人狼物語 三日月国


203 三月うさぎの不思議なテーブル

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【人】 厨房担当 マシロ

 ― 貝沢と ―



  おっ、了解です!
  オレンジを使ったカクテルなら、ちょっと王道ですけど
  ファジーネーブルで良いですか?
  甘すぎなくて、料理にも合いますよ。


[ カクテルなどは通常甘いものが多いから
  主食の邪魔をしてしまいがちになるけれども
  作り方や一工夫さえあれば、気にならなくなるはずだ。

  >>182実はシェアの約束知ってるんです、とは言えないが
  心遣いで代わりということでひとつ。
  オーダーを承り立ち去る前に投げられた問いには
  そうですねえ……と今日の黒板を思い出し ]

 
(200) 2023/03/03(Fri) 19:21:58

【人】 厨房担当 マシロ

 

  うーん……相席する予定まで考えるなら、
  イベリコ豚のハーブソルト焼きに芽キャベツを加えたり
  真鯛をソテーにして、イベリコ豚で包んでも良いですね。
  もしパンチェッタが厨房にあればそれでも──…

  オススメはそんな感じです!
  もしご希望の調理法がなければ、ご一考くださいな。


[ と告げて。
  後は栗栖くんと相談してみてください、と頭を下げ
  カクテルのためにオープンキッチンへ。* ]

 
(201) 2023/03/03(Fri) 19:22:05

【人】 厨房担当 マシロ

 ― オープンキッチン ―



[ 店長おすすめのオレンジを取り出し、
  棚からピーチリキュールも慎重に下ろした後
  シェイカーの中にまずはリキュールを少なめに注いだ。
  次いでオレンジを半分に切り、満月を二つ作った後
  ひとつずつ絞り器へ移してオレンジジュースにする。

  果肉も混ざった新鮮な絞りたてオレンジジュースを
  ピーチリキュール入りのカクテルグラスに移して。
  オレンジを強く感じて貰うために、
  けれど桃の風味も失われぬよう慎重に量を調整すれば
  完成、──だが。

  運ぼうとして、物足りなさに気付き思いを馳せ
  それから思い立ったように、オレンジをもう一つ。 ]

 
(214) 2023/03/03(Fri) 19:38:51

【人】 厨房担当 マシロ

 

[ 今度は厚くならないよう三日月型にカットして
  オレンジの皮を、林檎の要領で切込みを入れる。
  後はチェリーだ。そっちは厨房の冷蔵庫に在庫があった筈。
  取りに戻って、チェリーをカクテルに浮かべ
  グラスのフチに"うさぎオレンジ"をそっと差せば

  まるでチェリーを追い掛けるオレンジうさぎ付きの
  今日限り、美味しいファジーネーブルが完成。 ]


  …………ねえ、チエさん


[ 運ぶためにいったんキッチンカウンターへ置いて
  貝沢と栗栖を見遣った が。
  呼んだのは同僚の名前、かつ、足は動かない。 ]

 
(215) 2023/03/03(Fri) 19:39:01

【人】 厨房担当 マシロ

 


  今あそこにサーブしに行くのって
  ……ちょっとチャレンジャーだよねぇ……?


[ なんか、だって、遠目に見ても
  二人の空気は料理楽しみ〜! といった風な
  友人同士の和気あいあいではない。

  思わず同僚に同意を求めてしまったが
  大咲の判断は、結果的に正解と言えるだろう。* ]

 
(216) 2023/03/03(Fri) 19:39:07
厨房担当 マシロは、メモを貼った。
(a28) 2023/03/03(Fri) 19:41:44

【人】 厨房担当 マシロ

 

  えへ、でしょ〜?
  大咲の自信作。貝沢さんスペシャルと名付けよう。


[ チエの反応は素早かった。
  そして口から脳直で言葉が出て来た。>>217
  うーん、こういう明け透けなところが愛嬌あるよねぇと
  大咲は日頃から思っている。 ]


  ……まあ、お仕事、なんだけど
  空気を壊さないのもお仕事のひとつかなというか
  
あれ栗栖くん本当に気付いてなかったんだな…



[ 小さな声で同僚と言葉を交わしながら。
  謎の気まずさは多分、大咲の懸念が当たっていそうな
  そんな空気が漂っているからだろう。>>88 ]
 
(221) 2023/03/03(Fri) 19:53:11

【人】 厨房担当 マシロ

 

[ 気付いてなかったんかい、あの雰囲気で!?>>211
  ……とは会話内容は流石に聞こえない大咲には
  突っ込み切れない内容ではある。
  何せあの謎に包まれながらも終始楽し気な男女の会話を
  間近で聞いていた一人だったので。大咲は。

  あ、本当に友達同士の約束なのかなぁ、と思って
  しかし「貝沢さんにも許可を」と言ったわけである。 ]


  ……チエさん、背中叩いてくんない?
  軽く。一回で良いから。


[ しかしここで同僚に押し付けるのも話が違うわけで
  ええいままよ、とお願いした結果は──さて* ]

 
(222) 2023/03/03(Fri) 19:53:18

【人】 厨房担当 マシロ

 

[ チエの言うことも尤もである。>>223
  この大咲の気まずさは自分が恐らく話の一部に加わっており
  更には栗栖のような所謂顔の良い青年が
  気付いていないとは思わなかったが故のところもあり。

  今自分が行くと栗栖も変な罪悪感を抱くかもしれないし
  貝沢も複雑になるのでは、という。
  会話内容を知らずとも二人の約束と過日を知っているための
  店員を超えた妙な気遣いが発揮されていた。 ]


  ……それも、ある。
  喜んで欲しくて、かわいくするの、頑張ったし…。


[ 従業員にしか見せない素の顔で小さく答え、
  ぽんと叩かれれば>>224 大咲の腹も決まった。 ]

 
(229) 2023/03/03(Fri) 20:17:07

【人】 厨房担当 マシロ

 

  ありがと、チエさん
  後言い忘れてたけど、今日もかわいいね!


[ 可愛いものの同好者として交わしている挨拶を
  そういえば言ってなかったな、と今更口にして
  大咲はオープンキッチンから二人の机へ。 ]

 
(230) 2023/03/03(Fri) 20:17:12

【人】 厨房担当 マシロ

 

  貝沢さん、お待たせしましたっ
  おすすめの絞りたて果肉入りオレンジジュースを使った
  ファジーネーブル、お届けしますねっ

  うさぎ型にカットしたオレンジと
  カクテルの中へチェリーを浮かべてみたんです!
  今日限りのスペシャルカクテルですよ〜!


[ 二人の会話が恐らく一瞬の間でも置かれた頃。
  大咲は必殺仕事人が如くしゅぱっとカクテルをサーブし
  いつも通りの笑顔で軽く説明をしながら
  貝沢の前へ可愛らしいうさぎカクテルを置いた。

  なお栗栖の方には、
  貝沢に見えないようウインクして微笑んでおこう。
  伝われ! と念じながら。
  あの空気感の正体を真の意味で察したのは、
  会話しながら出勤した
  大咲だけだったかもしれないし。 ]

 
(232) 2023/03/03(Fri) 20:18:09

【人】 厨房担当 マシロ

 

  お食事の方は……まだ未定かなって思うので
  また決まったら呼んでください!


[ 栗栖はいつも通りなら飲み物は頼まないはず。
  二人から注文の引き留めがないのなら
  いつも通り、至って自然にその場を去ろう。* ]

 
(233) 2023/03/03(Fri) 20:18:16

【人】 厨房担当 マシロ

 ― 再びオープンキッチンへ ―



[ 注文があったにせよ後程になるにせよ
  大咲は至って普通の顔をして、ごく普通の足取りで
  オープンキッチンに帰って来た。
  チエに無言で拳を差し出すのも忘れない。
  ロボットが如く突然喋り出す神田という
  貴重なシーンは、残念ながら見れず仕舞いである>>228 ]


  ……春だなぁ。いや、外がね。気温的にね。
  春……卒業シーズン……恋。恋かぁ。

  ……恋といえば……


[ 恋といえば甘い。甘いといえば── ]

 
(237) 2023/03/03(Fri) 20:36:30

【人】 厨房担当 マシロ

 

[ 
「もう二度と離さない」>>16


  思い出してしまった友人から送られてきたMV。
  セリフやシチュエーション云々とかではなく
  見知りすぎた常連様の演技で、その人は今ここにいて、
  でも今目の前にいるのは確かに"常連客の高野さん"。
  その差異と間近で触れた男女のシーンのダブルパンチ。

  ああ〜〜と頬を赤くしてオーダーリストで顔を隠した。
  そして一息つき、来るであろう肉料理の注文に備え
  仕込みや下拵え、使えそうな材料のチェックを。
  今日は比較的穏やかな夜の流れだった。* ]

 
(238) 2023/03/03(Fri) 20:36:38

【人】 厨房担当 マシロ

 ― うさぎだけが知っている ―



[ どこかの落ち着いたタイミングだっただろうか。>>236
  少なくとも遠藤が冷蔵庫のシュークリームを確認しに
  バックへ下がれる程度には、注文が減ってきたころ。
  厨房の冷蔵庫で在庫の確認をしていた大咲の服を
  遠藤がちょん、と引いた。

 
あの! 先輩、かわいい仕草天才ですか?

  普段の性別を曖昧にさせる服装や口調、
  穏やかな物腰などから生じるギャップに
  大咲はそんな悶えを押し殺して、それから。 ]


  あ、 そうですよね
  先輩の胃の小ささ、もうちょっと考えたら良かった…
  ごめんなさい、先輩


[ シュークリームともなればピザのように切れもしない。
  しゅん と眉を下げ、次から気を付けようと。 ]
 
(241) 2023/03/03(Fri) 20:57:20

【人】 厨房担当 マシロ

 

  はい!
  後で私と半分こしましょう、先輩。

  休憩被ったらその時でも、勤務終わりでも。
  先輩と一緒に食べれるし、嬉しいです。
  シュークリームが嫌いとかじゃなくてよかったぁ。


[ ほっと安堵したように微笑みながら
  ふにゃんと頬を緩めたまま、約束の糸を結びましょう。* ]

 
(242) 2023/03/03(Fri) 20:57:24

【人】 厨房担当 マシロ

 

[ 三年前の、冬。
  大咲がこの店の門を叩いた時、既に彼はそこにいた。>>262
  デザートを作らないことを同僚たちは誰も責めないし
  理由を問うことも、変に気遣うこともしてこない。
  それは大咲にとって何よりも助かることだった。

  別に、大咲は母親を恨んだりしていない。
  育てるために働いて、お金もくれて、高校も出られた。
  母の日のケーキを捨てるくらい関心は無かっただろうが。

  高校の進路希望調査で大咲は、
  「大事な人とご飯やケーキが食べたい」と書きたくて
  書けない儘、料理人、と書いた記憶がある。
  だからあの冬の日の大咲は、懇願めいたものが
  隠せていなかったのかもしれない。 ]

 
(279) 2023/03/03(Fri) 22:07:21

【人】 厨房担当 マシロ

 

[ 大咲真白はデザートを"作れない"。
  けれど三年経って、ここで働いて人と触れ合ううちに
  一度だけクッキーを作れるようになった。
  ソースアートにも、興味を持てた。

  三年。三年経ったのに。
  喜んでくれるお客様たちの笑顔も嘘なんかじゃなくて
  あの日みたいに捨てられることはないと分かっている。


      "もう二度と作りたくない"存在から
      いつか作れたら、と思えるくらいには
      うさぎの穴で大咲は心を癒してきた。 ]

 
(280) 2023/03/03(Fri) 22:07:30

【人】 厨房担当 マシロ

 



      (  いつか作れたら。
           ──……誰に?  )


 
(282) 2023/03/03(Fri) 22:07:57

【人】 厨房担当 マシロ

 

[ 春は良い。暖かいし、花は咲くし。
  花粉症ではない大咲には花粉症の辛さは分からないが
  それはそうとして眼鏡を付けるギャップの良さには
  一定の理解がある。 ]


  えっ、瑞野さん今日眼鏡なんですか〜?
  新鮮だ。良いですね!
  差し入れのお礼は眼鏡姿でお釣り来ちゃいます!


[ 律儀な礼は、けらけら笑って受け取ろう。>>264* ]

 
(283) 2023/03/03(Fri) 22:08:06

【人】 厨房担当 マシロ

 

  ……みすみ、


[ ぴた。
  オープンキッチンで作業を進めていた大咲の耳に届いた、
  聞き覚えのある三音に思わず顔を上げる。>>246
  アレルギーやら宗教やらはどうするのかを問う声より
  頭に残ったのは、非凡ではない、その三文字だった。

  小学校高学年で自炊を覚えるまでの間
  大咲が机の上のお金で食べていたのは大体コンビニご飯。
  けれど時々、小学校が早く終わるような日に
  紺色暖簾の定食屋へひとりで行っていたことがある。
  小さな子どもひとりにも優しい店主だった。

  大人になるにつれ、自然と足が遠のいたあの場所。
  まさかね、と思いながらも
  大咲はカウンターの方へ視線を向け、逡巡し ]

 
(285) 2023/03/03(Fri) 22:08:52

【人】 厨房担当 マシロ

 

[ じ、と思わずお客様である彼を見つめてしまった。
  一定のリズムで芽キャベツを切っていた包丁の音も
  いつの間にか止んでいる。

  定食屋、やってました? …なんて
  店員の立場から突然聞いていいものか。
  店主の顔も声もぼんやりとさえ覚えていないのに。
  口を開きかけ、閉じ、また開きかけて
  もし彼に気付かれたら「すみません」と謝って ]


  ……あ。いらっしゃいませ、こんばんは!
  栗花落さん。


[ その流れで来店した常連客に意識は移る。>>272
  ゲイザーの呼び名を聞いていたから呼んでみたけれど
  実は苗字をいじったあだ名だったらどうしよう。 ]

 
(286) 2023/03/03(Fri) 22:11:44

【人】 厨房担当 マシロ

 

  今日はオレンジを使ったカクテルとか、
  店長が仕入れた活きの良い真鯛なんかもオススメですよ。
  なにかご希望はあります?

  カウンターに座られるの、珍しいですね。


[ 悩む様子には、補助代わりに具体的な具材をオススメし
  それからいつもテーブル席が多いイメージのお客様が
  今日はすっとカウンターへ座ったな、と思って
  何となく、尋ねてみる。* ]

 
(287) 2023/03/03(Fri) 22:14:30

【人】 厨房担当 マシロ

 

[ みすみ、と名乗った青年はチエに注文していたが。>>248
  チエが作るだろうか、それとも此方に任せるだろうか?
  様子を伺いながらも神田からのカクテルオーダーに
  「はぁい」と返事をして。>>292 ]


  うさぎカクテル、かわいいでしょ〜!
  大咲の今夜限定かもしれないオリジナルですよ。
  この後も飲んでおつまみ食べるんだったら
  爽やか系が良いかな。希望あります?


[ ざっくばらんな希望でも、完全オススメでも
  大咲は何でもお受けしよう。
  うさぎカクテルを気に入ってくれたのが嬉しいから。 ]

 
(312) 2023/03/03(Fri) 22:46:38

【人】 厨房担当 マシロ

 

[ それから栗花落のオーダーにも耳を傾ける。>>295
  特別という言葉には、きょと、と目を瞬かせて
  やや前のめりに重ねて尋ねようとした。 ]


  特別?
  記念日とか、お誕生日とかですか?

  もしそうならケーキとか、……ぁ、ぇと、
  ……今日のケーキ誰が何作ってたかな。確認しますね。
  良かったら、食後にサービスです。


[ それは絶対お祝いしましょうよ、と大咲が熱弁するのを
  栗花落はどう受け取っているだろう。
  楽し気な空気の正体を問われるなら、言い淀んで ]

 
(313) 2023/03/03(Fri) 22:47:08

【人】 厨房担当 マシロ

 

  そうですねぇ……
  ……なんでもない日おめでとう、というか
  誰かにとってはなにかがあった日、というか。
  皆なんだか、そんな気分なんじゃないかなぁ。

  真鯛、おまかせで、スパークリングワインですね。
  お魚なら白ワインの方がオススメですけど
  そっちもおまかせでいいですか?


[ 首を傾げ。
  栗花落ににっこり笑って、一気に入ったオーダーへ
  順番に取り掛かる用意をしよう。* ]

 
(314) 2023/03/03(Fri) 22:47:22
厨房担当 マシロは、メモを貼った。
(a36) 2023/03/03(Fri) 22:48:09

【人】 厨房担当 マシロ

 

[ あちゃ、と思ったのは、自分の呟きが青年の耳に届き
  声の主を探すように顔を見回したのを見たからだ。>>306
  既に下拵えで用意されている材料を取り出しながら
  調理器具をそっと移動させ、美澄の方へ距離を寄せる。 ]


  あの、すみません
  呼んだの私です……。

  みすみ、って名前の、定食屋さんに
  小さい頃……行ってた時期があって。
  懐かしい響きだなって思ったら、つい……


[ 後、飲み物確かサイダーって言ってましたよね?と
  確認を取って、挨拶代わりにドリンクを提供しよう。
  アルコールではないソフトドリンクは最速で出せる。* ]

 
(317) 2023/03/03(Fri) 22:55:23
厨房担当 マシロは、メモを貼った。
(a39) 2023/03/03(Fri) 23:26:33

【人】 厨房担当 マシロ

 

[ 遠藤からのパスはどうだろう。>>318
  そんなに先輩はカクテル苦手でしたっけ、と首を傾げつつ
  「フルーツをウサギに切るだけですよ」とか。
  神田が遠藤作を望むなら、アクセントのアドバイス。

  その顛末がどうあれ。
  大咲は結果的に、美澄の涙腺を破壊した。>>341 ]


  ……目、あんまり擦ると痛んじゃいますよ。
  ティッシュかおしぼり、いりますか?

 
[ 初めて来店したあの日もそういえば泣いていたなと>>140
  ぎょっとした店員そのいちは不意に思い出した。
  迷子のアリスよろしく泣きじゃくる青年男性と、
  それを見守る店員の構図の再来である。 ]

 
(368) 2023/03/04(Sat) 0:10:20

【人】 厨房担当 マシロ

 

  あ、シードル……そっか、英語喋ってましたもんね。
  うん、了解です!


[ 良かった。うっかりソフドリを出すところだった。
  要望通りにシードルをグラスへ注ぎ、
  カットして残ったままの三日月オレンジの皮を切り
  ウサギのように縁へ差し込んで飲み物をお出ししよう。
  最終的なオーダーはチエ越しに通ってきている。
  順番的にはここからか、とリストを眺めて ]


  ……いつお店が無くなったかも分からないくらい、
  本当に小さい頃ですよ。
  確か低学年の頃……15年は前になるのかな……?


[ おぼえててくれてありがとう、ということは
  この人は多分、もう見えないものの思い出が欲しいんだ。
  振り返って、整理して、自分なりに泣いて泣いて。
  それで前に進みたいんじゃないかな、って、私は思った ]
 
(369) 2023/03/04(Sat) 0:10:37

【人】 厨房担当 マシロ

 

  お金も持ってるか分かんないような……
  いや実際はちゃんと、親からの食費持ってましたけどね?
  そんな小さい子どもにも、料理、提供してくれて。

  だから、覚えてます。今でも。


[ いちょう切りにした蕪をボウルに入れ、塩を多めに。
  ボウルを混ぜながら少しの塩を入れたお湯を沸かして
  菜っ葉を茹で。終えれば水気を絞って小口に切る。
  解したツナと細かく切った生ハムを混ぜて和えれば
  まずは塩気強めのツナと生ハムの蕪サラダの完成。

  前菜としてどうぞ、とお出しして。 ]
 
(370) 2023/03/04(Sat) 0:11:10

【人】 厨房担当 マシロ

 

[ 続けてイベリコ豚を薄く切り、調味料で味を調えて
  茄子とズッキーニ、トマト、芽キャベツを
  厚くならないように切っていく。
  耐熱皿の中に、それぞれを順番に──ミルフィーユ状に
  並べた後、上からチーズをたっぷり被せたら
  余熱をしっかりかけたオーブンで焼き上げよう。

  サラダから十分後、熱々のイベリコ豚のミルフィーユ焼き
  メインディッシュをお届けして。
  その頃には少しは美澄も泣き止むだろうか。 ]


  おばあさんの思い出の味とは、きっとまた違いますけど。
  イベリコ豚のミルフィーユ焼きと、
  ツナと生ハムの蕪サラダ、塩気強めです。

  泣いた後は美味しいご飯が一番ですよ。


[ ね? 多分、あの店主さんもそう言うんじゃないかな* ]

 
(371) 2023/03/04(Sat) 0:11:38