  いや、なんとなくな。
  変な男たちばっかりだったのかって。
  ちょっと気になって。
  

[真由美から好きって気持ちがとても伝わってくる。
でも、些細なことにも幸せそうに微笑む真由美に、過去に何かあったのかと、少し気になっていた。
辛い恋愛をしてきたんじゃないかって。]


  足は大丈夫そうだ。


[真由美の足に再び下駄を履かせると、立ち上がって真弓の隣の椅子に座った。]
(325) 2020/08/02(Sun) 23:10:43

【人】 羽井 有徒

 
 
  根掘り葉掘り聞きたいわけじゃない。


[ふぅ、と、一息。
やっぱり言わなければ良かったって後悔。
過去に嫉妬しているとか、真由美の恋愛遍歴を詮索したいわけじゃない。
ただ、心配だっただけ、過去への心配なんて意味はないってわかっているけど。]


  ………悪い。
  やっぱ聞かなかったことにしてくれ。


[気にならないといえば嘘になるけど、気にしない様にはできるから。]*
(326) 2020/08/02(Sun) 23:11:32

【人】 羽井 有徒

 
 
  そう、それならよかった。


[安堵する、真由美が辛い思いをしてなかったことに。
椅子に背を預けたらギシって音が鳴って、その意味に気づく。]


  つまり、それって、……


[”些細なこと”に幸せそうな表情を浮かべる真由美に、真由美にとっては”些細なことじゃない”のかと思ったけど、そうじゃなかった。
だから、つまり、想いや感情が顔にでる真由美だから、些細なことでも”幸せ”ってこと。]
(332) 2020/08/03(Mon) 0:11:07

【人】 羽井 有徒



  ……真由美……


[鼓動が早く大きくなる。
この人はどうしてこんなにも可愛らしいのか。
椅子に預けていた背をゆっくりと起こして真由美に近づける。]


  顔、真っ赤。


[真由美の頬に手を添えて、そんな意地悪を言う。
そうしていないと、きっと自分の顔も同じぐらい真っ赤になってしまいそうだから。]


  ………可愛いな。


[ここが人の家でなければ、今すぐにでもキスしたかった。]*
(333) 2020/08/03(Mon) 0:11:34

【人】 羽井 有徒

[頬を染めたまま、キっと睨みつける顔が愛らしくて、真由美とは対照的に笑顔が浮かんでしまう。
可愛い人、本当に。

顎に指をかけて俯いた顔をこちらに向けさせる。
指を伸ばして唇に触れ、僅かに唇の間を割って、端からそっと下唇をなぞっていく。
端まで届けば、指を離してそれを自分の唇に。
ほのかな口紅の香りは、真由美とのキスの味。

薔薇に包まれたここはローゼンハイム氏の洋館で、だから、今はそれだけで我慢する。]


  そろそろ、……行こうか。


[僅かに日が傾き始めてはいるが、花火大会まではもう少し時間がある。]*
(340) 2020/08/03(Mon) 7:22:09

【人】 羽井 有徒

[チラリと見えた舌先に、膨らませた頬。
そんな子供みたいな仕草。]


  なに、それ……っっ


[思わず笑い出す。
最初はもっと大人の落ち着いた──と思ったけど、乗馬の時にジェシーを譲ったときのことを思い出して、そうでもなかったと思い直した。

差し出された手を握り締める。
宝物の様に優しく、でもしっかりと。

悪戯な小指が擽ったくて、見上げる真由美に微笑み返した。]
(344) 2020/08/03(Mon) 11:21:32

【人】 羽井 有徒

 
 
  もちろんこっち。


[と、大きな方の林檎飴。
まるまる一個のリンゴに水飴がたっぷり。]


  ………めちゃくちゃ食べづらいな、これ。


[なんか思ってたの違って、うまく囓りつけないわ、口はベタつくわ、りんごは渋いわで正直なところあまり美味しくはないのだけど。
何より祭りの雰囲気と、それに。]


  でも、美味い。


[隣で楽しそうに微笑んでる人がいるから、ただの林檎飴もとても美味しく感じられる。]
(345) 2020/08/03(Mon) 11:22:00

【人】 羽井 有徒

[並ぶ屋台の道を二人で歩く。
あれが美味しそうとか、これも美味しそうとか。
射的に興じて当たったのに全然的が倒れないことに文句言ったり、籤を引いたらどうやって遊ぶのかわからないおもちゃが当たったり、水ヨーヨーを釣り上げ(?)てみたり。]


  お祭りって感じだな。


[久しく、こういう催しに来たことはなかった。
子供の頃の記憶と、今時の祭りは少し違ってる部分があって、でも変わってないところもあって少し不思議な気分。]*
(346) 2020/08/03(Mon) 11:22:50

【人】 羽井 有徒

── お祭り ──

[むって納得いかない顔をするけど、真由美が楽しそうに笑うからつられて笑ってしまう。
きっと自分も同じように楽しそうな顔で笑ってる。

で、あーんとか言われた時は表情が凍りついた。
─── 何、その小っ恥ずかしいイベント。

だからって楽しそうな真由美の笑顔に逆らう術はなくて、ちょっとだけ周囲を気にしたものの、結局はパクっと一口で。]


  ………あっつっっ


[─── うん、焼きたてのたこ焼きは表面をふーふーしても熱いさ、そりゃそうだ。
でも、そんなやり取りも楽しい。]
(367) 2020/08/03(Mon) 18:48:47

【人】 羽井 有徒

[手を繋いだまま、ぼーんぼよーんとヨーヨーを弾ませる様子を、目を細めて眺めている。
だけど、それは眩しそうでも遠くを見ているわけでもなくて。

胸に染み入る気持ち。
本当にこの人が好きだって思う。

きゅっと手を握り締める。]


  花火、どこから見る?


[人は多いけど一番近いのは河川敷。
伝に聞いた穴場は少し離れるけど神社のある高台。
それから、ホテルの部屋から見る花火もいいらしい。
他にも真由美の知ってるところがあればそこでもいい。

─── どこから見たってきっと綺麗だ。]*
(368) 2020/08/03(Mon) 18:49:09

【人】 羽井 有徒

[─── ごめんね、ありがとう。
聞こえた声。
小さな我がまま、小さな悪戯、そんなの何でもないって、無理してるわけじゃないって言いたくて。
ちょっと待っててって、一人にするのは少し心配だったけど。

3分で戻ってきたその手には焼き鳥の串。
両手に3本ずつ指に挟んで。]


  さあ、
  あーんしようか、真由美。


[って、満面の笑みでジリジリと迫った。]
(371) 2020/08/03(Mon) 19:25:03

【人】 羽井 有徒

[そんな子供みたいな馬鹿騒ぎも落ち着いて、真由美から聞き返されれば、ちょっと頭を傾げる。

近くで見る大花火の迫力もいいけど、人混みは余り得意じゃない。
ホテルの部屋で真由美と二人きりっていうのもいいけど、やっぱり。]


  ………高台かな。
  人も少なめで結構静からしい。


[きっとそこがいい。
でも、そう言ってしまえば真由美はきっと同じ場所がいいと言いそうだったから、先に聞いたのだったけど。]*
(372) 2020/08/03(Mon) 19:25:27

【人】 羽井 有徒

── 神社 ──

[ベンチに二人で座って手を握り合って寄り添う。
本当に怪我をしていることを忘れるぐらい痛みはなくて、全然平気って伝える。]


  そうだな。
  

[人の少ない神社の境内。
見渡す向こうには如月川があって、きっと正面に花火が上がる。]


  でも、……少し待って欲しいかな。


[そんな我がままを言って唇を重ねた。
まるで二人きりだと思えば、我慢する理由なんて無くなっていたから。]*
(382) 2020/08/03(Mon) 20:35:31

【人】 羽井 有徒

[唇の柔らかな感触。
浅く触れ合わせ、強く吸って、真由美の甘い吐息に唇を離せば視線が絡み合って、また唇を重ね合わせる。

頬に触れた手を掴んでその指にも口付ける。]


  ん………


[濡れた唇。
見つめるその瞳まで濡れてきて。
握っていた手を離して腰に手を回し、もっと真弓に触れたいと、その瞬間。

花の咲く音が届いた。]
(392) 2020/08/03(Mon) 21:29:43

【人】 羽井 有徒

 
 
  ………ハハ。


[拍子を外されたのが何だか可笑しくて笑いが溢れた。
顔を離して夜空に打ち上がる大輪に目を向ける。
そのかわり腕を回した腰を抱き寄せた。]


  綺麗だな、……本当に。


[高く昇り、大きく咲く花々。
今この瞬間を迎えられたことがとても嬉しい。
穏やかな笑みを浮かべて、次々に打ち上がる花火を見つめた。]*
(393) 2020/08/03(Mon) 21:31:27

【人】 羽井 有徒

[打ち上がる大輪に目を奪われる。
花火なんて何度も見たことがあるのに、まるで初めて見たかのように、一つ一つが胸に響く。]


  あぁ……本当に……


[寄せ合う体に安らぎにも似た心地よさ。
耳へ届いた言葉>>-742に腰を抱いている少し力を入れて、肩に乗せられた頭にこちらも頭を寄せる。]
(400) 2020/08/03(Mon) 21:52:55

【人】 羽井 有徒



  ………………


[煌びやかに夜空を飾る花火が、まるで真由美の笑顔の様だって言ったら、さすがに気障だろうか。
そんなことを思って静かに夜空を眺め続けた。]*
(407) 2020/08/03(Mon) 21:54:59

【人】 羽井 有徒

[カラン、コロンと下駄の音だけが響く。
静かな夜。
炸裂音も大輪の光も無くなった空には、ポッカリとお月様が浮かんでいた。]


  今日も楽しかったな。


[石段を降りる。
ゆっくりと、真由美のペースに合わせて。]


  明日は何しようか。


[明日はこの如月町に滞在する最後の日。
明後日になればこの街を離れ日常に戻る。]
(437) 2020/08/03(Mon) 22:43:14

【人】 羽井 有徒


  アムシェル・モーゼスまで。


[石段を下り終えるとタクシーを停めてホテルまで向かうよう告げた。
その間もずっと手は離さずに。

「帰りたくないな。」
─── 帰したくないさ。]*
(440) 2020/08/03(Mon) 22:43:35

【人】 羽井 有徒

[本当にジェシーのことが好きなんだなって笑う。]


  入会の手続きには行きたいな。


[その時はまだ乗ることはできないけど、馬に乗る真由美を眺めてるのもいいかもしれない。]


  俺もそう。
  気に入ったらそればっかり。


[変なところが似てるってまた笑う。

ビリヤードをするのもいい。
真由美にいいところを見せられるなんて。
映画を見に行ったり、美味しいレストランに行ったり、真由美としたいこと、行きたいところはまだまだ沢山ある。]
(456) 2020/08/03(Mon) 23:33:30

【人】 羽井 有徒

[タクシーの中でも話は尽きない。]


  酒は強い方だな。
  
  でも、これ結構意外って言われるけど。
  ワイン実は全然わからないんだよ。


[凝ってそうとか、一人で美味しいワインの店に通ってそうとか、ワインセラー持ってそうとまで言われるけど、ワインへの造詣は全然だった。]


  ワイン、好きなのか?


[そういえば、このホテルにもワイナリーがあったなんて、今更気にする程度にはワインとは縁遠かった。]
(457) 2020/08/03(Mon) 23:34:02

【人】 羽井 有徒

[ホテルに着いいて、タクシーを降りて中へ。
まだそれほど遅くはない時間、ロビーには人がちらほらと見える。

昨日と同じようにエレベータで真由美を部屋へと送る。さすがにホテルの中では手を繋いではいなかったが、密室に二人きりになると、浴衣姿の真由美の肩を抱く。それもほんの僅かな時間。

エレベータを降りるとすぐに真由美の部屋の前に到着してしまう。
あとは「おやすみ」を交わして、楽しかった今日という一日はそれで終わり。]
(458) 2020/08/03(Mon) 23:37:03

【人】 羽井 有徒

── 901号室の前 ──

[─── でも今日は。

真由美の部屋、扉を前にして、真由美の身体を抱き寄せると強引に唇を奪った。
真由美が抵抗しても構わない。
唇を重ね、擦り合わせ、下唇を食んで上唇を吸って。
舌伸ばして唇の合間をなぞった。]


  ……真由美……


[呼吸の間に、その名を呼んでまた唇を合わせる。
誰が通るかもわからない廊下で、激しい口付けを交わす。]*
(459) 2020/08/03(Mon) 23:39:25

【人】 羽井 有徒

[朝起きてどちらともなく目覚めの口付け。
あまりの照れ臭さと、それと胸が満たされる想いに朝から笑い合う。

一度部屋に自分の部屋に戻って着替えてから休暇の最後の一日を真由美と過ごした。
ハナの話になれば、もう嫉妬なんてしなかったけど。

─── あのときは真由美が取られるとかそう言うのではなくて、自分以外の二人が幸せそうにしているのが妬ましかった。勿論それが真由美だったからって言うのはあったけれど。

でも、やっぱり少しの対抗心から、お昼にもっと豪華なランチを振る舞おうとすれば、まつ真由美は可笑しそうに笑っただろう。
そして、その笑顔を見てやっぱり自分も笑顔になった。]
(560) 2020/08/05(Wed) 19:52:01

【人】 羽井 有徒

[再び訪れた蛍の沢。
星のように綺麗な光の中で口付けを交わす。
今度は逃げないんだなって笑って。
もう一度。

その夜。
昨夜と同じように、二人肌を触れ合わせて眠る。
呼吸も、体温も、鼓動も重ねて。

真夜中にふと目を覚ました。
外は暗く、時計を見れば2時25分。
まだ別れには遠く、眠る真由美を起こさないように、そっと抱き寄せて、もう一度、夢の中。]
(562) 2020/08/05(Wed) 19:55:13

【人】 羽井 有徒

[もう一日、もう一夜、共に居たいと思った。
でも、それはきっと際限ななぬて、明日になってもまたあと一日と願うもの。

  「またな」

夏の夕べ、西陽の差すホテルのロビー。
別れを惜しむように真由美をそっと抱きしめて、それからタクシーへと乗り込んだ。

─── また会えるって、約束して。]
(563) 2020/08/05(Wed) 19:55:45

【人】 羽井 有徒

[そうして二人の時間を重ねていこう。
色んなところへ二人で行って、たくさんの思い出を二人で作って。

いつか伝えたい言葉がある。
それが特別ではなくて、当たり前ように心に住み着いたなら、そのときはちゃんと伝えよう。


    
『愛してる』



それは、きっと遠くない未来の話。]**
(564) 2020/08/05(Wed) 20:04:36

【人】 羽井 有徒

[何気ない日、何気ない瞬間。
その言葉を口にしたとき、見たことのないような顔がそこにあった。]


  ………泣いてもいい。
  ここには俺しかいないから。


[そう微笑んで。
─── 俺にも見られたくない?
そっと、真由美を腕の中に収めて優しく抱きしめた。]
(573) 2020/08/05(Wed) 21:04:38

【人】 羽井 有徒

[会えたら勝ちってなんだ?って思う。]


  いや、要らない。
  あいつなら、何とか辿りつくだろ。


[それが勝負って言うのなら、本気で勝ちに来るのならこちらは全力で逃げ続けてやろうか。]


  ちょっと、な。


[男同士の秘密だよってはぐらかす。
もし、本当に再会することがあるのなら、三人人で食事にでも行こうか。その時には真由美のことを恋人って紹介しつつ。
ただその機会は瑛を含めて4人になっているなんてこと、この時はまだ知らない話。]*
(589) 2020/08/05(Wed) 22:39:23