人狼物語 三日月国


99 【身内】不平等倫理のグレイコード【R18G】

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視点:人


【人】 鑑賞用 リヤ




「ねえ」
(0) 2021/10/06(Wed) 21:14:23

【人】 鑑賞用 リヤ



「アタナシアス  どこに   い ったの?」
(1) 2021/10/06(Wed) 21:15:55

【人】 鑑賞用 リヤ


「ユーは  ……  ガルは  どうしたの?」
(2) 2021/10/06(Wed) 21:17:14

【人】 鑑賞用 リヤ



「あの 子  を  どこに  つれてったの」
(3) 2021/10/06(Wed) 21:17:37

【人】 鑑賞用 リヤ



「  ど  う して、  ぼく の 好きは
   欠けて          くの?   」
(4) 2021/10/06(Wed) 21:18:29

【人】 鑑賞用 リヤ

金糸雀はみんなが好きだった。
みんなでお仕事をするのが好きだった。
みんなで食事をするのが好きだった。
みんなでお喋りをするのが好きだった。

だから、みんなでたたかうのだって好きだった。

金糸雀は、敵を倒してたのしいとわらった。
金糸雀は、唐揚げを食べておいしいとわらった。
金糸雀は、褒めてくれる手が好きだとわらった。

金糸雀は、自分が愛したものが綺麗に残ることはないのだろうと思った。

金糸雀は、いなくなったあなたを探して囀りながら辺りを駆け回る。
駆け回る。駆け回る。駆け回る。駆け回る。駆け回る。
(5) 2021/10/06(Wed) 21:20:50
鑑賞用 リヤは、メモを貼った。
(a7) 2021/10/06(Wed) 21:25:48

【人】 鑑賞用 リヤ

「 だ  って、  ユーと、  アタナシアス  が、
  いないの  !  いない …… ん だよ! 」


スオに撫ぜられ、一度は足も囀りも止まる。
代わりとばかりに、大きな声が出た。
ユーが何をしたのか、アタナシアスが何をしたのか、そんなものは金糸雀の知るところではない。知らない。分からない。
ただ、いつもみんな揃っていた筈の穏やかな時間から、大切なモノが欠けてしまった。
それがどうしても嫌だった。嫌。 いやだよ。

でも、自分でも自分の大きな声に驚いてしまって。
バツが悪そうに視線を少し逸して、小さく頷いた。

「…… スオ  おっき…… な、 声 出して、
 ごめん  なさい。  ごはん、 ……た たべたら、
 ふたり を、 探してき  ても、 いい?」
(9) 2021/10/06(Wed) 21:37:51
リヤは、みかんにありがとうをして笑、 ……うまく笑えなくてくしゃくしゃになった。なんでかな。
(a8) 2021/10/06(Wed) 21:48:39

【人】 鑑賞用 リヤ

ルツ。ルツ?
そうだ、ルツもいない。あんなに優しくしてくれたあのこがいない。
あのこが、いない。
エマに宥められたのもあって、大人しく席に着く。
みかんの冷ましてくれたスープを、ひとさじひとさじ、……急がずゆっくり味わった。

「お  いしい、  みかん ……の 、 おりょうりは
 こんな に おいしい、  のに。
 ユーも、  アタナシアス も、  ルツ、……ルツも……
 たべない  の、 もったい ないな……」
(12) 2021/10/06(Wed) 21:51:02

【人】 鑑賞用 リヤ

「う …… ううん。 わ たし、 だ  大丈夫。
 お昼ご飯、  ちゃん と…… やる よ。
 ぼく  と、  スオと  で、出来るよ。  ね?」

お仕事は大事なこと。やるべきことをほったらかして すき を取り戻しても、多分、怒られてしまうから。
お仕事も好き。 だから、ちゃんとやって、みんなに褒めてほしいの。
みんなに。

「スオ、  …… あ  とでまた、 わたし  の、髪、
  みつあみ、 して ほしいな」
(14) 2021/10/06(Wed) 21:54:09

【人】 鑑賞用 リヤ

「 !  ルツ! 」

思わず がた、と立ち上がる。
なんだか元気がないように見えたけれど、……でも、姿が見られただけでも、少し安心した。
ほっとしたら落ち着きのない自分が急に恥ずかしくなってきて、
ちょっと照れたみたいに笑いながら、もう一度座った。

「ルツ、  いた…… よかった」
(19) 2021/10/06(Wed) 22:16:40
リヤは、何かを叩きつけるような物音に、びくんと身体をこわばらせた。
(a10) 2021/10/06(Wed) 22:19:20

【人】 鑑賞用 リヤ

「…………、  ……る  ルツ、
 疲れ て、  る …… なら、 あ あんまり、 無理はだめ だからね。
 わ たしだって、  おしごと、頑張るよ。
 困ってる  当番 の、 ……こ、  いたら、
 お  お手伝いだって するよ」

そうして皆で笑ってたいな。 みんなで。
……みんなで。
足りない仲間の姿を思い浮かべながら、朝食を済ませたら一度席を外す。
昼食のお仕事の時間が来るまで、いない子を探す時間だ。

お仕事の時間にはちゃんと戻るから、心配しないでね。
(21) 2021/10/06(Wed) 23:24:02
リヤは、アタナシアスを探している。
(a11) 2021/10/06(Wed) 23:25:33

リヤは、ユーを探している。
(a12) 2021/10/06(Wed) 23:25:41

リヤは、アタナシアスとユーを、探している。
(a13) 2021/10/06(Wed) 23:25:52

リヤは、囀りながら駆けずり回っている。
(a14) 2021/10/06(Wed) 23:26:29

リヤは、少しばかり焼けた喉を抑えながら、囀り続けている。
(a16) 2021/10/06(Wed) 23:29:41

リヤは、アタナシアスの名を呼ぶ。ユーの名を呼ぶ。
(a17) 2021/10/06(Wed) 23:30:26

リヤは、飴玉を二粒、一度に口に放った。そうしてまた囀り、駆け回っている。
(a18) 2021/10/06(Wed) 23:31:44

【人】 鑑賞用 リヤ

「 あ  ァ
                 あ

  ア   ぁ――――――――――――― ―――!!」


それはお世辞にも綺麗とは言えない唄。
唄と言うのも図々しい声。
金糸雀を絞め殺した時みたいな金切り声。
空を劈く程の声。

塔の入り口で放ったそれは、周辺に居た弱いエネミーたちの鼓膜を破り、地に伏せさせ、無力化しただろう。

――――…ちゃんと、お仕事を終えたら。
それから、また来ればいい。
気が済むまで大きな唄を謳ったら、金糸雀は引き返していく。
お仕事をするために、拠点へ帰って行った。
(22) 2021/10/06(Wed) 23:44:33

【人】 鑑賞用 リヤ

□す   とれす値  チェ っく

 ここ に来てから緩やかに低下してい  た数値が
 仲間の欠けた 辺りで 急激に上昇。
 針は振り切り  時折やや下が   る程度で
 依然 高数値を叩き出  し  つづ  け
(40) 2021/10/07(Thu) 18:18:04

【人】 鑑賞用 リヤ

「 お んせん、 ……沢山のあたた た たたかい、お湯。
  みんな で、 行ったら  た たのしい?
 アメも、  スオ  も、  ルツも、 いる?」

金糸雀はグラタンを啄みながら、温泉というものに思いを馳せる。
知識として知ってはいるけど、体験したことのないもの。
あちあちのグラタンは直ぐに舌を焼きそうだから、念入りにふうふうしながら口に運ぶ。おいしいなあ。
今日のお昼当番は、わたしなのにな。 ユーにも、 アタナシアスにも、食べて欲しかったのにな。
美味しいって、聞きたかったな。
 
(42) 2021/10/07(Thu) 18:46:53

【人】 鑑賞用 リヤ

アナのことは、私が連れて帰ってくる。
ルツのそんな言葉に、うん、って頷いた。
彼女がそう言ってくれるのなら、金糸雀は信じるだけだ。
そうしてみんなで、温泉に行って、楽しいを重ねたい。

…――そうして食事を終えたなら、食器類をシンクに集めて、お水に浸しておいて。
後片付けは、その当番の人にお任せ。
小さなガラス瓶をひとつ持って、拠点を飛び出て駆けていく。

瓶に残る飴は、もう既に半分を切った。
(51) 2021/10/07(Thu) 21:02:46
リヤは、囀っている。ずっとずっと。
(a31) 2021/10/08(Fri) 8:36:59

リヤは、金糸雀 の リヤ だ。
(a32) 2021/10/08(Fri) 18:29:44

リヤは、カナリヤ の リヤ だ。
(a33) 2021/10/08(Fri) 18:30:21

リヤは、囀り続けている。
(a34) 2021/10/08(Fri) 18:31:45

リヤは、空を裂く程の金切り声を上げた。
(a40) 2021/10/08(Fri) 20:26:59

リヤは、金糸雀のリヤだ。喉が裂けても囀っている。
(a41) 2021/10/08(Fri) 20:28:05

リヤは、もう囀らない。
(a44) 2021/10/08(Fri) 20:58:40