人狼物語 三日月国


180 【R15RP村】月影のさやけさ、 秘めたる願い

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視点:人

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【人】 大木慎之介

─ 三日後・未國 ─

[未國の返信に気付いたのは三日後の休み時間。
 その間、ずっと既読がつかなかった。
 入院中でスマホが手元にない可能性も考えていたが、
 事態はなかなかに深刻だったようだ。>>=19

 とはいえ、面会もできるのなら今は大丈夫なのも窺えて、
 放課後に見舞いに行く旨を手短に返した。

 その少し後に届いた空の写真を大木が見たのは、
 次の休み時間。>>=20
 そこには校内からはとても撮れない風景が映り込んでいた。

 自然とあの日の自分の必死さを思い出すことになったが、
 今となってはそれも懐かしいものだった>>3:182>>3:183
(438) 2022/10/23(Sun) 19:44:06

【人】 大木慎之介

[放課後、早めに学校を出て、病院を目指す間。

 手ぶらで見舞いに行くのも……と考えて、
 大木は花屋に立ち寄った。

 そこである花が目について、店員と少し話し、
 小さな花束を買う。

 その花とは──]
(439) 2022/10/23(Sun) 19:44:19

【人】 大木慎之介

[未國の病室に辿り着くと、
 何事もなかったかのように迎えられた。>>427

 意識不明だったらしい割に、随分元気そうに見えて
 安堵しつつ]


  よう、久しぶり。これ見舞い。


[ベッドに歩み寄って差し出したのは、
 スターチスの小さな花束。

 空の写真を2枚見たからだろうか、店頭で目を引いたのだ。
 色褪せにくく花束向けと店員に聞いたのもある。

 選んだのはそれだけの理由であり、
 当然、花言葉など知る由も無い]
(440) 2022/10/23(Sun) 19:44:33

【人】 大木慎之介

[けれどその後聞いた言葉に、>>428
 見えない手に心臓を掴まれたような思いを感じ]


  ──え、……憶えて、ない?


[思わず表情が強張り、声が震えた。
 未國に何が起きたのかを案じたこともあるが、
 それよりも。

 あの3日間、未國を仲間と感じて過ごした日々が、
 全て無かったことになったかのようで]*
(441) 2022/10/23(Sun) 19:44:49

【人】 天ヶ瀬 青葉

 ── 3day・放課後:秋緒ちゃんと ──
 
 
 「 そっか。いっぱい悩んだんだね、お疲れ様。
   それじゃあ甘いモノ補給しないとね! 」
 
 
 『 願いは決まった? 』という僕の問いに
 彼女からの返答を聞くと、 >>384
 僕は緩やかに笑んでうんうん、と頷く。
 
 悩んでいた時はあったらしいけれど、
 今はもう、辛くないらしい。
 
 彼女の悩みが何だったのか、勿論気にはなるけれど。
 僕は基本的に解決済な過去には触れない。
 その表情から、普段よりも明るいモノが垣間見えたなら
 彼女の言葉を そのまま鵜呑みにして。
 
 
(442) 2022/10/23(Sun) 19:57:12

【人】 天ヶ瀬 青葉

 
 
 並んで歩いていた筈なのに、後ろから声が掛かる。>>385
 僕は「 ん、どうしたの ? 」と振り返ると
 立ち止まっている彼女に不思議顔で声を投げて。

 返ってきた言葉を聞きながら>>386>>387>>388
 僕は何度か目をパチクリさせたあと、
 彼女の方へ向き合い 口を開く。
 
 
 「 どういたしまして! 」
 
 
 途中、なんだか遺言みたいだなって
 ハラハラしながら聞いてたんだけど。
 これからもよろしく ───その言葉でホッとして。
 
 深く頭を下げられたら、
 「 あ、ご丁寧にどうも 」なんて僕も深々とお辞儀を。
 僕のは冗談っぽく 笑いながらだけどね。
 
 
(443) 2022/10/23(Sun) 19:57:14

【人】 天ヶ瀬 青葉

 
 
 「 秋緒ちゃん。今日はね ……
   かぼちゃのプリンとマシュマロを作るよ。
   プリンは一晩寝かせた方がいいから ───

           ・・
           明日にさ、みんなで食べよ ? 」
 
 
 早朝から、バターサンドの感想を聞くメッセージを
 送ってきたり。>>2:=12
 絵音とも何かを話したんだろう。
 もしかしたら、僕の誤爆メッセージにも
 何か思うところがあったのかもしれない。
 
 目の前の彼女が
 今も思い悩んでいる顔をしていたのなら ───
 僕もひとつひとつ聞いていく事になったと思う。
 もう地雷は踏まないなんて約束を破ってでも。
 
 
(444) 2022/10/23(Sun) 19:57:16

【人】 天ヶ瀬 青葉

 
 
 僕は特段、彼女に寄り添った訳でも無い。
 ただ、日常を出来るだけ楽しく 一緒に過ごしただけだ。
 
 だけど、そんな日常に礼を述べてくれるなら。
 僕はこれからも、日常を彼女に届けよう。
 
 代わりなんていない、大切な後輩だからね。**
 
 
(445) 2022/10/23(Sun) 19:57:18

【人】 大木慎之介

─ ある日の放課後・千葉と ─


  ん、じゃあお邪魔するか。
  なんか久しぶりに会うな……。


[2-Cにはほとんど人がおらず、>>435
 大木は千葉に招かれるままに教室に入った。

 あの3日間も顔は合わせなかったせいだろうか、
 久しぶりという感想は大木も同じだった]
(446) 2022/10/23(Sun) 20:00:43

【人】 大木慎之介

[千葉の席の近くの空き椅子を拝借して腰を下ろし、
 軽い挨拶を交わした後に報告を聞いて>>436

 
  なるほどな……。
  頑張ってたんだな……千葉も。

  自分に向き合ってまでクリアするって、
  結構大変だったんじゃないか?


[わざわざ自分と向き合うことなど、
 日常生活ではなかなかない機会である。

 ましてあの3日間、誰がどんな願いを抱えているかも
 読みきれないような期間といえば、
 やっておきたいことも相応のものなのは想像に難くなかった。

 そう思えば千葉と大木のやったことには近いものがあり、
 大木が返した言葉には実感がこもっていた]
(447) 2022/10/23(Sun) 20:00:58

【人】 大木慎之介

[そうして自分のことを問われ>>437


  いや、オレも願い事はしなかったな。
  旧校舎にも行かなかった。

  オレもやっぱ無かったんだよな……願い事。
  叶えたいことはそれなりにあるけど、
  自力で叶えたいなってどうしても思ってさ。

  でもその間はいろいろ考えたし、
  いろんな奴らと話しもした。
  広い意味では千葉とあんま変わらないかもな。


[先程感じた共感を素直に口に出す]
(448) 2022/10/23(Sun) 20:01:54

【人】 大木慎之介

[それから、少しの間の後に]


  なんか……振り返ってみると夢みたいだよな。
  現実味が薄いっつーか。
  現実だったんだけど、不思議な日々だった……。


[旧校舎探検をきっかけに降って湧いた非日常を思い、
 それが開けてから日常が大きく崩れてもいないことを思って、
 ぼんやりと言葉を呟いた後に長く息を吐いた]*
(449) 2022/10/23(Sun) 20:02:07

【人】 未國 聖奈

 

── 三日後・病室にて。大木と ──


 「 えーありがとー
   大木が!花!気が利く! 」


 ばかにしてるわけではない。
 決してばかにしているわけではない(二度言いました)。
 ちなみにあたしも花言葉なんて知るわけがない。

 そんなやり取りまで、以前までのあたしたちのまま

    あたしの指はスターチス変わらない心を撫でる。


 
(450) 2022/10/23(Sun) 20:15:41

【人】 未國 聖奈

 


 「 ……そ。憶えてないの。
   高熱が続いた後遺症だって、お医者さんは言うの
   短期間の記憶が飛んじゃうようなこと、
   高熱のあとは、ないわけではないんだって。 」


 あたしの表情はそこまで深刻には映らないだろう
 何せ文化祭のあとのたった三日間の記憶だけだ。
 ………少しぐらい、記憶がなくても、支障はない。

 ただ、そのあと少しだけあたしは顔を曇らせた。

 
(451) 2022/10/23(Sun) 20:15:57

【人】 未國 聖奈

 


 「 あたし、知ってるよ
   文化祭の後、旧校舎に行ったでしょ
   そこに、大木も居たんでしょ

   文化祭の前までは、記憶があるから
   誘われたこと、憶えてるし、
   あたしのスマホには、
   グループのメッセージがちゃんと残ってる 」

 
(452) 2022/10/23(Sun) 20:16:12

【人】 未國 聖奈

 


 「 何かを、願ったのかもしれない
   何も、願わなかったのかもしれない

   ……記憶がなくなったのは
   何かの代償なのかもしれない。

   でも、今となっては、
……… 、


  
……、


   わからなくても、いいのかな
   なんとなく、そんな気もするの。 」


 手元に握られたままのスターチスの花束に
 あたしは視線を落として言うんだ。

 言葉に滲むのは、諦観だろうか、悲しみだろうか
 それとも ──────────── 、


 
(453) 2022/10/23(Sun) 20:16:41

【人】 未國 聖奈

 


 「 何を願ったんだろうね。あたし 」


 すべてを振り払うように、努めて、明るく。 *

 
(454) 2022/10/23(Sun) 20:16:54

【人】 鈴掛 未早


 
―― interlude.


[ 私の家は――裕福な方ではあったと思う。
 というか実は今でも厳しいほどではないのだけど。

 稼ぎ頭の父と自由だけど育ちの良さは窺える母。
 一軒家だし、知り合い価格の学生バイトとはいえ
 専属で習い事をさせられるくらいなのだから、まあ。

 そんな両親に拾われた「先生」は
 面倒見が良い人好きのする好青年で、
 私にとっては兄のような、近所のお兄さんのような
 家族並みに近しい、けれど憧れの存在だった。

 今なら彼も、プロの演奏者にはなれなかった
 「夢を見られなかった人」だったのだとわかるけど、
 たぶん教える方の才覚は相当にあったと思う。

 音楽教師になればすごい慕われたんじゃないだろうか、
 って、そうはならなかったことも私は知っているけど。
]
 
(455) 2022/10/23(Sun) 20:19:04

【人】 鈴掛 未早


[ 小さい頃から、
 だいたい何だって「それなり」には出来る子供だった。
 テストの点数が低くて怒られたことはないし、
 かけっこでビリになるとか、跳び箱飛べないとか
 そんなレベルの醜態を晒したこともない。

 人前に出ることは苦手だったけど、
 そういう機会ってある程度避けられるものだし
 小学校に上がる前からコンクールには出させられてたから
 苦手なりに慣れはあったのかもしれない。

 手のかからない子だったと自分でも思う。
 そんな調子だとどうなるかって、きっとよくある話で。
 たぶん、「ある程度できるのが当たり前」で
 「この子は多少放っておいても大丈夫だ」と思われた。

 父は元々仕事で各地を飛び回っていたし、
 母は多趣味で、家事も趣味も両立できる強い人。
 ちょっと夏実に似てるかも。なんて。

 だから私にとって、先生は親より近いひと で
          
誰よりも大好きなひと だった
]
 
(456) 2022/10/23(Sun) 20:20:05

【人】 鈴掛 未早



       [ …… 初恋を叶えてほしかった。>>3:570
           五年前の私ならきっと、
           その願いに魂だって賭けられた。 ]


 
(457) 2022/10/23(Sun) 20:20:35

【人】 鈴掛 未早


[ ピアノを見てもらう時、コンクールの後、
 手を止めて関係ない雑談をしている時でさえ
 向けられた優しい声を、言葉たちを、
 今でも昨日のことのように思い出せる。

 
未早ちゃん
、と呼ぶ声を … まなざしを。


 私よりずっと先を生きている人。
 あまり現実的な年の差じゃないって、
 私だって年々理解はしていったけど。

 それでも、私が続ける限り
 先生は先生でいてくれると思っていた。
 才能がなくても、打ちひしがれても、
 それでも辞めたくはなかった理由。
 もちろん音楽は好き。それもあるし、
 ピアノはあのひとと繋がっていられる唯一の手段だった。 ]
 
(458) 2022/10/23(Sun) 20:21:18

【人】 鈴掛 未早


[ 特別な才能が欲しかった。

 私に特別な才能があれば、
 音楽を一生続けていく未来を描けたかもしれない。
 先生の役目から離れられなくなったかもしれない。

 ピアノを辞めることもなくて、
 今でもずっと先生がそばにいて、>>2:481

    …… 結婚だってしなかったかもしれない ]

 
(459) 2022/10/23(Sun) 20:21:50

【人】 鈴掛 未早


[ 報告を聞いたのは中学生の時で
 けれど優しい人だったから、
 辞める気はないって言ってくれて
 (その頃には先生も就職して普通の会社員になって、
  休みの日の隔週一度だったからというのはあると思う)

 だから私も、辞めなかった。
 褒められた行いじゃない?
 でもそこは、私の勝手でしょ

 音楽も、あのひとも、
 好きでいることをやめたくなかった。
 許される限りは続けるつもりだった。

 それ以上何もする気なんてないから、許してよ

               
…… 許してよ。
]
 
(460) 2022/10/23(Sun) 20:22:21

【人】 鈴掛 未早


[ ―― 三年前。

 中学三年の夏、父が倒れた。
 幸いにして一命は取り留めたし今でもぴんぴんしてる、
 けど、長期的な治療が必要で、
 当面は今までのように働けなくなって、
 鈴掛家は生活を見直さなければいけなくなった。

 本当は。
 今までより切り詰めた暮らしをすれば
 知り合い価格の月謝なんて払えたはずなのだ。
 最悪私がバイトを始めて、自力で払えばよかった。
 
両親ともに実家はわりと太い方、だと思う。


 けれど、母に言われた時>>0:365
 ああ、親ですらその程度だと思ってたんだって
 もしかしたら裏で、
 辞めさせるよう頼まれてるのかもしれないって

 ―― もう、心が、折れてしまって ]
 
(461) 2022/10/23(Sun) 20:24:03

【人】 鈴掛 未早



     [ しゃぼん玉とんで 弾けて消えて
      そしたらもう、なんにも残らないね ]


 
(462) 2022/10/23(Sun) 20:25:56

【人】 鈴掛 未早



[ 私がいなくても幸せに生きてる人の
 幸せを叩き壊してまで叶えるものではない。
 人の心を曲げるのは、いけないこと。>>3:571

 わかってる。わかってるから。
 過去になってしまったことも、何もかも。

 だから私には何もない。もう誰もいない。


     努力したって、好きでいたって、―――― *]


 
(463) 2022/10/23(Sun) 20:26:43

【人】 軽音部 千葉郁也

──ある日の放課後・大木さんと──

[何だか久しぶりと
同じ感想を持ったらしい大木さんの挨拶に、
それだけあの3日間がいろいろ考えすぎて
濃かったのかと感じる。>>446

それは大木さんも変わらないのだろうと思えば、
少し安心する思いだった。]


 そう、ですね。
 あんなに自分のことも人のことも
 考えたのは初めてかもしれないです。


[“千葉も“と言った大木さん同じように
頑張っていたということなのだろう。>>447

おそらく大木さんのことだ、
俺より多くの誰かを気にかけて過ごしたに違いない。

俺にはこの人ほどの気遣い力はないと思うので、
烏滸がましいとは思いながらも親近感を覚えた。]
(464) 2022/10/23(Sun) 20:39:35

【人】 軽音部 千葉郁也

[大木さんもまた願いごとはしなかったと聞けば尚更。>>448
そして具体的に共感を示されたことで、
先程感じた親近感は間違ってはなかったのだと感じる。]


 はは、ちょっと安心しました。
 俺も願いごとしなかった理由、似たようなものなんで。
 俺が俺のままでいるには、
 自力で叶えられることは頼みたくねぇなって。

 でも、そうできない願いがある奴もいて…
 そういうとこでいろいろ考えたりはしましたね、俺も。


[幾許かの沈黙の間、
下に目線を落として大木さんの言葉を待つ。]
(465) 2022/10/23(Sun) 20:39:38

【人】 軽音部 千葉郁也

 

 ……現実味は確かに。
 幽霊とか、願いごととか。
 そんなん絶対ないって思ってたんですけど。
 
 それに……、
 皆抱えてる悩みなんて大して変わんねぇかなって
 ずっと思ってたけど、
 聞かなきゃわかんないこともたくさんあるなって。

 ただ、俺はあの3日間があってよかった、とは思ってます。


[俺の少ない接触範囲ですら“消える“つもりだったのが2人、
消えたりはしないだろうけど複雑な願いを抱えていたのが1人。
消えはしなくても、現実を大きく変えた者もいるのだろう。

大木さんの言うように、
夢から覚めたばかりのような感覚がどうしてもあった。>>449]*
(466) 2022/10/23(Sun) 20:39:45

【人】 大木慎之介

─ 三日後・病室 未國と ─


  ガラじゃねえのはわかってるよ。
  手ぶらってわけにいかないだろ……。


[未國のからかうような言い方を聞いて、
 苦笑を浮かべた。>>450

 いつもと変わらない軽口のやり取り。
 あの3日間には、一時失われもしたもの。


 それが戻れば、日常に帰ったことを
 当然実感するものなのに]
(467) 2022/10/23(Sun) 20:41:38