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【人】 神立 あぁ、くだらん くだらん 何が巫子だ どいつもこいつも役目を果たしもせず 逃げ出すだけの矮小な存在が 己のことしか考えられぬ者共 この山を寂れさせたのが良い証拠ではないか [ 吾から分け与えられるのなら良いものを 役立たずに変わりは無い 吾ではあの御方の空白を埋められない だから虚しく逃げてきた人間に 僅かな希望程度を与えながら 当たり散らすしかないのだ。 ]* (11) 2023/01/15(Sun) 21:30:25 |
【人】 御供三樹[ みつきの行く末を決めたのは自身 置いては行かないとあなたは言った。 傍にいるといい、とも。 だから私が選んだ、共に居ることにした。 ] (12) 2023/01/15(Sun) 21:31:03 |
【人】 神立………巫子………。 [ ゆらり、ぱたり。 どこからともなくしっぽを揺らし 現れたのは狐の妖。 珍しいものをまじまじと見るように 寝顔を眺めては深い溜息をつく。 ] (14) 2023/01/15(Sun) 21:34:42 |
【人】 神立何故この巫子は手におさめておく気に なったのです、貴方様 この狐にも教えて下さらないとは [ 悲しゅう御座いますね、と おいおい泣き真似でもしてみせようか、 悲しいのはあながち間違いでもないのだけれど。 少なくとも 余計なことを口走ってもいいように 寝ている時の来訪に留めたのだから そこは褒めて欲しいところだが。 ] (15) 2023/01/15(Sun) 21:35:24 |
【人】 神立……聞いた話ではどうも相性がいいようで 羨ましい限りでございます 貴方様のために生きているのは 私も同じことでございますのに [ どうも嫌味たらしくなってしまうのは やはり気に食わないからだろうか。 主に力が戻るのは喜ばしいことだが 巫子は所詮人間、いつ裏切るともしれない。 とはいえ決定に文句をいえるはずもなく こうして近づきすぎない範囲から ただ見ているだけなのだが。 ] (16) 2023/01/15(Sun) 21:35:53 |
【人】 神立……まあ今宵は顔を見に来ただけでありますから 大人しく吾が領域へ帰りますとも 其の者が裏切れば降りる際 吾が地へ足を踏み入れないことはない 其の時は容赦致しませぬゆえ どうぞよぉく躾ておいてくださいませ、嶺鬼様 [ すとん、と屋根に飛び乗り どこからともなく声を降らせると そのまま飛び去った。 ] (17) 2023/01/15(Sun) 21:36:58 |
【人】 神立知らない方が穏やかでいられたというのに 銀め [ 噂の出処に八つ当たりながら 木々の間を飛んでいく。 あぁ、どうか。 今度こそ穏やかなまま 巫子が生を終えんことを あの御方が満足されんことを 僅かばかりは願ってみようか、この狐も ………いいや 柄でもないな ]** (18) 2023/01/15(Sun) 21:37:59 |
【人】 月迦嶺鬼仲間外れにしたわけではない 寂しかったのか 春になれば この山にも咲かず仕舞いだった 桜が咲くはずだ 巫子のお陰でな 一緒に、花見をしたいと思ってな 花見酒、桜の香り、花弁の散り際 どれも懐かしいであろう? 久しく……見ていない みなでまた桜を見よう (22) 2023/01/18(Wed) 1:08:34 |
【人】 月迦嶺鬼なんだ、お主も巫子が欲しいのか? だが攫ったとて良い気は容易くは手に入らぬぞ 我に力が戻れば山も甦る 待ってるといい 吉報を届けよう (24) 2023/01/18(Wed) 1:08:47 |
【人】 月迦嶺鬼 来てすぐ帰るのか? 慌ただしい奴だ アレでも我とは付き合いが長い ……あまり近付けない方が良いのか? まあ良い、みつきに選ばせよう (25) 2023/01/18(Wed) 1:08:59 |
【人】 月迦嶺鬼[ 山に一度足を踏み入れた生贄は 二度と降りれない。 言い伝えとはここまで聞こえてくる。 今まで逃げてた巫子は 上手く隠れているのだろう。 その後を確認したことはない。 幸せになれと願っておきながら 幸せな姿を見たくはないのだ。 ] 広い心など、”鬼”にはありはせぬ * (26) 2023/01/18(Wed) 1:09:09 |
【人】 御供三樹 ……見回りなら、 ついて行っては駄目… ですか、[ 駄目と言われるのを承知の上で 子のように我儘を云った。 安全な山に見回り等必要ないでしょう 本当に少しですか、…本当に。 思いが浮かんでも言葉にできないと 泡のように心のうちで消える。 務めだと云われてもどこか 不安げな表情のまま。 ] (29) 2023/01/18(Wed) 19:25:50 |
【人】 御供三樹お気をつけて…… かえってきてくださいね [ 出会ったあの日以来出さないように 務めてきた苦笑いでそういって あなたが握ってくれた手が離れたあと 残らない暖かさにでも縋るように 己の手を撫ぜた ] (30) 2023/01/18(Wed) 19:25:59 |
【人】 御供三樹……………………。 [ すぐ、がすぐでないことくらいわかっていた。 けれど一刻が一生にも感じるほど長い。 眠れずに正していた足が次第に痺れて 崩し痺れが消えてもまだ あなたの告げた一刻は終わらない ] (31) 2023/01/18(Wed) 19:26:07 |
【人】 神立そう身構えるな 害する気はない お前 塒で何をしている? この山に起きんとしていることを知らぬか …知らんだろうな [ 不愉快そうに尻尾を床に叩きつけ 面を挟んで凍るような視線と冷気を向ける ] (34) 2023/01/18(Wed) 19:26:54 |
【人】 御供三樹……存じ上げません 私は…待っていろと そう 言いつけられましたので [ 見られているだけで凍りそうなほどに冷たい圧。 鬼様とはまた別物の妖気というのだろうか 図りしれない重圧に潰れそうになりながら 何とか口を開いた。 ] (35) 2023/01/18(Wed) 19:27:05 |
【人】 神立 人間が お前の守った人間が山を襲っている この意味がわかるか小童 どれだけ愚かになれば気が済むのだろうな ただの一度もあの御方は巫子に慈悲を かけなかったことなどない 正悪で判断するのならば 吾からすればお前ら人間の方が余程悪よ (36) 2023/01/18(Wed) 19:27:15 |
【人】 神立 吾はどれだけの人間が死のうと 知ったことでは無い あの御方とこの山さえ守れればな そこで待っていろ巫子 あの御方が消えることなどは この狐の命に変えても有り得ぬのだからな (38) 2023/01/18(Wed) 19:27:24 |
【人】 神立[ そういって狐は煙にまくように 一瞬で姿を消した 焚き付けたつもりはなかった 主の言いつけを守らないという選択肢は 吾の中にはないものであったから 人への怒りと 主の大切な巫子を安心させたいという気 二つが一つに混ぜられて まるで怒りに呑まれたいい方をした ] (39) 2023/01/18(Wed) 19:27:29 |
【人】 御供三樹…………いか、 ないと……の、せいで、 [ 貴方からの言いつけを違えるのは これまでではじめてのこと 燃え盛るたいまつを持つ人間と 消さんとする鬼の間に 動かんとする者が─ひとり。 ]** (40) 2023/01/18(Wed) 19:27:35 |
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