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![]() | 【墓】 客 タカノ この話をするのは、それを知らないままでは 言いたいことを、言えないからなんだけれど。 常連客で、好き嫌いはほとんどなくて、 趣味はバイクで、よく食べる。 それ以外のこと、ほとんど知らないよね俺のこと。 名前、検索ボックスに入れると、 わんさかあることないこと、出てくる人種…… 昔、俳優やってたんだ。 最近また、そちらの仕事を請け負ったんだけど 7年ぶりくらいに。 (+124) 2023/03/10(Fri) 2:14:29 |
![]() | 【墓】 客 タカノ 離れた理由は、怪我で 今日、通ってきたとこなんだけど。 下り坂で、スピード殺しきれなかった トラックが衝突してきて、運悪くて炎上しちゃって。 このあたり、から膝のあたりまで 大きく痕、残ってて。 [ 左脇腹を指差して、笑う ] (+125) 2023/03/10(Fri) 2:14:50 |
![]() | 【墓】 客 タカノ バイク乗ってりゃそんなこともあるし、 生きてるし、俺自身はあんまり気にしてなかったんだけど その瞬間、俳優高野景斗の席はなくなって 今は細々と、所属してた事務所の 雑用とか、養成所の研究生に、 指導とか、してるんだ。 あとは、ラジオ聞いてるって言ってたから 言いにくかったんだけど、ラジオ番組を二つ持ってる。 [ 何か聞かれるようなことがあれば、都度 答えつつ、話はまだもう少し続く。 ] (+126) 2023/03/10(Fri) 2:15:11 |
![]() | 【墓】 客 タカノ そういう生活、結構気に入っているし、 自分を不幸と思ったことはないんだ。 バイクも変わらず大好きだし…… ってそれは今日、伝わったかな ここまでの通り道も、そういやここで 転がったな、とか思うくらい。 でも、君のことを意識しはじめて 少し、考えたんだ。 ――俺は、俺はね 好きな人が幸せなら別に隣にいるのは 自分じゃなくてもいいってずっと思ってた [ ペットボトルの蓋を空ける音。 静寂の中では、大きく聞こえる気がする。 ひとくち、冷えた水を流し込んで ] (+127) 2023/03/10(Fri) 2:15:31 |
![]() | 【墓】 客 タカノ これからもそうなんだろって思ってた。 けど、どうもそうじゃないみたいだ。 君がもし、好きな人がいるんだと そう言ったら、俺はきっと、それを 応援することも、祝福することも、 できないと思う。 誰かの幸せより、自分の欲を優先する っていうのかな、今ちょっと実感してる。 なので、こういうことも込みで [ 跳ね除けられることがなければ、 君の手を取って、隙間なく、握り ] (+128) 2023/03/10(Fri) 2:15:52 |
![]() | 【墓】 客 タカノ 君の隣にいる権利が欲しい。 これを言うには、どうしても 昔のこととか、知っておいてもらわないと フェアじゃないよなって思って。 あと今少し話題になってるから、 迷惑もかかるかもしれないし。 ――あと今更だけど、男の子に そう思うのは初めて。 俺も自分で戸惑ってるんだけど。 [ じ、っと君の顔を見る。 ] (+129) 2023/03/10(Fri) 2:16:18 |
![]() | 【墓】 客 タカノ 最初は、良い顔みたな得した 笑顔いいな、とかそんな普通の気持ち だったんだけど。 あと胃袋掴まれてるからか?って 思ってた時期もある。 おいしいんだもん、那岐くんの作るご飯。 そのうち、後輩の面倒見てるの 優しいなぁとか、食べ終わったのよく 気づくなぁとか。よく目で追うようになって。 名前、教えてくれたときに確信した。 [ 繋がれたままならその手を、 そうじゃなければ自分の手を、 忙しい音を鳴らす、心臓の上に。 肉と血とそれを通しても、生きてる 音 は伝わるだろう。 ] (+130) 2023/03/10(Fri) 2:16:53 |
![]() | 【墓】 客 タカノ もっと知りたいと思うこれが、 恋なんだなって。 今すぐ俺を好きになって欲しいとは 言わないけど、少し意識してくれないかな。 言って良いなら言うけどね ああでも、……こないだ店いった時 帰り際、困らせたかなって少し、思った それは本意じゃない。 俺の好き、は那岐くんの迷惑になるかな。 もしそうなら遠慮なく。 それで消えやしないけど、 役者だからね、上手に演じて見せるよ。 [ 長い話はこれで終わり。 最後に向けたのは、 役者らしからぬ、弱々しい笑みだった。** ] (+131) 2023/03/10(Fri) 2:17:59 |
客 タカノは、メモを貼った。 ![]() (c20) 2023/03/10(Fri) 2:20:35 |
![]() | 【墓】 客 タカノ[ 武勇伝でもなんでもない、 けれど、人によっては自分語りとか そういう類の長い、話。 思えば過去、誰にも こういう話はしたことがなかった。 例えばうさぎの穴でも。 肩書を知らず、自分の名前も知らず そんな女の子から声がかかる事はあった。 テレビもラジオも、昨今は避けられがちな 傾向があるから。 彼女はいるんですか いないよ じゃあ――…… そんな風に知り合うことは あっても、そのうち、縁は遠くなっていった。 それは女の子のせいだけじゃなく、 自分のせいも大いにあろう。 知らなかったと大騒ぎされることもあれば、 知れば、心配している健気な私の皮を被り 根掘り葉掘り、聞こうとされる事もあった。 ] (+154) 2023/03/10(Fri) 15:38:06 |
![]() | 【墓】 客 タカノ[ 自分の欠点を晒すことも、傷痕を晒すことも したことがなかったから。 話の順序が合っているかどうか、 時々反応を伺いながら。 事故の話の後、火傷痕のある所を 見つめられたら ] もう痛くはないんだよ 少しみっともないけどね。 [ そう言いながら小さく笑う。 ] (+155) 2023/03/10(Fri) 15:38:30 |
![]() | 【墓】 客 タカノ[ 振り払うようなことはないだろう、という 確信はあった。その後のことを予見していた わけではなくて、 お客さんのことを、よく覚えていて 『今度は是非、デザートもどうぞ。』 『お祝いデザート、何か考えるんで。』 ただのお客さんとのやり取りを、忙しいからと 切ることなく、続けてくれて、 仲間の異変に気づき、手を差し伸べる事を厭わず 好意を寄せられてると知って尚、今日この場に 来ることを選んでくれた、君だから。 ] (+156) 2023/03/10(Fri) 15:38:50 |
![]() | 【墓】 客 タカノ[ 何もされないと思っているのか、 されてもいいと、思っているのか。 どっちだって、いい。もう手遅れなので。 絡まる指ごと持ち上げて、顎に触れ、 僅かに向きを変える。 君の瞳に映る自分の姿ったら、ない。 ぐずぐずに煮溶けた果実よりも、甘そうだと 他人事のように、思ったのはひととき。 すぐに見えなくなってしまったので。 ] こんなに距離縮められると、 何されても文句言えないと思う。 [ それこそこのまま攫われてしまっても。 ] (+162) 2023/03/10(Fri) 15:42:25 |
![]() | 【墓】 客 タカノ それでも文句あるなら、聞くけどね。 [ これ以上ないくらい、そう例えば 一生忘れないだろうなと評する、タルトを 食べた時のような、幸せな顔でわらう。 特別な時間、特別な場所、 特別な景色の中に、君がいる。 ――そういえば肉食だとか、誰かが言ってたな。 ] (+163) 2023/03/10(Fri) 15:42:51 |
![]() | 【墓】 客 タカノ そういえば、アレ聞いてて、 普通に接してくれてたの……。 めっちゃくちゃ恥ずかしいな [ 特に第一回のアレ。 彼女に言ってみました、とかいうお便りもくるアレ。 実践したカップルが (大変身近に) 居たらしいが それは俺の預かり知らぬところ。 ] (+164) 2023/03/10(Fri) 15:43:32 |
![]() | 【墓】 客 タカノ 一枚だけ、いいかな記念に ここ、来たときはいつも一枚だけ撮ってるから [ それからしばらく、なにもしないを満喫したか ぽつぽつと話をしたか、どちらにしても 夕方になる前には、帰り支度をしようと したはずで、その前に、スマホ片手に問いかける。 ――いつもは自分、映さないんだけどね。 叶うなら、湖を背景に、君と二人、顔を並べて。** ] (+165) 2023/03/10(Fri) 15:43:50 |
![]() | 【墓】 客 タカノ[ 帰りはドライブインには寄らない代わりに、 コンビニに一度バイクを止めて、 ] 予約はしてなかったけど、 夕飯もどっかで、って思ってたんだけど 離れ難いんで、ウチ、来ない? [ そう問いかけたが答えはどうだったか。 君の職場に行くルートも少し、考えてたんだけど ] もう少しだけ、独り占めさせてよ [ あそこ行ったら、皆のお兄ちゃんに、 なっちゃうからね。* ] (+206) 2023/03/10(Fri) 22:21:32 |
客 タカノは、メモを貼った。 ![]() (c25) 2023/03/10(Fri) 22:25:45 |
![]() | 【墓】 客 タカノ―― 初鰹の日 ―― 鰹かぁいいね え?鴨肉もあるの? 鴨、好きなんだよなぁ [ 珍しく、悩んでしまったので、 注文はまだしていない。手元には とりあえず、の定番ビールがあるだけ。 なにやら春めいた匂いのするテーブルには 顔見知りの姿>>33 ああ、デートってお肉の彼だったの ふぅん、って楽しげな視線と、会釈だけは 投げた。 だってずいぶんめかし込んでいるからね。 気づいちゃってもしょうがないでしょ。 ] ロースト、……南蛮…… [ まさに今来た彼>>+212の言うように、 南蛮そばにも心惹かれる俺はまだ、 メニューを悩んでいる。* ] (+213) 2023/03/10(Fri) 22:38:13 |
![]() | 【墓】 客 タカノ[ ――ところで。 別に態度をいつもとなにか 変えているわけではないのだけど、 杏の姿を見かけたら いや、見かける度、 ちょっと落ち着かない表情をしていた 男が一人、居たそうな。 あちら、ご存知なのでしょうか。 ご存知でしたら挨拶すべきでしょうか。 そんな風にそわそわしているの どう見られていただろう。* ] (+223) 2023/03/10(Fri) 23:02:05 |
![]() | 【墓】 客 タカノ[ 行き道と同じく、すれ違うライダーに 挨拶をする、親指を立てられたら、同じように 返して。 行きにも眺めた桜を、 行きとは少し変わった気持ちで、眺めた。 夏にはあの辺り、確かひまわりが咲く。 秋には色付いた赤が、あった。 それも一緒に、見れたら良いとか 行きには" きっと "の遠い夢だったものが帰りには"つぎの"という近い現実となる。 ] (+241) 2023/03/11(Sat) 0:59:09 |
![]() | 【墓】 客 タカノ いいの? あぁ、それなぁ [ 少し冷えたし、そろそろ空腹も 気になる頃、問うた言葉に問い返されて 押し黙る。 ] 料理用の器具、足りるかな [ なにせこちらはほとんど料理など しない身である。が。 ] ……ぐっときた、そうしよ [ 自宅キッチンに立つ恋人、 の姿、想像だけでとてもぐっと来る ものがあったので、 ] 結局、作らせちゃうことになるけど ありがとう [ ごめん、ではなく申し出にありがとうを 添えて、そろってコンビニの扉をくぐっただろうか。* ] (+242) 2023/03/11(Sat) 0:59:24 |
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