【墓】 7734 迷彩 リョウ>>31 廊下 名前を呼ばれ頭に手を置かれれば、びくりと体が震えた。 恐る恐る、赤く腫れた目を見せる。 しかし、視線は合う前に下へ戻ってしまう。 「……」 俯きながら、穏やかな音を耳に入れる。 貴方の言葉は、少年には少し難しかった。 「……うん」 だから、咀嚼したのは最後の一言だけ。 叱られるのは怖いけれど、 このまま許されるのはもっともっと恐ろしい。 少年は膝を抱えたまま、貴方が戻って来るまで待ち続けるだろう。 (+37) 2021/09/23(Thu) 20:51:59 |
【墓】 0251 鏡沼 創>>19 なおひ〜〜〜〜〜 「え。ふみちゃん痛いの好きなんだ……へぇ……」 知らん言ってるのにするっと信じた。事実無根の風評被害だ。 「だって、ねぇ?皆普通じゃない事を、怖がるんだよ。 『普通』じゃないヒトを遠ざけて隔離して、そうしてようやく安心するの。だからオレ達ここにいるんじゃん。 納得はしてないけれど、オレが『ちょっとだけ』普通じゃないらしいってのはわかってるよぉ。 だから、『普通』ができてると嬉しいの。 『トモダチ』が離れちゃうと、困るからねぇ」 そうしてやはり、いつものようにへらっと笑う。 重ねられる食器を席に着いたまま、ありがとう〜と見送る。 何も言わなければ持ってきてもらった時と同じく、貴方が片付けるのをただ見守るだけだ。 (+38) 2021/09/23(Thu) 20:57:45 |
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