人狼物語 三日月国


202 【ペアRP】踊る星影、夢現【R18/R18G】

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視点:人


【人】 天原 珠月

[目覚めたとき、つかの間、思い違いをした。
まるで誰かを探すように辺りを見回してから目を閉じる。
ゆっくり吸って吐いて、もう大丈夫。

ベッドを降りると簡単に髪の毛や衣服を整え、顔を洗うための水場は下だろうと階段を降りる。
1階にはなんだか嗅ぎ慣れない良い匂いがしていた。
ガクが料理を作ると言っていたが、それと関係あるのだろうかと首を傾げていれば、昨日コタツというと教えて貰った、布のくっついたテーブルに後ろ姿>>3があった。

なんだかほっとする。
自分にとっても不思議なことがあった直後だ、ガクのほうにまで何かあっては自分ではどうにもならない気がする。]

 おはよう、ガク。

[ああ、そうだ。彼が振り返る前に心の準備。
だってガクはあの『彼』にとてもよく似ていて心臓に――。]
(10) 2023/03/07(Tue) 0:43:28

【人】 天原 珠月


 な、……な、ななな、……大丈夫!?
 何かに取り憑かれたの? どうしたの?

[こういう意味で心臓に悪いなんて聞いてない!!!]

 え? すきん、けあ?
 洗う、潤す? その白いので守ってるの?

 な、なるほど……この世界の人々は凝り性なのね?
 清潔と睡眠と、肌への気遣いと……。

[最初は心配、次には興味で、コタツに座るガクの隣に膝をつき、自らも意識しないぐらい近づいて覗き込む。
よかった、本当に肌に何かくっつけているだけらしい。
元の世界にも化粧の文化はあるにはあったが、こういう仮面のようなものでの肌の気遣い方法は初めて見た。]

 ガクもお肌には気を遣っているのね。
 
[元々ガクを知っているわけではないし、この世界の男性の普通を知るわけでもないので、意外そうではない。
ただ『彼』とは全く違うなぁ、とくすぐったいだけ。]
(11) 2023/03/07(Tue) 0:44:04

【人】 天原 珠月


 え? 私もやってみていいの?

[興味半分、恐れ半分。後は。]

 それをしたら、肌がきれいになる……若返る?

[そういうところはほんのり気になるお年頃かもしれない。
もしガクが気にする素振りを見せるなら、特に気にせず、年齢は25であると教えることだろう。]

 まぁ、私の見た目を気にして褒めてくれるような……そういう人は、もうそばにはいないのだけれど。

[柔らかに目を細める笑みに、切なさが一滴。]

 あ、ご飯。……。

[今何も聞いてない、聞いてないわ、ね?
お腹を押さえて後ずさると、顔を洗ってくるからと洗面所までどうにか駆けるのを抑えて歩いて行くのだった。]
(12) 2023/03/07(Tue) 0:53:35

【人】 天原 珠月

[顔を洗い、櫛を借りて髪を梳かす。
洋服はガクが用意してくれたらしく、申し訳なさそうに、でも感謝の言葉とともに受け取ったことだろう。
脱衣所で着替えさせてもらい居間に戻ってくる。

シフォン素材の小花柄のワンピースは足首までの丈があり、軽くふわふわと室内でも風を纏っているかのよう。
セットで作られたように色のピッタリな若草色のカーディガンは大きめのサイズで、手の甲までが隠れていた。

丈としてもふんわりした具合もこれまでの装束に似通うものがあり、特に違和感もなく着こなすことが出来ている、はず。
おかしくない? これで大丈夫?
と尋ねるように、ガクの前で控えめに回ってみせた。*]
(13) 2023/03/07(Tue) 1:23:07

【人】 天原 珠月

[カレーという食べ物は初めてだった。
ご飯すらも初めてだと明かし、水気を飛ばした野菜たっぷりスープのようなルーとの組み合わせに瞳を大きくする。

ぬくぬくコタツに自然と大きく息をついてしまう。
なんて身体の力が抜けるあたたかさなのか。
ガク>>18の真似をして手を合わせ、いただきます、と言って。
食べ始める様子をそうっと窺って、自分も一口。]

 ……!

[野菜のうまみ、トマトの酸味、タマネギの甘み。
柔らかなお肉は力を入れなくても口の中で崩れて、キノコの歯ごたえは感じられるのがアクセントになって。
とにかく色んな味がしてちょっと頭が混乱しそう。
自分の世界の料理の味付けは基本的にシンプルなものが多かったし、巫女用と準備されたものは栄養を考えられている点で上等ではあったが、味は薄めのものが多かった。

なにこれ、美味しい!と目が輝いた後に眉が下がった。
柔和な笑みがほんのり崩れている。]
(19) 2023/03/07(Tue) 2:40:26

【人】 天原 珠月

[上品な仕草は崩さずにもりもりと食べている。
そんな中でガクの質問はやってきたのだった。]

 ……、

[スプーン片手に固まる姿は少し幼げだったかもしれない。
でも口の中のものを飲み込み、コップの水を含んだ後は、また穏やかな微笑みを浮かべ――切なさが掠める。]

 ……聞かれちゃった。

[今は眼鏡をかけているガク。
先ほどシートマスクを外したときは遮るものがなく、予想通り、その奥にあった群青色の瞳が見えた。
とても似ていた。肩が震えそうなほどに。
『彼』が若い頃を鮮明に思い出させた。

まったく、このタイミングでなんて、ね。]
(20) 2023/03/07(Tue) 2:45:41

【人】 天原 珠月


 そう。その人は、私の恋人。
 唯一で、大好きで、……素敵でかっこいいの。

[最後は茶目っ気のある笑みを乗せて。]

 空を飛ぶのが得意でね。
 風を操って、風に乗って、鳥のように飛ぶのよ。

[細めた青に近い瞳は、思い出を映すような色をしていた。]

 巫女には、守り人という存在がいて。
 その役目を長い間担っていたのが彼だったの。
 私がまだ巫女見習いになったばかりの小さい頃から、ずっと、ずっと一緒にいてくれた。

[自分が役目を終え、力が尽きたために元の世界から消えてしまったことははっきり言葉にしないけれど。]
(21) 2023/03/07(Tue) 2:54:48

【人】 天原 珠月

[今も自分の中には彼がいる。
いつかまた逢える日を待ち続けているから。]

 ガクとミツキと同じかしら? 
 私たちもとても長い付き合いだったの。

[5歳の年の差があったから、自分はいつも彼ばかり見上げて、隣に立って、見つめ合って、育ってきた。]
 
 だから、信頼できるっていう保証は出来るわ。
 まぁちょっと……大雑把なところはあるって周りに言われていた気はするけど……。

[でもやるときはやるし、と。
余計なことを付け加えながら太鼓判を押すのだった。*]
(22) 2023/03/07(Tue) 3:02:33

【人】 天原 珠月

[ガクの表情をそっと見つめていた。>>31>>32
時に言葉よりも雄弁なのは、こちらもよく分かっている。]

 ガクは、ミツキがとても大事なのね。

[自分と『彼』の話を聞きながらも、きっとミツキを想っている心があったのではないかと感じて。
責める意図は欠片もなく。
首を傾げながらも質問の形はとらなかった。]

 可愛いってちゃんと言っていたし? ふふ。

[自分の顔立ちがそっくりなことは意識になくガク>>14の台詞を思い出しながら、彼もまたミツキを守ってきたのだろう、と。
微笑ましげに、どこか懐かしそうに。]
(33) 2023/03/07(Tue) 21:19:25

【人】 天原 珠月


 ありがとう、ガク。
 美味しいご飯は力の源ね。

[大変なときにと思われがちなところだが、重要なこと。
体力も精神力も不思議な力も同じなのである。]

 アスルは私の力が伝わりやすいところにミツキを連れていこうとしてくれているだろうから……。

[特に伝言は頼んでいないくせに、断言して。]

 うーん、あと大事なのは、ミツキに焦点をあてることかしら。
 私の力をそこだけに集中させないといけないわけね……。

[他の人と間違えたり、他の人も一緒ではいけない。
ガクと助け合ってミツキを連れ戻すのだ、なにも隠すつもりもなく、浮かぶ思考を口に出して。]
(34) 2023/03/07(Tue) 21:22:07

【人】 天原 珠月

[ただ自分が帰るために、とは言葉にしなかった。
元の世界からは一度消えた存在なのだから、自分までもこの機会にどうにかなろうとは――願うことができない。

大丈夫、大丈夫。いつまでだって待てる。]

 お肌のお手入れもついてくるの?

[至れり尽くせりね、と笑う。
狭間の世界でもパックって出来るかなぁ、なんて。]

 確かにガクの肌は綺麗ね。
 水場に色々な瓶が置いてあったけれど、あれもそういう美容のためのもの? ミツキのもあるのよね。

[美容談義もまた、ゆっくりと。
それとともにガクとミツキの話も聞いていきたかった。

ただし、ここはあったかなコタツの中である。
まだまだ力の足りない身体は、お腹いっぱいになったことにより、今度は素直に睡眠を欲するのだった。*]
(35) 2023/03/07(Tue) 21:33:22

【人】 天原 珠月

[翌朝。
木の家での目覚めは爽やかで、ガラスのはまった窓から差し込む陽の光があたたかくて眩しかった。

この家はなんだか『彼』の実家に似ている。
コタツ、というものはなかったけれど。]

 おはよう、ガク。

[ガク>>39の顔にも心臓は我慢してくれるようになってきた。
『彼』と似ているだけじゃない、年下の優しく真面目そうな青年のガクへ、柔らかく微笑んで朝の挨拶をする。]

 飲み物は……お任せするわ。

[コーヒーメーカーがあれば興味津々で覗き込んで、カフェオレの香りと味わいに浸った。
サンドイッチはしっとり柔らかなローストビーフにシャキッとほのかに辛いタマネギ、新鮮なトマトにレタス、全部を調和させるようにチーズとソースが活躍していて。]

 美味しい……!
 これなら私の世界でも行列が出来てしまうわね。
 
[手放しで褒めると。]
(40) 2023/03/08(Wed) 0:22:03

【人】 天原 珠月


 そうそう、前にパン屋さんで林檎と蜂蜜のパンを――

[ガクは料理が好きらしいから積極的に料理の話はしよう。
別の世界の料理にも興味を示してくれるだろうし、自分の過去の話にはほぼすべて『彼』が関わっているから、自然と『彼』の情報も積み重なっていくことになる。]

 えっ、海? 近くにないのに見られるの?

[きょとんと目を丸くする。
昨夜ここはキャンプ場という名の場所と教えてもらい、回りには森と湖と他の建物があると聞いていたのだが、遠く離れているはずの海をどうやって見るというのだろうか。]

 えっ!? すごい、この板で色んな映像が出てくる……。
 私も水に映して簡単な遠見とかはしたけれど……あ、後でここでもできるか試してみましょうか。

[なんて言いつつ。
視線はどうしても画面に映る海に吸い込まれていく。]
(41) 2023/03/08(Wed) 1:03:59

【人】 天原 珠月


 水の中というのは湖と一緒なのよね? 
 あ、塩水というのは、私も文献で読んだことがあるわ。
 
 わぁ、綺麗な色……空とはまた違う青だ……。

 この大きな魚はなに? イルカ?
 小さな魚がとても鮮やかな色ね。
 サンゴ……あ、本で見たことがあるかも……たしか真珠と同じで宝石にもなるって、どこかの島が保存してるって。
 
 この透明でふわふわしたのは?
 ……あ、これは海の中じゃない……この子は、鳥なの?

[一心に眺め、魅入られたように瞳に映して。
その衝動が落ち着いた後は質問攻めにしてしまった。]
(42) 2023/03/08(Wed) 1:13:16

【人】 天原 珠月

 
 そういえばね、昨日ガクが言っていたでしょう。
 ミツキに関するものがあればって。

[昨日の彼の提案>>37について自分でも考えたのだ。]

 身につけていたもの、というよりは、縁が深いものかな……彼女を呼び寄せられそうなもの、彼女が大切にしていたもの……ミツキを呼んで語りかけられるような、なにか。

[ここまで言ってから。]

 ……心当たりはある?

[一緒に画面を見てすぐのタイミングで。
ほど近くから覗き込むようにして小首を傾げる。]

 私としては、ここにガクがいるなら大丈夫なんじゃないかなって思ったりもするけれど、どうかしら。

[昨日たくさんミツキとの話をしてくれた表情を思い返し。
そうして悪戯っぽく目を細めた。*]
(43) 2023/03/08(Wed) 1:25:55

【人】 天原 珠月

[心当たりがある、というガク。>>52
身体を引く動きと耳飾りを取り出す仕草が重なって不自然には感じなかったものの、自分もハッとしてしまったから。
ガクには分からなかっただろうけれど助かってもいた。]

 あら……綺麗な……これは耳飾り?

[ハンカチの上に大切そうに持たれたピアス。
手を伸ばすことはなくじっと見つめて。]

 これをミツキはよく身につけていたの……。
 そう……そうなんでしょうね。

[銀色に青。彼女もまた、この色たちを――。]

 片方だけのようだけど、もしかしてもう片方はミツキが?
 じゃあ、これは大切にガクが持っていて。
 そして儀式のときは……私のそばにいてほしいの。

[自分が持つよりもガクが持っているべきだわ、と。
特に理由は語らずにふわりと微笑んだ。]
(69) 2023/03/08(Wed) 18:38:29

【人】 天原 珠月


 なるほど、それは良い考えかもしれないわね。
 私はあまり泳いだことはないのだけれど、大丈夫、ガクが先導してくれるなら頑張ってみる。

[湖に潜る提案には前向きに頷いた。>>53
解決策はいくつかあるにこしたことはない。
どんな風に潜るのかは、動画を見ても不思議な服を着ていた気がする程度なので、ガクにお任せなのだが。]

 ……。

[ガクがピアスをしまう前にもう一度見つめて。
先ほどよりは距離を置き、彼の顔をそっと覗き込んだ。]

 ………………銀と、青。

[ぽつりと。]
(70) 2023/03/08(Wed) 18:45:03

【人】 天原 珠月

[なんとなくここまでその事実を口にしなかったのは。
自分の心のざわめきと痛みを抑えるのに必死だったから。

でも、ミツキの耳飾りを見て。
それを大切そうに仕舞うガクを見て。
言おう、と思ったのだ。]

 ガク、実はね。

[今は眼鏡をかけている顔。それでも。]

 私の恋人はあなたにそっくりなの。
 本当に、双子みたい。

 その髪の色も、瞳の色も。
 
 だから最初はとても驚いた……今もまだ、時々、心臓がおかしくなりそうなくらい。

[肩をすくめてみせる。]
(71) 2023/03/08(Wed) 18:57:13

【人】 天原 珠月


 本当に不思議。
 ミツキと私、ガクと……アスル。

[それぞれの名を、恋人の名を大切そうに唇が紡ぐ。]

 入れ替わって、それぞれが一緒にいるのね。

[向こうは今頃どうしているのだろう、と思いを馳せる。

ガクの話を聞いていて、彼にとってミツキはとても大事で、小さい頃から一緒に育ってきた存在と認識している。
自分と『彼』――アスルの関係とも似ていた。
ただあくまでも恋人とも説明されていないし、雰囲気からすると幼馴染、と表現すれば良いのだろうか。
それにしては、とガクを見ていて思わなくはないけれど。

自分が勝手に考え込んでも仕方のないことかと、こちらは湖に潜りましょうか、と穏やかに促した。*]
(72) 2023/03/08(Wed) 19:09:29
 




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