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人狼物語 三日月国


188 【身内P村】箱庭世界とリバースデイ【R18RP村】

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視点:人

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【人】 ]『運命の輪』 クロ

……僕はね、今が幸せだよ。
ここでの生活が、今が、一番。
優しくて温かくて……

[そこでいったん言葉を切って。>>106

皆がいるなら箱庭でも、どちらでもいい。
だから、どちらか、じゃなくて、皆が幸せになれそうな方がいいかな。

[シトラとは優先順位が違って。]

でも、そうだなあ……
どちらの選択が幸せになれるかなんて、わからないけど……でも。

[そう言いかけた所で、アリアがやってきて。>>52
一度、話を中断したのだった。*]
(146) 2022/12/18(Sun) 20:41:32
]『運命の輪』 クロは、メモを貼った。
(a36) 2022/12/18(Sun) 20:44:28

【人】 ][『月』 エーリク

―― 回想・玄関ホールにて ――

[ 言葉はないまま、僕が頷き、
 彼女もまた二度頷いた。

 察しの良い方で、たすかる
 ――思った矢先、ヒナギクが彼女の視界を
 横切り、僕とヒナギクを交互に見て、

 あとでいく>>2:398、とチェレスタは言った。
 ついてこられても多少緊張しただろうが
 行くと宣言されるのもまた、緊張するものだ。
 
 すっぽかされたらそちらのほうが
 自分的にはホッとするような気がしたが
 おそらく、そんな事は起きやしないだろうな。
 
 わかった、と頷いて、先に自室へ向かうとする。* ]
(147) 2022/12/18(Sun) 20:46:32

【人】 IX『隠者』 アリア


 
―― カミサマが現れた日、訪問者


[ それはいつのことだったか。
 
他にはいないだろうという思いはありながらも、

 シトラときちんと話をした後でも、なんだかんだ
 その日の私は薬草園にいるようにしていたけれど。
 すれ違いといくらかの回り道を経て辿り着いたユグに>>119
 迎えた薬師もどきは、少し驚いた顔をしたと思う。 ]


  何かご用ですか?

  … タナトスが?


[ そう、自分があの場を去ってしまったせいで
 日頃なら放っておかないだろうあれもこれも>>1:412>>43
 私は見ていないものだから……
 今は眠っていると言われれば、微か安堵の色を見せ ]
 
(148) 2022/12/18(Sun) 21:37:09

【人】 IX『隠者』 アリア



  わかりました。

  特に彼の場合は、身体は無事でも…と
  注意しておくにこしたこともありませんしね。

  念のため、というのは大切です。
  目を覚ました頃にまた呼んでいただけますか。


[ そう口約束をしようとした。けれど一夜明ければ
 もしかしたら実際はそうはならなかったかもしれない。
 連絡がなければ大丈夫なのだと判断するだろう ]
 
(149) 2022/12/18(Sun) 21:37:23

【人】 IX『隠者』 アリア



  … 私の考え、ですか?

  私自身に強い希望はありません。
  ですが、私達の中にそれを尊重するものがある限り、
  身勝手にそれを叩き壊すべきではないとは思います。

  ですから、どちらか選べというのなら――


  世界は滅びずこのまま在る方が良い。

  そういうことに、なりますね。


[ 考えを問われるなら、そう答えた。>>117 *]
 
(150) 2022/12/18(Sun) 21:37:50
IX『隠者』 アリアは、メモを貼った。
(a37) 2022/12/18(Sun) 21:39:29

【人】 ]]『審判』 チェレスタ

―― 『月』の自室にて ――


[扉を2回ノックして、相手の応対を待つ。
案外ためらいなくそれをできた]

  ……来たよ。
  あー、なんかごめんなさいね? はっきり言っちゃって。
  あの状況でジェスチャーを続けられそうになくって。

[よく考えたら自分が彼の立場でも、>>147
ああして「後で行く」と言われたら流石に緊張する。反省]
 
(151) 2022/12/18(Sun) 21:47:13

【人】 ]]『審判』 チェレスタ


  椅子とかそういうのはお構いなく。

[実際チェレスタは立ちっぱなしで相対しても構わないというつもりであった。
お茶会のごとく飲み物やお菓子が供されるのも想定していなかった。
彼が室内のコーヒーマシンに手を伸ばしたのだって自分用を淹れるつもりだろう、きっとそうだ。

  とりあえずマシン稼働中の香りだけは、
  否が応にも味わった。

そういえばこの部屋、チェレスタの部屋と比べればずいぶんと物が少ない。>>2:349
チェレスタの自室が楽器だらけとも言う。

羊のぬいぐるみが視界に入れば、数少ない共通点を見つけたような気分になる。>>0:529>>0:530
チェレスタの部屋のそれより数がひとつ多い。
別に何かに負けたわけではなく、洋館に住み始めた時期の問題だろう]
 
(152) 2022/12/18(Sun) 21:48:48

【人】 ]]『審判』 チェレスタ


[ちなみに。
毎年同じものプレゼントされることについては肯定的だし、
「ゆくゆくは羊の合唱団を作りたいな」
と言って、羊の作り手ことクロには来年も同じものを――とねだりもした。

独唱が二重唱になる時。
それがいずれ来ると、当たり前のように思っていた]
 
(153) 2022/12/18(Sun) 21:49:40

【人】 ]]『審判』 チェレスタ



  ……どうでもいい。
  ふうん。


[どうして「どうでもいい」>>2:350のか、理由は訊かない。
時間がないのは分かってるし、チェレスタが知りたいのは、
あくまで、彼がどうするつもりなのか。……未来の話だ。

「悲しみの少ない方に」。>>2:352
シトラが言っていた言葉を心の中で繰り返す。
「わたしたち」なのか「世界全体」なのか、チェレスタには確証が持てないが、
いずれにせよシトラが決めたことだ。
「わたしも歌いたい」といったあの時のように、
それは勇気を振り絞った末の言葉だったんじゃないだろうか。

  今、どちらの方がいいのか決めあぐねているのは、
  どうしてだろう。
  勇気が足りないのか、それとも他の事柄が妨げているのか]
 
(154) 2022/12/18(Sun) 21:50:58

【人】 ]]『審判』 チェレスタ



  その言葉、とてもいいね。


[ぽん、と呟く。
その頃にはもうコーヒーマシンは動きを止めていて。
やがて二人分のカップが順に黒い液体を受け止め始めると静かに目を丸くした。
ちゃんとこちらの分も用意してくれてるってことと、
どうやら彼はこの機械の扱いに慣れている、そんな手つきをしていることの両方に。
まるでカフェの店員さんみたい。
どことなく既視感、あるようなないような……? >>2:353

気付けばまじまじと眺めていた。
向こうに気付かれたなら「コーヒーが美味しそうで……」と誤魔化しただろう。
観念したかのような「砂糖はひとつで」というオーダー付きで]
 
(155) 2022/12/18(Sun) 21:52:58

【人】 ]]『審判』 チェレスタ


[やがてカップがチェレスタの手に渡ったなら、
コクのある香りを楽しむだけにして、口を開く]

  ……それで? どちらの方が悲しみが少ないか?
  わかるわけないでしょう。
  私たちの悲しみは人それぞれだし大きさは測れない。
  どっちの方が多いかっていう、そういう問題じゃなくてね。

  ……でも、自分の中の悲しみを無にする方法ならあるよ。
  それも簡単に。
 
(156) 2022/12/18(Sun) 21:53:45

【人】 ]]『審判』 チェレスタ


  ……死ぬことだよ。
  そうして今は世界と一緒に死ぬことも、
  貴方だけの答えとして選べる。

[「ね、簡単でしょう?」と言いたげな口ぶりだが、
目はあんまり笑っていない]

  まあ、私は反対するけどね。
  世界がどうのこうのじゃなくて、
  貴方がいなくなれば悲しむ人は“ここにいる”から。

  ……それに、もう、死ぬだの殺すだの、
  そんなのはまっぴらごめんだよ。
 
(157) 2022/12/18(Sun) 21:54:09

【人】 ]]『審判』 チェレスタ

[しばしの沈黙を挟み、]

  ちなみにね。
  私にとっての悲しみは、歌が歌えないことだから。
  世界がどうなろうと歌が取り上げられなければ、
  ……大丈夫かな。

  お世話になった人たちが大丈夫なら……もっといいけど。
  ……世界、もう壊れ始めちゃってるって。
  中継機に映ってたのをヒナギクが見たって。

[それを伝えるよう頼まれてたことも勿論忘れてはいない]

  その人たちが世界と一緒に死ぬ前に、
  新しい世界に連れていけるか、
  カミサマってやつに訊いてみるけど。
  断られたり、あと、証持ちの誰かに反対されたりしたら、

  ……その時はあの人たちの傍にいるよ、最期まで。
 
(158) 2022/12/18(Sun) 22:00:20

【人】 ]]『審判』 チェレスタ



  つまり、………ええと。


[ここでついに言葉が喉に引っかかるような感覚を得た。
一気にカップを傾ける。喉を通ってしまえば甘いも苦いもあんまり変わらない。
そのうえで苦いと分かっている言葉を口にする]


  貴方……ああ、いや、君が。
  世界を滅ぼすことを望めば、
  私を消すことができるようになるかもしれないよ。
  自分の手を汚さずに。

  滅ばなければ現状維持なんだから、
  きっとそっちの方がいいでしょ?
 
(159) 2022/12/18(Sun) 22:01:14

【人】 ]]『審判』 チェレスタ



  私がいなくなれば君はもう悲しまない。
  そうでしょ?

  だから……考える価値だけはあると思うよ。

 
(160) 2022/12/18(Sun) 22:03:45

【人】 ]]『審判』 チェレスタ


[チェレスタは『審判』ではない。
だけれども、ただ在るだけというのをどこか気に食わなく思う感情は、
もはやどろどろのぐちゃぐちゃで境目が分からない。
だから、だろうか。こんな無茶苦茶なことを言って、
彼に何かを選ばせようと目論んでしまったのは。


……手の中で飲まれなかったコーヒーが冷めていく。
彼の気づかいを無碍にするようなことを言ってしまって申し訳ない感じ、とともに、
さっきまで浮かべていた、
心の底から浮かんでいるかのような晴れやかな笑み
>>160が、
急速に消え去っていく。
だってこんな無茶苦茶なことは最善ではない。
チェレスタの中には諦めが根を張っているから、こんなことも言えてしまったけれど]
 
(161) 2022/12/18(Sun) 22:08:23

【人】 XIX『太陽』 ヒナギク

―― 回想/せんせい ――

[せんせいは優しい人だった。
 隣り合わせて本を読んでくれて、
 私の読みにくい字を上手だと褒めてくれた。>>2:300

 文字を書くにあたって、
 最初に教わったのは『箱庭』の人たちの古き『役目』と、
 それから、今の洋館に住む仲間たちの名前。

 世界にずっと受け継がれている物語は、
 小さな私ですら聞いたことがある童謡にもなっている。
 
 せんせいは『正義』らしい。

 どんな意味?とか、どんな人?とか、
 せんせいを困らせる質問もしたかもしれない。

 でも、最終的には。
 『なんだかかっこいい!』と解らないながらも、
 説明を聞いて満足気にしたかもしれない。]
 
(162) 2022/12/18(Sun) 22:15:55

【人】 XIX『太陽』 ヒナギク

 
[せんせいの生まれた場所を聞いて。
 人には『ふるさと』があることを知った。

 ならば、私のふるさとは南東の街になるのだろう。

 せんせいが話す場所は、
 チェレスタからも聞いたことがない海の上の街。
 私の生まれた場所とは、何もかもが違って、
 どれもこれも未知のもののように思えた。

 教わった文字すら違う形をしていて、
 文字にも言語があるのだと、その時に覚えた。

 せんせいが見せてくれる挿絵と照らし合わせて、
 一つ一つを吸収していく。

 教わったばかりの文字を、先生がくれたノートに
 書き出しながら、先生に尋ねる。]


  
『せんせいは、ふるさとが好き?』



[聞いてみたのは、いつか私も。
 せんせいから教わった場所を
 この目で見てみたくなったから。]

 
(163) 2022/12/18(Sun) 22:16:49

【人】 ]]『審判』 チェレスタ


[ぬくもりを想起する。
それはヒナギクがくれたものだ。>>82

このままどうにかある種の欺瞞を果たそうという思いが、
ぬくもりに溶かされそうになっていく。
さっき言ってたじゃないか。「あなたから湧き出たものを、信じて」って。

ならば、そうしよう。そうしてみたい。
だからどうか見守っていてほしい]


  ………… 嫌だよ、ホントは。
  こんな風にいなくなるのは。
  でも、……いいよ、君が望むなら。



[言ってから、顔を隠すように俯いてしまう。
これがこの時点での精一杯だった*]
  
(164) 2022/12/18(Sun) 22:17:48

【人】 XIX『太陽』 ヒナギク

 
[枕に残った赤い染みの話は、
 せんせい本人には出来なかった。>>2:305

 朝一番にノートと筆記具を抱えて、
 眠った先生のベッドに飛び込んだ時に見えた赤。
 
 見ちゃいけないものを見てしまった気がして。
 その場では、気づいていないふりをした。]
 
(165) 2022/12/18(Sun) 22:18:36

【人】 XIX『太陽』 ヒナギク

 
[その代わりに。

 勉強会の後にこっそりと。
 いつも証持ちで賑わうお店に立ち寄って。

 その時、既に成人を迎えていたフォルスの、
 袖を引っ張る少女の姿があったかもしれない。]



  
せんせい正義は、いたいのがまんしてる』




[どこの怪我とも知れない。
 見間違いかもしれない、小さな子供の言葉を。

 『力』はどう受け取っただろうか。*]

 
(166) 2022/12/18(Sun) 22:19:59
XIX『太陽』 ヒナギクは、メモを貼った。
(a38) 2022/12/18(Sun) 22:27:14

]]『審判』 チェレスタは、メモを貼った。
(a39) 2022/12/18(Sun) 22:29:07

【人】 XIV『節制』 シトラ


[ いくらかの会話がひと段落した頃
 不意にクロさんが、何か見つけたような声を上げた。>>85

 その視線の先を釣られて追えば、
 探していたひとが、そこに立っていた。>>52]


  アリアちゃん……っ
  おかえり、なさい……!

  うん、わたしも
  お話できた……と、思う

  今、お話できて、……良かった。


[ どこかほっとした様子のクロさんの返事を聴いて、
 一拍遅れてわたしも胸を撫で下ろす。

 元々、アリアちゃんの考えが聴きたくて探していた。
 クロさんのリクエストにこくこくと頷き
 その回答に、固唾を飲んで耳を傾けた。 ]
 
(167) 2022/12/18(Sun) 22:29:19

【人】 XIV『節制』 シトラ



  わたしと、同じ……


[ わたしが何を選ぼうとしたか、
 わたしはまだ、
 明確には彼女に伝えていないはずだ。

 伝える前から答えの予想がある程度ついているのか、
 どんな答えでも、合わせようとしてくれているのか ]


  …………、


[ 凛と涼やかな声で紡がれるアリアちゃんの意見は>>53
 意志を固めようとしてなお、覚束ない
 わたしの心を支えてくれる。

 二人の会話を時折頷きつつ脇で聴きながら、
 ひとつ、ふと思うことがあった。]
 
(168) 2022/12/18(Sun) 22:29:32

【人】 XIV『節制』 シトラ


[ わたしがクロさんを避けてしまっていたのも
 後ろめたさに打ちひしがれそうになっていたのも
 この魂に刻み込まれた誰かの心が引き起こしていたのなら、

  アリアちゃんは?


    アリアちゃんがわたしの傍に
    いつも居ようとしてくれるのは、
    いつも居ようとしてくれたのも、

     『隠者』の心が引き起こしているのだとしたら?

  
  その声が自分のものじゃないって気付いたとき
  それでも、わたしの傍に居てくれる──? ]

 
(169) 2022/12/18(Sun) 22:29:53

【人】 XIV『節制』 シトラ



  ……わたしも、
  そういうものだと……、思う
  世界が滅んでも、滅ばなくても
  誰かは、ぜったいに、悲しむことになる。


[ 聡明な彼女の言葉には一言一句過不足がない。
 須らく追従になってしまう意見を口にして ]

  
  だから、
  少しでも悲しむひとの少ない方を、選びたいの。

  ……そう、思ったんだけれど


  世界は滅ぶ方が望ましい、って
  思ってるひとも、きっと、少なからず居て……

  ……わたしが、
  世界は……滅んでほしくない、って 思うから
  そちらの方が、悲しむひとは
  少ないように思える、だけ……かも、しれなくて……


[ 出来得る限り中立な立場で在りたいと
 そう願う心がわたしの中の天秤を惑わせる。]
 
(170) 2022/12/18(Sun) 22:30:03

【人】 XIV『節制』 シトラ


[ ただ、]


  新しい宗教?
  ──ふふ

  それも……良いかも、しれないね。
  アリアちゃんが教祖様なら
  わたし、喜んで伝道師になるよ。


[ 神様に真っ向から勝負を仕掛けるような
 威勢のいい発言をするアリアちゃんは
 誰に囚われるでもない、彼女本人の声のように思えて

 わたしは少しだけ、安心できたんだ ]*
 
(171) 2022/12/18(Sun) 22:30:43

【人】 ]『運命の輪』 クロ

―薬草園―

[アリアの話は、簡潔で、例えも混じって分かりやすい。確かに、自分たちでさえ自分のものではない感情に振り回されている。>>107

全員が納得できる結論はないというのも、一部の人とはいえ色んな話を聞いてきたからわかる。>>108

気に入らない、と淡々と神に対して文句を言っている様子は、何だか可笑しくて少しだけ笑った。]

……うん、おかげで、結論出たと思う。
(172) 2022/12/18(Sun) 22:39:34
2022/12/18(Sun) 22:41:59

【人】 ]『運命の輪』 クロ

どちらの選択がより皆の幸せになるかはわからない、けど。

でも、世界が崩壊すると確実に不幸になる、なりそうって人は話した感じ、何人かいたよ。それは、僕としては、見過ごせないのさー。

それなら、今のままの方がいいかな。今が苦しい人もいるかもだけど……それが、箱庭で解消されるかもわかんないしさ。

[それは、シトラに先程言いかけたことの続きでもあった。>>146*]

他にも色々あるけど、決めた!
お話ありがとう、シトラさん、アリアさん。
(173) 2022/12/18(Sun) 22:44:13

【人】 XIV『節制』 シトラ

── 少し前・クロさんと


[ 質問に対する彼の答えを聴いて
 心の底から安堵するのは、確かにわたしシトラの心。
 わたしたちの心は、もしかして
 『節制』と『運命の輪』ほどは
 離れてはいないんじゃないだろうか。
 そう思ったのは、束の間のことだった。

 皆がいるならどちらでもいい、と彼は言う。>>146
 願う幸せは同じはずなのに、違う。

 もっと、根本的な部分が。]
 

  ……わたしも、今が、幸せです
  この洋館でのあたたかい暮らしは
  それまでのわたしには……なかったもの、だから

  お話しあったこと、教わったこと、学んだこと
  囲んだ食卓、お祝い、お茶会、合唱団……
  一緒に過ごさせてもらった時間、すべてが
  かけがえのない、大切な……想い出です

  できるならわたしも、
  みんなと……これからも、みんなと、一緒にいたい

  その気持ちは、きっと同じ……です、よね。

 
(174) 2022/12/18(Sun) 23:06:14

【人】 XIV『節制』 シトラ



  ……でも、

  みんなそれぞれにきっと 譲れないものが、あって
  みんなそれぞれにきっと 大切なものも、ある

  崩壊を悲しむひとも、面白がるひとも
  望むひとも、諦めてしまうひとも、きっといて

  もし、世界が滅ぼされず済んだとして
  神様の希望に背いたひとが
  箱庭に歓迎されるとは……わたしは、思えなくて
  
  もし、世界が滅ぶと、すれば
  ……この世界に大切なもののある、ひとたちは
  箱庭で幸せには、なれない……そう、思います。


[ どちらを選ぼうと、『みんなで』は難しい。
 歩み寄って譲歩し合わない限りは。
 わたしの思考はどうしてもそこに行きついてしまう。]


  じゃあ……クロさんは、


[ そのお話は、探し人が戻ってきたことで一時中断になった。]
 
(175) 2022/12/18(Sun) 23:06:32